BALMUDAのトースターとか三菱のブレッドオーブンとポップアップトースター

金曜日の朝練はお休みで、土曜日はいつも通りの40kmを流して走ってきました。今は土曜日の午前中にこの記事を書いていますが、書き終えたら買い出しに行ってきます。夜はF1スペインGPの予選と2のレース1を観戦予定でございます。日曜日は雨予報なので、補聴器の調整をしたいという母を連れて山形のコストコに行ってきます。帰宅したらスーパーフォーミュラSUGO戦、夜はF2とF1決勝を見るので、それでほぼ週末は終わりそうです。

Blogの更新を朝から夜に変えてみましたが

今週の水曜日から朝の仕事前にBlogを更新するのを止めて、仕事が終わったあとの夜に書くことにしてみましたが、結論から言うとイマイチですが継続します。 朝はメンタルがリセットさせているので、頭の働きや集中力に日々の差がないのですが、夜は日中の仕事での過ごし方などで集中力の高低差があります。

夜は時間制限がないので、集中力がある日はアホみたいに長くて書くのに時間がかかった食パンのレビューみたいなものを書いてしまって、翌日に「誰がこれ読むんだ」と自分でもドン引きです。逆に仕事で疲れた日などは、全然書く気になりません。その分、仕事には集中出来ているような気がするので、しばらくは平日は夜の更新を続けようと思います。

オーブントースターの進化で厚切りトーストの魅力がアップ

前回の厚切り食パンのレビューの記事の最後に書きましたが、世の中の方向性としては8枚切りのような薄切りから5枚切り、6枚切りのような厚い食パンが好まれているように変わってきていると思います。その理由として、オーブントースターの進化で厚切りトーストが美味しく焼けるようになったからだと自分は考えて居ます。

BALMUDAのトースターはやっぱり凄い

一昨年にコストコのセールで18000円ぐらいで売っていたBALMUDAのトースターを買ってみました。正直、バルミューダの製品コンセプトは自分は好きではないのですが、このトースターは評判通りに良い製品でした。

それまでは象印のオーブントースターを使っていたのですが、トーストの裏表の焼ムラが大きくなってきたのでコイツに買い替えです。庫内は小さめで角食2枚がジャストサイズでして、チルドのピザは押し込む様にして入れないと焼けません。

このバルミューダのトースターのポイントは左下の小さな付属のカップでして、これで焼く前にトースタに水を注いでトーストすることで、加熱された水蒸気でパン全体をカリカリに焼き上げると同時にパンの中に水分を残すことなのです。自分は厚切りトーストを食パンモードで6分で焼いてますが、厚切りトーストの耳がカリカリに焼き上がるのです。自分はこんなに耳が香ばしく焼き上がるトースターは他には知りません。

少々焼くのに時間はかかりますが、外がカリカリで中がふんわりという厚切りトーストに最適な焼き加減になります。逆に8枚切りを焼くと、全体が強烈にクリスピーでカリカリな仕上がりになります。これはこれで好きそうな人が多そうです。しかしながら焼くのに時間がかかること、庫内の小ささからパン以外の調理に不向きということもあって手放す人が多いトースターです。メルカリでは中古が1万円ぐらいのお手軽価格でよく出品されているので、置く場所があるならば厚切りトーストの為に買っても損はしないと思います(新品で2万以上だすのは、どうかな?と自分は思う)。

全体的にしっとりふわふわに焼き上がる三菱ブレッドオーブン

次に、 最近メルカリで6500円で買い直した三菱電機のブレッドオーブンでございます。詳細な外観は2021年に一回目に買った時に記事にしておりますので、そちらを参照ください。

厚切りの角食を食べるようになって、その食べ応えから一食で1枚しか焼かなくなりました。そしてバルミューダのトースターは美味しいのですが、自分の好みに焼けるまで少々時間がかかるのが難点でした。トーストなんて1枚を5分ぐらいで食べ終えてしまうのですが、焼くのにそれ以上の時間がかかるというのがどうにもじれったいです。

そんなワケで一度は手放したのに、メルカリで再び購入した三菱のブレッドオーブンでございます。食パンを焼く以外に能が無い家電なので一時期は売れたようですが、後継機種が出ないことをみると現在はあまり売れていないようです。三菱電機にありがちなコンセプトが尖りすぎな製品のため、一代で廃盤になってしまう可能性が高いと考えています。

手放した時は食べていたパンがバゲット中心だったため、ブレッドオーブンの出番が無かったというのが大きな理由でしたが、現在のように食パンばっかり食べていて1枚しか焼かないなら、こいつは非常に便利なんです。焼くための手順が少なく、焼き時間も短く、手入れも簡単、そして設置場所を取らないのはオーブントースターに対するブレッドオーブンの優位点です。

ブレッドオーブンで焼くと、中で蒸されるように焼き上げるために耳が柔らかく焼き上がります。カリっと焼き上がるのはトーストの切断面だけで、全体的にカリっと焼き上がるバルミューダのトースターと全く異なります。特に柔らかい山型の食パンを焼くと、手に持ってかみちぎる時に型崩れするほどの柔らかさとなります。サクとカリっという香ばしいBALMUDAに対して、しっとりとカリふわってな感じの焼き上がりのブレッドオーブンという、非常に対照的な焼き上がりになります。

