これまた先日の投稿と同様に、チャリモさんが紹介してくれたライトです。XTAR H3 WARBOYという製品で、コンパクトながら非常に強力なライトです。IPX8の防塵防滴対応なので、雨天使用も問題なし。
汎用の18650のリチウム充電池1本で動作しますが、1000ルーメンで約3時間、400ルーメンで4.5時間、200ルーメンで10時間、70ルーメンで28時間がカタログスペックです。なお1ルーメンで30日という変わったモードもついてます。
AliExpressで手配して、2週間ほどで手元に届きました。
Amazonでは6000円強で売ってますが、AliExpressで買うと4500円ぐらいで購入出来ます。Amazonで売っているのも並行輸入品なので、物は同じですからね。初期不良交換で面倒くさい思いをしたくない人はAmazonで買うのがよいでしょう。
胸に取り付けるクリップとヘッドライトとして取り付けるためのベルトが付属します。後は交換用のパッキンのOリングとかが付属してました。
18650リチウム充電池は付属しませんので、別途入手しておく必要があります。本体の殆どは充電池のスペースだということが分かるでしょう。
この18650という電池、このサイズで3000mAの容量があります。キャットアイのVoltシリーズの電池カートリッジの中に入っているのはこの電池でしょう。裸で持ち歩くとショートしたときに危険なので、ケースに入れて持ちあるく必要があります。
サイズ的にはVoltシリーズと似ていますが、それよりは一回り小さいですね。XTAR H3には本体で充電する機能とかありません。
重さを比較のために計ってみましょう。Volt700は134gありました。キャットアイが出しているヘッドライトマウントでヘルメットに取り付けると、正直ズッシリくる重さです。
XTAR H3は電池が入っていない状態では54gでした。
電池を入れた状態でジャスト100gです。ヘルメットライトとして使うには、ギリギリの重さですかね。これまで使っていた単4電池を3本使うブラックダイアモンドのストームというヘッドライトが同じぐらいの重さでしたが、性能はXTAR H3の方が圧倒的に明るいです。
ヘッド部にスイッチがあります。カチカチと小気味よい動作感で、軽く押すと電源のON/OFFになっています。ダブルクリックをすると1ルーメンで光るムーンライトモードになりますが、自転車のヘッドライトで使う限り、このムーンライトモードの出番はないでしょう。
長押しすると明るさが1000ルーメン、400ルーメン、200ルーメン、70ルーメンと切り替わります。普段は70ルーメンで手元を照らしたりするには十分過ぎる明るさで、これで28時間持ちますから600kmブルベで夜間に使うならおつりが来ますね。
200ルーメンにすると、道も十分な明るさで照らすことが出来ます。400ルーメンモードのするともの凄く明るいので、峠の下りなどでは念のため使うかなっていう感じ。1000ルーメンはまず使わないですね。なお電源ON/OFF時にどのモードで表示したかを記憶してくれています。
カタログスペック通りだとすれば、ケチって使えば600kmブルベでも電池交換の必要は無く、夜間に明るいモードを多用したとしても予備の電池をもう一本持っていけば足りるはずです。
ヘルメットにマウントするのはゴムの部品です。ベルトをカットすることなくこのマウントだけを取り出すことが出来なかったので、自分はベルトにハサミを入れてしまいました。あとはインシュロックでヘルメットに固定すればOKです。
このゴムの部分が劣化して切れてしまう可能性があるので、この部品だけ入手できると良いのですが、今のところは心当たりもなく大事に使いたいですナ。
取り付けるとこんな感じ。ゴムに強引に本体を通しますので固定力は問題なし。照射角度ですが、ゴムで固定されているだけなので、グイっとヒネることで角度は変わります。照射角度が広いのであまり角度調整を小まめにする必要を感じませんでした。強いて言えば、峠を下るときにはちょっと先を照らすように角度調整するかな?という感じ。
電池交換は本体をマウントに取り付けたままでも、お尻の部分のねじ込み式の蓋を外して電池を入れ替えるだけなのでとても簡単です。これまで使っていたブラックダイアモンドのストームというヘッドライトは電池交換がとても面倒なのに、電池の持ちからオーバーナイトブルベだと必ず交換しなければならないのが苦手でした。
照射角度は割と広くてスポット的に遠くを照らす感じの集光ではありませんが、何せ明るさがこれまでのヘッドライトと段違いなので明るさでカバーという感じです。先日のロングライドでナイトランを10時間ほどしてみましたが、性能も素晴らしく非常に気に入りました。
普通のライトと光軸の位置が異なることもあって、自転車の前照灯としてこれまでのライトの取り付け位置と違うところに取り付けられるというメリットもあります。色々と応用範囲の広そうなXTAR H3、一発でお気に入りの仲間入りです。