フレックスベルの可変式ダンベル導入





11月ぐらいから冬トレーニングに備えて色々と道具を揃えてます。今回はかなり高価な可変ダンベルをブラックフライデーセールで購入した、というお話です。

筋トレを始めています

11月にトレーニングベンチを導入してから、筋トレが楽しくなってきてます。

写真が14000円で購入したトレーニングベンチです。自分の身長だと少し長さが足りないのですが、まだまだ筋トレ初心者なので当面は使い続けます。主に朝の時間や、お昼休みの少しの合間にダンベルを使ったトレーニングをしています。

参考書は2022年に発売された自宅で楽しむダンベルトレーニングという書籍です。写真が多く掲載されていて、各トレーニングの始め方やトレーニング時の注意事項などが詳しく書いてます。最初はYouTube動画でダンベルトレーニングの方法を探していたんですが、動画ではトレーニング中の動きはわかりやすいのですが、完全に初心者向けにトレーニング種目を説明している動画が少ないのです。

例えば重いダンベルをベンチを使う場合、どういう風にトレーニング体勢まで安全にダンベルを移動させるか?とか、ダンベルが上がらないときにどうやってダンベルを下ろすか?などいくつかの種目で記載されてます。指導者がいない筋トレ初心者にとって、こういう内容は非常にありがたい本です。

これまでは15ポンド(6.8kg)と25ポンド(11.3kg)の2種類の重さの固定ダンベルセットを使って筋トレをしていましたが、1ヶ月ほどで重さに物足りなさを感じるようになりました。筋トレって初心者の頃ほど成長が早いようで、どんどんと重量を上げられるようになります。11.3kgの固定ダンベルでも重すぎる!と感じたヘボ初心者の自分でも、種目によっては「もっとダンベルを重くしたい」と思うことが増えてきました。

そんな訳で、みんながおすすめする重さが可変できる「可変式ダンベル」が欲しいと思うようになりました。道具を揃えるところからスタートするのが私の流儀でして、最初に道具を揃えることで自分を追い込んで継続させていくというスタイルです。

知らない世界では目利きが効かないので新品を頼る

こういうダンベルって使わなくなって死蔵している人が多いようで、オークションにかなり出品されています。しかも新品よりも、かなり安価になることが多そうだと思ってました。実際に調べてみると、予想通りでして、安物からみんながおすすめする定番品まで、それなりに可変ダンベルは出品されていました。ダンベルは重量物なので、送料がかさみます。なので「引取限定」という出品も多いんですが、だいたいの出品者は首都圏のリサイクル業者なんですよね。

しばらく観察してみると、それなりに出品はあって、新品の半分ぐらいの金額で定番品の可変ダンベルがオークションではやり取りされていました。自分はフレックスベルの可変ダンベル32kgのセットを狙っていたのですが、新品だと7万円ぐらいしますが、これが中古になると3~4万円ぐらいが相場のようです。そんなわけで一時期は中古品を買うつもりで探していたのですが、落とし穴があることに気が付きました。

フレックスベルのダンベルの場合、現在は2kg刻みで重さが変えられるのですが、以前のモデルは4kg刻みでしか重さが変更できず、しかも構造的に現行モデルよりも使い勝手が悪くて危ないらしいのです。で、オークションで安価に出ているフレックスベルのモデルは旧モデルばっかりでした。現行モデルの出品もたまにあるのですが、それはやはり高値安定だったり、送料も入れると結構なお値段になってしまいます。

フレックスベルの販売代理店のアウトレット品も販売されていたりしますが、どのへんに不具合があるかわからないのに、いきなり保証なしのものを買うのは厳しいです。これが慣れている自転車パーツなどであれば自分の目利きが効くのですが、初心者である筋トレ用品に自分の目利きは通用しません。

ちょうどブラックフライデーセールが色々な通販サイトで開催されていましたので、これを機会に清水の舞台から飛び降りるつもりで新品を購入することにしました。

リセールバリューも考慮するとフレックスベル

可変ダンベルで使いやすいのはフレックスベルプロバーベルなどが有名です。重さを求める人は40kg超えの重量が選べるプロバーベルがよいとのことですが、どうもグリップの太さが気になります。フレックスベルと同じような構造のライシン ヘリックスミラーという製品も1kg刻みで重量が変えられる上にフレックスベルより安価なのですが、こちらもグリップが太いんですよね。

