2018/8/24 南会津 うさぎの森オートキャンプ場でキャンプツーリング

8月後半にいつものメンツでキャンプツーリングに行こう、という日程だけは決めていたのですが、天気予報の兼ね合いなどもあって、どこに行くか?というのがあいにく決まっていません。

第一候補だった沼津の市営キャンプ場は1週間前の予約が必須ということで諦めました。まだ暑い時期ということもあって標高の高い場所でないと、暑くて寝れません。7月に行った中禅寺湖の湖畔のキャンプ場は涼しいでしょうが、流石に同じ所に何度も行くのはキャンプ場の開拓としてはイマイチです。

そういえば、GWにキャンプも兼ねて新潟まで帰省しようと思っていたので、その時に利用しようと思っていた南会津のうさぎの森オートキャンプ場はどうだろう?と提案したところ、まだフリーサイトの予約が出来たので、今週末は南会津でキャンプツーリングと相成りました。

スタートは新白河駅まで輪行

 

目的地のキャンプ場は鬼怒川温泉駅から向かうと、標高830mの山王峠の先にあります。周囲にはスーパーやコンビニはないので、会津田島の町中まで買い物にいくと片道が8kmあり、標高差も120mほどあります。

という訳で、新白河の駅から羽鳥湖を越えて下郷町の方から南会津に南下するというルートを田村さんが引いてくれました。これなら会津田島で買い物してからキャンプ場に入れます。

問題は新白河までの輪行でして、かなり距離があるため新幹線だと6000円ほどかかります。青春18切符が余っていたので、それを消化する意味もこめて、私とトシさん、YUKI隊長の3人は6時に上野を出る電車で新白河まで鈍行で移動することに。

今回はキャンプ道具はTailfinのパニアを1個取りつけて、それに収納しました。ショルダーベルトの出来が良いので輪行時がとても楽なんですよね。トータルでは重くなりますが、パッキングしやすいのもメリット。

お値段が少々高いこと、2個に荷物を満載するとリアヘビーになってバランスがちょっと悪いのが難点かな。1個だとダンシング時の違和感もありません。

新幹線で移動する田村さん以外の3人は上野→小金井→黒磯と乗り付いて、9時半に新白河の駅に到着でございます。家を出たのは5時ぐらいでしたから、4時間強かかりました。いやー、遠いですね。

自転車を組み立てます。前述したとおり、今日はTailfinのパニアを1個にフレームバッグ、フロントバッグと重装備で走ります。

初めて行くキャンプ場の場合、ツェルトを設置出来る立木などがあるか分からないので、4人という人数を考えると自分は自立式のテントの方がよいだろうと判断してカミナドーム0を持っていきます。

あと今回はヘリノックスの椅子ではなくて、クレイジークリークのHEX 2.0 オリジナルチェアという座椅子っぽい椅子を持っていったんですが、これがヘリノックスの椅子より重くて嵩張るのですw

やや遅めの10時ぐらいから走行開始

今回もスタートしてしばらくしたらコンビニ等はしばらくありません。なので、まずはコンビニで朝ご飯&補給食やドリンクを買い込みます。

あいにく今日の関東は35度以上の猛暑が予想されていまして、流石に福島の方までくると少し暑さはマシでした。でも、止まると汗がしたたり落ちます。

今回のコースはスタートしてすぐに羽鳥湖まで登って、そこからはガッツリとした登りはありません。しかし、この羽鳥湖までの登りが暑くて辛い。

猛暑に加えて湿気が高いため、汗による体温を下げる機能がイマイチ働きません。正直、キャンプ場でノンビリするのがメインなので、この時期に80kmとか走らなくて…とは思いますが、これもビールを美味しく飲むためです。

ヘロヘロになりつつも白河羽鳥レイクラインを登って羽鳥湖高原の道の駅っぽいところまでたどり着きました。正直、ここまでの登りで力尽きました。

ここはオートバイの人も沢山居ました。自転車乗りは我々ぐらいしかいなかったですね。オートキャンプ場も近くにありますし、割と穴場なのかも?

ヤーコンというイモが名物らしく、それが入ったソフトクリームが美味しそうだったので、ここでガッツリと休んでソフトクリームを頂きました。

このヤーコン入りのソフトクリーム、確かに抹茶っぽい香りがしつつもシットリ滑らかで美味しかったです。コーンの中までしっかりとアイスが詰まっていて、300円は割とリーズナブルですね。

ここまで2時間ほどで20kmぐらいしか走っていないのですが、暑さもあって割と満足げな我々でした。

余裕があれば大内宿を見に行こうか、とか言っていたんですが、既にキャンプ場で飲むビールに頭は一杯でしたので、大内宿に行く話は早々に却下です。あとは道沿いにある「塔のへつり」を見に行くぐらいでしょうか。

平坦~下り基調になっても暑いのは辛い

 

羽鳥湖を越えてからは下り基調になります。流石にペースは上がるのですが、暑いこともあって身体は休憩を求めてきます。

たしか塔のへつりの入口の分岐の所にセブンイレブンがあったよなぁ、と記憶していたので、そこまで我慢です。

途中、湯野上温泉駅に立ち寄ります。足湯がありますが、こころはこの先のコンビニに早く行きたい!と思ってたので、足湯には立ち寄らず。

目的のセブンイレブンに到着したのは14時ぐらい。ここからキャンプ場までは20kmほどですが、お昼も食べていないので、ここで軽く昼食を取ります。

この区間、下調べをしてなかったのですが、途中、ちょっと気になるお蕎麦屋さんもありましたので、チャレンジしてみれば良かったなぁ、と反省です。

この区間は新潟帰省するときによく通るのですが、輪行の移動時間が気になって幹線道路をひたすら走るだけだったりするので、あまりグルメとかに詳しくありません。

塔のへつりを見て、会津田島で買い物

田村さんが引いてくれたルートは幹線道路から離れて、塔のへつりという名所を見るルート。いつも通り過ぎるだけで見たことはないんですが、一度見れば十分かな、という予想を持ちつつも一度は行ってみよう!と立ち寄ります。