ちなみに8枚切りなどの薄いトーストをブレッドオーブンで焼くと、薄切りのクリスピーな味わいがあまりしないので、薄いトーストが好きな方はカリッと同時に2枚焼けるバルミューダの方が向いています。厚切りトーストで耳まで柔らかいトーストを食べたいのであれば、ブレッドオーブンは非常によいです。ただ、この製品は本当に食パンしか焼けないという単機能家電ですので、新品の価格は高すぎます。ブームで買ったけど使い道が合わずに手放す、という私みたいな人が沢山いるので、メルカリでは1万円台で中古品がよく出品されてます。正直、万人にはお勧めしにくいのですが、現在の私のメインで利用しているトースターはこいつです。

ポップアップトースターが理想のトースターか?

いまだに理想のトースターとして昔ながらのポップアップトースターが良い、という意見をたまに耳にしますが、個人的にはそれは過去の話だと思っています。

ウチにはLITHON(ライソン)が2020年に発売したポップアップトースターがありまして、たまに引っ張り出して比較の為に使ってました。この製品は新しいだけあって非常に高火力でして、1枚のトーストが1分ぐらいで焼けるのがウリです。前述の二機種は逆立ちしたって1分でトーストを焼き上げることは出来ません。

ポップアップトースターはパンと熱源が近いため、表面だけをカリっと短時間で焼き上げるのでパンの中身の水分が飛ばないから美味しく焼ける、と言われております。上の写真は4枚切りの超熟を入れて焼いているときの写真ですが、厚さ的にはギリギリでヒーターとパンの表面がごく近く、1分でもパンの断面に綺麗な焼き色がつきます。

1分でもご覧の通りの見事な焼き色なのですが、厚切りの食パンを焼くと耳に熱が届かず、ほんのりと暖まっているだけで耳は生焼け感があります。耳までカリっと焼けるバルミューダ、耳に熱が入ってふんわりサクっと仕上がるブレッドオーブンなどの最新機種との一番の違いは、この厚切りトーストの耳の焼き具合なのです。

ポップアップトースターが廃れていった理由

ポップアップトースターは前述の通り、構造的に素早くパンの表面を加熱して焼き色が付きます。薄切りトーストでは水分が飛ばないように素早く加熱するのがポイントなのですが、ポップアップトースターの構造は薄切りの角食を上手に焼く条件に一致しています。8枚切りのような薄い食パンの場合、耳の焼け具合はあまり気になりません。しかし、4枚切りのような極厚な角食をポップアップトースターを焼くことには向いていないようで、耳の生焼け感と表面が焦げただけのような残念な焼き上がりになってしまうのです。

このライソンのポップアップトースターは新しい製品なので、開口部が大きくて山型食パンに対応してます。しかし、ヤマザキのダブルソフトのような極厚切りの食パンや山型食パンが焼けなくて、ポップアップトースターからオーブントースターに買い替えた家庭は多かったでしょう。他にも角食以外のパンが流通するようになり、これらを焼くことが出来ないというのがポップアップトースターが廃れていった理由です。

あと初期のオーブントースターで薄い8枚切りのトーストを焼くと、ヒーターの弱さから表面にいい焼き色が付くまで時間がかかるため、パンから水分が蒸発してしまいパサパサになってしまいます。これがポップアップトースターの方がオーブントースターより食パンは美味しく焼ける、という意見が根強く残っている理由だと自分は推測しています。

過去の常識のアップデートと意見の表明のやりかた

2日にわたって、マーガリンとバター、食パンの好みの傾向、トースターの進化などについてまとめてきました。マーガリンはバターより体に悪いという過去の常識、大手メーカーの厚切りの角食が進化して美味しくなっていること、厚切りの角食を美味しく焼くことが上手になったトースターなど、食パンを取り巻く常識が大きく変わっていることを、身をもって知りました。

食パン以外にも、過去の常識に囚われて自分の考えをアップデート出来なくて、勿体ないなぁ、という事は多いんじゃないか?と思っています。ただ、自分で試さないと納得出来ないし、試すには時間もお金も必要なんですよね。なので、あえて過去の常識をアップデートせずに生活するというのもアリだとは思います。しかし間違った常識を、他の人に当たり前にように語る人が多いんですよね。

例えば食パンは魚焼きグリルで焼くと美味しく焼ける、という意見があります。実際にやってみましたが、あれは専用のトースターを持っていない人ならアリという程度のライフハックです。実際にやってみたら食パンはパサつくし、焼いた後のパン屑の手入れも大変でした。そもそも魚をよく焼く家庭の場合、グリルを常に綺麗にしてないとパンに匂いが移ります。その辺も踏まえて魚焼きグリルをという主張なら理解できるのですが、無条件に魚焼きグリルが食パンを一番上手に焼けるというような文脈で語られると戸惑ってしまいます。

それから他の人が語っている結論だけの拡散にも辟易していました。その意見を語る背景には、色々な理由と考察と体験の説明がないと自分は納得できないわけです。それらをちゃんと説明しようとするとこんな風に長文になってしまいまして、こんな記事なんか誰が読むのか?と不安になる日々でございます。



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