ほにょろ隊長と年末に色々と攻略しておきましょうという話がまとまり、道が空いていると思われる12/30に出撃してきました。メインは首都高で新規に開通した山手トンネルを絡めて、静岡方面のB級グルメなどですわ。
朝7時過ぎに我孫子を出たのですが、流石に空いている。新しく開通した中央環状新宿線は5号池袋線と4号新宿線を繋ぐエリアで、ここは土地買収の困難さから上下線を縦に、既存の道路の下を深く掘るシールド工法により完成した山手トンネルが中心となる。このシールド工法、工費が非常にかさむのがネックだが、用地買収の困難さを考えるとやむを得ないのであろう。
私が首都高を利用するのは、もっぱら富士スピードウェイに行くときなので、行きが6号向島線から中央環状(C1)を抜けて3号渋谷線で東名高速に抜け、帰りは中央道から4号新宿線に乗り、これまたC1を通って向島線に戻るのだ。このようにC1を必ず経由しなければならないのが、現在の首都高の問題点だ。よって、C1を経由せずに東名や中央道に出られれば楽なのだ。
んでもって、今回開通した部分はC1を経由せずに4号新宿線に抜けられるようにするルートだ。このサイトの記事が比較的わかりやすいと言えよう。3号渋谷線の部分の開通はまだだし、都内を迂回するのに一番便利な外環道を中央道、東名につなげる工事は目処が立っていないようなのは残念だが、今回の開通により迂回路が増えたのは素直にうれしい。
その山手トンネルだが、ビックリするほど空気がキレイだ。っていうか、トンネル外よりキレイなんじゃね? それにトンネル内壁がまだ排気ガスにより汚れていないので、その白さが照明を反射して非常に明るい。年末ということもあってガラガラであったが、C1のゴミゴミとした分岐&合流と違って道もわかりやすく、あっという間に高井戸に抜けられた印象だ。
さて、次からがB級グルメの旅となる ヽ(´ー`)ノ
まずは富士吉田のうどんである。富士吉田は富士スピードウェイに来たときに山中湖側に宿泊する場合、すぐ近くの町なのだが、事情もあって今回が初体験であった。基礎知識としてゆでたキャベツが乗っていて、太めで堅い麺、豊富な具、というのは頭に入っていたので、そこから想像している味と近かった。
行ったお店は新倉屋さん。ハッキリ言って、一般家庭におじゃましているような雰囲気。写真は肉天うどん(450円)をオーダーした。かなりへんぴな場所にあるのだが、続々と車が入ってくる。ほにょろ隊長によると味はどの店も似たような感じで、あまりバリエーションはないとのこと。そんな訳でウマくて、ボリュームも結構あるんで、ナイスな食べ物だとは思うのだが、讃岐うどんの食べ歩きみたいなものとはちょいと違うな。
お次は富士宮市へ。浅間神社の駐車場に車を止めて、その近くの富士宮やきそばのアンテナショップに行く。食べ歩きマップみたいなのを配布しているのを期待していたんだが、基本的にはここで焼きそばが食べられるようになっており、そういったモノはおいてなかったのは残念だ。しかし、富士吉田のうどんに比べると、こっちは町をあげて名物をアピールしようという活動が目立つ。
讃岐うどん食べ歩きの場合、見落としがちな小さなお店でも不自然な人の流れや車の多さから店の場所が分かる。富士宮やきそばの場合、そこまで集客力があるわけではないようなのでお店が見つけにくい。しかし、焼きそばを出すお店にはオレンジ色の非常に目立つ「富士宮やきそば」のノボリが出ているのだ。観光客としては、こういった配慮がありがたい。
ついでなので浅間(せんげん)神社も見てきた。とりあえずどの辺の店がよさそうなのか不明なので、まずはおみやげの焼きそばセットを購入して、それからほにょろ隊長が希望のスガキヤでラーメンを食べながら、インターネットで店を探そうということに。
おみやげは富士宮やきそばのメインとも言える製麺所であるマルモ食品の工場の脇に、臨時販売所が出来ていた。どうもこの地では年越しそばに焼きそばを食べるらしい・・・。それに習って大晦日向けに15人前のセットを購入した。富士宮焼きそばで重要なソースや肉カスまで同梱されたセットで、後はキャベツがあればよい。なんか店員さんが妙にアニメ声で可愛かった ヽ(;´Д`)ノ
