二年越しのリベンジ BRM419関東一周600 試走

二年前のリベンジということで、関東一周600kmに再チャレンジしてきました。

前回は普通の参加者として300㎞を超えたあたりでDNFしたのですが、今回は開催一週間前のスタッフ試走での参加となります。

幸いなことに、お天気は土日とも雨の心配はなさそうですし、一人ではなく同じくスタッフであるT編集長と一緒に走る事になりました。

2年前とは自転車も違うし、自分自身の経験値も随分違います。さぁ、2年前のリベンジは成ったのか?

スタート地点には一緒に試走する編集長が来ておりました。編集長は今回はマキノ号ではなく、ハブダイナモを搭載したトーエーのランドナースポルティーフでした。

自分も最終的な装備をチェックします。長丁場なので、自作のバケットサンド、カロリーメイト1箱、スポーツ羊羹2個、カンロ飴多数をフロントバッグに入れておきます。

ライトですが、直前に届いた1200ルーメンの中華ライト(USB電源)をいきなり実戦投入です。GPSやスマホへの給電に加えて、このライト用としてモバイルバッテリーを3種類持っていきます。

容量別に3000mA、7000mA、10000mAの3種類のモバイルバッテリーを持っていきます。流石にこれだけあれば困る事はないだろう。

リアライトもハブダイナモから給電ですし、eTrex20Jの電池は容量の大きいエネループProに変えました。これまでの長距離ブルベで電源回りの心配が一番不要でした。

5時ちょうどにスタートします。周りに出走者が居ないので少しさみしいです。どこまで編集長に着いていけるかが心配だな~という心境です。

直ぐに中原街道に出て丸子橋で多摩川を渡ると、勝手知ったる自宅までのルートと同じです。ここに帰ってくるのは日曜日の何時になるのかな?と思いつつ、五反田の山手線のガードの下をくぐります。

ここから都内はブルベで走るのは珍しいコース。早朝の都内は空いていて走りやすくて、景色もよいのです。自分も武蔵小山に引っ越してきて、なんだ早朝なら都内は凄く走り易いんだ、と感心しました。

そして関東一周といえば、銀座のメインストリートを走るランドヌール達。試走では2人だけですが、テンションはあがります。

ぶっちゃけ関東一周600のハイライトは、この銀座を通るところだと言っても過言ではありません(´ー`)フッ

折角なので、銀座らしいところで止まって記念撮影です。気分はおのぼりさんですね。

銀座を抜け日本橋を超えると、この前OpenしたばかりのCOREDO室町の前を通ります。このビル群の景観が終ると、東に進路を変え千葉方面に向かいます。

蔵前橋通りを走っていると、信号で停止したときに左を見ると、漫画の「アオバ自転車店」にも出てきた折りたたみ自転車のメーカーさんのショップがあることを編集長が教えてくれました。

なかなか面白そうな折りたたみ自転車だけど、自分の体重じゃちょっと無理かな(〃▽〃)

今回のハンドル回り。セカンドライトを試しに持ってきた中華ライトにしています。またアナログ時計を左側に置いてみました。

あとはだいたい何時も通りの装備ですね。バーテープだけが撮影用に巻いていただいたもので、クッションはイマイチかな。

信号峠でペースが上がらないエリアを過ぎると、千葉の湾岸エリアに出ます。ただ、この辺は京葉道路の穴川ICの渋滞が慢性化していて、路肩をすり抜けて進むしかありません。

試走の日は事故渋滞があったようで、車がズラーっと並んでました。

千葉の製鉄所が脇にある湾岸エリアを南下します。スピードは乗るんですが、隣を大型車が凄いスピードで通るので快適とはいえません。

早く内陸の方に向かって走りたいですね~と編集長。

PC1のデイリーヤマザキ 袖ケ浦いちょう通り店に9:19に到着でございます。貯金は1時間ちょっとでございます。

二年前のPCはここじゃなかったですね。ちなみにこのコンビニ、二年前に守谷海岸に行ったときに雨宿りで寄りましたね。

ここで長袖ジャージを脱いで、持ってきた半袖ジャージに着替える。しまった、日焼け止めのアームカバー忘れた。日焼け止めも持ってきてないけど、まだ4月だし大丈夫だろう(学習能力ゼロ)。

