ストレッチポールで四十肩が改善して、ジャージの背中のポケットに手が届いた

2年ぐらい前からずーっと四十肩で右腕を背中側に回したり、吊り革に掴まったりするために上に手を伸ばすと強い痛みが出てました。一度、整形外科に掛かったことがあるのですが、レントゲンを撮っても原因は分からず「ヒアルロン酸でも注射しますか?」という見立てでした。

四十肩で背中に手が回らない

四十肩で何が困るかというと、自転車のジャージの背中の右側のポケットにデジカメを入れておいて、それを右手で取り出すという動作が出来ないこと。強い痛みが出て後ろに手が回せません。カメラというのは右手で使うことが前提になっているので、右手で取り出せないとサッと撮影出来ないのですね。

ハンドル回りにカメラを入れるためにステムバッグを取りつけたり、ストラップを付けて首から下げたりしてみましたが、やはり背中のポケットに入れておくのと比べると使わない時にブラブラと安定せず、しかも出し入れが面倒です。おかげで自転車で走りに行ったときに写真を撮影する機会が激減していました。

ふとストレッチポールを買ってみた

なんかSNSでストレッチポールで身体をほぐすのがいい、という話が流れてきて、これはちょっと良さそうだな、とポールを買ってみました。ご存じの通り自分はとても重いので、しっかりと堅いヤツがいいだろうということでコナミスポーツのストレッチポールが堅いということで購入。

最初は四十肩の改善に期待して買った物ではなく、何となく気持ち良さそうだな、という印象だけでした。体幹も鍛えられるかな?ぐらいの軽い気持ちですね。

なので買った後も2週間ぐらい手を付けてなかったのですが、YouTubeの動画を見ながら家でゴロゴロとポールの上に乗ってみました。意外と高さがあって乗るのが難しいな…しかも、このポール、自分が全体重をかけても全くたわまない固さです。正直、最初はイタタタタ…という感じでした。

とにかく背中を中心に身体が後ろ方向に引っ張られる。自分は猫背気味で、仕事でPCに向かっていることが多いために肩を前に巻くようにしていることが多いのですが、これが後ろにメキメキっと伸ばされるので最初はとにかく痛かったんですが、だんだんと慣れてきました。

上がストレッチポールの基本運動の動画です。何種類かありますが、自分はこの基本の動画と肩こりを取るヤツを中心に15分ほどゴロゴロと乗ってます。

慣れてくるとストレッチポールに乗っているだけで気持ちいいんですが、乗ったまま手を床に付けて床の上に円を描くように腕を回転させる、という動作で四十肩で苦しんでいる右肩が痛くてまともに回せません。こんなにも右腕の可動域が狭くなっているのか!、これじゃ背中に手が回るわけがないと自分の身体の現状に愕然とします。

四十肩の原因は肩甲骨が動かなくなっているから

このストレッチポールの動画を見ていたらYouTubeで以下の動画を見つけました。

この動画、四十肩の原因が何か?というのを大変に分かり易く説明してくれてます。もともと肩の関節だけでは腕は真上まであげたり背中に回すことは出来ず、付け根にある肩甲骨と連動して動くことで可動域を確保しているとのこと。

この肩甲骨の可動域が狭くなっていると、背中に腕を回す際に肩関節の可動域を越えて動かさないといけなくなるために痛む、というのが四十肩の原因のようです。いやー、これは分かり易い。で、この四十肩を直すためには固まった肩甲骨周りの筋肉をはがすようにストレッチしないといけないわけです。

で、この肩甲骨はがしを効率良く実施できるのがストレッチポールでの運動だった、というわけです。毎晩15分を目安にストレッチポールでゴロゴロと肩甲骨を動かすことを意識して、動かすのを1週間続けたところ、腕を上にあげて電車の吊り革に掴まっていても痛みを感じる事がなくなりました。

腕を背中にまわすことも段々できるようになってきて、このままストレッチポール運動を続けていけば、以前のように背中のポケットにカメラを入れて右腕だけでサッと取り出して、撮影したら片手で背中のポケットに入れるという事が出来る様になりそうです。

あまり長時間ポールの上に乗りつづけるのはよくないとレッスン動画にもありましたので、毎日15分ほどしかやってませんが、それでも十分に効果があります。腕と足を十分に伸ばせるスペースが必要ですし、スポーツジムでもポールを置いている所は多いようなので、ジム通いしている方は一度試してみるといいですね。

どんなストレッチポールがいいのか?

ストレッチポールは公式サイトがあり、そこの製品であるLPNのストレッチポールがベストと言われています。芯材の素材に発泡オレフィン系樹脂が使われているものがよいです。自分は同じ発泡オレフィン系樹脂が使われているコナミスポーツのものを買いましたが、最初は堅い!と思いましたが、今はこの固さが必要なのだなと思います。

長さは98cm、直径15cmがスタンダートなストレッチポールです。お尻から頭までがしっかりとポールの上に載せる必要があるので、178cmで胴長な自分では98cmが最低の長さとして必要でした。携帯用にあえて短いモデルというのもありますが、廉価なモデルの中には長さが短いものや素材が発泡オレフィン系樹脂ではないものがあります。

以下の3つは全て長さが98cm、直径15cmで発泡オレフィン系樹脂を使っているポールです。プリマソーレのポールはお安いのにこのスペックを満たしているので、追加購入して新潟の実家に送っておこう!と思ったら、残念なことに7/24現在、納期が1~2ヶ月となってます。でも、値段がとても安いので早く入荷する事を期待して注文してみました。
※2019/8/7現在 入荷したようで即納品されるようになりました。新潟にも今日届いたので週末に戻ったら使ってみます

という訳で、ここ2年ほど悩んでいた四十肩に解決の糸口が見えたのが嬉しいですが、それ以上に毎日15分のストレッチが気持ちいいんです。四十肩に悩む諸兄、一度、お試しあれ。

 


 

トレーニングの最新記事8件