バゲットにハマって食べ歩き

お正月休みに「焼きたてジャぱん」というパン漫画を読んだ影響で、何故かバリバリのバゲットが食べたくなった。丁度、東戸塚のエースジーンの直営店にバッグを買いに行くついでに、同じ西武に入っているドンクのバゲットが美味しいよ、と教えて貰ったので買ってきた。

新潟出身で米ばっかり食べていた自分はあまりパンに関しては舌が肥えてないが、このドンクのバゲットが大変美味しくて感激してしまった。何も付けなくてもパリパリの皮を楽しんでいたら、あっという間に食べ尽くしてしまったのだ。

ちょっと感動して色々と調べて見たら、今の仕事場の最寄りである渋谷や品川、そして横浜にはこういう美味しいバゲットを出しているブーランジェリーが沢山出店していることが分かった。よし、これは一通り試して見ねば!と年明けからは殆どパン食で過ごしている。

さてバゲットですが、基本的には小麦粉と塩だけで作るもので、バターなどは使われていません。大体、お値段的には200円後半から300円後半ぐらいで一本が買えます。しかし、サイズはかなり異なるので、同じお値段でも量にはかなり違いがあります。

上の写真は池袋西武のルビアンのバゲット・トラディショネル(380円ぐらい?)。この手のフランス伝統的なバゲットってのは、外の皮がガリガリに香ばしく焼けています。パンの存在感が大きく、そのままバリバリと食べちゃう美味しさですが、ちょっとお値段が高いのがネック。

上の写真のバゲットはドンクのもので皮が少々厚めでバリバイです。300円とリーズナブルですが、サイズは食べ比べしたものの中でも最も大きいです。色々と食べ比べましたが、日常的に食べるならここのバゲットが自分的には一番好みでmとにかく皮が美味しい。自分は皮が好きなのですが、この皮の厚さが丁度よい感じです。

この後出てきますが、ポンパドゥルや神戸屋レストランも同系統のバゲットですが、皮はドンクのが一番厚めです。もっとも前述のフランス伝統的なバゲット系はもっと皮が厚いですが。

自分の通勤経路の乗り換えから寄り道しやすいのが神戸屋レストランです。まぁ、店舗数も多くてメジャーですよね。

たしかこのバゲットは290円だったかな? とりあえずバゲットとしては及第点ですが、皮の旨さはドンクに劣るかな。横浜駅西口周辺ではこの近くにブルディガラとポンパドゥルがあることを考えると悩ましいですね。まぁ、ブルディガラとは傾向が違うし、ポンパドゥルとどっちに寄るか悩みますね。

渋谷東急のフードコート内にはブーランジェリーとしてドミニク・サブロン、ラ・テールアンデルセンとありますが、その中でももっともフランス伝統っぽいバゲットを出すのがドミニク・サブロン。

写真のバゲットは357円で、とにかく皮がしっかりしている。端の方はおかきでも食べているのか?というぐらいにハードなガリガリ。香ばしくて美味しいです。

渋谷といえば道玄坂に日本一美味いバゲットとして有名なVIRON(ヴィロン)があります。ここで売っているバゲットレトロドール(350円ぐらい?)ですが、これも外の皮がしっかりとした外粉系のバゲット。何も付けずにザクザクと食べられちゃう感じ。

お店自体も場所が場所だけに高級感と異国の雰囲気が漂います。流石に美味しいですが、ドミニク・サブロンと同様に日常的に食べるというよりはハレの日のバゲットかな。

知名度抜群のメゾンカイザー。写真は横浜そごうのテナントですが、池袋西武やラゾーナ川崎にも出店しているので利用しやすいです。

メゾンカイザーで一番オーソドックスなバゲットモンジュを買おうと思ったのですが、品切れだったのでちょいと違うバゲットにしてみました。これも美味しかったのですが、時間が経ってから食べたので真価が分からず。今度バゲットモンジュの焼きたてをGetしてみたいです。

こちらも横浜駅の相鉄線の乗り換えルートから近くの高島屋地下1Fのブーランジェリー ブルディガラのバゲット。ここはバゲットはクラシックという日本で所謂バゲット扱いされているヤツと、フランス伝統的なバゲットの二種類があります。写真のは後者ね。

ただ、ここのテナントですがどうも外で焼いたパンを運んでいるのか、焼きたてパンにあたったことがありません。バゲットは時間が経つと皮が水分を吸ってパリっとした感じがななくなってきて、香ばしさも落ちて確実に味が落ちます。そういった意味ではスペースの都合上、焼いたパンを外から持ち込んでいる店舗(もしくは回転が悪くてあまり頻繁に焼かない店舗)は不利ですね。

日常的に食べるバゲットとして個人的に好きなのが上の写真のブーランジェリー ラ・テールのバゲットです。そこそこのサイズで262円というお値段は非常にリーズナブルだと思います。細身の長い形なので、皮が好きな自分としては食べやすい形状です。

渋谷近辺にしか出店しておらず、横浜で買えないのがちょっと残念。渋谷の現場の仕事が続くウチはちょくちょく利用すると思います。リーズナブルなのが人気の秘密なのか、渋谷東急ではアンデルセンと並んで必ず人が並んでいます。やはり女性が好きそうなパンが多いからでしょうか?

ヴァン ドゥ リュドは等々力にあるブーランジェリーですが、この前の週末に横浜そごうに臨時出店してました。このお店はその真っ青なカラーがオシャレですな。写真の通り、フランス伝統的なバゲットでしたが、やはり焼いた物を持ち込んでいるため、ちょっとその真価が分からず残念。今度、等々力にポタリングしたときに試して見ようと思います。

最後が赤い袋で有名な横浜元町生まれのポンパドォル。横浜駅周辺にも2店舗あって買いやすい。やはり地元の人気は絶大なようで、お客さんでいつも一杯。その影響でとにかくパンの回転がよいので、比較的焼きたてに当たる確率が高いです。

バゲットは273円でリーズナブルですが、個人的にはちょっと皮がパリパリしすぎかな? 皮よりも中身が好きな人向けのバゲットですね。横浜でややリーズナブル路線のドンク、ポンパドゥル、神戸屋レストランの3店のバゲットを比較すると、皮が好きな人はドンク、パリパリの皮でふんわりした中身が好きならポンパドゥル、ややどっしりした中身が好きなら神戸屋レストランのが向いているかと。

さて、まだまだ色々と試して見たいですが、バゲットもうどんと同様に美味しく食べられる期間は短いです。冷めてしまったらカットして焼いて食べるべきなのでしょうが、可能なら食べる前に買いに行って焼いてからあまり立っていない物を食べたいですね。特にバゲットはその寿命が短いような気がします。

味だけでなく入手性もポイントでして、自分の中で高評価なドンクは東口の横浜そごうに出店しているのですが、これが相鉄線の改札から正反対で遠いんですね(京急だと近くだ)。そごうにはメゾンカイザーもありますから、ちょっと羨ましい。とはいえ西口にはポンパドゥル、神戸屋、ブルディガラの3つが揃っているので、贅沢な悩みですね。

自転車で駅から離れたお店にバゲットを買いに行くのも楽しそうですが、ロードの場合、買ったバゲットをどう持ち歩くか?というのが課題ですね。お店の人に言って2つに切って貰らってメッセンジャーバッグに入れるのがイイかな?


 

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