マツダ アクセラを購入。都内の月極駐車場探しに四苦八苦

  • 2021 年 3 月 13 日
  • 日記
  • 601view
  • 0件

先週、駆け足でこの1年を振り返りましたが、1年で2台も車を買ったというのは大きなイベントでした。特に武蔵小山の家と新潟を移動するために、2020年3月にマツダのアクセラスポーツの中古車を買った事で、この後に酷くなるコロナ禍の生活に大きな潤いを与えてくれたのでした。

10年ぐらいマイカーのない暮らしをしてました

2010年に自転車を始めた頃は我孫子に在住しておりまして、このときは駅前に住んでいたのです。駐車場を11000円で借りて、2002年に購入したレガシィを生活の足として使っていました。丁度、震災の頃にはドップリと自転車にハマっていまして、車はあんまり乗らなくなっていたんですよね。震災直後はガソリンの入手にも苦労するようになり、道はどこも渋滞ぎみで車は不便でした。

自転車を始めた頃の自転車に対する万能感ってのは凄くて「これからのライフスタイルは車じゃなくて自転車だ!」と自分の考えが完全に上書きされました。これは雨が少なく冬も温暖で、車が慢性的に渋滞して公共交通機関の方が早くて安い首都圏限定での話なんですけどね。この感覚で地方の人と話をしてはいけませんヨ。

我孫子で乗っていたレガシィはもうかなり古くなったということもあり、2011年に実家の車として新潟に持って行って駐車場を解約。この後、部屋探しで駐車場を考慮する必要がなくなったので、横浜とか武蔵小山とかに住めたのでした。逆に言うと都市部では車を持つのは不経済なことなんですよね。

もっとも2019年にコストコを輪行袋で有名なPEKO様に連れて行って貰ってからは、コストコに単独で行くために家の近隣に沢山あったカーシェアに契約して、車を借りてたまにコストコに行ってました。レガシィは20年前に製造された車でしたから、カーシェアで借りられるトヨタのC-HRなどの最新車の進化には驚きました。カーシェアがきっかけで最新車の進化に驚いて、再びマイカーが欲しくなってきました。

実際に購入に動きだす

2019年のGWに家が建ってから、公共交通機関で月に1〜2回は新潟に戻っていました。やはり荷物が移動できないのが辛いんですよ。ブルベ仲間のハイエースに同乗させて貰って新潟に遊びに行くついでに武蔵小山の家から不要な家具を新潟に運んだり、レンタカーを借りたり、同級生が新潟に戻る時に同乗させてもらって荷物を運んでいたのでした。

武蔵小山から新潟までは高速を使うとトータルで5時間ほどで到着します。できるだけ燃費がよくて高速移動の楽な車があったら、月に2回ほど新潟に戻るのも楽になるだろうな〜、2019年の年末ぐらいから購入する車を検討します。ずーっとスバル車に乗っていたので、スバル車がいいかな?と最初は思ったんですが、スバル車は燃費があまり良くないのが気になるので、あっさりと候補から外しました。自分は中古車が好きなので、新車は検討外です。

最近はマツダ車がかっこいいな、と思いまして、最初はアテンザの中古の2.2Lディーゼル車が候補でした。燃費もよくて荷物の一杯積めます。最近はAmazonで過去の車両の紹介本(○○のすべて、みたいな本)も電子書籍で手に入るので、それを見て検討します。あとYouTubeには実際に乗っている人のインプレッションが大量にあるので、それを見て検討します。

アテンザはコインパーキングでドア開けないとチケットが取れない、とかいう話が結構ありました。横幅1840mmの大型ワゴンですから、ドアの厚さも分厚くて取り回しが大変そうです。という訳で却下して、1サイズ小さい1800mmのアクセラのハッチバック(アクセラスポーツ)の1500ccのディーゼルターボ車をターゲットにすることにしました。

自転車にドップリとハマると自転車脳という思考回路が形成されるため、何をするにも自転車を中心に考えてしまうようになります。とにかく自転車が楽に詰めるとか、3人乗車に自転車3台積めると便利だよね、とかいうのは完全に自転車脳な車選びでしょう。でも、実際に考えると独身者な自分はほとんど1人で車は乗車しますし、実際には複数人を乗せて自転車を複数台乗せるなんていう機会は滅多にないのが現実です。