んで、スガキヤで作戦会議。ラーメンのみだと300円しない。どうも名古屋人はスガキヤに対する思い入れが強いようで、スーパー内に併設された店構えといい、新潟でいうところの「みかづき」に近いものを感じる。ラーメンそのものは素朴な味でコストパフォーマンスは絶大だが、やはり思い入れがあってナンボという感じを受けるのは仕方ないところか。しかし、こういったソウルフードに近い子供の頃の原体験に基づく食べ物というのは、俺が未だに新潟に帰るとかならずイタリアンを食べるように、非常に根強いんだよなぁ。
スガキヤにてPCで富士宮やきそばのお店を物色し、人気のありそうな前島というお店に行くことに。スガキヤの入っていたスーパーから徒歩で行けそうな場所なので、車をそのまま止めさせていただき、テクテクと行ってきた。ちゃんとスーパーでもほにょろ隊長オススメの黒ハンペンなどの食品も買いましたので、少々多めにみてくださいまし。
前島は思いっきり駄菓子屋っぽい感じで、駐車場スペースも殆どない。店内には路上駐車を戒める張り紙が多数あった。住宅街の中の小さい店舗が有名になって駐車場で近隣と揉める、というのは讃岐うどんでもよく見られた話だが、この店も人気店という事で苦労が多いのだろう。食べ歩きと車の駐車問題は色々と根深い。
15時過ぎだったので、入ったときはちょうど我々だけしか客が居らず、途中から2組ぐらいが入店してきたが、それで一杯になってしまうぐらいの店内だ。ミックス焼きそば(550円)をオーダーすると、目の前で焼いてくれる。量はかなり少なめなので、腹が減っている場合には大盛りでも足りないかもしれない。味はデフォルトだと控えめで好みにより味を濃くしてくれるようだ。
半分ぐらい食べると、おばちゃんが卵を落としてソバと絡めてくれる。鉄板からそのまま食べるんで、鉄板で焼かれた麺の表面がパリパリして旨い。想像していた通りに旨かった富士吉田のうどんに比べると、こちらは想像以上に旨かったといえる。おばちゃんとも色々とお話をして満喫出来た。
そんな訳でおばちゃんにお願いして、一枚撮影させていただきました ( ^▽^)ノ
この店はまた来ようという気になりました。やはり現地でのふれあいは重要ですな。
次は小田原で酪農製品の直売場に行こうってな事で移動を開始するが、東名に乗ったら思いっきり事故渋滞に遭遇して全く動かず。ここでのタイムロスにより、肝心の直売場に到着したときに既に閉まっておりました。
仕方がないのでほにょろ隊長が期待している小田原おでんの店を求めて、小田原駅の周辺へ。時間は19時半ぐらいになっておりました。
残念ながら駅周辺には小田原おでんの店は殆どなく、前述の富士吉田、富士宮の名物ほどメジャーという訳ではないようです。イマイチ収穫もなく、時間も遅くなりましたので帰路に就くことに。ちなみに今回はほにょろ隊長が新規に導入したというソニーのポータブルナビ。GPSのみというのに凄い精度だ。車速パルスやジャイロによる補正もないのに、走行状態を検知するのだ。値段も安いし、タッチパネルのみのオペレーションでもサクサク動いてまして、かなり魅力的ですな。
帰りは小田原厚木道路から東名に乗って帰ってきたんですが、東名とは思えないぐらいにガラガラ。30日の夜21時ぐらいともなれば当然か? 帰りも山手トンネルを通るために、東名東京ICで降りて下道で4号新宿線の永福まで移動して首都高へ。永福のPA(?)でちょいと休憩して、マップなどを入手だ。
首都高の案内板も至る所で新しくなっていました。4号新宿線からちょっと進むと、あっという間に山手トンネルの分岐点です。地下までグワーっと下ってトンネル内に入ると、一気に池袋まで抜けられる。
あっという間に池袋出口。いやぁ、とにかく明るいトンネルだわ。C2に乗ってからは小菅ジャンクションで6号向島線に移るために一番右の写真にズバっと移動しなければならない場所が一カ所あるが、これ以外は特に面倒な車線変更や合流はなく、ラクラク通れた。C1を通って向島線に抜けるとなると、分岐の事を頭に入れて事前に車線移動したりというのが数回ありますから、それに比べるとラクチン過ぎる。
そんな訳で色々と収穫があった年末の首都高&B級グルメ攻略でございました。ほにょろ隊長、お疲れ様です。