ゴールデンウィークの最後は2年ぶりのフレッシュで締めくくりです。所属クラブであるランドヌ東京のフレッシュは5/7(日)の9時までにゴール(ナイスプレイス)である武蔵小杉に到着を目指します。
フレッシュで走るコースは自分達で決めます。3人以上~5人までのチームで、ナイスプレイスを目指して24時間走行し続けるのが、フレッシュの基本的なルールです。
我々のチーム「ランドヌ東京 吹奏楽部2」ですが、5/5(金)の9時に新潟駅の駅南をスタートして、津川→喜多方→猪苗代湖→郡山→いわき→日立→水戸から東京に目指して可能な限り進むというルートを作りました。
ちなみにこのチーム、リーダーのゆんさん、田村さん、zushimiさん、私の4人はここ3年一緒でして、昨年はこれに弘田カメラマンが加わって5人チームでしたが、私が忙しくてDNS。4人で無事完走したのでした。
今年は弘田カメラマンが不参加ということで、YUKI氏に声をかけて5人チームを作りましたが、zushimiさんが不調でDNSだったので4人で走ることになります。
私個人はというと、フレッシュは1回しか出走したことがなく、それもDNFでした。今年こそはフレッシュ完走を何とか達成させたい!ということで、年初からコツコツとブルベを走ってトレーニングを積んできたのです。
スタートは9時と遅いので、定宿である新潟駅前のホテルでゆっくりと朝食を頂いて作戦会議。簡易キューシートはルート上にあるコンビニやら食事が出来そうな場所をズラリとピックアップしておきました。
グループ走の難しさは、GW前半のランドネきたかんでの走行で勉強となりました。個人的には補給を切らさないように、パクパクとしっかりと食事や補給食をとり続けるようにします。
天候は雨の心配は要らなそうですが、日中の暑さと夜中の冷え込みの寒暖差に対応出来る様に、上に羽織るものをサドルバッグに入れて走行に挑みます。
新潟の駅南をスタートして、バイパスを回避しつつ国道49号で南下していきます。風向きが非常によく、緩い追い風でした。とりあえず平坦は全て私が前を引く作戦です。
平坦を飛ばして時間的な貯金を稼いで、登りでそれを放出してゆっくり登るのは私のペースなんですが、他の3名は体重も軽くて登りではそんな遅れないので平坦は苦手です。という訳で28km/hぐらいのペースで平坦を走ります。
普段のブルベなら30km/hオーバーで平坦は走るので、これでかなり体力はセーブできます。
実家のある阿賀野市は通過でございます。今回のゴールデンウィークはあまり実家には顔を出さなかったなぁ。
新潟から津川までの国道49号は幹線道路なので、交通量は多め。五十島トンネルの通行が少々怖いですが、都会の幹線道路と比較したら走りやすくサイクリングが楽しめる道ですな。
三川の道の駅でトイレ休憩。股間の擦れ防止でメンタームを小まめに塗り込みます。どうも最近の自分は、この股間の擦れが限界になって走るのを辞めてしまう事が多いです。
そういえばブルベ久しぶりの田村編集長は上下ともラファのジャージでバッチリと決めておりました(お値段聞いてびっくり!)。
津川から国道49号を離れると、コンビニは喜多方市街までありません。という訳で津川のセブンイレブンでしっかりとご飯を食べていきましょう。
暑くなってきたので、自分は冷やしうどんを頂きました。ゆんさん、YUKI隊長もまだまだ元気。
5/3に狐の嫁入りを開催していた津川の市街には狐のオブジェが沢山飾っていました。
津川からは国道459号を通って喜多方に向かいます。ここを通るのが今回のハイライトです。2014年に実家から喜多方600の応援で自走したときにとても良い道だったので、また走りたかったんですよね。
このルートを通すために置いたPCである磐越西線の日出谷駅にて撮影。
このルートは見所が沢山でして、新潟県側はアップダウンもあまりなくて最高のサイクリングコースです。
福島県に入って、徳沢駅から先は勾配10%が連続する登りが待っています。
500mぐらいの峠にて、絶景と残雪を堪能します。
