MAZDA2の15 BD i Selectionが安すぎる

  • 2025 年 2 月 11 日
  • 日記
  • 2164view
  • 14件

本日は祝日なり。体重は91.4kgでして、ついに年初から5kg減を達成しました。このように減量は順調なのですが、何故かあまり嬉しくないのです。まだまだ先が長いことにウンザリしているわけでもないのですが、妙にストレスが貯まっています。

最近悩んでモヤモヤしているのはNDロードスターの納車前にも関わらず、ソリオの買い替え先をどうするか?ということでして、フィットでほぼ決まりだと思っていたところに思わぬ伏兵が現れました。

モデル末期のMAZDA2が安すぎる

昨年の12月にマツダ2の15 BD i Selectionという新グレードが追加になりました。ちょうどNDロードスターの買い換えで頭が一杯だったので注目してなかったのですが、2014年以降フルモデルチェンジしていませんからモデル末期ということで、装備が私好みに充実してるのです。

エンジンは高圧縮比の1500ccのガソリンのNAエンジンという一番ベーシックなグレードでして、ホイールもスチールホイールという廉価グレードなのですが、26万円のオプションを追加するとほぼ最上位グレードでは?という装備になります。

・360°アラウンドビューモニター
・8.8インチの第7世代マツダコネクト
・全速同調のACC(停止は非サポート)
・ブラインドスポットモニター
・オートワイパー、オートハイビーム(アダプティブLEDではない)
・自動防眩ミラー
・運転席、助手席シートヒーター
・ステアリングヒーター
・本革巻きのステアリング、シフトノブ、ハンドブレーキ
・アナログのタコメーター(ノーマルはスピードメーター)

これまで乗っていたアクセラは最上位グレードだったので、それと比較しても劣るのはライトがアダプティブタイプではないこと、シートが本革ではないこと、電動パワーシートではないことだけです。

この26万のメーカーオプション装備にETC+マットをつけた見積で225万円なんです。実際には若干の値引きは見込めるとおもうので、他メーカーの同等装備のBセグメントのコンパクトカーと比較しても激安です。流行のハイトワゴン系の軽自動車でも、これだけの装備をつけたらこれより高くなります。

ちなみにナビを使うには約55000円の地図データが入ったSDカードが必要になりますが、購入しなくてもApple Car Playなどのスマホナビを連動させることが出来ます。それで不十分だったらSDカードを後で買い足すことが出来ます。

寒冷地で求められる装備

寒冷地で車を運用してて思うのは、ステアリングヒーターは一度使うと手放せません。シートヒーターよりも個人的には恩恵を受けていて優先度が高いです。革のシートは冷たいのでシートヒーターは必須なんですけど、ファブリックのシートならシートヒーターはあったら便利ぐらいに自分は思ってます。

360°アラウンドビューモニターは、お買い物での車庫入れなど日常的に使うにはできれば欲しい装備ですし、バイパスで車線変更が多い新潟ではブラインドスポットモニターはありがたい存在です。雪国だと4WDが必須な人もいるかと思いますが、我が家の場合には通勤で使わないし、家の周囲の除雪がちゃんとされているのでFFで十分です。

ちなみにで通勤で使わない、という事が意味することは、早朝や夜間のような冬場に凍結しそうな時間に運転しなくていいし、除雪しないと車出せないような日は車を使わなくてもよいという意味です。寒冷地で車通勤している人とは、車に対する要求が全く異なります。

今乗っているソリオは背が高いので車内が広いのですが、冬の運用で少々難儀を感じることがあります。開けた平原や橋の上みたいな横風が強く吹くところで、車高が高いことから横風にステアリングを取られることがあってヒヤっとします。また車内が広いから冷暖房の利きも悪いですし、洗車時も踏み台がないと天井に手が届きません。

マツダ2はデミオ時代から基本設計は変わっていないので、基本設計は10年前の車です。来年あたりにモデルチェンジという噂もありますが、本当に出るのか?という疑念もあります。それに新モデルがこんなにお買い得な値段で販売されることはないでしょう。