勿論、腕は真っ赤に焼けましたとさ。4月にして一回目の脱皮が完了しました。この日は大変空気が乾燥していて、唇も日焼けしてガサガサになったのです。

「なんか焼きたてパンがたくさんありましたよ」という編集長の言葉を聞いて、言ってみるとホントだ!。テンションが上がって、焼きたてパンを3つも買ってしまう。

その場で2個食べて、1個は信号待ちで食べた。揚げたてカレーパンが大変美味しかった。本番でも多くの人がありつけたのだろうか?

内陸に入ってきて、大型車のプレッシャーから解放されると、快適なサイクリングコース。いやぁ、やっぱりこういうのがいいですよねぇ、と編集長と和む。

いやぁ、こんなサイクリング日和になるとはおもいませんでしたな~、今日フレッシュを走っている人達は幸せだわ。

そうなのです、試走の裏(いや、むしろ表でしょう)では、AJ神奈川主催のフレッシュが開催されているのです。

知り合いのゆんさんご一行も千葉を走っており、銚子に北上するあたりでスライドするかも?という事になっていました。

久留里駅前を通過するのも2年前と同じ。「久留里か、何もかもみな懐かしい…」

小湊鐵道の可愛い車両を上から見下ろすポイントで遭遇しました。なんだかんだでコースは覚えているもんですねぇ。

まだ桜が残っているところがチラホラ。かなり気温は高いはずなのに不思議です。

これなんかシッカリと花が残っている。桜の種類が違うのかもしれないですね。

関東一周の醍醐味は、銀座という都心から幹線道路を通って、いきなり千葉ののどかな風景に出会えるというギャップにあるかもしれませんね。

幸いにも、この試走の時の天気予報は良好で、雨の心配は全く要らなそう。しかし、2年前の反省から雨具だけはちゃんと持ってきたサ。

PC2の手前の国際武道大の入り口のところ。2年前はこの先の大学を越えて左折でコンクリ舗装を降りるところをミスコースしちゃったから、今回は間違わずに進むことが出来ました。

とにかく気温が高くて走っていて快適な勝浦周辺でございます。

PC2のセブンイレブン 勝浦ビーチ店は写真がありませんが、到着は12:15。直近は2時間強に拡大しています。先着していた編集長に追いついて、ここでチャーハンをかき込みます。

固形物が食えるウチはしっかりと固形物を食うのが、今回のテーマです。食べやすいものは食えなくなってからにしないと飽きますから。

勝浦からは海はあまり見えませんが、海沿いを走ります。本番ではここから銚子までが大変な向かい風で大変だったようですが、試走の時は殆ど風の影響なし。

何故かラクダがランドマークな御宿町を通ります。この辺はひたすらフラット。飽きる飽きるヽ(`Д´)ノ

そろそろ何かテンションの上がるイベントがないかなぁ~と思っていると…

お、反対側を通る反射ベストの一団が!

ゆんさん、ゆんさんのお友達のSさん、そしてランドヌール誌でもおなじみのHカメラマンの3人のフレッシュのチームでした!

3人揃ってポーズを取ってもらったので記念撮影。ちなみに我々がここまで150kmほど、ゆんさん達は佐原をスタートして120kmほど走ったとのこと。

まだ600km全体の1/4しか終わってないのに、意外に早くスライドしてしまい、この後の我々は何を楽しみに走るのでしょうか?

