なぜ自分は太るのか? ChatGPTとの壁打ちで見えた本当の原因





自分は2型糖尿病なので、2023年からリベルサスという薬を処方してもらっています。これは今話題になっている「マンジャロ」などと同類の「GLP-1受容体作動薬」です。これは経口摂取する錠剤なのですが、確かに飲み始めには劇的な効果がありました。

この2023年1月の私の体重は110kgありました。上の日記が飲み始めた頃に書いたものなのですが、1ヶ月に3kg減ったと喜んでいますが、記事を見れば分かりますが、あまり食べるものは減らしてなかったんです。

2026年6月現在の私の体重は93kgです。2年半だけでみると17kg減らしているわけですが、徐々に減らしたわけではなく、かならずリバウンドする時期がありました。それを90kgの壁として記事にまとめたことがあります。

90kgぐらいまで頑張って減らすことは出来るのですが、その後に続かずに95~98kgぐらいまでリバウンドしてしまって、また減らすというパターンが続いています。リベルサスの服用により、全体としては減少傾向なのはよいことでしょう。

これは私が肥満だけどロードバイクに乗る習慣があって、食べる量が少し減るだけでもトータルでは体重が減るからです。やっぱり運動はやらないよりはやった方がよいです。

なぜ自分は太るのだろう、と根源的なところをAIに壁打ちする

自分は子供の頃から太っていて、社会人になって更に酷くなりました。身長は178cmで体重は130kgを超えていた時期もあります。たまに90kgぐらいまで痩せたときもありましたが、体重はほぼ100kg以上をキープしていました。

このときの不摂生がたたりまして、2型糖尿病になっています。同じ量の服薬を続けていて、今年の平均ではHbA1cは6.0%、空腹時血糖が100~105ぐらいが維持出来ているので、生活は健常者と変わりません。眼底検査などもしていますが、合併症もなく、血圧も正常範囲に収まっています。

「なんで自分はこんなに太るのか?」という根源的な疑問を抱えて生きてきました。なもんで、それをChatGPTと徹底的に壁打ちしました。1ヶ月以上の壁打ちを経て、自分の考えをAIに整理してもらった結果、現時点では次のような結論になっています。

「太る最大の原因は食欲そのものではなく、認知リソースが枯渇した状態で「何を食べるか」を毎日判断し続けていたこと」

これだけだと何のことか全く分からないですよね。なので、それについては後述します。また、これは現時点での私の途中経過での話ですので、人により個人差はあると思います。

そもそも痩せている人は努力しているから痩せているのではない

太っている人は自己管理が出来てない、だらしない、と言われてます。自分もそうだと思ってました。なんで仕事では管理する側ですし、お金の管理が大好きなのに、体重と食欲だけは管理できないのだろう?と思っていたのです。

AIとの壁打ちの中で「どうも私の行動原理の中に太る要素があるようだ」と気がつきました。そして、痩せている人は努力しているわけではなく、その人の当たり前の生活をしていると太らないだけなのだ、という気づきがありました。

例えば「自分は料理が好きですし、新しいものが試すのが好きです。それが太る原因でしょうか?」などとAIと徹底的に壁打ちしました。また太る理由とは関係ない相談(たとえば親の介護申請など)をAIに持ちかけて、そこから議論が展開し、それが太る原因の一つではないか?みたいな仮説が見つかったりします。

そんな中で頑張らないダイエットを提唱している書籍と出会いました。この「肥満外来」という本はホルモンの働きを改善し、日々の生活の中から太るホルモンが出る行動を抑制していきましょう。という話が書いてあります。

この本がユニークなのは「頑張りましょう」的なダイエットを否定しているところです。AIとの壁打ちをつづけている最中にこの本と出会いまして、より頑張らない方向にダイエットの方針を変えることにしました。

色々と壁打ちして、現状が整理できてました。自分はフル在宅勤務なので、仕事、自分の会社の経営、自分の生活、両親のこと、家の管理など、1つ1つは軽いのですが、カバーしないといけない範囲が広いです。何か突発的な家のトラブル対応、趣味への傾倒などもあって、いつも何か頭の中の認知リソースを使っているんですね。

自分が一番苦手なのは「未完了タスクがあって片付いていないこと」です。これがあると認知リソースを占有してしまいます。その状態で「今日は何を食べようかな?」と考えると、もう面倒くさくなってドカ食いの方に倒してしまっていたのです。

それから自分は「安いから買う」という行為が当たったとき、脳の報酬系の働きが強いようです。このブログを読んでいる人はご存じかと思いますが、とにかくモノをお得に買うことに猛烈に喜びを感じてます。これがディスカウントストア通い、セール品のまとめ買いを誘発していました。

