今週もよくぞよくぞ金曜日までたどり着きました、というポッドキャスト配信のOVER THE SUNのオープニングのような一週間でした。ダイエットは不調そのもので、仕事だけは何とかこなしたという感じです。やっぱり体を思いっきり動かせないことが相当なストレスになっているようです。
やっと外出して散歩出来るようになった
昨日ぐらいから急に春の陽気になりました。朝の時間帯の30分強のウォーキングは2月に怪我をするまでの日課でしたが、怪我をしてからはお休みしてました。正確には怪我から2週間後と1ヶ月後に散歩を試してみたのですが、膝の状態が悪くなったので自重していました。

トレッドミルでのリハビリのようなウォーキングを2週間続けまして、やっと30分ほど歩くことに不安がなくなったので、今朝は久しぶりに瓢湖の外周をウォーキングしてきました。怪我したころには湖面に一杯いたハクチョウもシベリアに帰ってしまい、満開だった桜も散り始めていました。

しかし、日光を浴びて歩く方が視界に刺激が得られて、トレッドミルでは得られない充実感があります。まだまだ寝起きだと膝が痛むのですが、少し動かすと痛みも和らぎます。まだまだ治りきっていないのですが、様子をみつつ朝の散歩を再開していこうと思います。
まだ治りきっていないので、今日も散歩の途中で膝関節がズレて「コキン!」と膝から音がすることがありました。以前はこれが出ると痛みが強くなり足を引きずるように帰宅せざるをえなかったので、外でウォーキングすることは自重していたのです。今日は痛みが出なかったので、そのまま普通に歩いて帰ってきましたが、これが続くようならトレッドミルでのウォーキングに戻さざるをえません。
自分は健康面では恵まれていて、食べればすぐに肉がついて怪我も治っていました。それが太る原因でもあるのですが、怪我をしても安静にしていればすぐに治るし、滅多に調子を崩さない人間でした。それが今回はこんなにも治るのに時間がかかるのか!と自分でも驚いています。やはり加齢の影響は大きく「いつまでも若いわけではない」という当たり前の言葉を噛みしめております。
散りかけの桜並木の下を散歩しつつ、トレッドミルでのウォーキングでは感じることのない開放感、思考が整理されることのメリットを享受し続けたいと願います。
期限までに本を読み切った
先週末が納車やらコストコ行きでバタバタして、週末の余暇時間に図書館で借りてきた本が読み切れませんでした。今週末には返却しないといけない本が3冊ある状態で月曜日を迎えまして、余暇の時間にせっせと読んでました。
自分は完璧指向なところがありまして、借りてきた本はちゃんと読み切って返したい!と自分を追い込んでしまって、少しストレスを感じていたのが正直なところ。何度か日記には書いてますが、これからしばらくは週末は忙しくなるので、図書館で借りてくる本の冊数は減らしたいと思っています。
とはいえ、平日に読み切った三冊の本はどれも面白かったです。

村田沙耶香「丸の内魔法少女ミラクリーナ」は4本の短編集ですが、表題の短編と最後に収録されている「変容」という短編が非常に面白かったです。読んでいて思わず笑ってしまった、という感じの面白さでして、村田沙耶香っぽい感じが詰まっておりました。
どの短編も面白かったのですが、表題作以外はちょっと通常ではないシチュエーションで背徳的な感じです。表題作の登場人物は一見常識的な生活を送っているように見えて、内面的には村田沙耶香ワールドが展開されていて、それが微妙な絡み合いが滑稽でユーモラスな傑作だと思います。
これは面白かったのでスラスラと1日で読めました。

宝樹「三体X 歓想之宙」。最近読み切った大作SFの「三体」の二次創作なのですが、三体の作者である劉慈欣も認めているので、公式アンソロジーみたいな扱いになっています。邦題が「三体X」と三体の続編っぽいタイトルにしたのは上手いと思います。
三体の三部作の最後の死神永生に出てくる雲天明を中心として、死神永生で語られなかった裏側や伏線などを綺麗に埋めてくれる二次創作です。読んでいて「なるほど、そう来たか!」という発想が詰まっていて、面白く読めました。三体の前日譚である「三体0 球状閃電」よりオススメです。
とはいえ、ちょっとご都合主義が過ぎるなぁ、というのとアンドロイドの智子のモデルがあの人なの?とビックリするような内容です。三体の本編よりも更にエンタメ色が強いけど、非常に面白く読めました。これは三体を読んだ後、あまり間を置かずに読むことをオススメします。それは死神永生の内容を覚えていないと楽しめないからです。
三体本編と同様にかなりボリュームのある本でしたので、読み切るまで3日掛かりました。作者が異なる二次創作なので色々と異論はあるようですが、邦訳版は訳者のお陰もあって本編と違和感なく読めたのは救いでした。というか、ところどころ出てくる邦訳の注釈解説がないとマニアックな元ネタが分かんないです。

原田ひ香「まずはこれ食べて」。わりといつも通りの原田ひ香の小説でして、短編形式になっていますが、最後の短編でいろいろと真実が語られるというミステリーっぽい展開でしした。
原田ひ香さんの小説は、東京の目黒周辺が舞台となることが多く、東京の描写もほぼ新宿より西側が多いです。また地方が出てくる時に、何故か帯広がよく出てきます。新潟に移住する前、武蔵小山に住んで中目黒を通って渋谷まで歩いて通勤していたり、目黒駅を越えて麻布十番まで自転車通勤をしていた自分がテリトリーとしていた場所が各小説の中に沢山出てきます。
また帯広は自転車の合宿で2週間滞在しただけですが、そのくらいの知識でも「確かに帯広とか十勝地方ってそうだよな」という表現が出てきます。なもんで、その辺のディテールが自分の体験とリンクしているので、登場人物の行動がよりリアルに感じられるのです。そういう意味では原田ひ香さんの小説を東京での生活経験がない人が読んだら、どう感じるんだろう?と思ってしまいます。
「まずはこれ食べて」は小さなベンチャー会社で働く若者と、若干訳ありの家政婦が作った料理を軸にしつつ、登場人物を取り巻く状況を描いています。ベンチャー会社と料理というのも、自分の経験と非常にリンクしているので、これまでの原田ひ香さんの作品で一番好きかもしれないです。
月曜日の時点では「仕事も抱えつつ土曜日までに3冊も読めるかなぁ」と不安とストレスを感じていたのですが、金曜日の朝の時点で読み切りました。借りてきた作品がどれも面白かったのにも救われましたが、追われるように本を読むのはこれっきりにしたい、と思いました。
麺類を食べる日々
ちょっとご飯物に飽きてきたのか、ビーフンと味噌ラーメンが妙に食べたい週でした。

カレービーフン。具は豚バラ、むきエビ、キャベツ、ピーマン、人参など。やはりピーマンがあると麺類は味が締まります。買い置きのビーフンは10袋以上あったのですが、これで残りは3袋となりました。ビーフンを食べきったら、素麺を消費するメニューを考えようと思います。
あと味噌ラーメンが食べたい欲が出てきています。ストレス発散で外食してもよいのですが、最近は300円近い高級カップ麺の味噌ラーメンの出来がよいので、それらを買ってきて食べてます。カップ麺断ちがあまり出来ていないなぁ、と反省してますが菓子パンやスナックよりはマシです。
写真がないのは、今のところは食べ比べをしているからでして、結論が出たら記事を書こうかな。