WINSPACE M6、5ヶ月1100kmの走行での印象





シルバーウィークで5連休になるのは11年ぶりだそうです。台風接近で太平洋側は大荒れのようですが、この土日の新潟は天候は良好でした。特に土曜日は風は強かったですが、晴れていて日焼けするぐらいでした。

納車から5ヶ月で1177kmを乗りました

土曜日はM6で160kmほど走ってきました。その後のGarminでの記録ですが、24回の乗車でトータル使用時間が56時間32分となっています。距離は1177.4kmを走行していました。

ダラダラと長距離を走ったり、ブルベにはCervelo R3に乗っているのでM6自体の距離はそんなに伸びてません。ただ、これでも今年の乗車距離の通算だと、マツダ ロードスターよりもM6の方が走行距離が長いです。

自分は走行時間は休憩時間も含めたグロスで取ってます。平均速度は20.8km/h、一回当たりの乗車時間は2.3時間です。ほとんどの走行が、トレーニング的に2時間ほどだったので大休止するような使い方はしていません。100km以上の走行もこの土曜日が初めてだったと思います。

初期装備と追加で装備したもの

4月に納車された時の内容はその時の記事を参照ください。完成車として納車された時からの変更は、サドルを付属のセライタリアのサドルからフィジークのアリオネVSに、タイヤをコンチネンタルのWOタイヤからIRCの30Cのチューブレスタイヤに変更しただけです。

組立後にハンドル位置をスペーサー1枚まで下げましたが、個人的にはハンドルはもっと下げたいと思っています。自分は身長が178cmで、このM6はサイズM(54)なので推奨サイズとしてはやや小さめです。このフレーム自体がスタックハイトが低いジオメトリになっているので、ハンドルとサドルの落差はかなりあるように見えます。

ハンドルはWINSPACEの完成車に付属してきた105mmで幅380mmのカーボン一体型です。ステム長と幅は注文時に選んだ物ですが、サイズ的にはジャストで不満はないです。このハンドルですが、剛性は申し分ないですし、上面もフラットで角がなく握りやすくて、手のひらの当たりも優しいです。とても気に入ってます。

ちょっとフォークコラムのあまりが上に突き出ていて格好悪いので、いずれカットしようと思ってます。ただ、カットしてしまうと後戻りは出来なくなるし、手放しにくくなります。ただ、このM6は今のところは非常に気に入っているので、もう自分に合わせてカットしようと決めています。

付属のサイコンマウントにGarmin Edge850を取り付けて、下部にはTOWILDのライトをぶら下げています。このサイコンマウントですがカーボン製で丈夫ですが、下にライトをぶら下げると見た目には分かりませんが、触ると小刻みに振動していることが分かります。あまり重いライトはぶら下げない方がよさそう。

個人的には、このハンドルの上面は非常に滑らかで美しいので、ここにライトとか取り付けたくないんです。ベルはEdge850の画面をダブルタップすれば大きな音で鳴りますし、ハンドル回りにはサイコンとライト以外は取り付けたくないです。

平坦を長距離走るには最適なバイクです

M6をキーワードに当ブログにやってくる人もそれなりの数が居ますが、注目度の高いバイクなのでYouTubeにもレビュー動画がチラホラと上がっています。

海外の方のレビューです。このレビューではサイズL(56)なので私のものよりも1サイズ上です。シューズの先がフロントタイヤの後端にあたるトゥーオーバーラップが起きる、という指摘があります。自分はシューズが28cmと大きめですが、30cのタイヤを履かせてもトゥーオーバーラップは起きません。

かなりフロントフォークの角度が寝ているのに、シューズが当たるのが不思議だとレビュワーが述べてますが、クリートを後ろ寄りに取り付けているせいかも?という本人の推測通りでしょう。それ以外のレビューについては納得できる内容でした。

漕ぎ出しが少し重いという指摘がありますが、おそらくは標準に付属するUNAASのカーボンホイールが重いからだと思います。ただ、上位のホイールに交換しても、フレームそのものがレースバイクのようにパキっとした反応を示すような性質ではないようで、もっともっとマイルドに感じます。

日本人の方のM6レビューですが、この方は上位グレードのUNAAS PRO SEホイールで注文したようですが、漕ぎ出しの反応がキャニオンのエアロードよりも良くないとのこと。私のものよりもホイールが200gほど軽くなって、カーボンスポークなので反応はよいハズなのですけどね。

ただ、踏んだときの反応がイマイチというのは、自分が過去に乗っていたCervelo S5なんかに比べるとM6はマイルドです。私が10年以上前の乗っていたS5 Teamは最初期のエアロフレームなので、とにかく岩のように硬いフレームでして、私のようなアマチュアが乗ると脚にくる性質で、ブルベに出走してあっという間に脚が売り切れた記憶があります。

ただし、スピードに一度乗ってしまうと、非常に安定していて乗り心地もよく、スルスルと進んでいくフレームです。向かい風、横風の影響をあまり受けずに進んでいくのには驚くばかりです。

