HHKB Studioのキースイッチが故障したので交換





2024年に分割キーボードを導入して1年使ってみました。キーボード自体の不満は無かったし、巻き肩も解消したのですが、別の問題が発生しました。

この記事の中にも書いてますが、しかも自分はHappy Hacking Keyboardの配列に慣れているので、MD600のキーボードの機能でキーカスタマイズしていたのですが、よく動作が不安定になるのです。そうなったら、キーボードをリセットして再設定しないといけませんでした。

付箋でカスタマイズ内容を設定するための手順を付箋にメモして、目の前に張ってました。この辺の煩雑さに嫌気がさしたこと、やはりキータッチに不満があることなどもあって、2025年には分割キーボードの利用を止めてました。

分割キーボードの選択肢の少なさ

当時の記事にも書いてますが、2024年には日本語配列の分割キーボードで選べる製品が殆どなく、やむなく廃盤のMistel社のMD600を中古で入手して使っていました。今はRealforceが日本語配列の分割キーボードを発売するなど、選択肢が増えてきました。

分割キーボードでは自分はこのように2台の間にトラックボールを置いて、ホームポジションからあまり手を動かさずに打鍵していました。分割キーボードを使うと右手と左手で打つキーを厳密に守らないと打鍵できないので、打鍵の矯正や巻き肩解消には効果は絶大でした。

ただ、上の写真を見れば分かるように、机の上の面積をかなり取りますし、真ん中にトラックボールを置いても手の移動距離はそれなりにあります。ケーブルもゴチャゴチャしていて邪魔だなぁ、と思うようになったのでした。

高価すぎると無視していたHHKB Studioが良かった

2025年の前半にKeychronのキーボードを少し試したりしたのですが、やはりホームポジションから手を動かさずにマウスカーソルが操作できる環境が欲しくて、HHKB Studioを買ってみました。自分はThinkpadでトラックポイントだけで仕事していた時期もあったので、導入して少し使っただけで慣れました。

HHKB Studioは価格が高価なだけでなく、静電容量式のスイッチからメカニカルスイッチになってしまったこともあり、手を出さずにいたのです。ただ、実際に買ってみるとメカニカルスイッチでも打鍵音は静かですし、トラックポイントはやっぱり便利でした。

最初は雪色のモデルを新品で買ったのですが、後から中古で上の墨色に白いキートップをセットしたHHKB Studioをフリマで入手しました。自分は墨色の見えにくいキートップが大嫌いなので、この仕様にカスタマイズしたものが安価に入手できたのはラッキーでした。

この二台を仕事用のノートPC、プライベート用のデスクトップPCに繋いで1年以上使い続けています。HHKB StudioはBluetooth接続も優秀ですが、スリープ時の再復帰の僅かな待ち時間が嫌いなので、USB接続で使っています。

あまりカスタマイズはしません

どうもキーボードの使い方をカスタマイズしまくる人が多いですが、あまりにもそういう風になってしまうと、カスタマイズされた環境以外でPCを触って仕事が出来ない人間になってしまいます。なので、自分はカスタマイズは極力していません。




自動車もそうなんですが、自分はノーマル至上主義です。ほんの僅かな不満であれば、使う人間の方を合わせた方がいいと思ってます。逆にカスタマイズしないと使えないものは、使い続けられないと分割キーボードを使ってみて、再び強く思いました。

唯一のカスタマイズが付属のトラックポイントのキャップを、廃盤のソフトリムに変更したことです。これはThinkpadがIBMから発売されてた当時のデッドストックを友人から譲って貰いました。予備もありますし、互換品も確保済みなので、長く維持が可能だと分かっているのでカスタマイズしています。

あとはPowertoyというMicrosoft純正のカスタマイズツールで、Ctrl+dで「del」、Ctrl+hで「Backspace」を割り付けているだけです。それ以外は弄りません。HHKB Studioはカスタマイズ幅が広いキーボードですが、あまり弄らないようにしています。

HHKB StudioはMD600のように動作が不安定になることもありません。たまにトラックポイントでカーソルが安定しないドリフトが発生しますが、これは滅多に起きないですし、キーボードのスイッチをON/OFFするだけで復旧します。

2台ともにヘビーに使っていますが、非常に安定していますし、キータッチの変化もありません。トラックボールなどは引き出しに収納して、机の上を広く使えるようになりました。

Backspaceキーが動作不良だったのでスイッチを交換

先日、仕事に使っている方の中古で導入したHHKB StudioのBSキーがいきなりチャタリングするようになりました。1回の押下で二文字が消えるという症状です。そしてたまにBSキーを押しても反応しなくなりました。

静電容量式のスイッチのHappy Hacking Keyboardでは、こういう症状はまず出ませんが、メカニカルスイッチではどうしても起きる問題です。BSキーはよく押下するキーなので困りましたが、幸いにも自分はCtrl+hをBSキーにバインドしていたので、意識的にその操作をすることで問題を回避してました。

幸いにもHHKB Studioのキースイッチはホットスワップ可能なので、新品のMX互換のキースイッチを調達して差し替えることができます。自分は純正のスイッチの打鍵感に慣れていたので、今回はPFU公式サイトから純正のスイッチ10個+交換工具を調達しました。

幸い9月中はセールだったので10%オフだったので3000円ほどで調達できました。スイッチ10個で3000円というのは、MX互換のスイッチとしては高価ですが、HHKB Studio用にカスタマイズされた専用品なので、それはやむを得ないでしょう。全交換するならまだしも、調子の悪くなったスイッチを差し替えるだけなら、10個あれば十分すぎます。

そんな訳で専用工具で垂直にスイッチを引っこ抜いて、新しいスイッチに差し替えて作業は完了です。注意は差し込むときにスイッチ裏の針金のような接点を曲げないようにすることぐらいです。5分とかからずにHHKB StudioのBSキーのチャタリング問題は解決しました。

分割キーボードに戻りたい気持ちはあるのですが

ここ1年はHHKB Studioで完全に満足しています。自分はノートPCのキーボードはほぼ触らないので、99%はHHKB Studioのトラックポイントだけで過ごせています。流石にゲームをするときなどはマウスを引っ張り出しますけどね。

しかし、分割キーボードを使っている時に胸が開く感じの気持ちよさ、手のひらを机と水平ではなく、自然な角度で打鍵できる快適さが恋しくなることもあります。Realforceが日本語配列の分割キーボードを発売したり、分割キーボードでも使える小型のポインティングデバイスなども増えてきたので、良さは広まっているのだと思います。

ですが、分割キーボードはまだまだ少数派です。特にノートPCが普及している現状だと、物理的にノートPCに分割キーボードを搭載することは出来ないので、分割キーが主流派になることはないと思います。使っている環境を自分に合わせることの快適さ、自分を多数派の環境に合わせて使い続けるという汎用性、このどちらを取るか?といえば、自分は後者を選びます。

HHKB Studioを使っていて汎用性を語るな、という意見もあるでしょうが、このキーボードは定番品として長く安定供給されるだろうと思われますし、キースイッチ故障という弱点にすぐに対処できました。

残っている弱点としては、トラックポイントの故障でしょう。これは素直に修理に出すしかありませんが、PFUのサポートの対応は良好で、同製品を使っている同僚が故障時にPFUに出したら、新品交換対応をして貰えたそうです。保証期間内だとは思うのですが、有償でもちゃんと直してくれる体制があるのならOKです。