3人と分かれて試走を継続します。延々とフラットな道のりをペダルを回して進んでいきます。

今回は随分長い間、編集長に前を引いて貰って感謝感謝だったのですが、だんだんと調子が上がってきましたヽ(`∀´)ノ ウヒョー

みwなwぎwっwてwきwたwww

なんかスイッチが入ったようで、ファーストガンダムの名場面が頭をグルグルと回ります。多分、何かが降臨してますね。

ここから少しだけ、前に出て編集長を引っ張ります。お!、お馬ちゃんじゃないですか!

九十九里町を通過します。ここまでに12機のリックドムが10回ぐらい繰り返し撃墜されたかな。

なんかテンション上がってくると、お尻が痛いとか疲れたとか、そういうのが全然分からなくなってひたすら足が回りますね。

この先、自分は2年前も利用したセーブオンの綺麗なトイレで軽量化したかったので、編集長と別れて単独走になります。

コンビニで軽量化&メンターム塗り込みを終えて、買い物して出ようと思ったらレジでなんか揉めてる(‘A`)

待っている間に、すっかり俺の脳内ボーナス鼻歌タイムが終わってしまったので、編集長には全く追いつかずに銚子のPC3へはダラダラと進む。

今回は犬吠埼の方に近寄らずに、まっすぐ銚子の駅前の方に向かうので登り下りがちょっと減ります。銚子の直前はちょっとした登り下りがあるので、少しでもそれが減るのはありがたい。

そんな訳で銚子の駅前に到着でございます。実は自転車で銚子駅の近くまで来るのは初めてかも。

PCのあるポイントが市街地だったり、交通の便の良い駅の近くだったりするのが、関東一周600のコースの罠。PCまでたどり着いた参加者を「DNFするならここが楽だよ」とメンタル的に揺さぶってくるのです。

PC3のサンクス 銚子駅前店には16:48に到着。貯金は3時間半ぐらいに拡大した。編集長は15分ほど前についていたようで、そろそろ出るところでした。

駅前という事もあって、あまりマッタリ出来ないPCなので炭酸水を買って一気に飲み干して、半袖ジャージから長袖に着替えます。グローブは指切りグローブのままにしますが、夕方になると気温が一気に落ちてきますね。

2年前は10月でもっと遅いペースで進んでいたこともあって、真っ暗だった銚子大橋も明るいうちに渡ることが出来ました。

ここの橋は歩道に入らないと危険なのですが、ちょっと入り方が分かりにくい。二年前とアプローチのコースが違っていたのでちょっと戸惑いました。

この先もひたすらフラットで「あー、飽きましたねー」とひたすら水戸を目指して北上していきますが、コースはまだ半分も終わってません。

前回は水戸のご老公の湯によって風呂&仮眠を楽しみに走ったのですが、今回は寄らずにスルーして先に進む作戦です。

関東一周は中間地点である水戸で休んでも一番寒い時間帯(未明~朝方)を回避できないので、380km地点である宇都宮まで頑張って、そこで休憩するのが正解だと思ってます。

ゆんさん達フレッシュの参加者とすれ違うのも、とっくに終わってしまいました。唯一のイベントだったので、もうちょっと先が良かったなぁ~と話していたら、向かいから反射ベストを来た4人がやってきます。

写真に納めることは失敗しましたが、ごらんのような片側二車線の広い道だったので、どなたのチームだったのかは分からず(その後も分かってません)。

一応、編集長と二人で手を振ってご挨拶したら、向こうも気がついたようで手を振ってくれました。ちょっとだけモチベーション回復です。

この辺はなんか調子が上がらず、編集長の後ろに着かせてもらってボーッと走ってました。なんか走力落ちているなぁ。

だんだんと気温も下がってきましたが、編集長は休憩しない気マンマンのようです。凄いぜ、編集長 (`д´ )ゞ

途中、フォークに取り付けたライトのマウントが緩んで、ライトが上を向いてしまい下から顔を照らすという対向車からみたらちょっとしたホラー現象という状況になったので停車して応急修理。

