本日も新潟は雨が降っています。昨日、トレッドミルで追い込みすぎて疲労感があるので本日の朝練はお休みしたので、Blogを更新しています。直近の予定ですが、12/6(金)に現場の忘年会に出席するために上京してきます。宿泊費が高いので16時に家を出て新幹線で上京して、2時間だけ忘年会に出席し、最終の新幹線で新潟に戻ってきます。
久しぶりにガジェット紹介の記事を書いてみる
タイトルの通りノートPCのキーボードの上にHappy Hacking Keyboardを乗せて使うことを、業界では「尊師スタイル」と言っています。これはオープンソースGNUの創始者のリチャード・ストールマンがそのようにしてPCを使っている画像が出回りまして、その容貌から不謹慎にもそのような名前で呼ばれるようになったのです。
まぁ、既に「尊師」というのが誰のことを言っているのか?を知らない若い世代も増えていると思いますが、よく考えると非常に失礼だよなぁ、と改めて思いました。しかし「尊師スタイル」という用語だけで、この外付けキーボードの置き方が伝わるのは非常に便利ではあります。興味のある方は尊師スタイルで画像検索してみてください。
自分も何度か尊師スタイルに挑戦しているのですが、色々な問題があって常用には至っていません。出勤して仕事していた頃、社内の打ち合わせスペースにノートPCを持っていって資料を見ながら打ち合わせしてました。それが1日に2~3回もありますと、ノートPC本体にいろいろと繋いでいると外すのも面倒ですし、スペースの関係でノートPC本体しか置くスペースが取れなかったります。
こうなるとノートPC本体のみで使わないといけなくなり、使えるのは内蔵のキーボードとポインティングデバイスのみです。最初は苦手だったタッチパッドも使い続けると流石に慣れて、同様にキーボードの日本語配列にもすっかり慣れました。日本語配列とタッチパッドに慣れると、ノートPCの選択の幅が非常に広がるので、その点でもメリットはあります。
しかし、今は在宅勤務なのでノートPCを持って移動することは滅多にありません。仕事用のPCは持ち出すことがほぼないので、トラックボールと分割キーボードを繋いで使ってます。サブのノートPCは富士通のLIFEBOOK UHですが、こちらは今の現場のお仕事以外の会社業務で使っていて、たまに持ち出すことがあります。これまでは素のまま使っていたのですが、分割キーボードに出番を奪われたHappy Hacking Keyboardを遊ばせておくのも勿体ないので「尊師スタイル」に再挑戦することにしました。
タイプスティックス TS01を試す
まずノートPCの上にキーボードを置くには、キーボードを浮かせるためのパーツが必要があります。これまではバード電子のアクリルのキーボードカバーなどを使っていましたが、最近のノートPCはキーボード表面から排熱している機種があり、完全にキーボードを覆ってしまうと熱が籠もるのです。またノートPCを買い替えるとキーの位置に合わせてゴム脚を貼り付け直す手間がありました。
というワケで最近発売となったファーイーストガジェット タイプスティックス TS01を試してみる事にしました。お値段は2500円ぐらいで、単なるプラスティックの板が2枚が組み合わさっています。質感は悪くありませんし、期待通りの機能を発揮してくれてます。
実際にキーボードの上に置いてみます。今のノートPCの殆どはキーの間に隙間があるタイプなので、この溝に合わせて好きな場所におけるようになっています。この上にキーボードを置くのですが、Happy Hacking Keyboardは背面がフラットなので問題なく置けます。
Happy Hacking Keyboard専用だろうと思われるこの商品ですが、実際にキーを置いてみると熱も籠もらず、思ったよりしっかりしています。Happy Hacking Keyboardを上に置いて打鍵しても、滑ったりたわんだりすることもありません。設置するノートPCのキーボードの溝の部分がヤワいと、たわんだりするかもしれませんが、LIFEBOOK UHは特に問題無かったです。
スライドパッドが使える分割型の小さなパームレストを探す
厚みのあるHappy Hacking Keyboardを置くので、ノートPCのパームレストではキーボードとの高さの違いからパームレストの用をなさなくなります。というワケでパームレストは必須です。多くの方はノートPCでも外付けのマウスなどを使っているので、パームレストとスライドパッドの上に置く横長のパームレストを組合せ尊師スタイルを実現している方が多いようです。