ソリオの買い替えは来年の3月を想定していたのですが、エアコンが必要になる夏前に買い替えちゃおうかな?と考えています。ちなみにソリオはエアコンガスが漏れるので、冷房が必要になる時期にエアコンガスを補充しないと冷房が効きません。今年の夏はガスを2回ぐらい補充して乗り切る予定でした。

買い替えの第一候補はフィットでした

NDロードスターは完全に趣味の車なので、普段使いの車は完全に実用性だけを考えて選ぼうと思っています。ソリオみたいなハイトワゴンを1度所有して分かったこととして、背の高い車は長距離運転する気になれないんですよね。高速などでも1200ccでは非力でした。

また雪が降ると除雪の影響で道幅が狭くなるため、横幅が約1800mmのCセグメント車のアクセラでは、すれ違いや車庫入れで気を遣いました。なので、雪国での日常の足としては5ナンバーサイズのBセグメントのコンパクトカーが良いと悟りました。軽自動車は更に日々のお買い物が楽だと思いますが、高速道路での利用や100km以上のロングドライブ、衝突時の安全性を考えると普通車がよいですね。

そんな中で一番条件に合いそうなのがホンダのフィットでした。ハイブリッドで燃費もよくて、長距離でも楽そうで荷物も沢山積めます。

特にフィットのセンタータンクレイアウトのお陰で、荷室の使いやすさはBセグメントにコンパクトカーの中では傑出して優れています。

自転車乗りなので、やはりいざというときにロードバイクが積みやすいというのはメリットです。といっても冷静に考えると、車にロードバイクを積む機会ってそんなに多くないな。ブルベにハマっていたころのロードバイク最優先な考え方がまだ頭から抜けてないかも。

自転車の積載のことはいったん置いておくとしても、フィットはリアの開口部も大きいし、床面と開口部の段差もあまりありません。段差が大きいと荷室に重い荷物を入れた場合、荷物を大きく持ち上げないと出し入れが出来ないのです。非力な年寄りとか女性には段差は少ない方が便利ですよね。

前席を倒すとほぼフラットになるのもフィットの利点です。レガシィに乗っていたときに荷室がフラットになること、ゲートの段差が少ない事の便利さは身に染みています。ここまで荷室がちゃんとしているBセグメントカーはとして、フィットは他の追随を許さないですね。

あと山形のコストコで大量に買い込んだりするので、素直に荷室の大きさは魅力です。特に冬場は灯油のポリタンクを5個とか積んだりすることがありますし、トイレットペーパーの買いだめとか大型家電を買っても積んで帰れそうな余裕は嬉しいです。

もっとも荷物を満載するような機会が年に何回そういう事があるか?というと、フィットと同じぐらいの荷室サイズだったアクセラでも年に1回あるかないか?という頻度でした。5人乗車もあんまりありませんので、本当に必要か?と言われると言われると少し微妙です。

フィットにに比較するとマツダ2の収納(上の写真)は他のコンパクトカー並み、いや少し劣るレベルだと思います。特に床面と開口部の段差が非常に大きいので、荷物をしっかりと持ち上げないと出し入れ出来ません。

開口部が小さいと自転車みたいな大物の出し入れに気を遣います。また後席を倒しても、後部の座面と大きな段差が出来ます。奥行きもフィットほどはありませんし、荷室の使い勝手でマツダ2はフィットに大きく劣っています。

荷室について妥協できればマツダ2もあり?

Youtubeの比較動画とかを見ても、2014年から基本が変わってないマツダ2と2020年にフルモデルチェンジした4代目のフィットでは、ほぼフィットが勝っている感想が多いです。

デミオからマツダ2になって、年次改良と共に電子装備は少しずつアップデートしてますが、電子パーキングブレーキは未だにありませんし運転支援も他メーカーと比較すると一世代古いです。車内の小物置きの少なさ、センターアームレストがない、燃費が一昔前の性能である、などという欠点が指摘されています。

しかし、そもそも通勤で車を利用しない自分としては、燃費の向上分で価格差の元が取れるほど走行しない可能性が高いです。運転支援はあった方がよいですが、新潟では高速道路に乗る機会もグッと減りましたし、現在のマツダ2よりも世代の古いアクセラの運転支援でも不満はありませんでした。

