調光レンズは紫外線に反応して濃さが変わるレンズです。自転車の場合、ブルベの様な長距離だと昼間から深夜の走行もありますし、日の短い時期はいくらレンズが簡単に変えられるモデルを使っていてもレンズ選びが難しいのです。上の写真はRacingJacketに付属してきたClear Black Iridium Photochromicという調光レンズですが、紫外線に晒していると色がついて遮光効果が高くなります。暗いところでは上のようにほぼクリアに近いので、夜も安心して使えるという素晴らしいモデルです。
問題は調光レンズは高いことと寿命があるってことです。やはり値段が高さが一つの問題で、度入りでなくてもレンズだけで1、2万円ぐらいの値段です。もし度入りレンズで調光を入れたりすると4,5万円は覚悟することなると思います。なもんで、私は調光レンズが必要なぐらい長時間走るときには使い捨てコンタクトを入れて走ってます。
Clear Black Iridium Photochromicは非常に高価な調光レンズでして、これが欲しくてRacingJacketのこのモデルを購入したようなものです。実際に使ってみましたが、夏場のような暑い時期に使うには最高の調光レンズですね。視界の色は殆ど変化しませんが、ギラつきは押さえられますし、もちろんUVカット機能もあります。なお通常時は殆どクリアに近いような色ですが、紫外線を浴びると写真の下のようにサっと色がつきます。
もう一つの問題が寿命です。大体2年ぐらいで劣化すると言われていますが、だんだん色の変化が鈍くなってきて、やがてある程度の色で固定されてしまうようです。
上の写真は2年前から使っていたパーシモンの調光レンズです。パーシモンは暖色系でコントラストが高く見えるので、個人的には暑い時期以外にオールマイティに使えるカラーです。このレンズはもう寿命に近くて、紫外線に晒していても上の写真のようにあまり色が変化しません。もちろん普通のパーシモンカラーのレンズとして今後使うことは可能です。
調光レンズ自体は非常に便利な機能ですが、価格と寿命を考えると少々贅沢な機能と言えるでしょう。