蕎麦で有名なあたりを通る頃には、気温も高くてヘロヘロです。気温30度越えているのに、桜が咲いていて、回りを見回すとまだ雪が残っているという不思議な感じ。
ゆんさんがボトル1本だけだったので、熱中症になりかけだったのか遅れ気味。とはいえ、回りのメンバーもヘロヘロだったので登りの頂点毎に休んでました。
自分は小型の霧吹きに水を入れて持参して、走行しながら顔や腕に吹きかけて熱を逃がしてました。これは熱中症対策として非常に有効でした。
先頭を走って霧吹きでシュッシュしていると、すぐ後ろの人にはその余波が行くようで涼しそうです。
登りの区間が終わって、喜多方の市街が見えてきました。なんでこんなにアップダウンのあるコース引いちゃったんだろう…と思うのは何時ものことです(笑)
コンビニでプリンとかアイスなどの冷たい物を食べて出発すると、喜多方ではお祭りをやっておりました。
ああ、あの先を曲がれば坂内食堂があって喜多方ラーメンが!と思うのですが、そんな余裕はありません。明るいうちに距離は稼いでおかないとね。
喜多方から猪苗代まではゆるい追い風だったので、単独なら飛ばしまくるところですが、今日はチーム走なのでグッと堪えてペースを落として走ります。
まぁ、私の走るペースだけが他の人とちょっと違いますから、これは仕方ないです。おかげで登り区間が終わってからは終始元気でしたよ。
猪苗代湖まではゆるいゆるい登りが続くので、水分補給はしっかりしましょう。という訳で自販機で飲み物を補給します。涼しくなってきたら、ゆんさんも復活するでしょう。
この辺も幹線道路なので交通量は多いのですが、景色はとても良かったです。猪苗代湖の周辺に近づいてくると、みるみる気温が下がってきます。
夕暮れの猪苗代湖。観光客も一杯でしたが、我々はここで着替えです。自分もアームカバー、レッグカバーを装備して、夜の冷え込みに対処します。
標高が少し上がって、水辺に来ると気温がグンと下がるというのが、この3~4月のブルベで改めて学習したことでした。今回は上に羽織る長袖ジャージもあるから万全です。
猪苗代から下って、磐梯熱海の温泉街を通ることには標高が下がって寒くなくなりました。今回の走行はとにかく小まめに停車して、着る物を調整してましたね。
滝桜で有名な三春の市街地を通ります。全体的に綺麗かつ賑やかで少し驚きました。そろそろお腹が減ってきたんだけど、ゆっくりとグルメする時間などありません。
われわれは24時間走り続けるのですから!といいつつも、流石にコンビニ飯は飽きました。予めコース沿いにチェックしておいた飲食店を目指して走り続けます。
田村市の郊外にあるラーメンチェーンの幸楽苑を目指して、ひたすらペダルを回してきたのであります。
いやぁ、ご飯だご飯だ!と盛り上がるチームメンバー。ここでしっかり食えれば大丈夫!
私はチャーシュー麺と餃子を頂きました。やはり座って食べるご飯は最高です。昼間の暑さもあり、塩分が抜けているでしょうからラーメンのスープが美味しかったなぁ。
この後は磐越東線沿いに、いわきまで走ります。鉄道沿いは平坦基調なので走りやすいですね。ここでも小まめに着替えをしつつ、回りの気温に合わせて対応します。
付き合いの長いメンバーばっかりのチームですから、遠慮などせずに気になる所があるとと、すぐに停止して対応を取れたのが良かったですね。
このコース、前半はアップダウンがありますが、後半は下り基調です。下りに入る前にはしっかり着込みます。
磐越東線沿いのこのルート、走りやすくてとても良かった。残念なのは真っ暗で何も見えないことですね。車の交通量も少なくて、安心して走れました。
ただ、街灯が全く無い区間もあり、こんな感じでお互いのライトをあてて着替えたりとかw
夜の長さが堪える時間帯でも、営業しているコンビニの明かりは嬉しい物です。今回はとにかくストイックに走ってまして、幸楽苑以外は全てコンビニ飯ですよ。
「久々のブルベはしんどいな~」と黄昏れる田村編集長。しかし、ちゃんと付いてくるところは流石です。
寂しい道から、いきなりいわきの市街にでました。これまでのルートとのギャップに思わず笑ってしまいます。
