新潟2日目も特に天気の心配は要らないようなので、遠出してみることにしましょう。新潟から福島の県境あたりの国道459号がとても気持ちのよい道のようなので、その辺を適当にブラブラする感じです。
調子が良ければ喜多方まで行こうかと思いましたが、GWという事もあってラーメンは混んでいるだろうし、輪行しないと温泉に浸かれそうもありません。
そんな訳で結果から言うと福島県に入ったところで折り返してきました。それでも十分楽しめたな。
最初はいつも通り五頭温泉郷に出て国道290号を通って、安田で国道49号に出ます。
国道49号は阿賀野川沿いに走っています。途中でちょっと堰みたいなのがあると寄り道したくなります。この堰の上を通って対岸に渡れます。
渡ってみると咲花温泉郷がすぐ近くでした。いやぁ、ひなびた感じのよい温泉街です。磐越西線の踏切の目の前で、ここあたりはSLの撮影ポイントなのかな。
とにかく寄り道しまくって、カメラで写真ばっかり撮影してたので、全然先に進めてません。
途中のセブンイレブンにて朝ご飯。コーヒーとおにぎり(すじこ)を食べます。このGW期間中はセブンのオニギリ100円セールをやっており、すじこのオニギリばっかり食べてました。
地元のサイクリングチームの方々と少しお話。少年が数名いましたが、みんな礼儀正しくてちゃんと挨拶してくる。この新潟で走っている時に見かけたライダーの人は本当にマナーがいい人が多かった。
さて、かなり寄り道しまくっているので先を急ぎましょう。
でも、三川村の将軍杉は見てみたいよな~という訳で、将軍杉の手前まで自転車で行ってみる。ちょっとだけ登るけど何とかクリア。
なかなか良い雰囲気ですよ。火野正平のこころ旅で以前、ここに来てたんで自分も来てみたかったのです。
将軍杉は本当に巨大でした。是非、実際に足を運んでみて見てくださいませ。
三川から先の区間の国道49号は、川沿いを走る道から2つの新トンネルを通るルートに変更になりました。
ここは自分も初めてですが、前のルートは確かに路肩も狭くて通りにくかったのですが、トンネルも嫌なんですよね、自転車的には。
と思ったら、立派な歩道が確保されています。片側だけですが、幅も広いので向こうから来る自転車とのすれ違いも余裕です。
ちなみにもう一つ、同じ様な作りの長さ1kmを越えるトンネルがありましたが、そちらもほぼ同じ作りです。
中は非常に明るく、歩道もスイスイ進める。勾配もなく平坦であり、歩道の舗装状況も良好である。こんなトンネルなら大歓迎だ。
国道49号の新潟県側のトンネルはどこも照明が大変明るいため、非常に通りやすかったです。
津川の手前でまた寄り道ということで、またもや堰を見て巨大建造物を堪能する。俺ってこんなにダムとか好きだったっけ?
ここも堰の上を通る事が出来ます。たまに車が通りますが、殆ど貸し切り状態である。
凄い水音がドドドーっとしているのを眺めるだけで涼しげである。
かなりの流速で水がゴゴゴーって流れていくのを見ていると、ここでマッタリしたくなってしまう。実際まったりしていたわけですが。
周囲を色々とチェックして自転車の撮影など。何枚自転車の写真撮影してるんじゃい!って後から思った。
11時前に津川駅に到着。11時過ぎにSLばんえつ物語号が通るのですが、津川で石炭と水を補給するのでしばらく停車するのだ。
このタイミングではホームに自由に入って撮影が可能である。
そういえば津川の街は昨日5/3が「狐の嫁入り行列」というイベントがあったばかりで、何となく慌ただしい感じだった。
GWという事もあって回りには見物客が一杯ですよ。
石炭を大量に載せている。くべる、燃やす、くべる、燃やす…「孤独のグルメ」の名台詞そのまんまだ。
正面に回って撮影してみる。いやぁ、新カメラであるXZ-2はホントよく写る。
この後、福島県に抜けるに当たっては峠越えがあるため、水を補給する必要があるんだとか。
そういえば俺も腹減ったなぁ…補給しないと峠は越せないな。
国道49号を離れて、風光明媚な国道459号を走る。この区間は国道49号は阿賀野川や磐越西線と離れて通っているため、国道459号の方が景色がよいです。
ごらんの通りの阿賀野川の流れが至るところで見れる。やはり川と山を見ると安心する。
