EPSON PULSENSE vs Fitbit ChargeHR vs Garmin vivosmartHR 活動心拍計比較

心拍計マニアのとっての2015年は、血管に光を当ててその脈動で心拍を測るといセンサーが出たことにより、腕時計型の心拍センサーを組み込んだ活動計がブレイクした年でした。

雨後のタケノコのごとく、各メーカーから腕時計型の活動計が発売されましたが、その中でも心拍計を組み込まれたものを3機種を比較してみようと思います。

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左から今年年初から使っていたEPSON PULSENSE PS-500B、真ん中が1ヶ月ほど使ったFitbit ChargeHR、そして一番右がここ2週間ほど使っているGarmin vivosmart HRです。

結論からいうと、自転車乗りの自分はGarmin vivosmartHRを手元に残して、他の二台は手放す事にしました。しかし、これらの機種は一長一短があり、使用目的に最適な機種は違ってくると思います。

共通機能

全ての機種に共通している機能は以下の通りです。

  1. 歩数、歩行距離、心拍、睡眠状態を計測するセンサーがついていて、その記録を残しておける。
  2. 現在の時刻など、センサーで計測している現在値をフェイス面に表示出来る、
  3. スマートフォン用のアプリが用意されており、スマートフォンへの着信などを通知出来る。
  4. 記録したログは無線 or 有線でスマートフォンやPC経由でインターネット上の専用サイトに保管され、閲覧可能である。

後発のFitbit ChargeHRとGarmin vivosmart HRでは階段を上った段数を表示することもできるが、先発のPULSENSE PS-500Bにはその機能はありません。

使い始めてみて地味に便利だったのが3の通知機能。どの活動計でも対応しているが、着信がバイブレーションで分かるのはとても助かってます。

物理形状

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三機種の厚みが分かるように撮影した画像です。明らかにPULSENSEがちょっとだけ厚みがあり、ChargeHRとvivosmart HRはほぼ同じ厚さになっていて装着感でも差はありません。

PULSENSEは装着した時のゴツイ感じがあります。装着しているときに一番スッキリしているのはChargeHRかな。ちなみにvivosmartHRのベルトサイズはレギュラーですが、ChargeHRはLサイズのバンドのモデルです。ちなみに私は超メタボですから、腕はかなり太いです。

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重さを計測してみます。PULSENSE PS-500Bは43gと他の機種の1.5倍の重さがあります。液晶表示面が大きいですから、どうしてもサイズ的に大きくなってしまうのでしょう。

バンドは調整幅も細かく柔らかい素材なのですが、本体部の分厚さが日常的にはちょっと気になる感じです。運動するときだけ付けるということであれば、あまり問題は無いのかもしれないですが、日常的に腕に巻いていると色々と気になってきますね。

素材自体もシリコンで少しベトつく感じがあります。巻いている時の感じは悪くないのですが、本体部の大きさからぶつけてしまう事も多く、Yシャツなどキッチリした袖の物を着るときに、困る事もありました。

ただ、本体が大きく液晶モニタが大きいため、時刻や心拍の確認しやすさは3機種の中で一番でした。本体のボタンに加えて、本体をタップする事で操作もできるのですが、タップについてはあまり反応は良くなかったです。

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最軽量はFitbit ChargeHRで27gしかありません。装着感も上々なのですが、いろいろなインフォメーションを表示するフェイス面のウインドウが一番小さいので軽いということもあるでしょう。

デザイン的には一番万人ウケしそうで、現在は日本国内でも4色から選べるようになりました。発表から永らく黒色しか日本国内で発売されていなくて、日本で他の色が発売されるまで半年以上待たされたのはマイナスです。

フェイス面は液晶ではなく自光式のELのなので夜間の視認性はバッチリです。ただし表示される面積がとにかく小さく、通常は何も表示されていない状態です。一応、腕を傾けると反応して時刻が出る機能があるのですが、この反応もあまりよくないのでパッと時刻を確認したり、心拍を見たりという用途には全く向きませんでした。

それからタッチセンサーが入っているようで、EL面をコンとタップすると表示内容を切り替える事が出来ました。この反応はそんなに悪くなかったです。

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最後はvivosmartHRですが、重さはFitbit ChargeHRとあまり変わらない30gです。Fitbitと同じく、日常使いで特に本体の大きさが気になる事はありません。ベルトもオーソドックスなデザインで使いやすいです

