5/20の日記で書きましたが、5/13の鰻600の走行中に故障したGarmin Variaレーダーを購入元であるBike24のサポートに連絡して送り返しました。
サポートに連絡して送付する
まずはBIKE24の問い合わせフォームに購入した時の注文番号と症状を伝えて、修理か交換出来るか?という連絡をしたのが5/17。自動応答で「数日以内に連絡するかちょっと待って」っていうメールが来たので、連絡を待つ。
その後、数日で「不便かけてすまない。症状と注文番号を書いたものを添えて、以下の住所に送ってくれ」という連絡が来た。送り先はドイツのドレスデンで、荷物追跡出来る手段の中で一番安い送付手段で送って欲しいとのこと。なお25ユーロまではBIKE24側で負担するので、送付時の領収書の画像を後で送ってくれとのこと。
Garmin Varia レーダーは小さな品物なので25ユーロあれば、郵便局から航空便のEMSで送ってもおつりが来るだろう。という事で、EMS伝票に記載する内容と郵便局が公開しているインボイス書類のサンプルのExcelに記入して印刷してものを持って郵便局に行く。
目黒の郵便局で手続きした後に、メールにてBIKE24の担当者に「今日、Japan PostのEMS便で送った。荷物追跡番号はXXXXで、送料は日本円で2200円だったから、だいたい17.75ユーロだ。領収書の画像を添付して送る」。と連絡した。サポートに最初に連絡してから1週間も経っていない。
実はドイツはリチウムイオン内蔵のデバイスは海外とやり取りできない?
ここからはFacebookで色々とやり取りさせて頂いた情報から記載する内容を含みます。まず私と同じくBIKE24でGarmin Varia レーダーを買ったが、ドイツの税関で引っかかって「リチウムイオン内蔵のデバイスなので海外には送れない」ということでキャンセルになった人が居た。
私の時はそんな事はなかったし、他にもBIKE24からGarmin Varia レーダーを無事に購入出来た人も居るので、「そんな運の悪い事態もあるんだな」ぐらいにしか思ってなかったのです。
ですが、この後、私と同じくBIKE24から購入したVaria レーダーが全く同じ症状で故障した方がおりまして、Facebookにてやりとりさせて頂きました。同じようにBIKE24に送付しようとしたら、今度は日本の郵便局で「この品物はリチウムイオン電池を含むのでドイツには送れません」と受け付けて頂けなかったとのこと。
法律の解釈とか、適用外の事例もあるので絶対ではないのですが、どうもドイツはこの法律の運用が他の国より厳格みたいで、送れない事例がチラホラ発生するようです。ちなみに自分はそういう事は知らずにEMSで送ったのですが、日本から送れなかったと言う人は北海道の郵便局のX線検査で引っかかって、この事実を知ったそうです。
結局、ドイツに送れないと修理や交換、返金は受け付けられないので、色々とBIKE24と相談したところ泣き寝入りするしかなさそう…と海外通販のリスクを嘆く結果となったわけです。
自分は運良くEMS便でやり取りできましたが、こういうリスクがあることを考えるとリチウムイオン電池を含むデバイスをドイツから買うことはリスクがありますね。
Garminデバイスの海外通販ってもう無理では?