ほとんど一人で乗るので小物置きの必要性もあんまり感じません。センターアームレストがないのは残念ですが、それ以外の車内装備に不満らしい不満はありません。フィットの車内装備を今回の比較対象であるマツダ2と同等にすると、見積価格はぐっと高くなります。

以下がその理由です。

・フィットは最上位グレードのLUXEじゃないとステアリングヒーターが付かない
・LUXEは16インチアルミ、本革シートの最上位モデルなので価格が高い
・ブラインドスポットモニターがオプションで高い
・2024年モデルより昔のモデルは電動格納ドアミラーのキー連動がオプション
・360度ブラインドスポットモニターやナビモニタなどの価格が高い
・メーカー純正カーナビが高いわりにヘボい(しかも社外品が取り付けにくい)

フィットの利点である燃費、電子パーキングブレーキ、充実した運転支援などは、渋滞しない新潟で足代わりに使うのであれば必要とも思えません。つまり荷室の使い勝手に妥協が出来れば、フィットよりモデル末期のマツダ2の方が安くて、自分には合っているということです。

フィット4は不人気らしいけど相場は安くはない

フィット4はデザインが可愛くなりすぎたので、先代より売れ行きが落ちたと言われてます。初代や二代目は安かったこともあって普通車のNo.1に君臨してましたし、現在のようにN-BOXにお客が流れるということもありませんでした。

現行のフィット4は多くのユーザーがN-BOXに流れはしましたが、十分に売れている車だと思います。その証拠に不人気と言われてますが新車価格は安くないですし、2020年の発表時の価格からの値上げ幅がとても大きいです。

新車はどのメーカーでも値上げ傾向ですが、ホンダはN-ONEなどの軽自動車も含めて他のメーカーよりも値上げに積極的で値上げ幅が大きいように思います。フィット4はデザインの見直しの入った2022年秋のマイナーチェンジ後、価格がかなり上がっています。

ステアリングヒーターを装備している最上位グレードであるLUXEのWeb見積を出してみましょう。条件を揃えるためにガソリンモデルにしてみますが、新車では50万ほどフィットの方が高くなります。

上記の見積にはマツダ2には含まれるアラウンドビューモニター、ブラインドスポットモニターはついてません。カーナビもナビ機能のない安価なディスプレイオーディオを選んでます。ハイブリッドではないガソリンモデルでは燃費は同じぐらいでしょう。

フィットがマツダ2に勝っているいるのが、センターアームレスト、世代の新しい運転支援、電動パーキングブレーキ、荷室の使いやすさ、革シート、16インチアルミホールなどです。しかし、革シート、電動パーキングとか16インチアルミホイールとか要らないんだよなぁ。

トータルの乗り心地とか見切りの良さなど、後席の快適さなど数字に表れない部分でフィットの方がマツダ2より優れているところもあるでしょう。車の所有欲や全体的な上質さはフィットのLUXEの方が上でしょうが、自分の場合には最上位グレードを買ったNDロードスターで満たせてしまうと思います。

それからフィットの大本命はガソリンエンジンではなくハイブリッドのモデルだと思います。LUXEのハイブリッドで見積を出すと300万円を超える金額になります。あとフィットは販売店での値引きが渋いことで有名でして、マツダ2よりも値引きは期待できないです。

これまで自分はフィット4のLUXEグレードのハイブリッドモデルの中古車を最優先に検討していました。フィット4は不人気と言われながらも、中古があんまり安くないんです。最上位グレードのLUXEのハイブリッドモデルに必要なオプション装備が付いているモデルとなると、3年落ち4年落ちの2~3万km走行で190~200万ぐらいが現在の相場となります。

マツダ2はもっと中古が安いですが、ステアリングヒーターを優先すると過去のモデルでは最上位グレードでないと装着されていません。電動パワーシートや本革シートなど自分に不要な装備もセットとなった高級グレードになるので、流石のマツダ2でも中古価格は上がってしまいます。

ホンダ車の乗り出しが高くなるのはナビとかオプション類の価格が高いことが原因でして、それが影響して中古での価格が高めです。あとフィット4でお買い得感があるのは、最上位グレードのLUXEではなく中間グレードのHOMEなんですよね。売れ線なので中古市場にも豊富にあります。