ひたすら平坦を走って笹川流れまで行く

土曜日はひたすら北上して、村上を超えて笹川流れを目指します。途中、日本海に浮かぶ天然ガスの採掘プラットフォームが見える場所がありますので、そこまではノンストップ。この日は沢山の自転車乗りとすれ違いました。

往路は幹線道路を通って、30km/hを超えないように淡々と回します。来週、AJ群馬の200kmブルベに出走するので、久しぶりに100kmを超えて走るトレーニングをしておきたかったのです。村上まで50km、笹川流れまで75kmという距離ですが、途中に登りは一切ありません。

村上の市街地を避けて海岸線を走って瀬波温泉を通っていきます。2013年にマキノでクロモリを注文した後、この看板の下で撮影しましたね。あれからもう13年も経過していて、自転車趣味も長く続いたもんだ、と飽きっぽい自分としては驚いています。

今回のロングライドですが、パンクに備えて予備のチューブを持参してますので、シーラントで塞がらない場合にはチューブを入れて修理する想定です。このIRCの30cのTLタイヤですが、出先だとビードを落とすことが出来ない嵌合の硬さなので、パンクしたら修理不能です。

しかも、この日は持って来た荷物はアミノバイタルゼリー、ビニール袋に入れた緊急連絡先カードと現金2000円とスマホだけです。あとはツール缶に入っているパンク対策品だけです。自分はシーラントの効果を信じていて、普通のパンクなら空気を継ぎ足しつつ自宅まで帰ってこれるだろうと思ってます。

ちょっと脱線しましたが、自分が買ったエメラルドレイクという色は、横からみると渋い緑色で好みなのですが、上方向から見ると紫色に変化します。この紫があまり好みではないのですが、この緑色が好きなので後悔はしていません。ただ、色が変えられるとしたら、今は他の色もあるので悩むかもしれません。




WINSPACEのM6と同時に使い始めたのが、今年の1月に購入したwahooのパワーメーターです。91,800円の時に両足センサーのモデルが公式サイトで新品で買えたのですが、値段を考えると満足度が非常に高いです。

ペダル型のパワーメーターとしてGarmin Vectorを使っていた時期もありますが、パワーを測るために好みでない形式のペダルとクリートを使うのが嫌でしたし、ペダル型のパワーメーターってパワーメーターが内蔵されていないペダルとスタックハイトが違ったり、Qファクターが変わることがあるのですが、このwahooのパワーメーターはSPEEDPLAYの普通のペダルと差を感じません。

WINSPACEのM6も、このSPEEDPLAY POWER Dual-Sided Power Pedalsもそうなんですが、本当に不満らしい不満もないし、普通に当たり前のようにカッチリと動きます。なもんで、あまりインプレッションの記事に書くことがなかったんですよね。当たり前に普通に使えて、戸惑うところがないのはありがたい限り。

M6は挙動も素直、高速域での安定性も素晴らしいです。ホイールも速度が乗ってしまえば、スイスイと進んでいきます。30cのタイヤの空気圧は4barぐらいにしてますが、そのお陰もあって乗り心地も良いです。とりあえず近所をトレーニング的に乗るならM6でいいや、となるわけです。

追い風だとあっという間に速度があがる

村上で少しミスコースをして遠回りをしてしまったので、11時過ぎに笹川流れを目指して海岸線を走っていきます。来週、村上でトライアスロンがあるので、トレーニングのTTバイクの3台とスライドしました。

村上から笹川流れまでは向かい風が続いて、途中に補給できるようなコンビニもなかったです。とはいえ、M6だと20kmぐらいの道のりはボーっと淡々と脚を回していれば、向かい風でも速度は25km/h前後を維持できたので、1時間もかからずに笹川流れに到着。

最近、心拍130bpmぐらいで淡々とZwiftで有酸素で回すというトレーニングをやっているので、そのくらいの心拍だと延々とペダルを回し続けられます。これはM6というフレームと30cというタイヤの特性もあるでしょうが、平坦のロングライドが本当に楽です。

自分は無駄に踏みすぎるとシューズの中の脚の裏に疲れがでるのですが、この日は往路では我慢してセーブしていたこともあって、脚の痛みはなかったです。これが硬いフレームだと確実に脚に反力が貯まって疲労が蓄積します。

折り返し地点の道の駅 笹川流れに到着。ここまで85kmでした。FM新潟の公開放送が数十分後に始まるようで、それを見に来た人と行楽客で駐車場が一杯でした。見たことあるパーソナリティーが居るなぁ、と思ったら関田将人さんでした。

桑川駅に観光列車の「海里」が停車していました。ここでは一定時間停車するようで、降りて記念撮影してる人なども多数いました。自分も自転車ではなく、こういう乗り物でノンビリと笹川流れを見に来たい。

ここで休憩しようかと思ったのですが、とにかく観光客が多くて落ちつきません。道の駅の中のレストランでかき氷を食べようかな?と思ったのですが、どうも1000円ぐらいするようです。現金は2000円しか持ってませんから、スマホのキャッシュレス決済が使えるコンビニまで戻って栄養補給しましょう。

