サーモス JNL-751は自転車で使えず、JNL-600が自転車ではベスト

【追記】2017/2/1 サーモスから自転車専用のボトルがついに発売されました。最速レビューはこちら

サーモスの水筒は頻繁にラインナップを更新してます。昨日以前紹介した600ml入る水筒であるJNL-600から150mlの容量を増やしてして750mlにしたJNL-751と言うモデルが昨年ラインナップに加わりました。

見た目的にはJNL-600を一回り大きくしたような感じです。昨年の後半に発売されたようです。

左が750ml入るJNL-751で、右が600mlのJNL-600です。色は同じブラックパールです。

こうやって見ると長さがちょっと伸びただけに見えますが、よく見ると直径が少し増えています。良くある自転車ボトルと同じぐらいの直径になってて、これなら自転車用のボトルとしてそのまま使えるんじゃないか、と発売されたタイミングで入手しました。

飲み口の部分の設計は全く一緒で互換性があります。500ml、600ml、750mlの3種類があるわけですが、飲み口はどれも同じです。飲み口だけ補修部品として入手出来ますので、互換性があるの嬉しいです。

ちなみにこの飲み口、フルオープンしないと鼻に当たって飲みにくいという意見があるようですね。確かに鼻にあたりますが、自転車でゴクゴク飲むときはそういう細かいところはあんまり気にしてないです。ただ、オフィスとかで使う人は気になるんでしょうね。

重さを比較しましょう。まずは愛用しているJNL-600は239gです。一般的な自転車の保冷ボトルと比べると50g~100gほど重くて、容量もちょっとばかり少ないです。

ただし、保冷に関しては自転車の保冷ボトルと比較しても段違いの性能ですからね。それから炭酸飲料を炭酸を保ったまま入れておけるのが大きいかな。

夏場のブルベではこれを2本差しして、コンビニで1.5Lの炭酸飲料を買って、ボトル2本に1.2Lを注いで、残り300mlを飲んでしまうという作戦を多用しました。ボトル内は炭酸んを保ったまま、しばらくは冷たいシュワシュワの炭酸飲料を飲めました。

なおボトルを空けるときには「スポン!」という大きな音がしますので、近くの自転車乗りが驚かないように配慮が必要です。自分が使っていた限り、炭酸の力で飲み物が吹き出すこともありませんでした。

ちょっと話が脱線しましたが、JNL-751は269gです。30gの重量増で150mlの容量Upだから、なかなか優秀です。750mlの水分を入れるとボトルが丁度1kgの重さになります。

実はこの1kgという重さは手にもつと割とズッシリとした重さになりまして、ちょっと自転車を走行中に扱うには重いかな?と感じるのです。

そのまま水筒に何も付けずにボトルゲージに差し込むとピッタリなのでが、軟弱な塗装面は、そのままボトルゲージに挿すと一発で塗装面が剥げそうです。流石にいきなりハゲハゲになってしまうのは忍びないのでカバーを使います。

手持ちで一番薄いネオプレンのカバーを掛けて射し込もうとすると、残念ながらボトルゲージを広げないと射し込む事が出来ません。このボトルゲージは金属なので力を加えて広げればピッタリなサイズにはなりますが…。

こういうカーボンゲージになるとお手上げです。少々広がる事により保持力を維持するカーボンボトルゲージですが、流石にこれだけ直径が違うと射し込みにくいです。

他にもわずかの直径Upが片手で握りやすいサイズを越えてしまっていたり、水分が入っていると重すぎで自転車のボトルゲージに挿して出し入れしにくいサイズになっちゃってます。

そんな訳でこのJNL-751を自転車のボトルとして使うことは諦めました。自転車以外で使うならば、このサイズで750mlも入るのは便利なのでジム通いなどのスポーツシーンで使うにはピッタリなのでしょう。

サーモスは今年から500mlでストロー飲み口が付いた新モデルが発売になりました。自転車で使うには便利そうなのですが、残念ながら飲み口の互換性はないので、飲み口だけ入手して交換という事は出来ないようです。この新モデルで600ml版が発売されたら絶対に買うぞ!と思うんですが、現実には難しいでしょう。

というのは、Webページを見る限りJNL-600が廃盤になっていることに気がついたからです。自分が買ったのが2013年の夏だったので2年でカタログ落ちです。サーモス水筒は本当にモデルチェンジが早いですね。

500mlのものと殆ど変わらない見た目で100ml容量Upっていうコンセプトはイマイチで売れなかったんでしょう。自転車ボトルに慣れている身としては、500mlの水筒は容量が少なすぎて、+100mlがとてもありがたかったのです。

最安値のころよりも高くはなってますが、市中在庫がまだ残っているようなので、色々と探して予備のJNL-600を一本確保しました。ぶっちゃけ、使っている限り壊れたりはしないのですが、どっかに置き忘れたり落下させて紛失してしまったりという可能性があるからです。

2016年12月追記 廃盤になりましたが、JNL-602という後継モデルが出てますので引き続き入手可能です。

やはり保冷性能が素晴らしいこともあり、自分はもう普通の自転車ボトルを使うことはないと思いますので、今後もサーモスの水筒をウォッチしていこうと思います。