自分の思い込みを変えていく心のドブさらい

昨日の記事を書いた後、色々と買い物に出かけたんですが、土曜日の新潟は暑かったです。涼しい朝のうちに自転車トレーニングを済ませたのは正解でした。自分は暑くなっても薄手の長袖ジャージを着てまして、半袖だと腕に日焼け止めを塗るのが面倒だからです。日焼け対策でどうせアームカバーをするのであれば、最初から薄い素材の長袖を着ていても同じことですし。

そして夜はF2のレース1とF1スペインGPの予選を観戦。どちらも結果からいうと残念な内容でした。F2の宮田莉朋はペース的に2位は守れそうだったのに、トラックリミット違反で2回のペナルティを食らって+10秒はもったいなさ過ぎます。角田裕毅はVCARBのスペインGPに持ち込んだアップデートが失敗だったようで、フロントが入っていかない車に苦労してQ1落ち。解決の糸口がつかめているなら、ピットスタートにしてセッティング変えた方がよいのでは?というぐらいに車が決まってませんでした。

浴室の壁にマグネットがくっつく

さて、またもや唐突にお話が変わります。家を新築して5年が経過しましたが、浴室の壁に鉄板が仕込んであってマグネットが付くということに先日、初めて気がつきました。洗面器やシャンプーの容器を床や壁面の上に置いていると、底面の水が乾かないために赤カビが発生するのです。最近、壁面にマグネットでくっ付けるタイプのトレイやグッズが沢山出ております。それらを使って、浴室に置いておくものを空中に浮かせるように設置して、カビの対策するのが最近のトレンドです。

早速ダイソーに行って、浴室の壁にマグネットで貼り付けるタイプのトレイを買ってきて設置しました。ついでにあまり気に入ってなかった作り付けの棚を外して、ネジ穴にコーキング剤を詰めました。昔はダイソーにコーキング剤も売っていたんですが、2024年の現在、廃盤になってしまったようです。やむなくホームセンターで500円でコーキング剤を買ってきて、穴を埋めました。

フック用の穴が付いた洗面器が200円、マグネットトレーは一番大きいのが700円、中くらいのサイズのものが500円、小さいのが300円でした。全部で3000円近くかかりましたが、それでもAmazonやニトリで同じようなものを揃えるより、かなり安いです。あとは風呂の椅子を壁に掛けて浮かせる為に、山崎実業のマグネットホルダーを注文しました。

うちは父親が風呂場の棚を使った後に汚したままで放置するのですが、その行動を改めさせることは不可能でした。なので、あとからメンテナンスする自分が楽になるように対策することにしました。マグネットトレーで中に浮かせることで、棚の上をお湯で流して父親が残した髭の削りカス、石けんのカスが清掃しやすくなりました。トレイもマグネットで簡単に外れますから、風呂桶の残り湯でジャブジャと洗えばトレイも綺麗に保てます。

他人の行動を変えるのは非常に大変なのですが、自分のことでコントール出来るので、考え方ややり方を改めてみるというのが、最近の気づきです。

出かけたのだから、美味しいものを食べていこうということを止めた

今年になって、自分の中の思い込みで大きく見直したことがあります。それは「外食で美味しいものを開拓して食べたい」ということです。これは自分の人生の中で長い間、優先順位の上位を占めていた価値観だったりします。このBlogの過去の記事を読んで貰えば分かりますが、讃岐うどんを食べるためだけに香川県に何度も行ったり、新橋の立ち飲み屋を開拓したり、ベーカリーをハシゴして美味しいバゲット探したりしているのは、その価値観の表れなのです。

出かける時には、何か美味しいお店を開拓したいという欲求が常についてくる状態でした。旅行したらグルメを楽しむことは、自分の中の優先順位が非常に高かったのです。自分は完全に自炊出来るぐらいの腕がありますから、外食中心の生活をしていたわけではありません。にも関わらず、常に研究するように美味しいものを探し続けていたのはなぜなのだろう?と考え直したのです。

結局、美味しいお店を沢山知っていることが格好いい、と自分は思っていたのだと思います。過去のBlogの記事を書いていたモチベーションは、美味しい店を発掘してそれをPRすることで誰かに認められたい、という所にあったと思います。しかし、50歳を過ぎて人生を独りで生きていく覚悟が出来ると、他人がどう思うか?を気にすることはあまり意味のないことだ、と気がついたのです。

それで今年に入って外食することをバッタリと止めました。いや、例外的に月に2回ほど新潟市北区のやなぎ亭には通ってますが、なんかあそこは別格でして、以前は開拓するように色々なメニューを頼んでましたが、現在はいつも同じみそラーメン定食ばかり頼んでいます。