フレックスベルは筋トレ初心者の自分でも知っていた定番の可変ダンベルでして、知名度は抜群です。ほぼ同じようなスペックと価格なのですが、フレックスベルの方がリセールバリューが良さそうなのと、グリップが太くなくて扱いやすそうです。他の2つの製品は、YouTube動画のレビューでグリップの太さが欠点として必ず挙がってました。

フレックスベルの中でも、重さが2kg刻みで32kgまで変えられるモデルを選ぶことにしました。本格的な方は重さで36kgのモデルを好まれるようですが、自分はまだ初心者ですし若くもないので32kgで十分と考えました。あと36kgモデルは完全に2kg刻みではなく、重さが3kg刻みで変わるところがある、というのも美しくないと思いました。

それからスタンドを床から浮かせて置けるスタンドも購入することにします。毎回、床から持ち上げると腰を痛めそうですし、スタンド単体で購入しても13000円程度と思ったより安価だったからです。なにげにスタンドがスタイリッシュで、部屋にダンベルを置いたときの収まりがよさそうというのも導入を決めた理由です。

ブラックフライデーセールで飛ぶように売れる高級ダンベル

新品で買うとして、どこで買うか?が次の問題です。大手通販サイトでは12/1までブラックフライデーセールをやっていました。特にAmazonではすごい勢いでセール品の在庫がなくなっていきます。可変ダンベルも10~15%ぐらいの値引になっていて、高価だしそんなに売れないだろうと思っていたのですが、最終日の手前で在庫がなくなる製品が出てきました。

自分はAmazonでライシンという代理店が販売していた、フレックスベル32kgのオールブラック色のセット+専用スタンドを79800円で購入するつもりでした。ただし、中古品やアウトレット品にするか?をギリギリまで悩むつもりだったので、セール最終日に購入すると決めていました。しかし、最終日の前日にライシンさんではフレックスベルの32kgモデルの在庫が無くなり、上記のセットじゃ購入できなくなったのでした。

これで少しテンションが下がってしまい、今回のセールで縁がなかったのは神様が「初心者のお前がそんな高級なダンベルを使うのは、まだ早い」と言っているのだな、と諦めかけました。しかし、拾う神あれば捨てる神ありといいますが、Yahooショッピングもブラックフライデーセールを開催していたのです。

ひょっとしたらAmazonのブラックフライデーセールに負けない価格で入手できるかも?、とサイトを検索してみます。Amazonにも出品している代理店がYahooショッピングにも出店してまして、代理店によっては値引率がAmazonを上回ってました。しかし、Amazonと同様にオールブラックという色の在庫が欠品している業者が多く、ダンベル人気ありすぎだろう!と正直驚いていました(笑)

しかし、なんだかんだで在庫を持っている代理店が見つかりまして、フレックスベルの32kgのオールブラックをセットで61,390円で購入することができました。専用スタンドは前述のライシンさんのYahooショッピング店で、11,922円で購入しました。Yahooショッピングで最大に割引を得るには、PayPay払いにする必要がありますので銀行口座から7万円ほどをPayPayにチャージして、合計73,312円でダンベル2個とスタンドが購入できました。

Amazonで買おうと思っていたスタンドセットは79,800円でした。Amazonポイントの還元が3500円ほど受けられるのですが、それよりもYahooショッピングで安価に入手できるとは思いませんでした。Amazonのブラックフライデーセールが最高に安い!という刷り込みがあったのですが、実際にはそうでもないんですよね。

ブラックフライデーセールで物流が混乱してても、新潟は翌日には届く

12/1の朝に注文を済ませたら、その日のうちにどちらも発送連絡があり、翌日の2日の夕方には佐川急便が持ってきてくれました。ブラックフライデーセールで物流量が増えていて、遅れる可能性がありますという連絡が来ていましたが、地方から地方の配送なので混乱はなかったようです。東京に住んでいたときは荷物の遅れは日常茶飯事だったんですが、こういうときは地方在住の方が有利です。

玄関に届いたダンベル2つとスタンドを、二階のトレーニングルームに運びます。スタンドは組み立てが必要ですが、箱自体はそんなに重くはありません。流石に32kgのダンベルは重いので、ぎっくり腰にならないように慎重に持ち上げて、階段の段の上に箱を乗せて一段づつ持ち上げて運びました。これだけで腰に張りを感じるレベルの筋トレになりました(笑)。