最初はルーフキャリアでも付けようかな、と思ったんですが、値段の安いリアゲートハッチに付けるタイプのキャリアはこの車には付きません。屋根乗せるタイプのまともなキャリアは7〜8万ぐらいします。後述しますが、これは付けなくて本当に正解。コロナ禍もあって結局出番はないし、もし付けていたら駐車場選びで苦労したことでしょう。

ハイトワゴンやワンボックスはそりゃ荷物は沢山積めますが、重いので燃費は良くないし横にあおられるので高速道路での走行性能にも不安があります。ということで、ハッチバックのアクセラスポーツをターゲットに新潟のシエロさんにお願いして中古車を探して貰うことになりまして、2月に業者オークションで条件に合うグレードの出物があり、2月末に納車となりました。

割り切った選択で不満無し

自転車脳の誘惑を吹っ切って購入したアクセラスポーツ(2016年製)1500cc ディーゼルターボ Lパッケージ BOSEスピーカーオプション付きは千葉で使われていた車を業者オークションで落札して貰いました。走行は3年で3万5000km程度でした。非常時に程度がよくて、シエロさんで納車整備、車検取得、ガラスコーティングをしてもらって新車のような輝きで納車いただきました。お値段は車体が200万、ETC、ドラレコ、ガラスコーティングをしてもらって+10万でした。

大体全てのオプションは付いているので、全速同調ではないもののレーダー式のクルーズコントロール、オートハイビーム、オートワイパー、車線逸脱防止など、現代的な安全装備はほぼ付いています。ディーゼルエンジン車は初めてですが、ガス欠しないようにとか冬場は寒冷地で軽油入れないと凍るよ、などの注意事項はあります。日本は税制の都合で軽油が安い国なので、ディーゼル車は距離を走る場合には非常に有利ですね。

納車から1年が経過しまして、8月末まで毎週のように武蔵小山と新潟を行ったり来たりしたので、走行距離は15000kmほど増えまして5万kmを超えましたが不調は全くなし。マツダのクリーンディーゼルはちょい乗りを繰り返すと、ディーゼル特有のDPFという不完全燃焼の煤が貯まる触媒が詰まるという問題がありますが、自分は長距離ばっかり乗っているので、ほとんど問題はありません。

コロナ禍の状況では人と出かける機会も無く、3人に自転車2台というのが1回あっただけで、後は自転車は載せても1台でした。3人乗ると3台の自転車を乗せるのは、色々と工夫しないと無理そうです。結局、想像通り自転車を載せる機会は多くはなく、本当にそういうのが必要な時はレンタカーを借りるというような割り切りをした方が良い車選びが出来ると思います。

期待していた燃費ですが、高速や新潟での移動が走行距離の大半だったので、軽油1Lで18〜21kmぐらい走ります。50Lタンクなので満タンにすると1000km近く走れることになりますが、ディーゼルはガス欠すると給油しただけではエンジンが掛からなくなるので、残り10Lぐらいを切ると警告灯が点滅します。軽油はだいたい90〜105円ぐらいの価格変動がありましたが、ガソリンよりも1〜2割安いので助かります。軽油はスタンドの価格差がガソリンより大きいので、安いところを探して入れると常に100円以下という感じでした。

弱点は1800mmという横幅とマツダのデザイン優先の車体は見切りが悪く、近所のスーパーの買い物とかにちょっと行くとかいう時には使いたくないですね。ウチはこのあと7月にソリオが増車されたので、もっぱら買い物はそちらにお任せしてます。あと雪が降っているときになると、レーダー系の運転支援が割とあっさりと動作しなくなります。スバル車が例外的に標準でも寒冷地の事を意識しているな、と思いますが、マツダ車はやっぱり暖かい所で作られた車だな、という印象です。

都内での月極駐車場の問題

車の手配を始めたときは新潟の家は庭に車置けばOKとして、問題は品川の家の周囲の月極駐車場の確保です。2020年2月ぐらいの生活では、月に2〜3回ぐらい車で新潟に戻るので、一ヶ月の大半は品川の家に車を止めておくことになります。なお、住所は2月から阿賀野市に移したので、車庫証明は新潟の家で取ります。

もし住所を武蔵小山から移してなかったら、品川ナンバーを取ることになったわけです。当時は憧れのナンバーでしたが、この後のコロナ禍の状態においては「品川ナンバーにしておかなくて本当よかった」という状態になるとは予想も出来ませんでした。もっともこの後、月極駐車場が決まるまで1ヶ月掛かったため、納車を考えると新潟の家で車庫証明を取って新潟ナンバーにするのが現実的でした。