外食の事を考えるのを止めたら、出かけるのが楽になった

新潟に戻ってきた時、やはり少しは地元を盛り上げたいという気持ちがあったのだと思います。SNSや情報誌で新店や美味しいものの情報を集め、実際に訪れて試してSNSに呟く、ということを長らくやっていました。お店の売上げに少しは貢献出来たかな?と思うお店もありましたが、自分がおすすめしたくなるような良いお店は、黙ってても誰かがPRするんですよね。

この辺が少し虚しくなったので、GoogleMapのレビューなどは全部消しました。SNSや情報誌からの情報を絶つようにしたら「これはひょっとしたら当たりのお店かも?」というガチャを回すような期待の感情が発生しなくなりました。今年に入ってから、淡々と自炊したものを食べる生活が続いてますが、別にこれで不満無く生活出来ています。

実はこれまで週末になると、自転車で出かけるときに新店開拓みたいなのが義務感になっていて、今日は出かけた先で何かないかな?とか情報を漁るのに疲れていました。せっかく出かけたのだから、あの店に寄っていこうとか考えると、開店時間や混み具合などに縛られてヤキモキします。走っている時もどこに立ち寄ろうかな?何を食べようかな?という事ばかり考えてしまいました。

自分はもっと自由に自転車トレーニングで走ることにしたかったので、出かけてらお店に立ち寄るということを完全に切り離しました。なので最近は現金は持たずにスマホ一つだけで出かけてます。トレーニング目的ならばコンビニでコーヒーを飲むだけなので、スマホの電子決済で事が足りるのです。持っていく荷物に悩むことも無くなりました。

超ロングライドという縛りからも逃れる

以前は自転車で出かける時、早朝から一日中自転車に乗っていることも珍しくなかったのです。しかし、最近は100kmを越えるようなサイクリングは全くしていません。80kmぐらい走ることが月に1回あるかないかという感じ。走力が落ちたこともありますが、走る距離と時間と意図的に減らしてます。

週末でも2~3時間ぐらいしか自転車には乗りません。以前は8時間とか乗っていたので、当初は怠けているなという罪悪感を感じていたのです。しかしですよ、1日から睡眠時間などをひいて16時間の活動時間があるとして、2時間走れば1日の1/8の時間をトレーニングに費やしているのです。週末に有酸素運動を2時間こなすというのは、50代のおじさんにしては十分じゃないか?と思うようになったら、とても自転車との付き合いが気楽で楽しくなりました。

トレーニングの為に長時間走らねばならない、出かけたのだから美味しいものを食べたい、というのは都会的な価値観なんですよね。ある程度の距離を走らないと都会の喧噪から逃れられませんし、飲食店の情報も豊富でしたから。新潟だとあっという間に自転車で走って快適な場所だらけですし、立ち寄りポイントも少なくて情報もありません。なもんで以前の価値観のままだと、自転車で出かけるためのプランニングで悩むことになってました。

結局、走るコースと立ち寄るポイントを固定して悩むことを止めたのですが、それを一歩進めまして「どこにも寄らない」と考えをアップデートしました。走るコースもいつも同じで固定して、喉が渇いたらいつものコンビニでコーヒーを飲むだけにして、淡々と走るだけにしました。この辺の価値観を変えたお陰で、自転車で出かける敷居が下がって以前よりも走りに行く頻度が上がったんですよね。

なもんで自転車で走りに行きました的な日記は激減しております。だって、いつも同じところを走っていて写真撮影しても全く代わり映えがしませんから。

自分の思い込みを変えてみる

今年になって本を読んだり、ポッドキャストを色々と聴くようになりました、思い込みは自分で自分を縛る枷なのだ、ということが気づきが得られました。かつての自分が、その考えで成功体験を得られたことで思い込みとしてより強固なものとなるようです。しかし、自分も周囲も時間の経過と共に変わっていますから、いつまでもその思い込みに囚われていてはいけません。

自分は最近、何かを思いつくとメモを書くようにしています。自分の心の中のドブさらいみたいな感じで、何かよく分かんないけどモヤモヤしたところを言語化することで、泥の中に沈んでいたバケツや靴を浚うように掘り出してみます。過去の自分の経験などから裏打ちされた行動や思い込みを、泥の中からゴロンと表に晒して綺麗に洗ってみて、このままで良いか?それとも断捨離すべきか?を判断する材料になっているのですね。

このBlogの更新を再開したのも、こういう自分の心のドブさらい的な内容を考える時間が欲しいというのが理由の一つだったります。実際にこうやって言語化することで、SNSに呟くだけでは得られなかった気づきが自分の中で得られるのだなぁ、というのが本日の結論です。



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