写真は後から撮影したものですが、ライトマウントが緩んで、ライトが手前にパタンと倒れて上向きになったのでございました。

真っ暗な中で強引に直したので、ハブダイナモののライト&リアライトは最初は点灯したもののやがて付かなくなってしまいました。

予備のリアライトと中華ライトとONにして、PC4の水戸でゆっくり修理することにしましょう。中華ライトは二段階の明るさを切り替えられますが、暗い方でも十分走れるぐらいの明るさがあります。

小型&軽量で安価ですし、電源もUSB電源が使えるのでサブライトとしてピッタリですね。ただ、配光は対向車に迷惑な感じなので、庇を付けるとか出来るだけ車体の下の方に付けるという工夫は必要です。

さて、この辺から写真がグッと減りますが、PC4のミニストップ茨城町長岡店はライトの修理をしてからレシートをもらったので21:08到着になってますが、それより20分ほど早く着いたかな。

やっと半分が終わりましたが、後は大回りで帰るだけと気持ちを切り替えましょう。

ハブダイナモですが、強引に直した時にケーブルが引っかかってテンションが掛かってしまい思いっきり断線してしまいました。

予備で走ろうかとも思ったのですが、編集長が「ケーブル繋げば直ると思います」とのことだったのでPC4のコンビニの前でお店を広げます。

皮膜を巻いて結線し直して、サイドカットに備えて持ってきたガムテープで絶縁すれば何とかなりそう。お辞儀してしまったライトマウントはタイラップできつく締めて固定します。

意外と出番の多い携帯工具であるレザーマン。そしてペンチより出番が多いのがこのハサミ。ケーブルの被膜を剝くのにちょうどよいのです。このレザーマンと携帯ツールがあれば大体直せちゃう。

ハブダイナモは交流なのでケーブルはとりあえず繋げば復旧するのが便利ですね。無事復旧を確認したら、編集長から分けて貰ったタイラップでケーブルを束ねて、これで最後まで走れそうです。

こういうトラブルでも冷静に「直せますよ」とあっさり直すのを手伝ってくれる編集長に感謝感謝でございます。流石に場数が違いますね。

修理が終わったらミニストップなのでイートインでゆっくりとオムライス弁当を食べて、編集長と相談。気温がかなり下がってきているので、ここで長袖ジャージの上に雨具を防寒具代わりに着ることに。

この先、ご老公の湯を通って「ああ、ここで湯に入ってビールでも飲んだら最高だろうな」と恨めしそうに見て、先に進みます。

前回のDNFポイントおよび朝まで時間をつぶしたロイヤルホストの脇を通って、常磐道の水戸北ICの近くを通ってツインリンクもてぎの南ゲート前の道を通るというサーキット通いしていた時にはお馴染みの道を通ります。

途中、ツインリンクもてぎの手前で最後となる セブンイレブン 常北下古内店に23時半ぐらいに立ち寄ります。自分はここでホットコーヒーを飲みます。編集長は眠いという事で早くも「眠眠打破」を購入して飲んでおりました。

まさかこんな深夜に自転車でこのコンビニに寄ることになるとは、サーキット通いをしている頃には想像もしませんでした。

ここからはちょっとした登り下りがあるので、編集長とは離れてマイペースで走ります。

久しぶりの写真はツインリンクもてぎの南ゲート先にある案内看板でございます。この辺はとにかく寒かったなぁ。

この区間はガスパイプラインの工事とかいうことで、至る所で片側交互通行の工事をやってました。信号は1分ほど待たされる事もあって体が冷えます。

先に行ったはずの編集長もこの区間でかなりヤラれたようで、自然に追いつきました。やはりこういう時はミートテック装備の自分の方が有利ヽ(´3`)ノ

あまりに寒いので、宇都宮のPCの手前でちょっと飲食店が並んでいる場所があるので、深夜1時半ぐらいに山岡家 テクノポリスセンター店に立ち寄る。

ちょっと奮発してネギチャーシュー麺中盛を頼んだら、1000円超えちゃった。お店を出てちょっと先にファミレス ジョイフルがあるのを見つけて2人で「あっちにしとけばよかった」と後悔しました。

