長距離ライドで右膝が故障した原因を考えてみる





9/26に200kmブルベを完走してから、右膝の調子が悪いです。自分は過体重なので膝を酷使してきた人生ですが、殆どは古傷を抱えている左膝に故障は集中しており、右膝の故障は記憶にありません。

あれから3週間が経過しましたが、左膝は普通に筋肉痛から回復しましたが、右膝については一進一退の状態が続いています。ブルベ完走後の自転車のトレーニングは以下の様な感じでした。

1日後:ZwiftでL1強度で回復走1時間(筋肉痛を和らげる)
8日後:Zwiftでストリーク維持のため2kmを5分だけ(右膝故障中)
12日後:ZwiftでL1強度で1時間(様子見)
13日後:ZwiftでL1~2強度で1時間45分(その後、悪化)
16日後:ZwiftでL1で30分(様子見)
19日後:ZwiftでL1~2で45分(その後、悪化)

数日の完全休養を取ると調子が戻りますし、散歩や日常生活は問題はありません。しかしペダリングのような右膝の曲げ伸ばしはパワーを全然掛けていなくても、現状では30分程度までに抑えたほうがよさそうです。平均パワーが100w以下の軽い負荷でも、それ以上の長い時間ペダリングをすると、翌朝の寝起きには右膝が痛くなっています。

そんな感じでして、天気の良い秋晴れが続いているのに実走できない、という残念な状態になっています。

今回の右膝故障の原因はなんだ?

9月の1ヶ月間の実走とZwiftの合計走行距離は1100kmでして、かなりトレーニングを積めていました。6月の左膝の故障からは完全に回復していて、FTPのワット数も伸びていましたし、非常に良い状態で9/26のブルベに出走したのです。

その結果、200kmをグロスで10時間切りで走り切れたのですが、実は走行中に右脚に違和感があったのです。左膝を故障したことで、ペダルに掛ける力の左右差がまだある状態で、休憩も取らずにペダルを回し続けたことが原因だと、その時は思っていました。

もともと右が利き足なので、右側で強く踏む傾向があったのはパワーメーターの記録で理解はしていました。それでもこれまでの故障するときは、古傷のある左膝に集中していたのです。

となると、今回、右膝が故障した原因は違うところにありそうですし、日常生活に違和感はなく歩行はできるのに軽いペダリングで悪くなるというのは、左膝の故障とは違ってます。今年6月の左膝の故障時にはペダリングでは問題無くて、歩行時など脚に加重がかかると悪くなったのです。

そんなわけで、4月に完走した200kmブルベと今回の違いはなんだろう?と考えてみました。

実績のあるペダルではないものに直前で交換していた

4月と9月での機材の違いはいくつかあります。ハンドルの幅を440mmから400mm狭くしていたこと。フロントのチェーンリングを、ROTORの楕円リングからシマノの真円リングに交換していたこと。コンポをeTap HRDの11速からシマノの105 Di2の12速に交換していたこと、などです。

そして8月にペダルをスピードプレイから、クランクブラザーズのCandy2に交換していました。おそらくはこのペダル交換が右膝痛の原因になっていたのではないか?という仮説を立てました。

自分はロードに入門した2010年はシマノのSPDやSPD-SLを使っていましたが、2011年に横浜に引っ越した後、それまでの千葉の我孫子に比べて信号ストップが大幅に増えました。あまりにクリートキャッチの回数が増えたので、クリートキャッチのストレスを軽減するために、両面キャッチのスピードプレイにペダルを変えたのです。

ここから現在に至るまで、メインのペダルはスピードプレイです。14年前に購入したステンレスシャフトのスピードプレイのペダルは自分でベアリング交換を1度実施して、いまだに使えているという長寿パーツです。

しかし、カジュアルに自転車に乗りたいときはSPDシューズの方が歩きやすくて気楽です。WINSPACEのM6はトレーニング機材としてWahooのパワーメーター付きのスピードプレイ ペダルを使っていますが、ポタリングなど強度の低いライドの機材として、Cervelo R3のペダルを8月に交換していたのでした。

クランクブラザーズのペダルも膝には優しいハズ?

自分がこの2つのペダルを長年愛用しているのは、クランクブラザーズもスピードプレイも、クリートキャッチした状態で足が横方向に少し旋回する動きに対応しているからです。ガチガチに固定されていないので、これが膝に良いと言われていて、主にスピードプレイのペダルでそれを実感していました。




ちなみに今回使ったシューズはSIDIのSPDシューズでして、年代物ですが、あまり使ってなかったので損耗してません。ソールもカーボンではないので歩きやすいし、ポタリングにはもってこいです。

クランクブラザーズのペダルも色々と種類がありますが、少し踏み面があるCandyというペダルが自分にはしっくりきました。

クリートキャッチすると、キャンディの踏み面がソールの部分に接触するのでSPDペダルにありがちな「点で踏んでいる」感覚ではなく「面で踏んでいる」感覚になるからです。上の写真でも、踏み面の部分がソールに接触しており、そこの色が黒く変わっているのが分かると思います。

自分はサブのペダルとしてクランクブラザーズのペダルの愛用歴も長いのですが、ブルベはほぼスピードプレイのペダルで走っていたという事実を失念していました。いつも通りCervelo R3で今回のブルベに出走したのですが、Candy 2+SPDシューズでは、最長でも最近は50km程度しか走行実績がなかったのです。

このCandyというペダルは無荷重なら横方向にフロートするのですが、シューズのソールが踏み面に当たると荷重時に回旋しにくいという特性があります。だから力が逃げないという利点があるのですが、加重時でもフロートするスピードプレイとは異なる特性なのです。

これが200kmという長距離ライドで右脚側の負担を増やし、右膝痛の一因になったのではないかと推測しています。ちなみにZwift用のバイクにもスピードプレイのペダルを取り付けていますが、Zwiftの高強度練習での故障は今のところありません。

思えば、ブルベ出走時に間違えてスピードプレイのクリートが付いたシューズを車に積んで出発してしまい、このSPDシューズを取りに戻ったのですが、あれが虫の知らせだったのかもしれません。

自分が使い続けてきた実績を信じよう

自分はクランクブラザーズのペダルも好きです。このCandy2というペダルも長年使い続けている機材です。自転車やコンポよりもペダルの方を長く使っていて、こちらも2019年に自分でベアリング交換をしています。

ただ、ブルベの様な長距離ライドでは、クランクブラザーズのペダルを使ったことはなかったのです。加齢もあって、体の柔軟性や体力そのもので機材差をカバーできなくなっているので、長年慣れ親しんだ体に繋がるパーツは変えない方がよい、と実感しました。

思えばサドルもフィジークのアリオネvsを10年以上使い続けていますし、この二種類のペダルも同じように使い続けています。あまり自転車そのものの使い方が変わってないのですから、そこは弄るべきではなかったのです。もし次にブルベに出ることがあったら、直前にペダルをスピードプレイに戻して、サドル高を調整して出走することします。

ネットではペダルの優劣を一般論で語りがちなのですが、身体との相性は自分の長期使用実績を重視した方がいいと思います。だからペダルそのものの優劣を比較するようなYouTube動画やブログ記事は嫌いです。

スピードプレイもWahooに買収されて、以前のペダルのようにベアリング交換などが出来なくなってメンテ性が悪くなったとか、過去にはクリートが高いのが難点だったけど、今はAliExpressで安価な互換品も手に入るようになりました。

10年以上使い続けていると、状況も変わってきています。それを乗り越えて、自分が長く使い続けられている機材というのには、それなりに理由があったのだと再認識しました。