速報:GARMINの腕時計型心拍計 vivosmart HRを入手しました

速報:GARMINの腕時計型心拍計 vivosmart HRを入手しました

※2016/1/12 追記
日本語版発売に伴い、この記事を検索でやってくる人が増えましたが、その後の情報追加もしていますので合わせてごらん下さい。
Garmin vivosmart HRに新ファームウェアでANT+のブロードキャストが安定
Garmin vivosmart HRの心拍計の精度とHRブロードキャスト時の電池の持ちについて
Garmin vivosmart HRのロングライドテスト その2


昨年、PULSENSEという腕時計型の心拍計を買いました。そのときのレポートはこちら。今まで心拍計というと、胸に巻くタイプの心拍センサーを取り付けて、そのセンサーからの電波を飛ばして心拍を測るものでしたが、PULSENSEが出てから腕に巻くだけで測れるタイプの心拍計が次々と発売されています。

自分は心拍計が大好きで、最初にSUUNTOの心拍計を買ってから、ポラールの心拍計、Garminのサイクルコンピューターで心拍を表示したりと、新しいものをどんどんと試してみました。やはり腕に巻くだけで測れるというのは手軽ですし、日常的に心拍が測れます。PULSENSEは精度も良くて満足して使っていたのでありました。

特に家でちょっとローラーを回したりするときにも胸のバンドを巻くのは面倒だったりしますし、ブルベなどの超ロングライドでは胸バンドが皮膚に擦れて不快だったりする事があります。なのでGarminのサイクルコンピューターに心拍を飛ばせる腕時計型の心拍計があれば…とずーっと思っていたのでありました。

その機能を備えた腕時計型の心拍計がGarminから発売となりました。それがvivosmart HRです。この心拍計はGarminのANT+という無線通信規格に対応しているので、Edgeなどのサイコンに電波を飛ばすことが出来ます。

ANT+対応の腕時計型心拍計はvivosmart HRが最初のモデルではなく、MIOというメーカーの製品が既に存在していました。しかし、スペックを見てみるとANT+で電波を飛ばすと電池が8時間しかもたないという事もあって、自分の用途には合わなそうなので見送ってました。

vivosmartHRはカタログスペックでは、電池は5日間持つと書いてましたがANT+で電波を飛ばしたときの電池の持ちは不明です。まぁ、ここは一つ人柱になってやろうということで、スペインのBikeinnで発売前に予約注文しました。お値段は16000円ちょっとでございます。もちろん日本の代理店ではまだ扱っていません。

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11月末に品物が発送されて、12月になって手元に届きました。vivosmartは色が3色ありまして、黒色だけ腕バンドが長いモデルが存在します。他の色はバンドは標準の長さのものしかありません。自分は青色を購入したので、バンドの長さは標準です。私でも標準で長さは足りるので、腕に巻く目的であれば多くの日本人はバンドのは標準で大丈夫でしょう。

本体と専用のUSB充電ケーブルが付属します。あとはマニュアルが付属しますが、日本語のものはありません。Webでもマニュアルは公開されています。設定をするにはPCとUSBで接続してGarmin Expressというソフトで連携するか、Bluetoothでスマートフォンに繋いでスマートフォンアプリのGarmin Connectから細かい設定を行います。

本体には物理ボタンが一つと、表示面にタッチセンサーが内蔵されています。このタッチセンサーは静電式だと思われますが、操作した感じは上々です。スワイプして表示モードを切り替えたり(心拍、時計、スマホ通知、天気、階段昇降、カロリー消費、歩数など)できます。

運動を始めるときはメニューから運動開始とすると、Garminのサイコンのアクティビティと同じように心拍ログが取れるようです。GPSは内蔵してませんから、あくまでも移動距離(歩数)、心拍などのログを残せるのだと思いますが、実はまだこの機能は使ってないので推測です。

物理ボタンを押すと設定メニューの呼び出しが出来ます。設定はタッチした位置もちゃんと検知するようになっているので、設定変更の操作感も分かりやすいです。なお言語メニューは英語、フランス語、イタリア語などの1byte文字コード圏の言語が8つほど選べますが、日本語メニューはありません。

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専用充電ケーブルで充電中のvivosmart HR(左)。右は並行輸入でebayで購入したfitbit Charger HRの青モデルです。fitbit Charger HRも腕で心拍を測るタイプの心拍計で、これはこれで優秀で面白い心拍計です。サイズ的にはよく似ています。