いやラーメンが高いから後悔したのではなく、この山岡家、あまり暖房が効いておらず寒かったのです。それでも食べて店内に居るときは極楽でございました。

問題は食べ終わってから走り出すまでで、すっかり汗冷えしてしまったようです。走り出すときに体が冷えて、震えが来ます。登りが大嫌いな私ですが、このときだけは「上り坂とかで体を温めないとヤバい!」という寒さでした。

ちなみにガーミンの温度計はほぼ0度を指しており、いやぁ、宇都宮は寒いんだな~と改めて思いました。正直、ここで小休止したのは失敗でした。

この後もペースが上がらずにダラダラと宇都宮市街に近づいていきますが、思いっきりミスコースしたりと疲労も結構なレベルです。

編集長とは「宇都宮に行ったら南大門の健康ランドで朝まで休憩しましょう」と話し合って、それだけを楽しみに進みます。

手前にあったファミリーマートに間違って吸い込まれそうになりましたが、386km地点のPC5 ファミリーマート 宇都宮大曽店には2:54に到着です。水戸では4時間以上あった貯金が、ここでは4時間を割ってました。

いやぁ、PC4と5の間をどう進むか?が関東一周600の大きな攻略ポイントですね。個人的には「宇都宮で休む事を心の支えに水戸から一気に走る」のが一番だと思いましたが、人によりペースは異なるので攻略法も人それぞれ。

さて、自分としてはここで一番寒い朝方まで健康ランドで休むつもりでしたが、宇都宮にたどり着いたら寒さも少し収まってきました。何となく休むより先に進もうという雰囲気になり、先に進むことに。

ぶっちゃけ、この判断が関東一周600というコースを舐めてました。ここは休んで寝るのが正解でした (;´д`)ゞ

宇都宮を過ぎてしまうと、そんなに田舎ではないが都会でもないエリアが続きます。明るくなってきたら2人とも眠気でかなりしんどい状態で、どこか座れる場所で眠気を飛ばしたいという気持ちになります。

しかし、たまにあるコンビニは全てイートインはなく、ファーストフードのお店なども全くありません。朝5時~6時ぐらいは放射冷却もあって寒いのに眠いという辛い状態が続きます。

この辺が一番しんどかったですね~。

佐野が近づいてきて、田沼駅の周辺になると暖を取れる場所も出てきましたので、少し休憩してようやく復活。

この辺でインナーに変速すると異音が発生するようになり、気になるものの原因は分からず。ほぼアウターしか使わないから問題ないんですが。

なんかゆっくり朝飯が食べられるところでマッタリしたいですね~と佐野の市街に近づいてきます。出来ればファミレス希望ですが、残念ながらそういうロードサイド店が集まっているエリアを通りません。

足利に向けて佐野ラーメンの名店が揃う区間を走りますが、早朝7時台ではまったく営業してません。きらくおぐら家というような佐野ラーメンの有名店があるのに残念。

この辺はひたすら「残念じゃ~」と言いながら走っていたような。しかし、確実に気温は上がってきていてテンションは回復してきました。

足利の市街に来れば何かあるだろうと思ったのですが、ファミレスなどは全くなく、コンビニに立ち寄ることに。

朝7時半ぐらいに足利の新しいローソンの前で、どっかりと座って朝稽古状態でナポリタンを食べます。ああ、幸せ~。

ここで雨具は脱いで長袖ジャージのみで走ります。やっと寒い寒いという状態は脱しました。まぁ、トラブルがなければダラダラ走っても完走は出来るな~という感じ。

ちなみに2年前の反省から装備だけは充実させてきました。おかげでsuewのバッグがパンパンです。ここまで詰めると、流石にダンシングしにくい。

伊勢崎に向かう道は幹線道路が多いので走りやすいんですが、群馬県は路肩が荒れているところが多いです。ぐるっと関東を回るコースですが、県によって路面状態はかなり違います。

