どうにも気が晴れない日々が続いております。土日も天候不順で全く自転車に乗りませんでした。こういう時はジッと自分の中のモヤモヤが晴れるまで我慢です。今週末から連続で三連休がありますし、金曜日の夜から上京する予定なので、少しリフレッシュしたいです。
コストコにトイレットペーパー買い出し
コストコのトイレットペーパーは母のお気に入りです。しかし、実際に価格と容量を比較計算してみると、通常の販売価格では同様品をドラッグストアで買うのと大差ありません。なもんで、セール時にまとめ買いするのですが、最近はなかなかセール品に入ってませんでした。
それが今週末は久しぶりにセール品に入ってまして、通常価格の2378円から480円引きとなります。これならば買いだめしよう、と土曜日は朝から山形のコストコまでドライブしてきました。トイレットペーパーだけでなく、最近は入手が難しいパック米も1箱買ってきました。
ちなみにアイリスプラザのパック米は1箱24P入りで2180円でして、こちらも価格は以前から据え置きでした。父はパック米を日常的に食べるので定期的に買い出ししているのですが、Amazonなどでは価格は1.5倍ぐらいになりました。
マスコミは米不足とか煽らないで欲しい
マスコミ報道の影響で不必要に米を買ってくる人が増えて、明らかに高値で販売しているお店が出ています。しかし、新潟では今週末からスーパーには新米の「こしいぶき」が並びはじめまして、5kgで3000円ほどの価格となっています。
例年ならこしいぶきの5kgって2000円ほどで買えるので、まだまだ割高感はありますが、今年は新米の価格も2~3割ほど上がると自分は思っています。最終的にはこしいぶき5kgは2500円ほど、コシヒカリは2800~3000円ほどの店頭価格になるでは?と予想してます。
ディスカウント店にはまだ新米は並んでおりませんが、地場のスーパーでは複数のお店で同じような価格でこしいぶきの新米が並びはじめたわけですが、午前中なら普通に店頭在庫がありました。新米が出回ったことで、今後は潤沢に供給されることが分かったこと、新米とはいえ例年よりも大幅に高いことなどから飛ぶように売れる、というワケではないようです。
土曜日のかみのやまのコストコでは、精米したばかりの古米の栃木産コシヒカリが5kgで2448円(税込)で販売されていました。これまでよりはほんの少しだけ高い価格ではありますが、この値段ならば平時の価格に近くて安いです。新潟と同様に米どころである山形でも、コストコの米売り場の前には人が沢山いました。
米の値段的にはこの辺がピークで、今後は価格が落ちついてくると自分は思います。母に「納得出来る値段なら買ってもいいけど、備蓄あるんだから必ず価格は下がるので買うな」と言っており、米の価格を知っている母も納得してました。うちには3kgほど新之介の玄米がまだ残っていたので、それを家庭用精米機で精米すれば新米の時期まで持つからです。
先週は新潟でも昨年の米が5kg3000円を超えているのに品薄、という異常事態でした。土曜日にコストコに行くことが決まっていたので、そこで価格を見てから買い足すか決めればいいやと考えてました。もし普段通りの値段で米が買えるなら、ちょっとだけ買い足ししておいても良いかな?と、今考えると自分もマスコミ報道の影響を受けていました。
米の相場を知らない人間が買うから高騰する
新潟の我が家ではスーパーでお米を買う、ということはしていません。農協とかがキャンペーンで30kgの玄米とかを安く売ったり、知り合いの農家から30kgの玄米を買ってました。昨年までの相場だと30kgの玄米で1万円ぐらいでした。精米すると4kgぐらいが糠で消えるのでで、10kgあたり3900円ぐらいの価格で入手するのが長年続いていました。
自分は米は安すぎると常々思っていたので、今回の米価格の値上がりはよいことだと思います。2~3割ぐらい価格がアップしてもよいのではないかと思います。しかし、昨年取れたお米に関しては農家さんから安く買った米なので、高いのは個人的には許容出来ません。どうせ備蓄はあるのだから、絶対に適正価格まで買わないぞ!と思ってました。
