新潟でのヤマト祭りを聴きに行ってきたよ





日曜日はりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホールで開催された 宇宙戦艦ヤマト祭り《YAMATO & VILLAINS!!》 を聴きに行ってきました。新聞広告で見掛けた時に、すぐにチケットを申し込んだら先着順&座席選択制でしたので、幸いにも最前列で観ることが出来ました。

公演の場所は新潟県民会館の隣なので、山下達郎のライブに行った時と同じく周辺のコインパーキングに停車して歩いて現地入りします。色々とドタバタしていたら、14時からの開演に対して家を出たのが13時ジャスト。車で30分強で現地の近くに着けるので、大丈夫だとは思いますが。

しかし、この日の新潟市街は「ぼうさいこくたい」が開催されていて、みなとぴあ周辺が混雑しておりました。土曜日には愛子さまも初めて来県されたそうです。幸い、古町周辺のコインパーキングに影響はないかと思われましたが、この辺は一方通行が多くて空いているパーキングを探しながらグルグルと周囲を走ることに。

駐めようとしていた駐車場が目の前で空き表示が満車表示に切り替わって一周してきたり、駐めようと思ったパーキングが軽自動車専用だったりと、周囲を3周ぐらい回ってやっと駐めることが出来たのは開演から12分前です。

急いでコインパーキングから開場に向かいますが、なんとかギリギリ間に合いそう。しかし、最初から割り切って少し遠くのパーキングに駐めていれば余裕で間に合ったのに、少しでも近くのパーキングに駐めようと欲を出したのがよくなかった。

開演5分前を切って呼びかけが始まっていましたが、何とかチケットをもぎって貰って入場出来ました。今回は1Fの最前列ということで場所は分かりやすかったです。新潟市民芸術文化会館は初めて入場しましたが、古ぼけた新潟県民会館とは違って綺麗です。

しかし、ここで最前列は最前列過ぎて演奏者全体が見渡せません。そもそもホールの作りが新潟県民会館みたいな単純なステージではなく、演奏場所を覆うような座席配置になっているので、少し後ろの方が良いみたいですね。中央寄りは埋まっていたので、やや端の方の座席しか最前列は空いてなかったのですが、常に真横を見ながら聴くことになるので首が疲れます。

入場時に配られたパンフレットに本日の演目が書いてあります。また出演者の情報もありますが、ピアノ担当が作曲&指揮者の宮川彬良さんの娘さんの宮川知子さんです。宮川彬良さんは以前、新宿の「とことんヤマトークナイト」で生で見たことがありましたが、コンサートは初めてです。

今回はシエナ・ウインド・オーケストラの定期公演の内容で地方回りをしているということで、レベルの高い演奏が期待できそう。シエナ・ウインド・オーケストラの演奏はこれまでのヤマトのコンサートライブ映像で何度も見ていますが、ヤマトの楽曲を吹奏楽で演奏するならば、ここが一番上手でしょう。

今回はテーマ通りVillains(敵)の楽曲も交えた演目になっておりまして、生のパイプオルガンで白色彗星の演奏が聴ける!とか、自動惑星ゴルバが生演奏で聴ける!など、見所の多い内容です。パイプオルガン、ロックオルガン(宮川知子さん)、スキャット、男声コーラスなど、吹奏楽編成ながらヤマトの要素が盛りだくさんでした。




オープニングからパイプオルガンの白色彗星のテーマでテンションが上がりまして、そして組曲「宇宙戦艦ヤマト」で響き渡るスキャット。もう最高です。そしてワンダバの男声コーラス入りの「コスモタイガー」、ベンハーのパクリと宮川さんが自らMCで語る「艦隊集結」みたいな勇ましい曲は勿論盛り上がるのですが、今回の生演奏では「デスラーのボレロ」「大帝ズォーダー」「イスカンダル」のような美しい調べの曲が非常に印象に残りました。

自分は目の前がハープの演奏者の方だったのですが、ヤマトの楽曲はハープの音色が印象的なので非常に聴き応えがありました。吹奏楽編成ながら、ギター、パーカッションや打楽器などを上手く組み合わせて、ヤマトの楽曲の世界の再現度は素晴らしかったです。特に静かな曲の時のトランペットやクラリネットのリード演奏者のソロは聴き応えがありました。

宮川彬良さんのMCはいつも通りな感じで、特に新潟に対する言及はありません。ただ、ここのホールの響きの良さは非常に褒めてました。初めてこの会場で演奏を聴いたのですが、確かにホールの音響は素晴らしいなぁ、と素直に思いました。

20分の休憩の後、かなりロックアレンジされた「白色彗星(キース・エマーソンに捧ぐ)」からスタート。「宇宙戦艦ヤマト2202」の名曲である「果てしなき戦い」はハモンドオルガンっぽい伴奏が印象的な楽曲ですが、ここを宮川知子さんが素晴らしい演奏を聴かせてくれました。そして2199で使われたブンチャカヤマトこと「ヤマト渦中へ」も生での迫力が素晴らしかったです。

あっという間のプログラムでございましたが、アンコールパートに入って、ヤマト2205のEDテーマである「愛は今も光」をスキャットのゆうきさんが歌い上げます(原曲は平原綾香さん)。これもすごく良かったなぁ。

そして「真っ赤なスカーフ」は色々なアレンジを取り入れたメドレー形式でして、序曲で使われているディスコ風アレンジの「真っ赤なスカーフ」のパートでは手拍子が非常に盛り上がってました。自分もそうですが、ファンの人からするとおなじみの曲ばかりで嬉しくなってしまいます。

ちなみに、座席はほぼ満席でした。周りのご婦人が話をしていたのが聞こえてきたのですが、休憩時間に男子トイレが行列してるのを初めてみたそうな。普段のこちらの会場のイベントに比べると、ヤマトですから男性の割合がとても多かったのでしょう。チケットのお値段もこの会場の他のイベントと比較すれば高めでしたが、非常に満足度の高い内容でした。

最後の最後はみんなで唄いましょう、ということで観客も唄う「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌で締めでございます。新潟の観客は拍手が長くて嬉しい、という話を聞いたことがありますが、今回も拍手が鳴り止まない素晴らしいプログラムでした。

今回の演奏は流石に手慣れていることもありまして、まるでCDの演奏のようだというぐらいに整っておりました。やっぱり演奏が上手が楽団のコンサートは聴き応えがあります。9月末には村治佳織&村治奏一さんのコンサートを同会場に聴きに来る予定なのですが、これを機にアーティストのライブだけでなく、クラシックなどの楽団のコンサートにも足を運んでみようかな?と素直に思いました。

13時に家を出て、14時から2時間の演奏を聴いて、16時半には車に乗って帰路に就けるというのが新潟の良いところです。ヤマト祭りを満喫した余韻を引きずりながら、車で五泉の「さくらんど温泉」までドライブして温泉とサウナで疲れを致してきました。

そんなわけで今週末は土日ともにフルに活動していたので、日記のネタが多めでした。最近、あまりこういう活動的な週末を過ごしてないので、面倒がらずにもう少し予定を詰めていこうと思いました。