Apple Watch止めました

  • 2024 年 5 月 21 日
  • 日記
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週末には「冷房入れようか」と思うぐらいの気温まで上がった新潟地方ですが、昨晩から今日に掛けては肌寒い曇りの天気でして、特に今朝は窓を開けていると寒い!と感じるぐらいです。窓は閉めて、Tシャツの上にパーカーを羽織らないと寒く感じます。なんか最近の気象の変化がダイナミックですが、高気密高断熱の住宅は窓さえ閉めていれば、暑さも感じにくく寒さも感じにくいのが良いところ。これは家を新築して地方移住して良かったと思うところです。

さて、表題の件に移りましょう。自分がApple Watchを使い始めて5年ほど経過しておりましたが、最近、急にダサく感じるようになってきたこと、車社会である新潟で在宅勤務していると出番がないことから使うのを止めることにしました。

Apple Watchは都市生活者向け?

自分がApple Watchを使い始めたのはコロナ禍真っ最中の2020年10月です。当時はApple Watchの安いほうのモデルであるSEを買って、これを2年前にSeries 8に買い替えて最近まで使っていました。

購入した2020年10月は新潟に引っ越して数ヶ月後でして、この頃の仕事場は東京でした。コロナ禍のホテルの安さを利用して月曜日に新幹線で上京してホテル泊まりして仕事をして、金曜日の夜に新潟に帰ってくるという生活をしてました。この頃、Apple Watchを必要に迫られて導入しました。

まず東京でホテル暮らしとなるとコンビニや駅への依存度は非常に高くなります。SUICA決済、モバイルSUICAによる新幹線乗車、高還元率だったPayPayなどのQRコード決済などの出番が非常に多かったのでスマホが手放せなかったです。ただ、当時のiPhoneはマスクをしていると顔認証が動作しなかったのと、自分はスマホは出張鞄に入れていたのでコンビニなどで取り出すのが面倒だったんですよ。

加えて当時の現場は自席で自分のスマホを触る事がNGでした。まだ独立して1年目ということもあって、電話やメールでの急ぎのやり取りなんかも結構あったので、自席で何か連絡があったことが分かるApple Watchは便利という枠を越えて「無いとと困る」レベルでした。

今なら考えられないような値段で都心のやや高級なビジネスホテルが利用出来たので、そのレポートと称してSNSにも投稿しまくりでしたし、とにかくスマホ依存度が高い生活だったのです。スマホの可能性を拡張してくれて、新幹線や電車に乗るときやコンビニの決済でスマホ本体を取り出さなくても腕に巻いたApple Watchで完結するのは、なんか時代の最先端な感じもありまして、使っていて非常に優越感が得られるデバイスでした。

車社会との相性の悪さ

この東京出張生活は2020年の9月から始めて、2021年の1月で終わりを迎えることになりました。二回目の緊急事態宣言が出て、自分のいる現場でも社員では無い人は完全に自宅や自社からのリモート勤務となったからです。そこから3年半が経過しましたが、未だにこの状態は続いてます。以前は東京に暮らしていた頃の習慣を継続してたところもありますが、今はすっかりと新潟での暮らしに最適化されています。

まず電車、バスに乗らなくなってマイカーを利用するため、SUICAの出番が全く無くなりました。たまに東京に出張や遊びで上京するとき、新幹線チケットや首都圏での電車移動の時ぐらいしかSUICAを使わなくなりました。在宅で仕事しているとコンビニの利用も大幅に減りましたので、QRコード決済などの電子マネーの利用頻度が下がりました。マイカーでの移動が中心になると、これまでは外出用の鞄にスマホを入れたまま、Apple Watchを使って決済したり、スマホからの情報通知を受ける、という自分の行動様式に変化がありました。車や自転車のマウントに取り付けているスマホを外して、そのままポケットに突っ込んで行動するようになったのです。

モバイルSUICAとApple Watch、この組合せは東京で電車通勤している時には最強に便利な組合せだったのですが、車社会の地方では出番がないのです。その証拠に新潟ではApple Watchをしている人間を東京ほど見掛けませんし、コンビニでSUICA決済している人も殆ど見掛けません。今はマスクしないで行動することが当たり前になりましたし、マスクをしていても顔認証が動くようにiOSも改良されています。なので、Apple Watchが手放せないほどに便利だと思う事が激減しました。