スタンドを組み立てるが、これは買っておいてよかった

先にスタンドの箱を開梱して、組み立てを行います。厚みのある鉄の角パイプをネジで結合していくのですが、作業に必要な工具も付属しており、ネジがなかなか入っていかないとか、部品のバリがひどいなどというようなこともなく、スムーズに組み立てができました。

ただし、自分は付属工具は使わずに、手持ちの工具を使って作業しました。最後にパイプ結合部のネジをしっかりと締めこむと、脚が床に対して水平に接地しないようでガタがあります。なおで、一度、各パイプの結合部のネジを緩めてしっかりと脚が接地している状態にして、そこからネジを締め上げました。少しガタは残りましたが、重さを掛けると接地するので、実用上はここにダンベルの載せるので問題ないでしょう。

写真では、可変ダンベルの台座が2つともセットされていますが、スタンドに台座は付属しません。ダンベルを開梱して台座を取り出し、スタンドに乗せて固定した状態が上の写真です。専用品だけあってパイプをしっかりとくわえ込むような構造になっています。スタンド自体の高さですが、自分は背が高いのでちょうど良かったです。

ダンベルの開梱とセッティングの作業を行った際、重量物を何度も床から持ち上げたため、これだけで腰が痛くなりました。スタンドがないと可変ダンベルの台座を床置きすることになり、ダンベルを使用するたびに床から持ち上げることを繰り返すことになります。これは絶対にギックリ腰になりそうなので、私のような高齢な初心者はスタンドを買うことを推奨します。

ダンベルの開梱は台座を上になるように開封する

ダンベルが入った段ボール1個の重さですが、ダンベルが32kgに台座が加わるので35kg近くなります。この重さだと佐川のラージサイズ飛脚便でないと送付できませんから、もし1個を新潟から東京まで送ろうとすると3360円かかります。将来的に手放すときのことを考えて、この元箱は処分せずに保管しておくことにしましょう。

1個目を開梱します。間違えて段ボール箱の底の方から開けてしまいました。なんかダンベルが上になっているので、こちらの向きの方が正常に思えます。しかし、この状態だとダンベルの重さを可変させるためにグリップを回すことができません。なので、最初はデフォルト値である4kg状態の可変ダンベルを持ち上げて取り出し、台座の上に残ったウエイトを取り出して何処かに置いておいて、やっと台座が取り出せます。

正解は台座が上になるように箱を開けることです。これならば台座を最初に取り出してスタンドに取り付けて、それからダンベル本体やウエイトを取り出して、台座にセットすることが可能です。今回はオールブラックという金属パイプ部分がシルバーではなく黒い色のモデルを選びました。こちらの方が人気があるようで、前述した通り在庫がない代理店がいくつもありました。

先に台座をスタンドに取り付けた絵を載せてましたが、ダンベルとウエイトをセットするとこんな感じになります。この位置にスタンドを置くと、左に写っているソファーベッドをベッド形態に変形できなくなります。もし人が泊まりに来たら、ソファーベッドの位置を少し移動させることにします。どうせ年に数回ぐらいしかベッドとして使うことはないですから。

それよりもダンベルスタンドをトレーニングベンチの近くに設置しておくことが肝要です。あまり距離をあけると移動中の事故が怖いです。このフレックスベルのダンベルは落下させた際に当たりどころが悪いと、シャフトが曲がって回転しなくなってしまうそうです。回転しなくなると重さが可変できなくなりますし、少しの曲がりでもグリップの回転が渋くなるそうです。なによりも落下させると床に傷もつきますから、とにかく事故には注意したいです。

ダンベルスタンドの下がデッドスペースなので、ここにこれまで愛用していた25ポンド(11.3kg)のダンベルを置いておきます。固定ダンベルは不要になったら手放そうと思ってますが、その重量が災いして送料が嵩みます。売却しても高値になることもないようですが、捨てるよりは売ったほうがマシです。11.3kgが2個であれば、丈夫な段ボール箱に入れても25kgに収まるので、ゆうパックで送付が可能なのはありがたいところです。

実際にフレックスベルの可変式ダンベルを使ってみた感想

フレックスベルのウエイトは梨地加工された金属ですが、軽く面取りされています。トレーニング開始時に、膝の上に縦にしたダンベルを乗せる「オンザニー」という姿勢を経由するのですが、このときダンベルを置いた脚の上が痛くなりません。これまでは周囲がゴムで覆われたAmazonの固定ダンベルを使っていて、トレーニング時の安全度は高かったので、可変式でも安全に使えるか?は気になってました。