自分はまとめ買いしたものの在庫を「未完了タスク」と見なすようでして、あると片付けたくなります。認知リソースが枯渇した状態でこの状態を目にすると、「早くこの在庫を片付けて認知リソースの空きを作ろう」と脳が命令してくるようです。

なので自分の脳は良かれと思って指令を出していた行動なのですが、これが原因で太り続けているのではないか?という仮説にたどり着いたわけです。実際に在庫があると食べ尽くすまで食べる、という経験は数え切れないぐらいありました。

努力しなくても続けられる環境を作る

AIとの壁打ちや本による情報から、いろいろと仮説は立てたので実証してみます。

認知リソースが最も枯渇するのは仕事が終わった平日の夜でして、ここで食べる夕食が一番の問題です。ここで高頻度で気分転換にディスカウントストアやドラッグストアに行って、スナックやパンなどを買って食べ尽くしていました。これは自分が安い物が好き、探索欲求が強いという性質も影響しています。

朝と昼は計画的なカロリー摂取が出来ているのに、崩れるのは夜が殆どであると観察できていたので、夜はもう考えるのを止めてnosh一択にしました。これに冷凍ご飯150gを食べて夜はおしまいで外出はしません。noshは高いですし、味もすごく美味しいという訳では無いですが、夜はこれ!と決めておけば意外と守れるものです。

夜はリビングでYouTube動画をTVで見ながら過ごしていたのですが、夕食後にダラダラとリビングにいるとキッチンが近いから何か食べたくなってしまうので、さっさと寝室に引っ込むようにしました。この辺もAIと壁打ちして改善することにした行動です。




また食べる予定のものを見える所に置かない、というのを徹底してやってます。棚の見えるところにカップ麺を置いておくと、それを食べたときの喜びを脳が覚えていて、見ただけでドーパーミンが出るそうです。これで脳が「それを食べましょう、幸せになれますよ」と誘惑してくるのです。

体質や脳の動きは個人差があります。自分はそれが積み重なって、自然と太るような状況を作っていたという科学的な裏付けが理解できたので、AIに相談して更にパーソナライズして食生活を組み立ててます。観察結果として一ヶ月2kgのペースで減っていて、リバウンドから立ち直りつつあります。

自炊が正義という価値観は捨てる

物価高な昨今、自炊は正義として語られがちです。自分も自炊で料理が上手いことに価値を置いてました。しかし、それが原因で太っているのでは?というのは薄々と感じていたんですよね。AIとの壁打ちでも、ハッキリと太っている一因では?と指摘されました。

自分は在宅勤務で現在は殆ど外食をしないので、自炊ばっかりしていました。しかし、自炊って在庫の処分に振り回されるんですよね。特に自分の分だけを作って食べる、となると常に「今日はあれを使い切らないといけない」みたいなことになります。

結局、自炊って認知リソースをそれなりに使うんですよ。腕があるだけに余計に悪くて、いろいろとチャレンジしてレパートリーを広げてしまう。作りすぎて食べ過ぎたり、あまり栄養的にはイマイチなものでも食べ尽くしていました。

自炊はお昼だけとして、キャベツの千切りと卵と冷凍ご飯150gは固定にして、それ以外の主菜も定番のローテーションにすることにしました。豚肉を湯通して、野菜やキノコなどとの炒め物、ささみのから揚げなどですです。特にささみのから揚げは、揚げ物の中ではカロリーが低いのにたんぱく質が取れるのでオススメ。

千切りキャベツばかりやっていると、どうしても千切りに不向きな部位のキャベツが残るので、それは回鍋肉にして処分しましょう、というのもAIとの壁打ちで気がつきました。調味料のレシピもAI調べです。湯通しバラ肉を少量使って、キャベツ多めで仕上げます。

そして後は少しお腹が減ったら、バナナ、オイコス、カニカマ、ゆで卵などを取ってます。特に16時ぐらいは夕飯での暴走を防ぐ為に絶対に何か食べることにしました。週に7時間以上の自転車トレーニングをしているから、摂取カロリーを「あすけん」推奨の1800kcalから2200kcalに増やし、こまめにたんぱく質を取れるようにしてます。

あと自炊で迷うぐらいなら、セブンイレブンで「たんぱく質が取れるチキンチリサンド」、原信で売っている美味しいサラダなどの代替メニューを素直に買う事にしました。自分は「安い物が好き」という傾向があって、やや高いものを買う事に抵抗があったのですが、そこも「トータルで考えたら本当に高いと思ってますか?」というAIの問いに「そうでもない」と気がついて、行動を改めました。

