- フレーム・ホイール・コンポ
- 2017 年 3 月 9 日
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パワーメーターと楕円リングなど
自転車乗りなら気になるけど、なかなか導入に踏み切れないのがパワーメーター。自分は昨年、ペダル型のパワ……
この動画がすくみずさんの動画を3月頭に見たのがキッカケで、8年ぶりのロードバイクの新車を購入しました。Winspace M6というエアロロードです。この動画を文字起こししたブログ記事にもリンクを貼っておきます。
以前の日記に少し書きましたが、この動画を見て「もうCerveloとSRAM eTapへのこだわりは止めよう」と思いました。次はエアロロードが欲しいと思っていましたが、CerveloのS5やSoloist等のエアロフレームは為替の影響で非常に高価なのです。
そしてSRAMのコンポは価格もさることながら、消耗品の入手性の悪さや価格の高さが一向に解決しません。eTapは非常に先進的でして、ロードバイクでは独占的だったシマノのシェアの一部をSRAMが奪うと状況になりました。しかし、シマノのDi2も変速系がワイヤレスになり、12速化で進化に追いつきました。
2018年に自分がCervelo R3を組んだ頃は、ディスクブレーキの普及期の始まりのころでした。あの頃と最も異なるのがホイールでして、チューブレスが当たり前に普及して、リム材質もカーボンが普及して幅が広くなり、28c以上の太いタイヤがトレンドになりました。他にもハンドル幅は狭く、クランク長も短めに変化しています。
一番の問題は値上がりし続けたロードバイクの価格でして、自分が乗り始めた2010年~2015年ぐらいであれば完成車はエントリーは20万、ミドル~ハイエンドでも30~50万ほどで購入できました。今はエントリーが30万、ミドル~ハイエンドは60~120万ぐらいと非常にお高くなっています。
そんな中で品質と製品力を高めてきたのが中国製メーカーでして、特にカーボンホイール、パワーメーターなどでは品質的にも十分なものを提供するようになってきています。フレームもOEM製造から脱却して、自社ブランドを立ち上げるほど品質と性能がよくなったものが増えてます。
そんな中で上記の動画を見て「このバイク、格好いいし安い!」ということで、色々と調べました。今回はAIにも相談して2週間ほど悩んで、3月中旬に105Di2付きのWinspace M6完成車を公式サイトから注文したのでした。納期は約一ヶ月ということで、実際その通りに納車されました。
購入に際してはWinspace Japanの公式サイトのチャットから、色や納期などを日本語で質問しましたが、応答も早くて回答も的確でした。主に確認したのがフレームの色と納期について日本語で質問しましたが、応答も迅速で参考になる回答を頂けました。
特にEmerald Lakeというグリーン基調に紫のラメが入った塗装が非常に綺麗なのですが、角度によって色味が変わる塗装なので、写真だけだと判断が難しかったです。これについては追加の写真などをチャットで共有してもらいました。
あとステム一体型のカーボンハンドルのサイズが注文時に選べるので、今の自転車のジオメトリと体のサイズなどを計測してAIに相談してサイズを決めました。特に今回はロングライド向けでなく、トレーニング的に乗るバイクということでフレームサイズをこれまでのバイクより1つ小さくしています。
今回の購入に関しては、ChatGPTにひたすら相談して迷いを吹っ切りました。なにしろ8年ぶりの新車購入ですし、パーツのトレンドも変わっているんで、その疑問やAIがおおむね解決してくれました。購入時のモヤモヤはAIに相談するのが一番ですね。

今回、Mサイズ(54サイズ)にステム長105mmで幅380mmのハンドルを選び、コンポは105 Di2の完成車を注文しました。お値段は498,000円ですが、内容を考えると非常に安いと思います。
注文からしばらく経過して、出荷の1週間ぐらい前にメーカーからメールがあって、注文から1ヶ月という納期通りの4月中旬の週末に佐川急便が持って来ました。なお今回は税関での消費税の支払いはありません。最近の大手の海外通販では、発送元がまとめて消費税を払うのが当たり前になっていますね。
ちなみにパーツで買ってきて自分で組み立てることが多かったので、完成車での購入は初のロードバイクだった2010年のFelt F4(Wiggleで21万)、2018年のCervelo C5に続いて、今回のWinspace M6が3台目です。
Cervelo C5の購入の際にはドイツの業者さんとやりとりして輸入したのですが、その時の業者さんとのやりとりの記録が残っていたので、エントリーを貼っておきます。