観光地として有名みたいで、手前に有料駐車場などもありますが、自転車だと近くまで行けるのが便利ですね。

なるほど、これが塔のへつりか…(棒)
すみません、既にキャンプ場で休むことで頭が一杯なのですw

時間的にもちょっと押してまして、この後にスーパーで買い物してキャンプ場に入るのは16時半ぐらいになりそうです。今回のキャンプ場は中にコインシャワーもあるので入ってテントを設営したら、そのまま宴会が可能です。なので、16時半ぐらいでも余裕はありそう。

会津田島の駅の近くにあるヨークマートは巨大で、100円ショップも併設されています。色々なものがよりどりみどりで夢が広がりますね。

このキャンプ場で食べるものを買いだしするという行為が、実はキャンプツーリングの中で一番楽しいと思う瞬間だったりします。この日はあと8km走って100mほど登らないといけないのですが、携帯リュックに満載の飲み物と食材を背負っていきます。

自分は350mlのクリアアサヒ6缶パック(3本しか飲めず)、1.5Lのコカコーラゼロ、ソーセージ、マルちゃんの3袋入り焼きそば、カット野菜、半額になっていたハンバーグとシウマイ、チーズと柿ピーを購入。保冷剤の氷とビールを一緒にして、リュックに積めます。

会津田島のヨークマートですが、セブンイレブン系列ですのでセブンで売っているPB品も買えます。セブンの炭酸水や柿ピーが購入出来るのは嬉しいの一言。

色々と買い出しをして、背中に背負った携帯リュックの中には夢が一杯。登り坂もあまり気にならずに、キャンプ場を目指してサッパリとして飲むビールの事で頭が一杯になっているハズです。

トシさん、YUKI隊長も色々と買い込んだようで、特に3人がソーセージを購入したので翌朝もソーセージが大量に食べられましたw

16時半 うさぎの森オートキャンプ場に到着

予定通り16時半にキャンプ場に到着。標高は600mぐらいのところにありますので、この時間になってくるともう暑いということはありません。快適に寝れるかな?

このキャンプ場、初めて利用するのですが、結論からいうとかなり当たりです。

利用料金は入場料300円+フリーサイトのテント1張りが550円ですので、一人当たり850円で利用出来ます。受付をする建物には、コインシャワー(5分で200円)、コインランドリー(乾燥機付き)、自販機などがあり、必要な道具も購入出来ます。

実は会津田島のスーパーでCB缶のガスを購入し忘れた私ですが、ここでイワタニのボンベが1本200円で買えたのは非常に助かりました。洗剤を購入して、今日ドロドロになったジャージをシャワーを浴びた後にすぐ洗濯出来ました。

トイレは洋式もあり綺麗ですし、洗濯も出来ますし、温水シャワーも浴びれるというのは非常にありがたいです。更に悪天候時には、受付の建物にある体育館に避難も可能です。管理人さんもとても親切ですし、クルマ以外の利用者はゴミも捨てることが出来ます。

という訳で充実した施設で非常に満足のいくキャンプ場でした。フリーサイトは予約で一杯になったようでして、いやー、予約しておいて良かった。

設営が終わったら酒盛りの開始です

テントを明るいウチに設営し、シャワーを浴びて着替えてサッパリしたら、後はいつも通りの飲んだくれタイム!

いやー、今日も頑張って走りましたね(80km)~ということで、ビールが美味い!

この瞬間のために何とか走ったと言われたら、もうその通りでございます、としか言いようがありません。

各自が自分で買ってきた食材を適当に調理して、適当に食べるというこのスタイルが気兼ね無く、一番楽しいですね。

自分は今回もフライパン+シエラカップのみという調理道具スタイル。スーパーで半額になっていたハンバーグをしっかり焼いてじっくりと火を通します。

このフライパンのみのスタイル、自分とはよく合っているようですが、ホントのことをいうとクッカーを1個追加して炊飯したいんだよなぁ。まぁ、寒い時期になったら炊飯もやることにしましょう。

皿に出しておいたハンバーグに、フライパンで作った焼きそばを追加して頂きます。いやー、キャンプ場でもしっかりと食べないと駄目なんです>私

みんな酔っ払ってご機嫌に会話していたのですが、時折パラリと雨が降ってきます。特に20時を過ぎてからは本降りの雨も来たので、一時的にテントに避難。

お隣のタープで雨宿り&酒盛りは続く

自分はハイペースで酔っ払っていたので、雨でテントに避難したタイミングでもう寝てしまおうかと思ったのですが、キャンプサイトのお隣さんが是非タープで雨宿りしていってください、と招いてくれたそうです。

私以外の3人はそちらに参加して飲み会を継続してたのですが、私も「折角だから!」と田村編集長にテントから引っ張りだされて、参加することに。

お隣さんも東京方面から電車でやってきたという女子3人組でございました。オッサン4人もタープに入れて雨宿りさせて貰った上に、お酒までご馳走になって完全に酔っ払い状態に。

酔っ払った田村編集長が自転車キャンプの良さをひたすら説くという状態になっておりましたが、キャンプではこういう出会いも楽しいですよね。

幸い雨はあまり長くは続かず、ひたすらバカ話に花が咲いて遅くまで飲み明かしたのでございました(続く)


 

アウトドアの最新記事8件