vivosmartHR 英語版2.90ファームがリリースされました

日本語版も発売となり、vivosmartHRの利用者は増えているようですね。発売されたばかりのGarminのデバイスは頻繁にファームウェアが更新されますが、英語版のvivosmartHRの2.90ファームが発表となりました(日本語版のJモデルは1/30現在、まだファームは公開されていないです)

今回も変更内容が結構ありまして、その中にも私が期待してた修正が入ってました。


Changes made from version 2.60 to 2.90:

  • Added a Heart Rate graph that can be viewed with a press on the Heart Rate Widget.
  • Fixed an issue that always started the Heart Rate Widget with some default HR values. The Widget will now show the most recently recorded HR reading until it obtains a new valid reading.
  • Added music controls widget to the activity training widget loop if the device is paired with a mobile device.
  • Gesture based Backlight trigger is now enabled.
  • Added support for ‘Cardio’ and ‘Other’ activity types.
  • Added a new setting to control the display brightness on the device.
  • Fixed a bug that reset HR values while the user is in a HR-broadcast session.
  • Fixed a bug that enabled sleep tracking while the device is connected to a charger.
  • Other bug fixes and improvements.

まずは気になる修正点ですが、2番目の「心拍表示が常にデフォルト値から表示ではなく、もっとも最近計測した心拍値が表示されるようにした」というもの。このデフォルト値ってのが多分72bpmでして、心拍を計測して値が取得できるまで、とりあえず72bpmが表示されるという症状が改善されたのだと思います。

そして7番目のHRブロードキャスト中に心拍値がリセットされてしまう不具合を修正というのがあります。これが、私が長時間のロングライドでのテスト(1回目2回目)で報告している急に心拍値がデフォルトと思われる72bpmに下がってしまう不具合の修正なのだとしたら、非常に嬉しいです。

という訳で、近いうちにまたロングライドでのテストを実施しなければならないですね。

新機能も増えています。ジェスチャーによるバックライトがやっと動作するようになりました。バックライトの明るさの調節設定が追加されまし。vivosmartHRはバックライトが暗くて分かりにくいのですが、確かに腕を動かした時にバックライトが付くようになりました。

追記:コメントにもあるとおりこれまでのファームではバックライトの自動点灯については、説明通りに機能してませんでした。このファームでやっと実装されたようです。

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そして大きな機能追加といえば、心拍グラフの表示機能が付いたことです。心拍表示の画面をして画面をタップするとスライドして直近4時間の心拍値の変化をグラフ表示してくれるようになりました。

腕時計型の心拍計の中で単体で心拍のグラフを表示してくれる機種というのは、今まで私が使ってきたものの中にはありませんでした。これまではスマホなどにデータを同期してアプリで見るしかなかったデータが本体のみで見れるというのはありがたいですね

という訳で、ファームウェアでどんどん進化していくvivosmartHR。心拍のリセットという問題が直れば、機能的な不満はほぼ解決しますね。発売後に不具合を潰したり、機能が増えたりというのはGarminではよくある事ですが、今回も期待通りの展開です。

そういえば某ショップの検証でHRブロードキャストの電池の持ちが22時間というレポートも出てまして、私の実験結果ともほぼ一致しています。充電は1時間ぐらいで出来ますので、今年は胸に巻くタイプのセンサーはますます出番がなさそうです。

で、一ヶ月以上使っていてちょっと気になる事が一つ。vivosmartHRは本体部が横に大きく、ベルト部と違ってここは固いですから腕に沿いません。どうもこのエッジが腕の丸みに合わないところがあり、ずーっと巻いていると皮膚が擦れて赤くなっちゃいます。

乾燥している冬場だけの症状だと思うのですが、FitbitやPULSENSEなどの機種では発生しない問題であり、vivosmartHRの形状と腕との相性もあるのでしょう。寝るときも含めて身につけているものですから、こういった付け心地の部分はもうちょっと改良の余地ありですね。物理形状だけにファームウェアで直らないのが残念。

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