Fitbitと同じようなサイズながら、本体に大きな液晶ディスプレイが付いています。EPSONのモノクロ液晶と異なり、半透過型の液晶のようで視認性は良好です。暗いところではバックライトが光りますが、非常に小さな光量なので必要最低限です。夜間の見やすさではELのFitbitが有利ですが、vivosmartHRは表示される情報量が多く、常時表示されているところが大きくプラスです。

静電式のタッチセンサーで本体の上をなぞるようにスワイプすることで表示内容を切り替えるできます。この操作感は3機種の中でもっとも優れていますね。なお表示を縦、横に切り替える事が出来ます。写真では表示は縦にしています。

心拍計としての精度

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PULSENSEの心拍センサー部です。精度でいうとPULSENSEがもっとも心拍計としてはマジメに作ってあって、精度は一番良かったです。個人差をキャリブレーションする機能があるのは、今回の三機種の中ではPULSENSEだけでした。

胸に巻くタイプの心拍センサーと併用して比較を何度もしましたが、心拍についての誤差は殆どなかったです。センサーの精度は非常に優秀であり、トレーニング機材としての精度を求めるのであればPULSENSEが一押しだと思います。

非常に残念なのが腕に巻いた後、ボタンを押さないと心拍の計測を開始しないことです。自分の場合、このボタンを押し忘れて外出して、気がついたら心拍が計測されていなかった!という事がとてもよくありました。

何かしらの原因で心拍計測がOFFになってしまう場合があり、この時もボタンを押さないと心拍は測られずに記録が残りません。モニタがない下位機種では、常時心拍は測るようになっているそうなので、この機種でも自動的に常時計測されるような設定があれば良かったのですが。

正直、この一点が非常に不満でストレスが貯まりました。少し運動して気がついたら心拍測定をONにするのと忘れていた時のガッカリ感とか、夜によく寝れて睡眠状態を確認しようと思ったら、いつのまにか心拍計測がOFFになっていてログが残ってないということもしばしばありました。

睡眠時のログですが、眠りが浅い時間帯、深い時間帯をグラフで見れるようになってます。全機種の中で一番データとしては納得できるものが記録されていました。精度が高いだけに、何かしらのきっかけで心拍センサーが反応しなくなって、勝手に機能がOFFになったあとに自動的に心拍計測をスタートしないのは残念な仕様です。

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Fitbit ChargeHRのセンサー部ですが、全機種の中で一番コンパクトです。この部分の出っ張りが腕に跡が残るんですよね。

Fitbitの心拍計の精度ですが、正直に言うと比較がしにくくてよく分からなかったというのが、私の感想です。この機種、普段の使い方だと心拍を常時表示することが出来ないんですね。表示すると数秒で表示がOFFになってしまいます。自転車などで走行しているときに胸に巻くタイプのセンサーの数値と比較しようにも、腕時計本体を操作しなければ心拍数が見れないので面倒くさくて心拍の比較をあまりしてなかったのです。

スマホアプリで心拍を常時表示することは出来ますが、自転車漕ぎながらスマホを見るのも、ウォーキングでスマホを触りっぱなしなのもどうかと思いますので、しっかりと比較が出来てないです。ただし、少ない範囲で確認した中では、胸で測るタイプの心拍計との差は感じませんでした。

個人的にはFitbit ChargeHRは運動しながら、データを見るのには向いていない心拍計だと思います。あとやっぱり普段から時計表示が出てないのもちょっと残念でした。

睡眠時のログですが、入眠と起床の検出は非常に正確でしたが、寝ている時のデータが寝返り回数ぐらいしか記録されておらず、ちょっと分かりにくいかな。

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Garmin vivosmart HRの心拍センサーです。vivosmartHRは以前紹介した記事にも書いた通り、こいつが他の2つと大きく違うのが、ANT+対応機器に心拍の数値をブロードキャストできることです。なので、こいつで測った心拍をEdge1000JなどのGarminのサイクルコンピュータに飛ばして、そちらで心拍を見たり記録したり出来ます。

