父親の要介護1認定とキシリウム Pro UST Disk の振れ取り

日曜日は夕方に床屋に行って、待ち時間で読書しました。待ち時間を作った方が集中して読書出来るというのは不思議ですよね。そして夜、母親に頼まれてスーパーに牛乳を買いに行ったら、父の日で寿司盛りが沢山並んでまして、投げ売りされておりました。

ちょっと寿司食べに行きたいなぁ、と思っていたので、ダイエットの禁を破って寿司の盛り合わせを買ってしまいました。それを食べながらYouTubeのトヨタの車載画面で、ル・マン24時間を観戦します。何とかゴールまで見届けて寝落ちした日曜日の夜でした。うーん、トヨタ7号車は残念無念だけど、今年のル・マン24時間はとても面白かったですね。

明けて月曜日の朝は涼しい曇りで、ちょっと風が強め。4日連続で自転車トレーニングをしておりましたので、本日は休養日と決めておりました。早朝からリビングの片付けや掃除、ゴミ出し、日中に食べるものを仕込んで、コーヒーを飲んだりと寛いでおりました。

自分で仕様を決めたリビングが落ちつくのは当たり前のことです

家の建替が終わって引き渡されてのが、平成最後のGWでした。なので、この家も6年目を迎えておりますが、何とか綺麗さは維持しております。自分一人だけで使っているわけではなく、両親が離れからやってきて、このリビングには父親が朝8半から夜の18時までの約10時間、母親が朝11時から夜の19時半まで過ごしています。自分は二階に寝室と仕事部屋がありますので、主に日中はそこで過ごしています。

父親がとにかく常識が無く、掃除とか片付けを全くしないで成長した人なので、スイカの皮や蟹の殻を袋に入れずにそのままゴミ袋に入れたり、ゴミの分別はデタラメ、床やテーブルに何かをこぼして汚しても汚しっぱなしなのです。母親と自分が結局、掃除することになるので文句を言ってますが、父親は既に88歳なので行動は改まりません。

というわけで父親がリビングにいると、何をしても不満だらけなので心が休まりません。自分はTVがあまり好きじゃないので、落ちつくときにはテレビの電源は切るのですが、両親は四六時中TVをつけっぱなしなのです。平日の朝に起きてから、仕事が始まるまでの数時間がリビングで寛いでますが、やっぱり広いリビングは快適だなぁ、と思うわけです。

家の中の居場所にも快適さの違いはあるわけで、仕事部屋や寝室よりも広々として眺めがよいリビングが一番快適なのは言うまでもありません。自分がお金を出して建て替えた家なのに、一番風呂もリビングの一番快適な所に居座っているのが父親でして、それが当たり前のように振る舞って感謝の一言もない、というのは非常にストレスです。

父親の入院と要介護認定1

そんなストレスフルな父親ですが、4月から5月中旬まで1ヶ月半近く近所の病院に入院しておりました。定期検診で計測した数値のアミラーゼの値が異常でして、お腹も痛いというということで、急性膵炎という診断結果で入院となりました。なんだかんだで2年に1回は入院しては、元気になって戻ってくるのを父親は繰り返しています。

病院は未だにコロナの影響もあり、家族でも気軽にお見舞いに行けないことはある意味幸いでした。父親が入院していると、掃除の手間は減るし、ゴミは出ないし、トイレットペーパーの減りも少ないし、冷蔵庫に突っ込まれる無駄な食材も減ります。母親も自分も「父がいないだけでこんなに快適なのか」と改めて実感しました。

父が入院して1週間後ぐらいに病院の看護婦さんから連絡があって、父が認知症の傾向があって身の回りのことが出来ないように見受けられるので、市役所に申請して介護認定を受けた方がよい、とのこと。父は若いときから身の回りのことを一切しなかったし、仕事もろくにしなかったので若い時からボケボケだったので、加齢により衰えたわけではないのです。しかし、客観的に第三者が父親の事を見ると認知症ありのボケ老人に見えるのだな、と認識を改めました。

