携帯ポンプだとロードバイクのタイヤに空気を入れるのは結構大変です。何せ7~8気圧ぐらいまで空気を入れるんだから、夏場なんかは汗だくになっちゃいます。そんな訳で使い切りですが、CO2のボンベで空気を入れると一瞬で空気入れが完了します。
自分はチューブレスタイヤのビードが上がらないときの必殺技としてCO2ボンベを使っています。これだと確実にビードが上がりますが、やはり気になるのは1本あたりのコスト。店頭でCO2ボンベを買うと1本400円近い値段の時もあります。
写真のモデルは携帯性に優れたモデルで、本体にボンベをねじ込んで使います。ボンベはCO2を放出するときに非常に冷たくなりますから、凍傷防止用にネオプレン素材のカバーを付けています。このタイプはコンパクトなのは良いですが、ネジ切りのあるボンベしか使えません。
ちなみにネジ切りタイプですが、TNIの20本セットをあさひで購入すると約5000円なので、1本当たり250円。バラで購入すると283円です。
やはりネジ切りタイプはちょっとボンベが高いです。ネジ切りがないタイプのCO2ボンベを使うインフレーターが上の写真のもの。インフレーター本体はどちらも1500円程度で購入出来ます。左のは仏式、米式のどちらのバルブにも対応。右のはトピークのヤツで仏式のみです。
この手のタイプはネジ切りがあるボンベもないボンベも両方が使えます。んでもって、今回安いボンベとして目を付けたのが写真真ん中の銀色のボンベです。リンク先を見て貰えば分かりますが、20本で約2800円と1本当たり140円程度と格安なのです。(2015年現在、もう購入出来ません)
しかし、安いのに理由がありました。下のボンベがトピーク純正のボンベですが、この格安ボンベはちょっと全長が短いような…。試しにインフレーターにセットしてみますが、ボンベを入れてインフレーターのカバーをねじ込んでも先端に穴が開かず、全く使えません。
トピークのボンベを入れるとこんな感じでケースから少しばかりボンベの頭が顔を出します。
この安いボンベだとボンベの先端はケースから露出しません。僅か1,2mmぐらいの差なんですが、この差のおかげで使えないのは勿体ない!
じゃあ、なにかケースの底に仕込んでボンベの高さをかさ上げしてあげれば良いわけで、適当な金属片を底に入れてボンベをセットしたら、あっさりとボンベが使えるようになりました。
1本140円程度という価格であれば、外でパンクした時も気軽に使えます。この手のインフレーターは最初に紹介した携帯性に優れるタイプより使いやすいです。さぁ、このお安いボンベ、いつまでサイクルベースあさひに在庫しているでしょうか?
流石に20本あると1年以上持ちますし、安いからと言って買いだめするのも何だしなぁ。もっともCO2ボンベは自転車のパンク修理用以外の用途でも使われていますから、探してみればかなり安い価格で入手することも出来るんじゃないかと推測してます。