やっぱり都内と神奈川県は路肩まで舗装が行き届いてますね。千葉と群馬は路肩が荒れていて、手がしびれます。

編集長のランドナースポルティーフはブレーキがセンタープルです。シューが減ってくると、リムへの当たり面が変わってくるそうで調整のためにちょっと停止。

今日は編集長がこの自転車だからついて行けてますが、編集長がいつも乗っているマキノだったら追いつけないかも?

編集長の自転車に付いているオーダーのバッグが後ろから見ていると非常にカッコ良くて、特にフロントバッグは凄く便利そう。

うーん、俺もこういう自転車欲しいなぁ…ヽ(´Д`;)ノアゥア…

信号待ちで見つけた変わった押ボタン。電柱が塀の向こうなので、そこから押しボタンだニョキっと張り出してつり下げられてました。

伊勢崎のPCの手前の桜は散ってますね。かなり気温が上がってきてまして、半袖に着替えたいぐらいの陽気になってきました。

この辺が本番では全然気温が上がらずに、皆様が苦しんだようです。後からレポートを書いていても申し訳ない気持ちで一杯です。

PC6 セブンイレブン伊勢崎波志江東店に9:36に到着。残りは130kmで時間は11時間半も残ってますから、途中で昼寝しても大丈夫そう。

編集長のトーエイのランドナースポルティーフ。本当に美しい自転車です。二人ともハブダイナモだったので、暗いところでは併走してライトの比較などをやったりしました(笑)

長袖ジャージは脱いで、日焼け回避で長袖シャツの上に半袖ジャージを羽織ります。グローブも指切りにチェンジして快適快適。

「さいたまよ、私は帰ってきた!」と声を上げたくなる本庄市の看板。ここからは安曇野600とかのコースでのお馴染みのところを逆方向から走ります。

大前田駅の前を通るのも何時も通り。何となく帰ってきたなぁ、と思うんですが、まだまだこれからも登り下りはあるんですよ。

この先あたりから向かい風が強くなってきて、自分は足の裏が痛くなる症状と暖かくなって眠気が再び襲ってきました。ずーっと前を引いてくれた編集長にご奉公ということで、向かい風でちょっとだけ前に出ます。

残り90kmというところで「眠いのでちょっとその辺で休んでいきます」と編集長と別れます。ここからはひたすらマイペースです。

コンビニでシューズを脱いで足をほぐします。足の裏がこんなに痛くなるのは久しぶり。気がついたらスピードプレイのクリートカバーが両方とも無くなってました。

笛吹峠という80mぐらいの丘みたいな峠の頂点に休憩場があります。昨年の安曇野600で序盤なのにここで休んだんだよな。

今回は心置きなく休みましょう。ベンチに腰をかけて意識と飛ばします。ちょっとの睡眠で随分回復しますが、足の裏の痛みはあまりよくなりません。

太ももとか腰とか膝とかは異常はなく、翌日もあまり酷い状態になりませんでした。足の裏の痛みさえなければ、もっと快調に走れたかも?

今回の関東600は殆どフラットともいえるコースなのですが、最高標高地点はこの青梅のトンネルのところでございます。斜度もキツイので、割り切って押し歩きます(笑)

いやぁ、足の裏が痛い痛い。金属むき出しのスピードプレイのクリートは歩きにくい事この上なく、普通にペダルを回した方がよかったかも?