早速、綺麗な状態の箱を開梱します。丁寧に養生された状態だったので、インシュロックをニッパーで切って保護材を外していきます。とりあえず梱包材と箱は物置で保管しておきます。
自転車本体を構成する部品以外には、Di2の充電用ケーブル、フレームの説明書、フレームのグロメットなどが付属します。自分でコンポのグループセットを買ってきて組み付けすると、大量にアクセサリが余るのですが、そういった余剰部品は付属しません(要らないけど)。

ホイールを取り付けて、あとはハンドルを固定して、シートポストとサドルを取り付ければ完成です。シートポストには既にDi2用の電池が挿入されていて、フレーム本体から伸びているケーブルと接続するだけです。
あとロードバイクに詳しくなくて自分で最初からバイク組んだことがない人は、完成車であっても持ち込みOKなショップに組み付けを依頼した方がよいと思います。付属する説明書はフレームの説明書ですから、コンポの組付けなどについては全く解説がありませんし、変速系がちゃんと動作するかのチェックにも知識は必要です。

最新のエアロロードでよく分からないのがヘッドパーツ周りです。ブレーキ用の油圧ホースがフレームの中を取っていて、ヘッドパーツのあたりから中に入っていきます。この辺は作業済みなので戸惑うことはありません。
念のため、フォークのベアリングのグリスがちゃんと入っているか?をチェックして、スペーサーを取り付けてステム一体型のカーボンハンドルを固定します。カーボンステムは初めてですが、ステムにねじ切りはされておらず、両側から締め付けるタイプのボルトで締め付けます。
それから自分がコレまでの乗っていたインテグラルヘッドのヘッドパーツは、ヘッドキャップとスペーサーでフォークの玉当たり調整をしていました。このヘッドパーツはそういう構造ではなく、ヘッドキャップは取り付けてあるだけでした。
こういう調査には写真を撮影してAIに作業方法を確認していました。やはり過去の経験と常識が色々と通用しなくなってきているなぁ、というのを実感します。AIと動画サイトのお陰で非常に便利になりました。

ホイールはUNAAS HARD SEというカーボンリムのものが付属します。スチールスポークなので前後輪で1,580gと軽くはないですが、リムハイトは50mmもあります。Winspaceの公式サイトでの販売価格は98,000円なので、完成車にこのホイールが付属するのは良心的でしょう。
タイヤはOEM版のコンチネンタル Grand Prixの28C、クリンチャータイヤがついてました。タイヤをケチってなくて非常によろしい。サドルもセライタリアのものが付属していましたし、カーボン一体型ハンドルもすぐに使える良い製品でした。完成車の付属品ってケチっている場合が多いのですが、Winspaceは非常に良心的だと思います。

ペダルはもちろん付属しませんので、手持ちのものを取り付けます。1月にWahooの公式サイトで、新品91000円で購入したSPEEDPLAY POWER Dual-Sided Power Pedalsを使うことにします。今のロードバイクトレーニングにパワーメーターは欠かせないものだと思っています。
このペダルは購入時には特に使用目的はなかったのですが、いずれ使うかな~というつもりで購入しています。購入から1ヶ月後には14万に値上がりしていましたし、とりあえず買っておいて本当に良かったです。パワーメーターとしての精度の評価などは、まだしていません。
そういえばCervelo R3に取り付けているSPEEDPLAYのペダルは、ベアリング交換などは自分でしていますが、10年以上使ってる唯一の機材だったりします。流石にここまで使ったら、他のペダルには浮気しないでしょう(笑)。

スピードプレイと同じように長年愛用しているサドルである、フィジークのアリオネVSをシートポストに取り付けて、これで一旦完成です。このホイールには30cのチューブレスタイヤを履かせよう!と思ったので、この状態で走り出すことはせず、乗る前にタイヤを調達して交換しましょう。
ちなみに室内において下から見上げると青みがかった緑色に見えますが、別な角度から見るともっと紫がかった色をしています。