(ちなみに上の写真では右のダンベルのウエイトの位置が1枚間違っているので、この後に直しました)

筋トレ初心者なので新品を購入したわけですが、好みのカラーが購入できたのは良かったです。グリップの回転もスムーズですし、握りの太さも丁度よいです。ダンベルベンチプレスなどの種目では、すでに11.3kgの固定式では重さが物足りなくなっていましたので、簡単に重さが足せるのはありがたいです。

自分が使っていたタイプの固定ダンベルと、フレックスベルで使用感を比較してみます。フレンチプレスのように頭の後ろでダンベルを上げ下げする種目だと、フレックスベルはウエイトの直径があるので、少し頭とかに当たりそうで怖いです。これはラバーで覆われてウエイトの直径が小さい固定式ダンベルの方が向いてます。それ以外は使っていての違いはあまり感じません。握りの太さも同じような感じですし。

まだまだ筋肉的には雑魚ですが、自分は太りやすい反面、筋肉も付きやすい「イージーゲイナー」という体質なので、1ヶ月のトレーニングで腕周りは確実に太くなりました。腕周りのトレーニングは「キツイ!」と感じるぐらいの重量でやらないと筋肉がつかないんですよね。市営ジムに通っていたとき、マシンの負荷をノートにメモで記録していたのですが、あのときも想像より早いペースで負荷を上げられました。

フレックスベルのダンベルの2kg刻みという可変量に不満はないですし、32kgという重さが軽く感じるようになるまではまだまだ遠い道のりでしょう。もしトレーニングが進んで重いダンベルに買い替えたくなっても、フレックスベルであればリセールバリューが期待できるでしょうから、安心して大事に使おうと思います。

最近のトレーニング状況

昨日、新潟の平野部でも今年初の降雪がありました。土日は晴れるようですが、すでに融雪パイプからの水がじゃんじゃん出ていまして、路面が乾くこともなさそうです。こうなるとロードバイクで屋外は走れませんから、しばらくは室内トレーニングに専念することになります。

現在のトレーニング部屋の状況です。トレーニングベンチの下には、トレッドミルの下に敷いていた厚手のゴムマットを敷いてます。トレーニング中にダンベルを床に置くときの、よい緩衝材になってくれます。このゴムマットですが、トレッドミル購入時におまけで付いてきたものなのですが、かなりしっかりしたもので重宝してます。

自分は朝の時間にトレーニングをするので、朝の時間帯に利用できない市営ジムは現在は利用してません。人目がないところで自分のペースで休憩を入れたり、TVでYouTube動画などを見たりポッドキャストを聞きながら筋トレするのが性に合ってます。前述した参考書をめくりながら、色々な重さを試しながらトレーニングできるのが自宅トレの良いところです。

トレーニングの時間は主に朝でして、朝はやる気があるのですが、仕事が18時に終わった後だと運動する気が起きません。夜に有酸素運動で汗をかいて食欲を飛ばして、さっさと風呂に入ってから寝るのがベストだとはわかっているんです。夜の時間帯はリビングでご飯を食べながらYouTube動画を見るのが常なので、Youtube動画を見ながら固定ローラー台を回すのがベストでしょう。

朝のトレーニングですが、6時ぐらいから三本ローラーを30分回して体が温まったら、残りの時間で筋トレを20分ほど行い、その後にストレッチをするという1時間ちょっとのメニューです。朝トレーニングは、その後に仕事があるので1時間で切り上げてますが、夜なら時間の縛りがないので有酸素運動の時間を増やせます。

夜にトレーニングをするには動画などを見ながら気楽に回せる固定バイクの活用が鍵だと思ってまして、Zwiftのアカウントの復活も検討しています。朝の時間帯は短時間で汗をかきたいので、三本ローラーをキツめにまわしてます。まだ少し恐怖心がありますが、30分は緊張感を持ってよいトレーニングができてます。

ただし、30分を過ぎたあたりから急に辛く感じてしまいます。三本ローラーに関しては続けやすいスタイルをまだ確立できていません。そういえばイガランダーさんは何年も毎晩のように1時間も三本ローラーを回していて、素直にすごいなと思います。