ただしHOMEにはステアリングヒーターがオプションでも付きませんし、シートヒーターもオプションなので、装着されている車を中古市場であまり見掛けません。フィットのHOMEのハイブリッドなら中古の3年落ちが150万でお釣りがきますので、非常にお買い得だとは思うのですが。

内装装備の優先順位は人それぞれ

3月末にNDロードスターが納車されたら、車に対する考え方への影響が少なからずあると思います。これまで次の車は中古のフィット4で鉄板と思っていましたが、冬を迎えるとステアリングヒーターのありがたみを非常に感じてしまって、マツダ2の新車に心が傾いてます。

アクセラのステアリングヒーターは実に暖かくて快適でして、マツダ2にはあれと同じ物が装備されるでしょうから不満は全くありません。狭い車内はエアコンの効きがよいでしょうし、車内が狭いことに抵抗はありません。NDロードスターに比べりゃマツダ2でも十分に広いだろう、と割り切れます。

電動パワーシート、豊富な小物入れ、電動パーキングブレーキも自分には不要な装備です。フィットの方がフロントの見切りがよさそうですが、マツダ2に360°アラウンドビューモニターがあるなら使い勝手では見切りの悪さは気にならないでしょう。ステアリングは本革希望ですが、シートは本革よりファブリックの方が好きですし。

荷室の狭さ、使い勝手の悪さだけが気になってますが、東京と新潟を行ったり来たりしていた頃の印象で「荷室は大きい方が便利」という刷り込みがあると思います。現在は以前のように荷物を積むことは減ってきています。以前は母の自販機に入れる飲料を10ケース以上積んだりしていたのですが、最近はそういうこともなくなりました。

デザインはフィットよりマツダ2の方が好みですし、荷室さえ割り切れればフィットよりマツダ2が俄然と魅力に思えてきてます。

新車なら仕事引退まで買い替える必要が無い!

自分は仕事引退まで10年を切りました。4~5年落ちのフィットのハイブリッドを購入すると、6年後ぐらいの車検で買い換えを検討することになるでしょう。つまり仕事の引退までに買い替えが発生します。しかし、新車のマツダ2を今年購入したら、仕事引退のタイミングまで乗り続けることが可能です。

1500ccのNAガソリンエンジン車は燃費はイマイチでしょうが、維持費は安いです。モデル末期なので、これから不具合に当たる確率も低いです。日常の買い物はもちろんですが、高速で遠出するのにも十分なスペックです。少なくともソリオよりは運転は楽しいでしょうし、悪天候の影響も受けにくいでしょう。

マツダ2は世代的には購入したNDロードスターとほぼ一緒ですし、エンジンのベースも同じです。同じような車を2台も所有するのはツマラン、と思わなくもないですが、メーカー違いで複数のディーラーと付き合う面倒さからは解放されます。もしフィットを選ぶなら中古になるので、近くの車屋さんでオークションで探して貰うのも楽しそうなんですけどね。

こんな感じでここ1週間ぐらい、この件を色々と考えてしまっています。フィット4の中古相場を眺めつつ、マツダ2の新車もいいぞ!、という妄想が止まりません。こうやって考えている時が一番楽しいです。

この自分にとっては超お買い得なマツダ2 15 BD i Selectionですが、2025年の夏ぐらいまでは少なくとも継続されると予想しています。快適装備をフル装備してこの安さは驚異だと思うのですが、あまり話題になってないです。CX-5やCX-30にも非常にお買い得なグレードが追加されてますし、モデル末期ということを割り切れば良い選択だと思うのですが。

しかし、焦ってはいけません。NDロードスターで日常生活でカバー出来る範囲が分かってきて、もう一台の車に要求するものが具体的見えてきて、それから決断した方が正しい決断を下せそうです。

とはいえ、NDロードスターが納車された後にディーラーで試乗させてもらって、使い分けがイメージ出来そうだったらマツダ2を買ってしまいそうな予感はあります。

追記:誰も興味なさそうだったけど、ここんところ一番気になっている内容なので気合いを入れて書いた。書いた後も見直して訂正しまくっている。休日の4時間ぐらいを投入した大作です(笑)

追記2:結局、マツダ2を買いました(笑)

日記の最新記事8件