2014 BRM628 白馬・木崎湖600は雨の耐久テスト

6月末に開催された AJたまがわの白馬・木崎湖600の記録もアップしておきます。

今回の600kmブルベは土曜日の全日が雨という予報だったので、出走するかどうかを悩んでいたんですが、雨装備のテストも兼ねて出走してきました。

スタート地点の二子玉川は自宅から自走すると10kmもなく、等々力緑地公園より近いぐらいである。顔見知りにご挨拶をして、ぜっとさんに車検して貰って6時にスタート。

木崎湖で折り返すまでに群馬の下仁田を超える内山峠と、長野市から白馬に抜ける嶺方峠を深夜に越えるのがハイライトだ。

ここを乗り切れば2日目は曇り予報だし、塩尻峠、富士見峠は割と余裕なはず。最後の若彦トンネルさえ何とかクリアすれば、導志道を下ってくればおしまいだ。

つまり勝負は1日目の雨のコンディションでの峠越え(特に嶺方峠は深夜になる)ということだ。

スタートしてからしばらくは曇りが続いていたが、行き先には真っ黒な雲が横たわっている。予想通り30kmも走らないうちに雨が落ちてきて、雨具を着込む。

この雨具を着るタイミングが難しく、ちょうど道脇の屋根があるところで着る。ここで、はにべあさんと一緒になったのでご挨拶。走行再開時のミスコース指摘に感謝感謝。

PCでは「ひどい雨ですね」が合い言葉。みんなカッパを着込んでます。編集長は「いやぁ、もう帰りたいです」という事でしたが、無事完走されたそうで流石です。

世界遺産の富岡を通るのは今年何回目?という感じで淡々と進んで、いつもなら碓氷峠で長野入りするわけですが、この日は下仁田から先の内山峠を越えるのです。

下仁田の道の駅でご飯を食べた人も結構多かったようです。

自分は内山峠前のPCでセブンイレブンのカツカレーを食べますよ。これから1000mに近い峠越えるのに、カツカレーとかあり得ない!というコメントを多数頂く
ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ

最重量SRはダテじゃない! (σ・ω・)σビシィ!!

デイリーポータルZの記事で取り上げられていた「こんにゃく食べ放題」のお店は営業していなかった。週末とはいえ、この雨である。自動車もオートバイも来ないところを、えっちらおっちら自転車が登ってきたのに残念。

道ばたで「おーい!」と声を掛けられたので、止まって聞き返すと予想通りというか「自転車の人はなんかのイベントですか?」という定番の質問。東京から白馬まで走るサイクリングですよ、はっはっは。

内山峠は初めて通るんですが、雨降っているとかなり危険。特にトンネル内の白線が剥離してデコボコになっており、ロードレーサーのタイヤで乗り上げると確実に滑る。

実際にトンネル内で連続で滑って、あわててクリートを外して横向きのコケかけるのを支えるというトラブルがあった。後ろから自動車が来てたら刎ねられる可能性があったなぁ。

内山トンネルまでの全てのトンネルは雨天時は「歩道推奨」ではなく「歩道必須」の方が良いかと思った。

工事の影響もあるのですが全般的に路肩が狭くて、トンネルはそれが更に顕著だった。あまりブルベで使われてないコースなのも納得。ただし、晴れならばかなり楽しそうな峠ではある。