武蔵小山はコインパーキングは沢山あるものの、月極駐車場の空きが全然ありませんでした。不動産仲介サイトを探しても、仲介業者は駐車場には積極的じゃないので物件がほとんど乗っていません。月極駐車場を専門にしている業者さんが数社あり、Webで月極駐車場のおおよその場所と条件などが記載されていますが、空きがあるか?は問い合わせないと分かりません。で、何社かを問い合わせてみましたが、近隣には条件に見合う駐車場は全くありませんでした。

コインパーキングや駐車場シェアサービスでしのぐ

2月中は結局、月極駐車場が見つからず、3月になり新潟でアクセラが納車されました。家の隣がコインパーキングで24時間で1500円という料金設定になっていました。夜間は300円なので、日曜日の夜に駐めると、月〜金の5日で300+1500×5=7800円となります。この辺の月極駐車場の相場はだいたい3万円ですので7800×4週で31200円ですから、コインパーキングは確かに割高ですが、気兼ねなく家の隣に駐められるという点で一時しのぎとして使いました。

そのあと、三井のリパークがやっているToppi!という駐車場のシェアサイトのサービスを知ります。これはアパートとかマンションの駐車場や月極駐車場の開いているスペースを持っているオーナーさんが登録して、駐車場を日単位で貸してくれるというサービスです。これだと市に当たり1000円ぐらいで駐められる上に、ネットで先に予約が入れられるのでコインパーキングの様に一杯で駐められないということがありません。あとコインパーキングは48時間以上駐める場合には連絡が必要だったり、そもそもそういう利用がNGというところもあります。

ウチの家から歩いて5分ぐらいの月極駐車場の空きスペースが一日900円で提供されていたので、平日はそこに駐車して、日曜日の夜22時とかに帰ってきたらとりあえず隣のコインパーキングに駐めて荷物を積み下ろしをして、翌朝の月曜になったらカーシェアに車を移動するというような面倒臭いことをしていました。

渡りに船のチラシがポスティングされたよ

駐車場が見つからずに3月に入ってコインパーキングと駐車場シェアのサービスを駆使して、武蔵小山に車を停めていたんですが、アクセラは横幅が1795mmとほぼ1.8mあり、ちょっと狭めのパーキングだとドアから身をよじるようにして乗り降りしないといけないのです。

月極駐車場探しですが、やはりこの横幅がネックで見送った駐車場が2カ所ほどありました。こりゃ、当面は月極駐車場は無理かな?と思っていたところに、家のポストに以下のようなチラシが!

屋内機械式で15000円(税抜)とはこの辺の相場の半額です。どうもマンションの駐車場で埋まっていないスペースを貸し出しているようです。これは素晴らしい、すぐ契約する!と思ったのですが、迷った理由がいくつかありました。

  1. 機械式駐車場なので出し入れに時間が掛かる
  2. 車を載せるパレットのサイズが1850mmで車の横幅に対して50mmしか余裕がない
  3. 家から離れているので、歩いて10分強かかる

ただし、値段と屋内駐車という点は非常に魅力でした。新車のようなピカピカのコンディションで納車されたこともあって、屋根付きでしかもセキュリティもしっかりしている。ちょっと悩みましたが、翌日にはチラシに書いてある番号に電話して、詳細を聞いて契約しました。

結局、3月の中旬にはこの駐車場が借りられたので、2月から探し始めた月極駐車場は1ヶ月半で終わりまして、コインパーキング等に駐めておくのも2週間で済みました。

車がギリギリのサイズだから借りられた

契約はWebだけで完結して、支払いはクレジットカード。駐車場は土の露天の駐車場でも無い限り消費税の課税対象となるため、毎月の支払いは16500円です。場所的には山手通り沿いで不動前駅から徒歩5分、五反田駅から徒歩10分ぐらいの場所です。

この辺の相場は3万円は当たり前なので、Web等ではこの駐車場は私が契約した値段よりも1万円ぐらい高かったです。どうも車高が1550mmよりも高い車のパレットは埋まっていて、1550mm以下のパレットのみなかなか埋まらないという状態だったようです。