しかし、マスコミの影響とは恐ろしいモノで、自分も買う必要がないけどお米売り場はつい見てしまうわけです。新潟でも米売り場から米の在庫が消えるというのを見るのは異常事態です。自分はTVは見ないのですが、年がら年中TVばっかり見ている母が、スーパーの米売り場に在庫がないことで米不足の不安を語り出したのは驚きました。
そんな母の精神衛生的にもコストコで5kg2440円でコシヒカリなら古米でも安い、と買って帰りました。
これで母も安心するだろうと5kgの米を買ってきたら、実は親父殿が先週の平日に近所のお店で5kgの米を3500円で買ってきたという話を後から聞かされます。しかも上の写真のお米と全く同じものだそうです。千葉の八街の米問屋が、直近で精米して放出したもののようです。
母は自分が言ったことを守って買わないようにしていたのですが、まさか父が買ってくるとは予想もしていませんでした。5kgの古米が3500円は明らかに高いと母も思ったので、私には内緒にしていたそうです。もし自分この事を知っていたら、いくら適正価格とはいえ古米5kgを追加で買う事はなかったでしょう。あー、過剰在庫だ、結局、我が家も買い占め状態の仲間入りです、と自己嫌悪です。
結局は浴びるようにTVを見て、米不足米不足と脳裏にインプットされた父親が米の相場などを知らず、ボッタクリ価格のお米を買ってくるという行動が今回の米不足を象徴しているでしょう。父親は普段はパック米しか食べ手ないし、普通のお米やパック米の価格も全く知らないから平気で高い価格のお米を買ってくるのです。
TV報道が不必要に不安を煽った結果、普段米を買わない人までが米を買うという、今回の米不足を象徴しているような事が身近で起こったことにゲンナリしました。
自分が買ってきた栃木産コシヒカリは親父が買った物より1000円安いですが、それでも買ってきたことは余計な行為だったかもしれません。最近、マスコミが起因した物価高騰が多くないですか?キャベツ1玉1000円とかも一瞬だけのことでした。生産地が遠くて人口が多い都市部なんだから食料品が高いのは仕方ないんだけど、あたかも全国ニュースのように取り上げて欲しくないです。
今はリビングに大きなTVを置いているのですが、両親が亡くなったらリビングにTVを置くの止めようかな?と思ったぐらいTVの報道にはウンザリしましたね。
家電の進化が米の消費量を減らしたのでは?
自分はお米は好きなのですが、糖尿病なのでやはり炭水化物は避けてしまいます。今の果物は高くて甘すぎるのでバナナぐらいしか買わなくなりましたし、お米の摂取量も減りました。適切に食べればお米自体に問題はないと思ってはいるのですが、炊きたてご飯の魔力は抗えないので日常的にご飯は炊かないのです。10日に一度ぐらい4合のお米を炊いて、全部冷凍ご飯にしちゃってます。
しかし、冷凍ご飯にして冷凍庫に入れておくと、今日何を食べるかな?と検討するときに他の炭水化物と同列になってしまうんですよ。朝に2合のご飯を炊いて1日で食べきるという生活様式だったころは、ご飯を優先的に食べていました。しかし、冷凍ご飯だと悪くなることを恐れて優先的に消費しなくてもよいため、今日は気分でトーストにしよう、麺類にしようと悩むようになりました。
袋のインスタントラーメンや冷凍うどんをレンジで作れるようにする鍋が100均で売ってますが、買ってから麺類を食べる頻度が上がりました。冷凍うどんをレンジで暖めて、買いだめしてある冷凍牛丼の具を載せての牛ぶっかけうどんは最近の定番です。最近の電子レンジの調理グッズの進化は本当に凄いです。
昔は炊飯器に残っていた冷やご飯は蒸し器で暖めて食べておりましたが、電子レンジの普及ですぐに暖められるようになりました。そして大きな冷凍室の冷蔵庫が普及したことで、ご飯は冷凍しておいてもレンジがあれば、すぐに炊きたてのようなご飯が食べられるようになりました。これにより「ご飯を優先的に消費する」というかつての日本人の生活スタイルが変化したのです。
冷凍食パン、冷凍うどんも当たり前に普及しましたし、インスタント麺や乾麺のパスタなどは元々日持ちします。こうなってくると米を優先的に消費するというのは難しくなってきますね、食生活の多様化により米の消費量が減った、というのは具体的にはどういう事なのか?というのを自分なりに分析すると、こういう話になります。