頂点の付近が工事で片側通行になっていて、歩道通行を余儀なくされる。この歩道も狭いし、鉄板の継ぎ目が滑るのでノロノロ走行です。

景色はご覧の通り「雲の中にいる」という感じ。この状態になると、気温0℃よりも高い状態で吐く息がすぐ凝結して白く見えるという現象が見れますね。

長野県側に下ってくると、ずーっと降っていた雨がようやく上がって曇り空に。ここで雨具を脱いで、汗で蒸れたジャージを下りで乾かします。

気温がそんなに低くなかったのが幸いで、この小諸を超えて長野に向かう区間は快適に飛ばせました。

佐久の町にも釜飯の「おぎのや」があるとは思わなかった。雨でペースが上がらなかったこともあって、貯金が少なめということもあってスルーして先に向かう。

快適だった曇り空も長野の手前でお別れで、夜とともにまた雨がやってきた。せっかく乾いたジャージと雨具とはここでおさらばである。

ちなみに今回から雨具は下がモンベルのスーパーストレッチレインパンツ、上がパタゴニアのレインシャドージャケットである。どちらも期待以上の性能で満足満足。

20時半ぐらいに長野市街に到着。コース通り走ると、飲み屋街を通るのである。ここでDNFすると新幹線で今日のウチに東京に帰れる。

雨は降り続いているし、善光寺の近くのセブンイレブンのPCでDNFを決意した人も居たようですが、自分はまだまだ行ける。とりあえず木崎湖まで進みましょう。

とはいえ、ここから先が非常に厳しくて大変よい修行になりました。写真が全然ないのは、真っ暗で撮影しても意味ないこともありますが、そんな余裕すらなかったです。

幸い、コンビニでご一緒した方が「着いていって良いか?」と訪ねてきたので、一緒にノロノロと進むことにしました。

善光寺の前を通って、鬼無里の集落を通って1000m級を超える峠である嶺方峠を超えて白馬に降りるところを土砂ぶりの雨の中、深夜に通るのである。

修行度の高さがハンパない ヽ(`∀´)ノ ウヒョー

それでも雑談とかしながら登っていくと、鬼無里の手前でディレイラーがもげたのでシングル化を試みている人がいた。後で、はにべあさんだと分かったが、無事に長野市まで帰り着けたようだ。

たまにトンネルがあると雨が遮られるので少し嬉しかった。意外と交通量もあって、集落が点在しているのは助かったなぁ。

深夜22時過ぎとかに土砂ぶりの中で走る場所じゃないよな~と思いつつも、路面にカエルが沢山居たり、蝶だか蛾とかが路面で止まっているのが見える大自然バンザイ!

なんかもう笑うしかないが、こういう時は止まって食う。雨宿り出来そうなところで計画的に止まって、買っておいたパンを食べる。まずは食うのが鉄則だ。

頂上が近くなってきて、しんどくなってきたので同行していた人には先に行って貰って単独で頂上を目指す。

一人は寂しいが、叫んだりアニソンを口ずさんだり出来るので、それはそれで嫌いじゃないんだが、端から見たら頭がおかしい人だよねぇ。

深夜23時ぐらいに嶺方峠の頂上のトンネルを出た所にある標識群に到達。あの真っ暗な先には北アルプスの山々があるのだ。

正直、頂上からの下りは手が痛くて痛くてたまらなくなるぐらいブレーキを掛けまくってノロノロと下った。新品だったブレーキシューはここで半分は消し飛んだ。

白馬のコンビニには0時過ぎに到着。貯金はあまり多くはないが、木崎湖で寝ることは出来るだろう。しかし、木崎湖で寝たら雨の中をまた走り出す勇気は出ない。ここは信州健康ランドまで進もう。

白馬から木崎湖はAACRと同じコースなので余裕かと思っていたのですが、深夜0時ぐらいに土砂ぶりの中を走ると全く景色が違います。こんなところ走ったっけ?っていう感じw

AACRの時は快走した青木湖手前のちょっとした登りのあたりで土砂ぶりに加えて雷が段々近くなってきた。登りでヒイヒイ言っているときに、比較的近くに雷が落ちた。雷音で驚いた野生動物の鳴き声が茂みから沢山聞こえてくる。

あまりに怖いのでトンネルで止まって落ち着ける。いやぁ、エクストリームだぜ、今回のブルベは、うっはっは。

青木湖湖畔のやなば駅あたりからは、完全にAACRのコースと同じだという認識で土砂ぶりの中を快走。木崎湖周辺に何度も来てて馴染みがあってよかったぜ、と心底思ったのでありました。

深夜1時すぎに木崎湖のPCに到着。たまがわのスタッフの人に出迎えてもらった。カメラのレンズの水滴がちょうどいいボカシになっているので、このまま掲載。

いやぁ、ホッとした事もあって元気回復。モリモリと食べて、ぜっとさんに「みんなギリギリな感じでやってくるのに、やたらと元気だな~」とお褒め頂く。

自分はドロップバッグは預けてなかったので、タップリと雑談と休憩だけして木崎湖PCを後にする。案の定、木崎湖で仮眠した何名かはそのままDNFしちゃったそうだ。

ここから次のPCの近くである松本までは緩い下りであり、このペースならちょっと借金を抱えても取り返せるだろう。まずは風呂に入りたいということもあって、松本まで一気に進む。

しかし、松本まではかなり距離があり、PCおよび健康ランドへの到着予想は朝4時すぎとなる。こりゃ、きっとかなり眠いサイクリングになるだろう。

AACRの大町温泉エイドの入り口のあたりで眠気が限界となり、屋根もない道ばたの歩道のガードレールに自転車を立てかけて、コンクリートブロックに座って仮眠する。

ぶっちゃけ雨は降っていたんですが、もうね、眠くて眠くて、雨具をスッポリかぶってたら寝れるぐらいの眠さだったのよ。ここで10分ほど寝て回復したが、コンビニで眠気覚ましを買っても効かず。