もう夜明けも近い時間帯だというのに、町を歩いている酔っ払いも沢山いました。金曜日の夜だもんねぇ。
小名浜のコンビニにて朝ご飯。お願いしたらイートインの照明をつけてくれました。ご飯を食べつつ、この後の走行計画を考えます。
今回DNSした知将zushimiさんが立てた走行計画が実に良く出来ていて、ほとんどそのペース通りに走ってきています。
まだ福島県ですから、ハイカフェオレとカレーライス、エクレアを頂いて、最後まで頑張るパワーを補給します。
日本海側から太平洋側に抜けてきたわけですが、小名浜から海沿いを南下してくると、気温が下がってきます。という訳でまた着替え。今回はひたすら着替えてましたw
初フレッシュのYUKI氏は淡々とついてきて、あまり体力的な不安を感じさせないのは凄いなぁ。
4時半ぐらいになってくると、空が明るくなってきます。頑張って先頭を引いてましたが、あまりの眠さからコンビニでストップしてカフェイン補給。ガムを噛んで眠気を飛ばします。
24時間営業のドライブインでトイレ休憩。かなり股間のスレがヤバかったので、ここのトイレで綺麗にしてメンタームを塗り直しておいてよかったです。
明るくなってくると妙に元気になってきた田村編集長。この辺からは率先して前に出て、グイグイと緩いアップダウンをダンシングで軽快に越えていきます。
熱中症でヤラレ気味だったゆんさんも、一晩超えて復活したようです。ずーっと走り続けているのに元気だなぁ。
そろそろ足が痛くなってきたので、止まるときにはシューズを脱いでマッサージする私でございます。
結局、ずーっと走り続けて朝を迎えたのですが、妙にみなさま元気です。最後の最後まで頑張っていくよ~~。
「帰ってきた~」と田村編集長が元気になる大洗の大鳥居。YUKI氏と私は何度か大洗はきているので、ちょっとホッとしますね。
お約束の場所で記念撮影だけササっと撮影して、24時間最後の最後まで走り続けます。
あともうちょっとで24時間!。結局、376kmで24時間を迎えました。
急いでレシートを貰いましょう!
という訳で、24時間を走り続けた我々でございます。トラブルらしいトラブルもなく、ほぼ予定通りでした。おかげげBlogのネタ的にはイマイチです。
久しぶりのブルベ完走で嬉しそうな田村編集長。お疲れ様でした!
この後は田村編集長の案内で公営の温泉施設で疲れを癒やします。ナイスプレイスでの受付は明日なので、今日はこの温泉でゆっくりとして、マッサージチェアーや仮眠室でしっかり寝てから帰ります。
私とYUKI氏は昼過ぎに起きて、大洗の駅から輪行で帰ります。GWということもあり、電車は微妙に混んでました。いやぁ、疲れたねぇ、と電車の快適さを噛みしめます。
最寄り駅の目黒についたら、自転車を組み立てていきなり!ステーキに行きます。GW初日から東京を離れていたので、なんか久しぶりですね。
トマホークステーキ450gとハンバーグ300gを頂いて、やっぱりブルベの後は肉だね!と満喫して、帰宅して翌日に備えます
GW最終日はナイスプレイスでの受付
9時に武蔵小杉の中原市民館で受付です。会議室を4つも借りていて、事前受付&ブルベカード記入、待機部屋、仮眠用和室、最終受付などスタッフも大わらわ。
なんとイザベラを全部走ってから、福島スタートでここまで戻ってきたオダ近チームとか鉄人過ぎます(GW中に2000km以上走っている?)。
ゴール受付でやってくる方々のお話を聞きつつ、ブルベカードを記入して貰いました。天候が良かったこともあり、完走率はかなり高めだったようです。
輪行袋に入れた自転車を預かったり、屋内駐輪場にズラリと並ぶブルベ用自転車の壮観さに圧倒されます。
無事受付も終わって、お昼から懇親会です。みんな腹ペコでやってくるので、料理だけはガッツリと出してくれる割烹こすぎは便利ですね。
一番長い距離を走ったチームを称えたりと、楽しい時間はあっと言う間に過ぎちゃいますね。みなさん、お疲れ様でした!
普段はお会い出来ない方に「blog読んでます!」とお声掛け頂けるのは嬉しい限りですねぇ。
走っている時は大変でしたが、無事に完走出来て、皆様を出迎えられて本当に楽しかったです。