火野正平のこころ旅に出ていた「ダチョウ牧場」は残念ながら閉鎖されており、安田の遊園地「サントピアワールド」に移設したそうな。
いやぁ、この道沿いのあるとは知らなかったな。
鹿瀬駅もこころ旅で出ていた、駅の中にふとん屋が併設されている。雑貨もかえるようだ。ここはベンチとトイレもあるので、お借りしてちょっと休憩。
お腹減ったけど、グルメ情報としてはまだまだ先の山都のソバぐらいしかないので、補給食を囓ってコーヒーで流し込む。
国道459号は本当にマッタリしていて、交通量も少なくて安心して走れる。初めて通ったが、ちょっと感動した。
舗装状態も非常によいのは、トラックなどの大型車両が国道49号や磐越自動車道の方にいくからだろう。とても快適なサイクリング向きの道で、いざという時には磐越西線で輪行できるので安心だ。
東北電力の巨大なダムが見えてきて思わず足を止める。いやぁ、ここは今日見た中でも一番大きい。残念ながら近くには寄れず。
先に進むとトンネルやスノーシェッドがたくさんあるが、交通量は多くないので辛くはない。
むしろ気温の高い日だったので、中がひんやりと涼しくて快適だった。
今日も至る所で八重桜は満開である。ちょっとしたところにすぐベンチとかトイレとか休憩場があるのが国道459号の不思議だ。
ここも前述したトンネルと同じ作りなので、歩道を通れば全く怖くない。しかし、なんていうか…誤解を受けそうなトンネル名だな。
もうすぐ福島県ということろで眺めの良さそうな橋があったので、橋の上で自転車の撮影。
この橋、メチャクチャ立派なのに福島県側に抜けられないので交通量は皆無だった。流石、新潟は土木予算あるなぁ。
上の写真のスノーシェッドの先に抜けると福島県の西会津町に入る。ここから福島県である。
写真でよく見るSLが通っている鉄橋はここのようだ。確かにここは綺麗だなぁ。
福島県に入って最初の駅である徳沢駅に到着。駅には何もないが、回りには商店とかがある。
どこにでも自販機があるのは素晴らしいな、と冷たい飲み物を飲みつつ、駅のベンチでこの先のルートを検討する。
時間は14時を少し回ったところであり、お腹も減ってきている。山都に抜けるにはこのまま国道459号と進んで、峠越えを含む22km先である。
山都でソバが食べたかったが、時間的には15時を回るのは確実なので何もありつけない可能性が大きい。あまり帰りに輪行はしたくなかったので、ここから戻ることにした。
幸い、ここから引き返せば国道49号に出るルートがあり、そこから津川まで17kmだ。津川なら色々とあるし、輪行もしやすい。
といっても、これは冬場の大型車向けへの警告である。何とかゆるゆると登って、津川までの快適なダウンヒルを堪能する。
津川のセブンイレブンにピットイン。結局コンビニ飯かよ!という気がしないでもないが、もう温泉に浸かるほうが俺の中で優先度が上になっている。
セブンイレブンのPBの炭酸水とフランクフルトが美味しいです
ヽ(`д´;)/
結局、輪行はしないで国道49号をそのまま戻って、安田にある「やすらぎの里」に到着したのが17時ぐらい。ここから実家は7kmほどである。
もう何度来ているか分からないけど、自転車で来るのは2,3回目ぐらいか?どこに止めたらいいですか?と聞いたら、写真の位置でOKとのこと。
さぁ、浸かるぞ~~ヽ(`∀´)ノ
たっぷりと40分ほど湯を堪能して、お土産コーナーを見て回る。うう、安いけど持って帰れないしなぁ
(;´Д⊂)
温泉の後には白牛乳とシャーベットを堪能しましょう。完全にパターンになっているね。ここでちょっとマッサージしつつ、お座敷で横になってマッタリする。
130kmほどしか走っていないんだけど、連日走っているからそれなりに足に疲労が溜まっているようだ。
帰りにドラッグストアで芍薬甘草湯を買ってみる。足のつりの特効薬だそうだ。
昨晩寝ているときに足がつって辛かったので、予防的に飲んでみたら効果テキメンだった。ロングライド用にフロントバッグに2包ぐらい入れておく事にしよう。
ドラッグストアにあったコーヒー牛乳が何か美味しかったので、翌日も買って飲んだ。
この日はグルメは全く無しである。適当にコンビニ飯を食べておしまいである。いやぁ、昼の景観でお腹一杯だったんですよ。