途中の道の駅で本気で寝ようかと思ったが、ここで寝ても健康ランドの風呂は入りたいから頑張る!とヘロヘロになって進む。

予定より1時間ほど遅れて、松本のPCに到着した。雨は降り続けていたが、空は空けてきた。0時出走組のqueさんが居たのでご挨拶。いやぁ、本当にお疲れ様です。

天気予報を見ると、この先の雨はなさそうだ。健康ランドで仮眠して出る頃には晴れているだろう。

そういえば今回のブルベでは、SPEEDPLAYの必需品、Keep on Koverが左右ともに脱落した。新型のZは樹脂が堅いので減りにくいが、脱落しやすい。一度も寿命を迎えることなく脱落しまくる。

北海道1200でこれが出たら困るのでなんか対策は必要かなぁ。

健康ランドに5時に入って、借金1時間を背負うのを覚悟の上で7時まで寝る作戦。自転車置き場が分からなかったので健康ランドの前に止めたら、編集長が出発するときに激写されていた(笑)

信州健康ランドでは濡れた雨具などを預けておくと、乾かしてくれる。これは大変嬉しいサービスだった。風呂に入って着替えて、1時間ほどの仮眠でリフレッシュした。

そんな訳で再始動である。すでに370kmほどは走っているし、残り時間を考えれば十分に行ける。あまり体も疲労してないし……ジリジリ……なんか松本暑くないか?

慌ててアームカバーと日焼け止めで暑さ対策。昨日の雨で凍えていたのがウソのような暑さだ。この気温差にはきっとヤラレそうな気がするわ。

とりあえず塩尻峠越えである。一応、標高は1000mを超えているが、周りの標高も高いのでちょっと登れば頂上だ。

あまりの暑さでドリンクがみるみると減っていく。塩尻峠なんか軽いもんだろ!と思って、しっかり補給せずに登り始めたら、幹線道路なのにコンビニとかがロードサイドにない。

よく考えたら道の駅があったんですが、もうすぐ頂上だったので強行して登る。

塩尻峠から岡谷の市街と諏訪湖を望む。絶景であったが、俺の体調は絶命寸前のヘロヘロっぷり。土砂ぶりの嶺方峠の方がまだ元気だった。

体調が悪いと、ダウンヒルもシャキっとしません。得意の下りでブレーキ掛けまくりで、時間の借金がなかなか返済できません。

ここから休憩ばっかりしてなかなか進まないという悪循環になります。コンビニでしっかりご飯を食べたのに、暑さにやられて走るモチベーションが回復しません。

悩んでウダウダ進んでいるウチに、次のPCに間に合うか微妙な残り時間になってきました。暑さでフラフラなのです。

熱中症で眠いのか、寝不足で眠いのかよくわからんけど、諏訪湖の脇のベンチで休んでノンビリした記憶はあるんだよな~。

諏訪湖前をノタノタ進んでたらK夫妻が元気そうに通っていった。ゆっくりと進んで富士見峠手前で「うーん、これはタイムアウト必至だな」とDNFを決意。茅野までもどって「あずさ」で輪行することに。

あんなに修行みたいな状態の嶺方峠を乗り越えられたのに、暑いのに本当に弱いな。あと、やはり若彦トンネルとその先の山中湖湖畔の苦手意識が先に出ちゃったネ。

茅野からあずさに乗ると回数券とかが金券屋で買えないので、松本から乗るより料金が高くつく (;´Д⊂)

浮かせるために自由席に乗ったら、木崎湖でリタイアしたという5人組が盛り上がって楽しそうだった。やっぱり木崎湖DNFが正解だったか…。

正直、健康ランドを出る辺りまで、完走出来そうという感触だったのにこれで600kmブルベのDNF連続記録が4に伸びてしまって、北海道1200に大きな不安を抱えてしまった。

この記事は北海道1200の後に書いてますが、この白馬・木崎湖600の経験は本当に北海道で役立ちましたよ!。出走して良かったです!!

今回の600kmは翌日に休みを取っているという万全の状態だったんで、月曜日は自転車を掃除してから我孫子のマキノさんまで自走して北海道1200直前のチェックをして貰いました。

ばんざいさんにチェーンを新品にしてもらって、緊急用のシフトケーブルを譲って貰って、北海道1200の準備は万端なのです。

とはいえ、北海道の3日前に開催なのにエントリーしちゃった越後長岡チャレンジサイクリングで来週もやられまくりますよ!

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