最後のPCであるセブンイレブン 青梅畑中3丁目店の前あたりではお祭りをやってました。ちょっと見て和みます。

550km地点の最後のPC7には15:49に到着。まだ2時間以上貯金がありますから、流石に大丈夫でしょう。早く帰ろうとか思ってたのに、結局は何時も通り時間いっぱい使う事になりそうだ。

ずっーと食べたかったのですが、なかなかタイミングがあえずに利用できなかったセブンイレブンのチルド弁当のビーフカレー。バターチキンの方がよかったけど、在庫がなかった。

でも、ビーフカレーも大変美味しい。まだカレーが食えるとは、まだまだ胃腸の調子は良好である。今回はひたすら編集長の後ろで楽をさせてもらったからなぁ。今回は本当に編集長には色々とお世話になりました。

ここでまた長袖ジャージに着替えて、夕方からの気温低下に備えます。

青梅から先は若干の下り基調。何時も通る日野あたりからのグラウンド脇の道を通るあたりでは、すっかり冷えてきた。

ラスボスとして、ゴール手前15kmぐらいのところの聖蹟桜ヶ丘の先の連光寺の坂があります。ここは130mまで一気に昇ります。

暗くなっており回りは渋滞の時間帯という事もあって、注意して登ります。編集長はそろそろゴールしてるころでしょうか。

連光寺の坂を下る頃にはハイになってきて、鼻歌を歌いながらゴキゲンモードで飛ばしていきます。

なんだかんだで暗い時間帯に市街地に入ると安心しますね。この後、二子玉川の市街を通って、ゴールである武蔵中原のお馴染みのセブンイレブンを目指します。

なんかフロントインナーを使うと、チャリチャリする音が酷くなっている。とりあえずは走れそうなので、アウターを使って何とか走りきることに。後で調べたらチェーンリングを止めるボルトが4本とも緩んでました Σ(°д°lll)ガーン

いやぁ、600kmももうすぐ終わりだ。正月に400、1月に200を2本、3月に300を走ったから、これが認定されれば2014年も何とかSRである。

関東一周はメンタル的に辛かったけど、肉体的には初めて完走した天城越え600に比べれば楽だったかな。とはいえ、本番は天候と風向きが影響してかなり難易度があがったようですが…(´д`)

19:47に無事ゴール。なんと編集長が待っていてくれました(;´Д⊂)

1時間以上は先着していたかと思いますが、あまりにビックリして「あれ、どうしたんですか?」というよく分からない反応をしてしまいました。ありがとうございます~~。

コンビニの店員さんに編集長が事情を話していたようで「今日も自転車の人、沢山来るんですか?」と聞かれたそうな。来週が本番なのでよろしくお願いします。

最後に編集長が店員さんにお願いして、ゴールしたところをコンビニのレジ越しに撮影して貰いました(〃▽〃)

そんな訳で編集長にお礼の述べて、それぞれ自走で自宅に帰ります。天候状況的には本番より楽だったかと思いますが、やっぱり楽な600は無いですね。

色々とマイナートラブルはありましたが、無事最後まで走りきってくれた愛車に感謝。マキノ号でも600km走れたなぁ~とちょっと感動。

今回はeTrex20JもEDGE800もノントラブルで、特にEDGE800は600kmのログをフリーズすることなく記録することに成功しました。消費カロリーはなんと15000kcalとなっておりましたよ(笑)

これで2年前のリベンジは完了ですが、本番ではDNFがとても多かったようです。前回開催された10月より4月の方が寒暖の差が厳しくて辛いかもしれません。

関東一周はコースプロフィールこそ獲得標高が少なくて楽に思えますが、延々と代わり映えしないコースが続く上に、休憩出来そうなポイントが多そうなんだけど辛いエリアには全くないので戦略が大切です。DNF出来るポイントが多いのも関東一周600の罠です(笑)

代わり映えしない景色がメンタル的に辛いところは仲間と走ることでカバーできるとよいですね。今回は編集長と一緒で本当によかったです、ありがとうございました。

自分は何とか二年越しのリベンジを果たしましたが、もうちょっと何とかなっていたら完走出来たのでは?という気になるコースなだけにDNFが非常に悔しいコースなのです。

走った皆様、どうもお疲れ様でございました  (`д´ )ゞ

 


 

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