自転車を始めた時に購入したヘルメットであるOGKのレジモスですが、既に購入から5年以上が経過してしまい、経年劣化により安全性能が維持出来なくなると言われています。
かなりボロボロになっている事もあり、ヘルメットを新調することにしました。ブルベ用にはPOCのOctalというヘルメットを使っているのですが、これはかなり欧米人向けの形をしたヘルメットでして、フィット感はイマイチ。
OGKのヘルメットは日本のメーカーらしく、日本人の頭に合わせた丸い形になっています。欧米人は頭が前後方向に長いという卵形をしてますが、日本人はそれよりは横が張り出した丸い形の頭になっています。
自分も頭の形は日本人型で、大きさ自体は普通です。各メーカーはだいたい2種類のサイズを準備しているのですが、サイズ的には大きい方と小さい方のどちらがピッタリするか？は割と微妙なところですが、大体は大きい方を買っておいた方がフィットするかな。
ちなみに大きいヘルメットはずり下がってアイウェアに干渉するということで、一回、OGKのコーフーというヘルメットのXLサイズを買った時に大きすぎてすぐに手放した記憶があります。OGKならば自分はLサイズがベストですね。
で、今回買ったのがMETのRIVALE。エアロ効果の高そうな外形ながら、ベンチレーションの穴もそれなりに設けられていて、こういうヘルメットの中では軽量な方でしょうか。お値段も国内で16000円ぐらいで買えるので、スペックから考えたら割安だと思います。
自分が買ったのはMTNキュベカの限定モデル。国内ではほぼ流通がなかったので、ドイツのBike24で購入しました。お値段は国内で買うのとあまり変わらないです。
Lサイズはちょっと大きめでしたが、小さいMサイズだと窮屈です。まぁ、帽子やハチマキ、手ぬぐいをしても余裕で被れますし、後ろのアジャスターを締めればズリ落ちてくることもなく快適です。
METのヘルメットは欧米型の頭の形のモデルが多いんですが、このRIVALEは日本人向けの形をしてますね。おかげで窮屈に感じる事は無く、自分が持っているヘルメットの中では一番しっくりきます。
重さはMで220g、Lで250gです。POCのOctalよりは重いですが、この手のヘルメットとしては軽量なほうです。他にあまり類似していないデザインが個人的には気に入っています。
ただ、ベンチレーションの穴は少なめなので、スカスカなPOCのOctalよりは暑く感じますが、暑すぎて被っていられないという事はないです。普通のヘルメットです。
後部から見たところ。真ん中の支柱の所が太いので、ここにリアライトとかを取り付けしやすそう。ブルベだとヘルメットライトが必要になることが多いので、ここは重要なチェックポイントです。
アジャスターもダイヤル式で使いやすいです。ぶっちゃけヘルメットってこの辺のアジャスターとかの方が早く壊れるので、OGKのように消耗品として提供されていると嬉しいのですが、なかなか他のメーカーでこの手のアジャスターを交換用の部品として売っているメーカーはないですね。
この写真でも分かるかと思いますが、かなり丸い形をした頭に合わせて作ってあります。日本人向けの形ですね。
ただ、中から見ると前面のベンチレーションはありますが頭頂部は覆われています。POCのOcatlはこの辺がスカスカなのですが、逆に直射日光が当たって暑く感じることもあるので、逆にこのくらい覆われたほうが良いのかも知れないです。
やはり真夏に使ってみて問題ないかどうか？ 雨天での利用で問題が無いか？などは今後使い込んでいって分かる所が出てくるでしょう。ただ、ヘルメットは最初のフィット感がほぼ全てでして、それ以外の評価ポイントは「軽くて疲れないか？」「熱が籠もらないか？」ぐらいなんですよね。
もっともヘルメットの本当の評価ポイントは「事故の時に身を守ってくれるか？」なんでしょうが、幸いにもこれまでの自転車ライフで、その性能を試す機会には恵まれてません（笑）
割とお値段も安くて、日本人の頭にも合って国内でも入手が容易ということもあって、発売から1年ぐらいにも関わらず、割と愛用者を見かけるRIVALEでございます。
カラーリングのバリエーションも多数ありますが、このMTNキュベカの限定モデルは流通数が少なかったようで、今のところ、このカラーリングの利用者を見かけた事はありません。
他の人が使っているものと被ると、なんか気恥ずかしい感じがします。海外から取り寄せて良かった！と胸をなで下ろしています。