というワケで一応、市役所に介護認定の申請をしに行きました。役所の担当の方に色々とヒアリングされたので、歩行や入浴、トイレは自分で出来るので介護はいらない、物忘れが激しいのは若い時からで、身の回りのことは昔からやってなかったので老いによりそうなったわけではない。たまに漏らすんだけど、オムツを履くのを嫌がることので始末の困っている程度だ、などを市の担当の方に伝えました。

入院中に認定員の人が病室の父を訪問してくれまして、父の状況確認と問診をしてくれました。その後、父はGW明けにはすっかりと回復して、あとは退院するばかりとなります。入院当初とは異なり、歩行器が無くても普通に歩けるし、トイレや風呂の介助が不要であることは看護婦さんも理解したようです。ただし、退院後の諸注意として自転車には乗らないようにというお達しがありました。

結局、退院後はいつも通りの父親が家に戻ってきました。歩くのがおっくうなので自転車にも結局乗り続けてます。天気が良いと出かけてその辺を徘徊して、好きな食べ物を買って帰ってきます。本当にいつも通りでの状態に戻りました。父が入院していたのは約1ヶ月半でしたが、居なかったらどうなるか?というシミュレーションが出来ました。酷い言い方にはなりますが、あまりの快適さにビックリしたというのが母親と自分の本音です。

先週、市役所から介護認定の結果の通知が来て、要介護1という一番軽度な認定が受けられました。とはいえ、デイケアやリハビリ、自宅での介護員の派遣などの必要性はありませんし、本人も全く希望していません。今後、父親の状況が悪くなった時のことを考えて認定を取っただけなんですよね。ちなみに母親は片耳が聞こえず、補聴器が必須なので身体障害者手帳6級を今年取りました。どちらも認定を取っただけで今の所は実益は全く無いんですが、手続きに時間がかかるので必要になる前の余裕があるときに申請した方がよいでしょう。

うちの父は毒親というワケでは無いですが、ロクに仕事もせずに向き合うべき面倒から逃げ続けてきて年寄りになっただけの人です。ろくでもない遊びや借金を作るような甲斐性もなかったのが幸いではありますが、自分は小学生高学年ぐらいで「この人の言うことは参考にしてはならない」と悟りました。それでも母親がしっかりしていたので何とか家族としてやってこれましたが、お金の問題や介護のことなどで自分の負担が増えてきたら、どうなっちゃうんだろう?。まぁ、お金さえしっかり貯めておけば、大概のことはなんとかなる世の中なので、あまり深刻に捉えてはおりません。

キシリウム Pro USTの振れ取り

さて、ガラリと話題を変えまして、もう7年程前に購入して使っていたキシリウム Pro UST Diskのリアホイールが少し振れてきているようです。ここ最近はハードな使い方をしていなかったことや、リムブレーキのホイールとは異なり、リム面の清掃などのメンテの必要がなかったので使いっぱなしの状態でした。改めてチェックしてみると、テンションが落ちているスポークも見つかりました。

6年前に購入したPWTの振れ取り台

物置の保管してある振れ取り台を引っ張り出します。これは6年前に購入したPWTの振れ取り台です。

パークツールの振れ取り台のパクリのようなものですが、当時の購入価格が14000円ぐらいでした。現在は2万円以上の価格に上がっているようです。ずっしりと重くて精度も問題なし。クイックだけでなくスルーアクスルのハブでも利用可能なアタッチメントも付属します。


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最近、手組みのホイールを組まなくなったので、振れ取り台の出番も激減してます。普段は物置に保管していて、引っ張り出したのは何年ぶりでしょうか? 各部を綺麗にして、ついでに注油を済ませてからキシリウム Pro USTをセットします。

Mavicのホイールには専用のニップル回しと、キシリウムで使われているきしめんのような平べったいスポークを挟んで回すための溝とタイヤレバーがセットになった工具が2本付属します。ちなみにこの工具の先端には蟹目レンチもついていて、ハブの球当たりの調整に使います。中古でキシリウムを入手するとき、この工具が2本無いと難儀しますので要確認ですよ。