私は日本語版のGarminデバイスを買うことが多いんですが、性能差がない今回みたいなレーダーとかセンサー類、内外価格差が大きいアウトドア系のGPSデバイスは海外通販をよく利用していました。
昔はWiggleでGarminデバイスが簡単に買えたのですが、海外で購入した並行輸入盤のデバイスの修理やサポートを日本の代理店にお願いするという事例が沢山あったのでしょう。程なくしてWiggleでGarminデバイスは購入出来なくなりました。
そこからしばらくはスペインのBikeinnで海外版が安く買えました。自分も最初のガーミンデバイスはWiggleでEdge800を買いましたが、その後、台湾の業者から中国版Edge800を買った以外は、殆どBikeinnで購入していました。
Bikeinnはスペインの業者なので、ちょっと発送が遅いのと送料が掛かる欠点はありました。とはいえ、安いので重宝していました。自分は最初のGarmin Varia レーダーはBikeinnで買ったのですが、2017年の春先にBikeinnが日本へのGarminデバイスの発送を取りやめました。
という訳で、2017年の7月現在、日本に海外版のGarminデバイスを送付してくれる業者はメジャーなところだとドイツのBIKE24だけになっています。
しかし、BIKE24は上記のリチウムイオン電池問題があるので、一部のGarminデバイスを買うことは故障時のリスクを考えると積極的に選べなくなりましたね。あー、悩ましい。
ドイツに送付したVariaレーダーのその後
自分がEMSで送ったGarminレーダーですが、特に税関で引っかかる事もなくBIKE24にサポートに到着したようです。ちなみにインボイスの品物のところには「Bicycle Rear FlashLight」と記載しました。レーダーというよりはリアライトって書いた方が分かりやすそうだったので。
ちなみに送付時の箱には「Returned Goods」ってデカデカとマジックで書きました。ドイツ側の税関で税金が発生しないようするためです。
6/8にGarminのサポートから「届いたよ。これから品物を精査して、返金するか修理するか交換するかを連絡するから待ってね」というメールが来ます。発送してから約16日後ですね。
ここからも時間はかかるだろうな~っていう予想をしてました。この待っている間に上記のリチウムイオン電池問題の話をしていたこと、どうも給電しながら使うとVariaレーダーは壊れやすい、ということもあったので、手持ちの一個だけでは長時間のブルベでは使いにくいです。
という訳で「きっと返金対応だろうな~」と思って、修理時のリスクを考えて日本語版のVariaレーダーを購入します。ちなみに海外通販では16000円ぐらい、日本語版はセールで21500円で購入出来ました。このくらいの価格差なら最初から日本語版を買っておけば…と思いました。
まさかの交換対応!
返金だろうな、と決めつけて日本語版を購入した翌日である6/21にBIKE24からメールが来ます。新品に交換して送るから!っていう内容でした。あれ~、ドイツから普通に送れちゃうのかい?
BIKE24も気を遣ってくれたのか、いつもより早く届きました。21日に発送連絡があって、26日には日本に届きました。
中の伝票を確認すると、ちゃんとこちらが申告した送料17.75ユーロがマイナスになっています。カードの口座にちゃんと戻ってきたかまでは確認してないですが、ドイツ人はこの辺はキッチリしているので大丈夫でしょう。
そんな訳で「Variaレーダーはドイツから送ったり、ドイツに送ったりが出来ない」という他の人の事例を知っているだけに、あっさりと返品して新品が送られた来た私のモヤモヤは消えません。
その辺をしらなければ、非常に誠実な対応をしてくれたBIKE24は今後も贔屓にしたいです。ただ、時間も掛かるし面倒なのも事実。修理の事を考えると、少し安いからと海外版を選ぶ事のリスクは大きいですな。
期せずして手持ちのレーダーが3つになった
いやぁ、まさかまさかのBIKE24の新品交換で手持ちのレーダーが3つになってしまいました。
給電しながら使うと故障しやすいので、今後は複数台持ち歩いて使ってないときにモバイルバッテリーで充電する運用のつもりだったのですが、3つは流石に多いな。2つで良かったのにw
折角なんで、3つ比較してみましょう。スペインのBikeinnで買った物、ドイツのBIKE24で買った物は裏面は同じです。日本語版だけ、色々と認証のシールが貼ってあります(左下)。
パッケージ比較。一番左がBikeinnで買った海外版、真ん中が日本で買った日本の正規輸入品、一番右がドイツの法律に対応したBike24で交換されたもの。型番が違うとおり、ドイツ版はリアの点滅モードが選べず、点灯モードしか選べません。
RTL500という型番のモデルは点滅と点灯が選べます。ドイツ以外の海外版、日本語版はこの型番ですね。ドイツだけがRTL501と型番が違います。外観からの差は分かりませんが、日本語版はシールが沢山貼ってありますので、海外版を日本のサポートに出してもすぐ分かっちゃうと思います。
という訳で、今回の顛末をまとめて書きましたが、言いたいことは以下の通り。
- Garminデバイスを日本に発送してくれるメジャー業者であるBIKE24は、ドイツの法律により海外への送付にストップが掛かることがある
- という訳で安心してサポートが受けられるGarminの海外通販業者のメジャーどころがない
- Variaレーダーは給電しながら使うと故障しやすい(周囲で3例ある)
- BIKE24のサポートは時間はかかるけど誠実なやり取りだった
ってな感じです。
Gaminデバイスを日本の正規代理店から買うことを蛇蝎のごとく嫌う人がいますが、現状では正規代理店から買った方が安心かも。人柱になりたい人は止めません。むしろ情報発信して欲しいと思います。