この品川では車は完全に富裕層の持ち物でして、止まっているのも高級外車ばかり。最近のSUVブームなどもあって、1550mm以上の車高の車や横幅が1800mm以上の車が多かったのでしょう。

契約が終わったら、駐車場の入り口の電動シャッターの開閉リモコンと機械式駐車場を操作するときに使う鍵が郵送されてきました。部外者からは隔離されるので安心ですね。

アクセラは車高は問題なしだけど、自転車キャリアとかを取り付けたら1550mmを少し越えるため取り付けは出来ません。横幅は50mmしか余裕がありませんが、駐車は慣れれば問題なし。一度もホイールにガリ傷を入れることなく駐車出来ていました。

ただし、乗り降りはドアをあまり開けすぎないように身をよじって乗車する必要があることやバックしている途中でドアミラーを格納しないと、パレットを吊っているチェーンに擦りそうでした。慣れるまではスリリングな車庫入れでしたね。

車を使うときは家からテクテクと坂を下って10分強の駐車場まで歩いて、電動シャッターを開けて、機械式のパネルを操作して自分の車を出せる位置に移動します。まぁ、ちょっと時間は掛かりますが、どうせ週末ぐらいしか乗らないので許容範囲でしたね。

幸い、あまり車の出し入れが多くない駐車場だったので他の人の車の出し入れにバッティングすることもなかったです。仕事の後にコストコに行くぜ!と決まっている日は車の鍵を持って出社して、最寄り駅の武蔵小山の一駅手前の不動前で降りて駐車場に向かったほうが近かったです。

最初、車を買うときに1つ車格が上のアテンザにしようかな?と思いましたが、1840mmという車幅なので、もしアテンザにしていたらこの駐車場は借りられませんでした。やはり1800mmぐらいが日本国内でストレス無く利用出来る限界のサイズかな。

都内での車の運用は正直きつかった

という訳でこちらの駐車場、新潟に引っ越す8月末まで借りていました。少々歩くものの、月々16500円という値段で品川区で駐車場が借りられたのは本当にラッキーでしたね。

緊急事態宣言が出ていた時は新潟に戻らず、車はもっぱら川崎のコストコへの買い物と大井にあるドキュメント72時間にも出た都心の洗車場に寄って洗車したりとかしてました。解除されてからは、環七、環八で練馬に出て関越道で新潟との往復をしてましたが、練馬までの渋滞がきつかったですね。

あとウチのアパート前で荷物の積み下ろしをするには住宅街の中で一定時間、路駐をしなければなりません。歩いて車を駐車場に取りに行って、家の前に車を停めて荷物を数分積み下ろすのですが、道があまり広くないために他の車がギリギリを通り抜けていくのが非常に申し訳なくてストレスでした。

コストコで買い物した後の荷物の積み下ろしの数分でも、周りは自転車、歩行者が沢山通るので、それをかき分けるようにゆっくりと家の前から車を移動する必要があります。この辺では歩行者や自転車の方が圧倒的に車よりも多いのですから、車は肩身が狭いというのが品川での住宅街の事情でした。

地方では車は必需品です

よく歳をとって車が運転出来なくなった時のことを考えると地方は辛い、とかいう意見と都市部では目にします。ウチの親とかを見ていると75歳を超えてくると、車の運転は少々不安が出てくるようで、必要無いときはハンドルを握ろうとしません。

自分は自転車メインの生活に切り替えていたため、新潟に戻っても公共交通機関を多く使っていましたが、車を入手してからは電車やバスはちっとも乗らなくなりました。運賃がガソリン代よりも高いし、所要時間がかかるのです。都会では駐車場、渋滞を考えると電車の方が経済的ですよね。

しかし、地方ではクルマさえあれば非常に快適で行動範囲も大きく広がります。まさに必需品です。今のクルマは燃費もよく、運転補助機能も優れています。

正直、クルマが普通に運転出来る年齢の時に「歳取ったら困るから」と地方在住を諦めるのは、都会に住まないといけない自分を納得させるための方便でしかないと思うようになりました。自分も新潟に住む前はそう思ってました。

自分がクルマを運転出来なくなるまで20年ぐらいあります。流石に20年あったら、自動運転とかが実用化レベルに達しているのでは?と思います。そうなると人口が少ない地方での移動問題の諸々が解決するので、自分は都市部と地方の格差はより無くなるのでは?と考えています。

日記の最新記事8件