ちなみに、きしめんスポークの太さはキシリウムのグレードで異なるので、工具のスポーク押さえの溝の幅も3種類あります。ノーマルのキシリウムはステンレススポークで一番幅が細く、Proはアルミスポークなのでちょっと幅が厚いのです。

振れ取り台で確認し、スポークテンションが落ちているスポークのテンションを上げてから、全体的な振れを取っていきます。ニップルを回すとスポークが共回りするので、スポークがねじれて向きが変わると回転時の空気抵抗が増えてしまいます。それを専用工具のスポークを挟んで回し、元の角度に戻していきます。この時に専用工具が2本ないと、ニップルを工具で回らないように固定したままスポークを回す事が出来ないんです。ニップルとスポークが固着して供回りする場合、ニップルとスポークの接合部にラスペネを吹くと簡単に固着が解消出来ました。

30分ほど振れ取りの調整を行って、振れが無くなったことを確認し、ホイールとカセットを綺麗に洗って作業終了です。新潟で平坦路ばっかり走っていると、ブレーキを使う頻度が極端に少なく、ブレーキローターもパッドも全然減りませんし、ホイールの損耗も少ない印象です。なんだかんだでディスクブレーキのホイールはリムブレーキよりも手入れが楽で長持ちしますね。

ついでに自転車の洗車とチェーンラインの洗浄と注油も一緒にやりましょう。まだまだケミカル類は以前、大量に購入して備蓄していたものが残っているのですが、久しぶりに使い切って再購入したのがAZの A1-008 自転車用チェーンディグリーザーです

 


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これは水洗い用のシャンプータイプのディグリーザーですが、価格が安くてチェーン汚れもよく落ちます。しっかりと濯いだら、これまたAZの水置換スプレーを軽く吹いて拭き取りし、その後に注油して20分ほど放置して油がチェーンのローラーに浸透するまで待ちます。あとはしっかりと拭き取って、自転車全体を乾燥させたらメンテ終了です。

雨の中を乗らず、距離をあまり走らないような使い方でも、一ヶ月に一回ぐらいは洗車と注油をすると気持ちいいですね。このキシリウム Pro UST Diskは海外通販で9万ぐらいでセットで購入したのですが、今は円安と価格の改定もあり、同等品の価格は遙かに値上がりしてしまっています。うちには予備として安かった時に買ったフルクラム Racing 4 DBがあるのですが、やっぱりキシリウム Proの方が軽量で剛性が高くてよく進むので、こちらばかりを使っています。

自転車のホイールは円安とパーツ自体の価格改定もあって、以前のように気軽に変えるものではなくなりました。セールだからと、気になったホイールをホイホイと海外通販で買っていたころが懐かしいです。これからは気に入ったモノを適切にメンテして、長く使うようになるかと思います。

フリーハブボディのグリスは専用品が必要

今回のホイールのメンテのついでにカセットを外して、フリーハブボディにオイルを入れようと思って手順を再確認しました。それで見つかったのが下の動画でしして、どうもノーマルのキシリウム用のフリーハブボディとProで使われているものは違っていて、前者は専用オイル、後者は専用グリスが必要になるようです。ちなみに前者の専用オイルは、東京在住時に新宿のなるしまフレンドに買いに行ったんですよね。専用オイルなのに2回しか使って無くて、殆ど減ってないのに使えないと知ってガッカリ。

キシリウム ProはInstant Drive 360というフリーボディらしいのですが、この専用グリスが1.5gの一回分で600~900円もするではないですか。なんか汎用品でも大丈夫な気はしますけど、どうせホイールがダメになるまで数回ぐらいしかグリスアップしないでしょうから、専用品を調達することに。メルカリで2回分を1300円ほどで出品している人がいたので、それで調達しました。こちらは届いたら、次のメンテの時にグリスアップしてみます。

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