ブルベ以外でコンビニで休憩する機会は減りました

笹川流れからの折り返しは強い追い風となりました。こういう時はM6は本当に楽でして、雪国特有の荒れた路面でも30cというタイヤのお陰で30km/h以上の巡航を快適にこなしてくれます。なので、40分ほどで23km戻ってきて村上市街のセブンイレブンで糖質補給です。

久しぶりにイートインで休みましたが、会計のときに「イートイン利用します」って告げたら、レジの店員さんが分からずに店長を呼んできて、レジの操作(消費税率が10%になる)を教えて貰ってました。今、イートインを利用する人って少ないんだろうな。

暑いので「しろくまバー」と糖質補給で500mlの赤コーラをいただきます。補給なしで50kmほどを走ったので、完全にハンガーノックの一歩手前でしたし、喉もカラカラでした。この後は小まめにコンビニ休憩を堪能して走ってました。

ここからの復路も追い風の影響とM6の安定性で巡航速度は速く、トータルでの平均移動速度は25.2 km/hでして、グロスでも20km/hは超えてました。

今回は出来るだけコンビニではタンパク質を取るようにしていました。往路では「たんぱく質の取れるチキンチリサンド」やザバスのタンパク質が20g取れる飲料も摂取してました。

聖籠町のセブンで初めて見かけるゼロコーラトリプルというのがあったので、タンパク質が取れる豆腐バーやガトーショコラと一緒に食べてみました。今回は補給食のアミノバイタルゼリー1つしか持ってこなかったので、意識的にセブンに多めに立ち寄ってハンガーノックを防ぎました

豆腐バーは150円ほどで10gのタンパク質が取れますが、かなりモソモソした豆腐を押し固めたもので苦手。ガトーショコラは美味しいけど6gしかタンパク質は取れません。ゼロコーラトリプルは安価で味も悪くなかったので、これは今後も定番にしてよいかもです。

総括:WINSPACE M6はコストパフォーマンス最高で良いバイクだと思う

WINSPACEのM6ですが、SUMCのフラットトップのチェーンが取り付けられています。今のところは変速性能に不満はなく、もしシマノ純正よりも長持ちするなら、少々高くてもこのチェーンがよいなぁ、と思っています。自分は今はチェパークのワックスを塗布していまして、チェーンが汚れにくくて気に入ってます。

今回はWINSPACEのM6を5ヶ月乗ってみての感想を書きましたが、本当に優等生的にいいバイクだと思います。自分は体重が重くてパワーだけはあるので、デフォルトの完成車に付属する重いUNAASのカーボンホイールでも気にならないですが、体重が軽い人は1ランク上のUNAAS PRO SEや更に上位のホイールに変更してオーダーしてもよいでしょう。

完成車のZERO SLハンドルは上位のHYPERハンドルには交換しないほうがよいでしょう。前述の海外サイトのレビューでも「HYPERハンドルは上部の端の角が手に当たって痛い」と言われてますが、ZERO SLはそういう角がなく、握り心地は非常によいです。

M6は平坦中心のロングライド向きのバイクです。ただし、Cervelo R3のようなエンデュランス系のバイクに比べると、ポジションはややレース寄りです。今回、平坦基調の160kmを走ってみて疲れが非常に少なかったですが、ブルベなどの登りのある超ロングライドなら自分は今のところはR3を選びます。

これはR3の方がフレームサイズが大きく、ハンドル高も高く、サドルバッグやトップチューブバッグ、ハンドル回りに何かを取り付けられるような余裕があるからです。ただし、200kmブルベなら携行品が少ないので、今後はM6で走ってみようかな?とは思います。

自分はWINSPACE M6のコンセプト通りの使い方をしていて、不満が殆どなかったため、ここまでレビューを書いていませんでした。今後にいじるところがあるとしたら、ホイールをもっと軽いものに交換するとか、クランク長を170mmから165mmに変えてみるぐらいでしょう。

このバイクには欠点らしきものが、あまりありません。強いて言うとWINSPACEというメーカーがまだまだ欧州ブランドに比べて知名度がないぐらいでしょう。ただ、塗装はもの凄く綺麗で仕上げも良く、価格も非常に良心的なので、そこだけ割り切れれば問題ありません。

自分がWINSPACE M6を購入後、CerveloがSOLOISTをモデルチェンジしました。この2台は非常に似たコンセプトのエアロバイクですが、価格は倍は違います。SOLOISTは今年のモデルチェンジでやっとM6と同じような最新トレンドを取り入れましたが、価格がこれだけ違うと比較できないです。

そんな訳でM6に乗った今となっては、前モデルのSOLOISTの105 Di2の完成車が70万ぐらいで購入できる状況になってますが、流石に古いSOLOISTを選ぶ気にはなれません。M6が自分には合っていて、価格はより安価ですし、付属品も良心的でしたからね。

こりゃ、欧米ブランドもウカウカとしていられないでしょう。