やはり自転車乗りの場合、走っているペースや勾配と一緒に心拍が見ないと意味がないので、自転車トレーニング時のログはサイクルコンピューター側で記録した方が良いですし、サイクルコンピューターは走行中に見やすい所に取り付けますから視認性もバッチリです。自転車走行中は左腕で片手運転することや、左手方向をよそ見するということはリスクを伴うのです。

このブロードキャストモードになると時計での表示が心拍に固定されてしまって、時計表示が出来なくなるのが今のvivosmartHRの残念なところです。この辺は今後のファームウェアでの更新に期待しましょう。

私との相性なのかもしれないですが、このvivosmartHRの心拍計の精度は他の二機種より悪いような気がします。主に自宅でローラーを回している時なのですが、ハァハァと息があがるような状態なのに、心拍が平静時と変わらなかったりします。また細かい心拍の変化に対する追従性も悪いですね。

Garminのこの手のデバイスは発売直後はファームウェアが練れていないので、改善される余地はあります。ただ、現時点ではいきなり心拍が平静時に近いデータに戻ったりしちゃいますね。

睡眠時のログですが入眠と起床の検出が曖昧で、設定された入眠時刻と起床時刻に目覚めていてもベッドでダラダラしていると寝ているものと見なされます。寝ている時のデータはPULSENSE同様に眠りの浅い時間帯、深い時間帯が分かってデータ分析的には十分な印象なのですが。

睡眠時のログをキッチリしたい場合には、入眠時刻と起床時刻を後で手で修正する必要があります。この辺も後ほど改善されないかなぁ、と思うところです。

バンドの付け心地

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付け心地ではFitbit ChargeHRが一番よいです。微妙な差でGarmin vivosmart HRで、ちょっと落ちてPULSENSE PS-500Bと自分は感じました。

Fitbit ChargeHRは素材自体も丈夫そうで長持ちしそうです。他の二機種はちょっと素材が柔らかく、経年劣化で裂けてしまうかも?という懸念があります。

ただ、Fitbit ChargeHRのベルトの調整は穴が少なくて微調整しにくいです。余ったバンドを通す部分にも、ベルト穴に合致する突起があって付け外しはしにくいです。

PULSENSE PS-500Bですが、余ったベルトの先には2つの突起が出ていて、穴に差し込むことで丸く沿うようになりますが、女性にはそもそもこの機種はベルトが長すぎるかと。

電池の持ちと充電方法、データ同期方法

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PULSENSE PS-500Bの電池の持ちは2日ぐらいで、土日のお出かけであれば充電器は持っていく必要はありません。発売当初は1日半ぐらいだったのですが、途中でファームウェアが上がってから、若干電池の持ちは良くなったように思います。

充電器はUSBケーブルのついたクレイドル型で、正直言って嵩張るので旅行とかで持ち歩きたくはありません。このUSBクレイドルをPC等に挿して専用ソフトをインストールしておくことで、充電時にデータをインターネットの専用サイトに自動でアップロードされるようになります。充電は迅速で、15分もあればフル充電出来ます。

運用スタイルとしては、お風呂に入るタイミングではずして充電しておくという感じでした。毎日充電していたので付け外しの回数は多めなのに、手に付ける毎に心拍測定のためにボタンを押さなければならないという点は繰り返しになりますが、本当に残念でした。USBクレイドルにセットするとそれを検知した専用アプリが、必ずPCのブラウザで専用サイトを呼び出すのが、正直うっとうしかったです。

PULSENSEは日常的に充電していたので、データ同期は主にPCに繋いだクレイドルからやっていました。Bluetoothでスマートフォンとペアリングして専用アプリで転送することも出来ますが、発売当初、この専用アプリの出来が非常に悪くてAndroidだとごく一部の機種でしかデータ連携できなかったのです。今は修正されていますが、買った当初はかなり悩まされました。

スマホアプリ自体の動きも緩慢ですし、他のアプリに切り替えて再度呼び出すと必ずアプリ自体が再起動になってしまうなど、ちょっとアプリがイケてなかったですね(Android版の話)。