腕に巻いた時のサイズ感はvivosmartもfitbitもほぼ同じような感じ。PULSENSEよりもサイズはコンパクトで、腕に巻いていることをあまり意識せずに使えます。この3つの腕時計型心拍計、それぞれ一長一短があるのでその辺は詳細比較レポートをいずれ書く予定です。

vivosmart HRですが、さっそくスマホとBluetoothのペアリングをして、スマホアプリから細かい設定を変更します。着信や通知を飛ばすことが出来るのは、これら3つの心拍計の共通した機能です。普通に腕に巻いて心拍が表示出来る所まではあっさりと設定完了でございます。

で、肝心のEdge1000などのサイクルコンピューターにANT+で電波を飛ばす機能ですが、通常時から電波を常に飛ばしている訳ではありません。設定メニュから「心拍をブロードキャストする」というメニューをONにすると、vivosmartHRで測った心拍が無線で周囲のANT+機器に飛ばされます。

このメニューをONにして、Edgeなどのサイコンからセンサーを検出するとあっさりとvivosmartがペアリングされて、サイコンに心拍が表示されるようになりました!

しかし、今のところ少々動作が不安定です。ファームウェアは購入した後にバージョン2.50にアップデートしたのですが、気がつくとEdgeとのペアリングが切れてしまっていて心拍が表示されなくなる症状が発生してます。これが発生するとvivosmart側の前述のブロードキャストする、という設定を一度オフにして再びONにしないと心拍が再表示されません。

また心拍をブロードキャストしている間は、vivosmart側の画面は心拍画面で固定されてしまいます。時計として時間を確認したり、歩いた歩数などを表示する画面を表示する事が出来なくなります。心拍をブロードキャストしている時は画面を触ると「ブロードキャストをOFFにしますか?」という画面が出てくるので、服などに擦れて誤動作してブロードキャストがOFFになってしまうこともあります。

この辺は新製品ということもあってファームウェアがまだまだ練れていない感じがします。信頼性や安定性という観点からすると、1日中走るサイクリングで胸のセンサーの代わりとして使うには、現時点では難しそうです。とはいえ、このレポートはまだ速報で実際に試していないので、後で意見は変わるかもしれません、あしからず。

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心拍センサー部のアップ。LEDで光を当てて血管の脈動から測るっていう仕組みみたいですが、この辺はPULSENSEもFitbitも同ような作りです。USB充電ケーブルは独自規格で、いまのところサードパーティ品はありません。Fitbitも独自ケーブルですが、1000円ほどでサードパーティ品がAmazon.co.jpで容易に入手できますが、vivosmartの物は海外通販でないと入手出来ず、3000円ぐらいするのが痛いかな。

これまでに販売されていたGarminのvivofitなどはベルトが簡単に交換できましたが、vivosmartはネジ留されています。今のところバンドだけの販売はされていないようなのですが、いずれは消耗品として入手出来るだろうと予測しています。

肝心のブロードキャストモードでの電池の持ちですが、仕事中にずーっとブロードキャストした状態で使って試してみました。気がつくとブロードキャストがOFFになっている事がありましたが、その都度、ONにしなおして実験しました。朝8時半からずーっとONにして、深夜に帰宅するまでは問題なし。寝るときもONにしたまま寝て、翌朝に電池残量がほぼ空っぽになってました。

という訳で控えめに見積もっても20時間ぐらいは持つのだと思います。ぶっちゃけvivosmartの本体のバックライトを表示した時間によっての影響を受けそうなので、今後のファームウェアの進化で電池の持ちは向上する可能性もあります。ブローキャストしない状態では3日近く持ちますので、この辺はfitbit Charger HRと同じぐらいの電池の持ちです。

ブロードキャストモードで使っても一日のサイクリングぐらいでは問題なさそうですが、600kmブルベでずーっと使うにはちょっと電池が不足かもしれません。充電ケーブルを持っていって仮眠時にモバイルバッテリーで充電すれば行けるかな? しかし、現状では途中で心拍が拾えなくなるという症状が解決されないと辛いですね。

故障の可能性もありますが、Garminのフォーラムなどでは私と同じ症状を訴えている人がいますので、ソフトウェア的な不具合の可能性もあります。なお、ANT+で電波を飛ばすブロードキャストモード以外の、アクティビティロガーとしての機能は問題ありません。かなり細かい項目が取れるので、ロガーとしては優秀かな。

まだ試し始めたばかりなので、ANT+での連携に期待している方については人柱覚悟で使う必要があるかと。今度、詳細にレポートしていくつもりです。