惰性で使っていたがデメリットも見えてきた

とはいえ、運動時のログが取れたり、睡眠ログが取れたりしますし、SNSの通知なんかもすぐに受け取れるので惰性で使っていました。活動ログについては完全に惰性でして、運動ログのGarminで取れますし、睡眠ログも取れたからと言って何か生活が劇的に変わるわけでもありません。使用頻度が下がったとはいえ、私がメインに使っている電子マネーはIDです。この決済時にスマホではなくApple Watchを翳していましたが、最近はスマホ本体を翳すことが増えてきました。なんかApple Watchを外して行動している時間が増えてきたんです。

まず電池の持ちが悪いということは致命的でした。毎日の充電が必須であるため、お泊まりでのお出かけ時に充電器を忘れると、2日目には電池切れで役に立たなくなります。寝るときには出来るだけ装着しておいて睡眠ログを取ろうとするのですが、寝る前の枕元の充電器にセットして充電するのですが、そのまま付け忘れて寝落ちすることも多数ありました。活動ロガーとして活用するならば、やはり常時装着していないと存在意義が薄いデバイスなのに、充電で外したことによる付け忘れを毎日気にしないといけないのは面倒なのです。

ファッションとしての腕時計

以前は「Apple Watchをしていれば、腕時計はこれで十分というExcuseになる」という色々な人の言い分を見て納得していたのに疑問を感じるようになりました。Apple Watchは5~6万ぐらいしますが、腕時計でちゃんとしたモノは10万円ぐらいの価格はしますし、上を見ると切りがありません。ロレックスやオメガなどの高級腕時計に自分は興味がありませんが、年相応のそれなりの腕時計をすべきだろうという常識に対して「いや、俺は機能でApple Watchを選んでいるから」という考え方で、それ以上は腕時計にお金を掛けないという考え方です。これ、非常に納得していたんですよ、最近までは。

しかし、10万円ぐらいの国産の普通の腕時計でも10年ぐらいはちゃんと使えますし、軽量でデザインもよいですし、ソーラー電波時計だと充電も含めてメンテフリーです。スマホ連動による通知、健康指標のログ収集、電子マネー決済なんかは一切出来ませんが、今の新潟での生活でしかもスマホ依存度をどんどん下げている自分にとって、Apple Watchは「充電が煩わしく2年ぐらいで買い替えが必要なダサい時計」に思えてきたんです。

そもそも腕時計って車社会&在宅勤務だと出番がない

そもそも腕時計自体が車社会だとあまり要らないです。公共交通機関に乗らないから、分レベルの時間なんか気にする必要も無いですもん。仕事もずーっとPCに向かっている在宅勤務だと、PCに常に時計は表示されてます。スマホや腕時計を時間を確認するためのアイテムとして使う事がないのです。

となると腕時計は完全にファッションとしてのアイテムでして、Apple Watchみたいな機能性優先な腕時計の機能面に魅力を感じなくなったら選ぶ必要はまったくないのです。そして今の自分の生活において、スマホ本体で出来ることをApple Watchで拡張するほどの価値は見いだせないんです。

活動ロガーとしてのApple Watchですが、最近は新しい機能が取り込まれてないこともあって、どうも以前ほどの存在感がなくなっているように思います。というかスマートウォッチ全般がそんな感じになってきていて技術的なブレイクスルーがありません。思えば光学式の心拍センサーというのはスマートウォッチを成立させるためのキラー技術だったわけですが、ですが取り込む酸素量の測定が出来る様になって以降、新しい技術がなかなか導入されていないのです。

噂では血圧や血糖値をセンサーで読み取る機能も開発中ということで、これが実現されて使い物になるのであれば、再びApple Watchを導入する事も検討するかと思いますが、今は外出時以外は腕時計をしない暮らしに慣れてしまったので、再び常時、腕時計をする暮らしに戻れるでしょうか?

最近、10年ぐらい前に買った電波ソーラー時計を引っ張り出して、これを使っています。シチズンのEXCEEDで当時で7万円ぐらいだったかな。いや、ひょっとすると買ったのは10年より前かもしれない。でも、ちゃんと動き続いています。ちょっと小ぶりなモデルなので、老眼が始まった自分には小さく感じます。ちなみに自分はアナログよりもデジタル時計の方が時間は分かりやすい!とガチで思っているのですが、デジタル時計の高級ラインってあんまりないんですよね(G-SHOCKは重くて苦手なので除外)。

そんな訳で使わなくなっていたApple Watchとその周辺機器は全部売りに出してます。あんなに便利だ便利だ!と思って使っていたのに意見がこうもガラリと変わってしまうとは思いませんでした。そういう時にもそれなりのリセールバリューがあるのがApple商品が良いところですが、

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