しかし、自分はスライドパッドは使いたいのです。なのでスライドパッドの両側に分割して置けるタイプのパームレストが必要です。あと材質は木がよいです。柔らかい素材のパームレストは安いのですが、使っていると手が蒸れて不快なのです。しかし、木で小型のパームレストというのがなかなかありません。
ノートPCのパームレストに置くことを考えると、奥行きが5cmぐらいがベストなのですが、流石にそういうサイズのパームレストは売っていません。手持ちのパームレストをカットしようかとか、ホームセンターで材料を買ってきて自作しようか?なども考えましたが、面倒なので市販品で妥協することにしました。
Amazonで見つけた中で一番小型だったのがSide3 セパレート型 天然木 パームレストでした。8cm角で高さもピッタリで手前方向に傾斜しているのもよいです。横幅は8cmでジャストでしたが、これで奥行きが5cmだったら何も言うことはないのですが、妥協して使う事にします。
Happy Hacking Keyboardを出来るだけ手前におきつつ、スライドパッドの回りの空間を確保してパームレストを置きます。本当はキーボードをもっと奥に置いた方がスライドパッド回りの空間が確保出来るのですが、これ以上キーボードを奥に置くと液晶モニタの下の方が見えなくなってしまうのです。
パームレストは手前に少しはみ出してますが、手前のゴム脚がかろうじて半分ぐらいパームレストに載っているので、打鍵時にズレることなく利用出来ます。ただ、もう少し安定性が欲しいかな~と思うのでゴム脚の位置だけでも張り替えようか検討してます。
今後の課題はのぞき込まなくても液晶の下部分が見えること
そんなワケでLIFEBOOK UHにHappy Hacking Keyboardを載せることは成功しました。LIFEBOOK UHはキーボードの配列もよく、ノートPCとしては非常によいキーボードが搭載されています。しかし、それでもHappy Hacking Keyboardには敵わないでしょう。
実際に使っている時の様子。自分の目線のところから撮影していますが、液晶モニタの下の方がキーボードの影になってあまり見えていません。少しのぞき込めば見えるので実用上凄く困っているわけではありませんが、これよりキーボードを奥に持って行くことが出来ないのです。
これはHappy Hacking Keyboardがもっと薄型になってくれないと無理だと思いますが、薄くするというニーズはきっと無いでしょう。ノートPCをスタンドなどにおいて傾斜を付けると解決するのですが、あまりにもゴテゴテとすると持ち出すときの手間が増えるのですよね。
最初のうちはBluetooth接続で使っていましたが、定期的に接続が切れるのが面倒なので現在は有線で使っています。LIFEBOOK UHはタッチパッドの面積が少なめなので、右手でタッチパッドを操作するので、手がパームレストに当たらないように右側に空間を空けておく必要があります。
キーボードの背の部分で液晶モニタが見えにくいという話と、パームレストがもう少し奥行きが短かったらベストいうのがわかりやすい写真がこれです。使うノートPCによっては、こういう問題もないのかもしれないですが、自分は最近のノートPCとしては富士通のLIFEBOOKシリーズが非常に気に入っておりまして、ここはあまりデザインをガラっと変えないんですよね。
液晶は16対10の縦方向が長い液晶が普及し始めてきたので、モニタの液晶の額縁もどんどん狭くなっています。ノートPCのメーカーとしては、尊師スタイル+タッチパッドも使うというようなレアなケースに合わせて設計はしてないでしょう。いや、そんなのに合わせてノートPCをデザインしていたら素で使いにくいPCになってしまいますから、これでよいのです。
あと電源キーを兼ねた指紋認証センサーがHappy Hacking Keyboardの影に隠れてしまうので、指紋認証はやりにくくなります。この辺は最近のノートPCはカメラによる顔認証が普及してきていますが、LIFEBOOK UHはまだ指紋認証のみです。指を横から差し込むようにして電源キーに触れれば指紋認証はされますし、4桁のパスフレーズ入力でも不便ということはないです。ただ、他のPC2台は顔認証なのでやっぱり顔認証が楽だよなぁ、と思うわけです。
普通でない利用方法をしている方が対応する、というのはPCの基本だと思うのです。最初は不便だな~と思っていても、いずれ慣れたり新たな工夫が見つかって改善されるのを楽しんでいくのが、PC上級者だと思いますワ。