心拍計として運動時に使う時かぎりは精度が高くて優秀ですが、活動計として使うにしてもアプリが足を引っ張っていたように思います。

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充電と連携が一番スマートなのがFitbit ChargeHRです。同梱の専用USBケーブルで充電出来ますが、このケーブルはコンパクトですし、サードパーティーから600円ぐらいで購入出来ます。なので出先にケーブルだけ持っていけば、どこでも充電出来ます。

電池は3~4日ぐらい持ちます。電池が少なくなってくるとメールで「電池が少なくなっています!」という通知が届く当たりもオシャレで便利でした。充電時間はフル充電まで1時間近く掛かったように思いますが、電池の持ちがよくて充電機会が少なかったのであまり気になりませんでした。

USBケーブルは主に充電目的で使っていました。PCとペアリングするための無線ドングルが付属していましたが、Bluetoothでスマホとペアリングすれば専用アプリがせっせとデータをインターネット上のサイトに送ってくれます。なので、このドングルの出番はありませんでした。

Fitbit ChargeHRの場合、スマホアプリが非常に良く出来てまして、ペアリングも簡単。データ連携も早いですし、データの見せ方も上手です。活動計としては、これが一番良く出来ているように思います。

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Garmin vivosmart HRですが、充電は専用のUSBケーブルなのはFitbit ChargeHRと同じです。でも、こっちはデザインがイマイチだし正直ちょっとだけ嵩張ります。サードパーティー品など出ておらず、純正品はスペアパーツ扱いで購入出来ますが、3500円ほどします(しかも国内じゃまず入手出来ない…それは本体も一緒か)。

電池の持ちは3日ぐらいですが、ANT+で心拍をブロードキャストすると電池の消費はグンと早くなります。充電時間は1時間弱ぐらいですが、感覚的には3機種の中で満充電までの時間は一番長いように思いますが、運用上の支障はありません。

なおブロードキャスト時に電池の持ちですが、速報記事でも書いたとおり、ファームウェア2.50では動作がやや不安定で十分なテストが出来ていません。10時間ぐらいは持ってくれるようですが、これについては今後のレポートをお待ちください。

データ同期方法ですが、USBケーブルをPCと接続すると専用アプリ(Garmin Express)が自動的にデータを記録してくれます。また、これまでの機種と同様にBluetoothでスマホと同期して、アプリからインターネット上の専用サイトに自動アップロードされます。

アプリは他のGarminのGPSなどのデータ統合されており、非常に多機能です。EdgeシリーズやForerunnerなどの他のGarminのデバイスを持っている人ならば、データが統合して管理されているのは非常に便利ですね。

まとめ:PULSENSE PS-500Bの長所と短所

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PULSENSE PS-500Bの長所と短所は以下の通りです。

○心拍計の精度が高く、運動中に心拍を確認出来る大きな液晶表示画面
○国内メーカー製という事で入手性がよく、安心感がある
×日常的に腕に巻くには大きさ的にもデザイン的にもイマイチ
×取り付け時に操作をしないと心拍センサーが動作しない
×アプリの出来がよくない。必要最低限の機能しか無い
×充電クレイドルが大ぶりで旅行などに持ち出しにくい

【総評】
心拍の精度を求めるトレーニング指向の人に向いている。本体のみで完結して現在のデータを見れるので、スマホを持っていない人にもお勧め。

まとめ:Fitbit ChargeHRの長所と短所

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Fitbit ChargeHRの長所と短所は以下の通りです。

○日常的に腕に巻いていても問題ない大きさとファッショナブルなデザイン
○アプリ類が良く出来ていて、周囲のFitbitユーザーと競争も出来る。
○夜間の視認性も高いEL表示のディスプレイ
○電池の持ちがよく、USBケーブルもコンパクトである
×ディスプレイの数値が常時表示されず、時計として使いにくい
×表示される情報量が少ないので、トレーニング時の数値把握には不向き
×スマホありきの製品であり、単体では記録用のバンドと考えた方がよい

【総評】
高度に進化した万歩計であり、日常的な活動をロガーとして記録しておくのに向いている。積極的にトレーニング時に活用するというものではない。心拍計として機能を期待するならば、もっと表示が見やすい機種にするか、スマートフォンアプリでデータを確認する必要がある。

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Garmin vivosmart HRの長所と短所は以下の通りです。