このホイールにはチューブレス用のバルブは付属しませんでしたので、それはAmazonで調達します(2本で2000円ぐらい)。ホイールにはニップルホールがないので、チューブレス用のリムテープを貼る必要はありません。
タイヤですが、IRC FORMULA PRO HL TLR S-LIGHT 700×30C をオークションで二本で1万円ぐらいで購入しました。IRCのロード用チューブレスタイヤですが、かなり古いものをオークションで販売している人がいますが、このモデルはフックレスリム対応の新しいモデルです。

IRCのチューブレスタイヤはビードが堅く、組み付けが大変ですが、専用のタイヤレバーがあればあまり苦労することなくビードを嵌めることが出来ました。苦労したのはビード上げでして、石けん水を塗布して滑りをよくしても、マキタの電動ポンプで継続的に空気を入れても全然上がりません。
自分は少しやってダメなら、すぐCO2ボンベに頼ることにしています。一度上がってしまえば、その後は普通のポンプで運用できるようになりますからね。CO2ボンベを2本使って前後輪ともにビードを上げましたが、かなり空気圧を上げないとビードが全て嵌合しませんでした。
馴染みが出たらバルブコアを外してシーラントを注入し、全体的に空気圧を上げてシーラントが行き渡るようにホイールを傾けたり回転させます。数日後にチェックして、エア漏れがないことを確認して作業完了です。

ボトルケージはAliExpressで購入したGIANTのプロペル用のエアロボトルケージによく似たもの(2コで2000円ほどです)。ダウンチューブとシートチューブに取り付けるためのケージのデザインが少し違います。
あとはライトやサイコンマウントなどを取り付けて、各部のネジの締め付けなどをチェックをしたら、やっと乗り出せる状態になります。

前回記事にした200kmブルベを走った翌日に、2時間ほど動作チェックとポジション合わせで初走行してきました。これを楽しみにしていたので、ブルベでは控えめに走っていたんですよね。お陰で筋肉痛もなく、無事にシェイクダウンしてきました。
このEmerald Lakeというカラーリングですが、見る角度や光の当たり方でまったく見え方が違います。写真で撮影すると緑色っぽい感じに写るのですが、日光が強く当たっていると実際の目ではもっと紫色に見えます。最初は「ちょっと紫が派手すぎる」と思ってましたが、すぐに見慣れました。
ロード用のチューブレスは28cまでしか使ったことがなく、30cは初めてです。自分は体重があるので4.5barぐらいで乗り出してみましたが、もっと空気圧を下げると非常に乗り心地がよくなりました。
ハンドルは今のトレンドに合わせて380mmと幅が狭いものにしましたが、最初は違和感がありましたがすぐに慣れました。クランク長はこれまで172.5mmでしたが、これも170mmに変更しています。これも違いが分かるほどの差ではありません。
ハンドルはスペーサーを3枚も挟んでいて、まだ高めの位置なので、すごい低いということもないです。R3よりもフレームサイズを1サイズ小さくしていますが、窮屈ということはないですね。ちなみに帰宅後にハンドルのスペーサーを2枚抜いて、ハンドルの高さはもっと下げました。
川沿いで風がそれなりにあったのですが、なんか妙にするすると進んでいきます。前日のブルベの疲労もありますから、L1~L2領域で流していたのですが、これまでのバイクよりも確実に楽に平坦巡行が出来ます。あと105 Di2に高級感はないですが、変速スピードは速くてeTap HRDとは雲泥の差があります。
この日のメインはサドルの角度や高さ、位置などの調整でしたので、それを繰り返しながら走行していました。あまりパワーを出して踏み込んでいない状況での印象は「快適にスルスルと進むバイクだな」という感じです。この日はガチ踏みしていませんので、まだ評価は定まっていませんが、第一印象は非常に良いです。

このバイクを注文した後、迷いがまったく無く、納車されるのがひたすら楽しみでした。高価な買い物ではありますが、内容を考えると非常に安いということは分かっていましたし、他に迷うようなバイクもありませんでした。AIと購入前に徹底して議論しておいたのが良かったです。
実際に乗った後でも、素直に「買って良かった」と思えるバイクです。まだ1回乗っただけですし、8年ぶりの新規機材なので、しばらくはニヤニヤと楽しんで乗ることにします。