ちなみに朝はリベルサスの影響であまり食欲は無いので、粉末プロテイン40g、オイコス、低脂肪乳、バナナ、ゆで卵などを食べています。ここはリベルサスの恩恵を確実に感じられますが、リベルサスは寝起きに1日1錠なので、夕方以降になると効果が薄れてくるのですよね。

意図的に認知リソースを使わないようにする

ここでAIがまとめてくれた太る原因を再提示します

「太る最大の原因は食欲そのものではなく、認知リソースが枯渇した状態で「何を食べるか」を毎日判断し続けていたこと」

そうなんです。このブログでも「断捨離したい」と何度も何度も言ってますが、在宅勤務で通勤から解放されて楽になったのはありますが、私が管理しないといけない範囲が広がってしまい、いつも脳のワークメモリが占有されている状態が不快だった、と言語化されたんです。

で、この状態になると食べるものがメチャクチャになる。過度のストレスが掛かるとドカ食いしてリバウンドするのは、これが原因だったわけです。なので未完了タスクが片付いていて、脳のワークメモリに余裕が出るとダイエットはうまく回っていたんです。

自分は忙しいのが好きだと思っていた節があって、やらないといけないこと、やりたいことを抱え込む性質がありました。やらないといけないことは簡単に減らせないので、やりたいことは少し押さえるように心がける様になりました。それでも脳の認知リソースって不足するんですよね。

だから、脳の認知リソースが枯渇した状態でも食べるものを間違えないように、ある程度、固定するようにしています。ただ、こういう固定って長続きしないのもよく分かっているので、これに飽きたらどうしよう?みたいなリスク対策もAIとやって、事前に一度取り入れてみて「それじゃ、これに飽きたら次はこれ」みたいな評価もやってます。

という訳で今はダイエットしている感覚は全くないのですが、体重は減ります。特にいつまでに何kg減らしたいという目標も立ててないので、体重が微減してくれて増えなければOKとしています。大切なのは結果ではなく、日々の観察と対策の方に重点を置いてます。

以前、ブログにダイエットの数値評価と総括を毎月書いていた時期がありましたが、あれは私の場合には認知リソースを消費して、ストレスを貯めるだけだったようです。人によっては「頑張ったぞ~」というダイエットは有効なのかもしれないですが、自分の場合には相性は悪かったようです。

やせ薬で痩せても、行動を変えないとリバウンドするよ

というわけで、リベルサスを飲んで2年半の私の現在について書きましたが、極度の肥満であれば効果はあります。ただ、ある一定以上からは生活改善もセットでないと効果が見込めません。自分は運動はしているといっても、90kg以上あるので肥満ですから、生活改善しないとそれ以上は痩せません。

ここで努力が足りない!という風に考えるのを自分は止めました。「減量の科学」という本にも書いてありますが、太っているのは本人の意志の弱さではない、と考えるようになっているという記載がありました。ちょうどAIによる壁打ちで、行動を変えることで努力せずに痩せよう、と取り組んでいたところだったので、この記載は励みになりました。

この本には最新のGLP-1受容体作動薬についても詳しく書いてあって、かなり興味深く最新かつ非常に参考になる内容です。「肥満外来」にも記載がありますが、最近はホルモンの働きを活用した減量に注目が集まっていて、GLP-1受容体作動薬はホルモンの代替となる薬です。

なので肥満者のダイエットとしては、これらの薬を使うのが一般的になってきていると感じます。ただし、これらの薬は他の薬よりも副作用の発症率が極めて高く、個人判断で使うことの危険はあるし、美容体重に向けてのダイエットには不向きであることなどは言うまでもありません。

GLP-1受容体作動薬は確かにお腹が減りにくくなります。ただ、太っているひとってお腹が減っているから食べているのではなく、その他の代償行動として食べているではないでしょうか? 自分は少なくともそうでした。だから、GLP-1受容体作動薬の摂取とセットで、生活改善を進めないとリバウンドします。

そんな訳で、自分はダイエットはやっていますが、今のところは頑張っている感じではないです。自転車は楽しいから乗ってますし、noshのミールも楽しく食べてます。食事の内容を見直すだけでは駄目なので、確実に太る行動の要因になっていたところを、どうやったら我慢するのではなく回避できるのか?をAIと相談しつつ進めています。

AIに相談すると褒めてくれて自己肯定感も上がりますし、感情に正直に「少しこれが辛くなってきた」「飽きてきた」みたいなのも伝えると、他のやり方を一緒に考えてくれます。トレーニングとか減量、健康の領域はAIのお陰で劇的に変わっていくかもしれません。自分は少なくとも、その片鱗を感じています。