○適度なコンパクトさと大きなディスプレイにより、日常的に時計としても活用出来る
○もっとも多機能で、心拍センサーとしてANT+で心拍数をGarminのサイコンに飛ばせる
○ディスプレイの操作性、視認性が高くて電池の持ちも悪くない
○他のGarminのデバイスを持っているとデータ記録の幅が広がる
×心拍計としての精度が(今のところ)イマイチ
×今のところ、日本未発売のため、海外から並行輸入するしかなくファームウェアも不安定

【総評】
自転車乗りでGarminのサイクルコンピューターを持っている人にはvivosmartHRが一番だと思います。後発のため機能はもっとも多彩で、Garminの動画カムの制御やスマホ連動で取得した天気の情報を表示したり、スマホからの通知機能も充実してます。なんといってもANT+対応であることが自転車乗りにはメリットが大きいですね。ディスプレイの情報量が多くて操作しやすいのは非常にありがたいです。ただし、ランナーの人にはGarminから専用品も発売されているので、そっちもオススメしておきます。
※現時点でANT+ブロードキャストはちょっと不安定です。

心拍計&活動計のあれこれ

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写真はSUNNTO t3cっていう心拍計で、私が生まれて初めて買った心拍計です。これは自転車を始める前にジョギングとかジムでの運動で使っていました。胸に心拍センサーを巻く必要があり、日常的に使うような代物ではなかったですね。

この前、押し入れから引っ張り出したら樹脂バンドが劣化して、パキンともげてしまいました。こうなるともうご臨終ですかね。時計の機能に心拍計測機能が付いただけで2万円以上していました。いまや、 もっと多機能になった心拍センサー付き活動計が2万円を切る値段で買えるんだから進化したもんです。

現在も心拍計は胸にセンサーを巻くタイプの物が主流です。確かに精度は高いですし、動作も安定していますが、日常的な歩数計測やちょっとした運動の際に胸にセンサーを巻くのはちょっと違うかなぁ、と思うわけです。ブルベなどの場合、10時間以上のサイクリングなどので胸に巻くのもあまり苦にはならないですが、ちょっとジョギングやちょっとトレーニングで1時間ほど使うのに胸にセンサー巻くか?と言われると…

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動作テスト時にPULSENSE PS-500BとFitbit ChargeHRを2つ取り付けて1日活動してみました。ただ、やっぱり正直ウザい。腕に巻くのは1つまでと考えると、一番自分の使い方に向いているものを1つだけ巻くのが理想でしょう。

今回は三機種を比較しましたが、ハードとして出来ることはどの機種にも大きな差はなかったりします。微妙な機能差やアプリの使い勝手、その人のライフスタイルにあった物はどれか?という情報があまりにもないので、今回まとめてみました。

ただし、これらは現在のファームウェアでは、という話になります。PULSENSEはもう割と安定しているので、今後ファームアップはないと思いますが、vivosmartHRやChargeHRはファームウェアのアップデートで色々と機能が変わっていくことでしょう。

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3機種のうちの一般的なオススメを、と言われたらFitbit ChargeHRを挙げます。思ったよりカッチリした動作で、ちょっと感心しました。世界的にFitbitの活動計が売れているのも分かるような気がします。見た感じも格好いいですし。普通の人が活動計として使うなら、これがベストだと思います。

Garmin vivosmart HRはとにかくANT+のブロードキャストを目的に買いましたが、それ以外の活動計としての基本もしっかりと押さえられていました。という訳で今回はこれを手元に残すことにしました。vivosmartHRはまだ国内で普通に入手出来ないので、現時点では人柱の覚悟のある人にしか薦められないですね。

PULSENSE PS-500Bは今年の大半を連れ添ったので愛着はあります。しかしながら基本スペックが後発の物と比較して古くさくなってしまいました。私が欠点だと思っているところを払拭した新製品を期待したいところですが、今のところ出る気配もありません。やはり立ち上げ時にアプリの出来の悪さが、伸び悩んだ理由でしょうか?

額に心拍センサーをとりつけてANT+で飛ばすヘルメットやキャップというのも実用化されており、今後も心拍計測デバイスは進化していくと思いますが、面白いものがあったら人柱になる覚悟でおります。ただ、前述のヘルメットはヘルメットの下にサイクルキャップとかを被れなくなるので、見送りかな~。