カメラが大好きということもあり、デジカメ時代になってからも色々と買い換えてます。自転車での利用に便利なデジカメということになると、自分としては以下の条件で選んでます。
- ジャージの背中のポケットに入る&出し入れしやすいサイズ
- 汗で蒸れるので防水であること
- ボタンが手袋をした状態で押しやすいこと。
- 電源ON/OFFのレスポンスが良いこと
- 出来れば画質、特に夜間の撮影が綺麗に撮れること
という観点で選んでいます。ぶっちゃけ、防水という条件を外すと選択肢は非常に広いんですが、この条件が入るだけで選べる機種はあまり多くないです。
上のカメラはここ1年ぐらい使っているオリンパスのTG-4です。ちょっと大柄なのと値段が高いことを除けば、条件を満たす良いカメラです。
2年以上使っていたのが、上のオリンパスのTough TG-620でした。お値段が2万円ぐらいだったかな。この辺のモデルから撮像素子が裏面照射型CMOSになり、暗部性能がアップしたので夜間撮影でもそれなりに映るようになりました。
古い機種なのでWiFiカードとの相性がイマイチだったりという事はありましたが、トータルではバランスが取れていました。ただ、防水でない普通のデジカメに比べるとレンズは屈折光学系ということもあり、写りはイマイチ。あくまでも「防水デジカメとしてはよく写る」という感じです。
TG-4に買い換えで不要になったのですが、使い倒してボロボロなのでオークションに出すのも忍びなく、友人に進呈しました。
個人的には、TG-4のようなハイエンド機種の下にラインナップされているオリンパス機の防水機が一押しですかね。
逆に買ってみたけどイマイチだったのが、ペンタックスのWG-3です。写りとか動作の軽快さは良かったんですが、ボタンの押した感触が乏しく、手袋をした状態だと操作しにくかったです。
あと意外に大柄な本体は背中のポケットで嵩張るため、購入してすぐにオークション行きになりました。気に入らないと思った時は、綺麗なうちに処分するに限ります。保証が残っていて使用感がない美品は、買った時の値段に近い金額で処分出来ますよ。
上記のサイバーショット TX30も買ってすぐに手放しました。メモリがMicroSDなので、WiFiカード等が使えない(分かってたけど不便)、有機ELの液晶画面の照度不足で日中の屋外で見にくいという弱点がありました。
ちょっと古い機種であったこともあり、結局手放した決め手は写りがイマイチだったこと。特に夜間撮影で手ぶれ連発でして、ちょっと暗いところでの撮影に弱かったです。
本体は「これでホントに防水なの?」というコンパクト&スタイリッシュさは非常に良かったです。NHKのグレートトラバースという山巡りの番組で田中陽希さんが使っていたので、一定の人気がありました。
ソニーはこの系統の防水モデルはこれで打ち止めになっていて非常に惜しいです。今の技術で作り直してくれたら、それなりに良い物になると思うんですけどね。
ちなみに買ってから数ヶ月で手放したのですが、既に生産停止になっていてプレミアがついてまして、オークションで買った時よりも5000円ほど高く売れました。
一時期、画質を求めていたときに購入したのがこれまたオリンパス機のXZ-2です。大型の撮像素子にF2.0の明るいレンズを搭載した高画質なコンパクトデジカメ機なんですが、これが非常によく映るのに値段が2万円ぐらいで投げ売りされていたのです。購入した時の記事はこちら。
これ防水ではないですし、コンパクトじゃないので背中のポケットにはギリギリ入るという感じです。レンズの鏡胴がせり出しているのでポケットの収まりが悪いですが、防水機と比較すると写りが段違いなので一時期自転車用カメラとして持ち歩いたことがあります。
電源を入れると上記のレンズ繰り出しのアクションがあるのでレスポンスは良くなかったです。結局は大柄なボディが気軽さをスポイルするので、自転車でのお出かけでは使わなくなりました。
自転車以外のお出かけの時には未だに現役で使ってますので、売却せずに手元に残しています。画素数も1200万画素と抑え気味で、画質的には未だにコンパクトデジカメとしては一線級でございます。
現在運用しているTG-4ですが、画質も防水機としては良好。夜間撮影もそれなりにこなすので、ブルベなど夜間での走行でも記録が取れるので重宝してます。利用しているランドヌールも周囲にはチラホラ居ます。
オリンパス機は全般、電源スイッチON/OFFでオリンパスロゴの表示があって、この辺のボタンを押した時に確実に電源のON/OFFが分かりにくい印象があります。どうもこれが不満ですが、TG-620でもそうだったのでソフトウェアの問題なのでしょう。
電源については前述のソニーのTX30みたいに、スライドシャッターを下ろしてレンズを露出させると電源ONという仕組みが一番分かりやすいですね。
写りはTG-620もTG-4も気に入っています。ウチのBlogの写真で自転車で出かけた時の写真は殆どこの2機種で撮影してます。自宅で物を撮影するときはストロボを付けたパナのマイクロフォーサーズ機第一号のG1が未だに活躍してくれてます(600万画素しかないけど十分すぎる)
TG-4には大きな弱点がありまして、レンズにLEDリングライトやステップアップリングを取りつけられるようになっているのですが、それらのオプションを取りつけない場合には、レンズ周囲にカバーをしておきます。このレンズカバーが外れやすいのです。
上記の写真の通り、いつの間にか外れてしまって紛失してしまいました。防水性能としては、このリングはなくても問題ないとメーカーは言ってますが、見た目がちょっと…ゴミも溜まりやすいですし。
調べてみるとオリンパスのサポートセンターにお願いしてTG-4用のレンズリング(シルバー)を入手すると2000円強の部品代が取られるそうです。えー、こんなカバーに2000円も出せんよ!とネットで探してみると、楽天のカメラのミツバさんでTG-2用のレンズリングを安価で販売してました。
黒と赤があるのですが、それぞれ300円ちょっとのお値段で販売してくれてます。紛失することを見越して、2色とも買ってみました。送料も合わせて800円ぐらいで、注文してから数日で届きました。
黒を取りつけるとこんな感じ。TG-2用ですが、TG-4でも全く同じように使えます。純正のシルバーよりも黒の方が精悍に見えますね。
赤はこんな感じになります。しかし、このレンズカバー、気がつくと無くなっていたので性能に影響ないとはいえ格好悪いので外れないようにつくって欲しいものです。
ぶっちゃけ防水デジカメを使う限り、画質は妥協しないといけないでしょう。もっと大型のセンサーを搭載した写りのよいコンパクトデジカメは増えていますが、背中のポケットのスポっと入って出し入れがしやすくないと、結局ちょっとした合間に撮影とかしなくなってしまうのです。
この防水デジカメというジャンル、水中での利用を意識したタフなモデル以外が淘汰されてしまってます。ソニーのTX30のような防水は日常生活防水程度でタフネスさは不要というスタイリッシュなモデルが私の需要には一番マッチするのですが、現時点では絶滅してしまってますね。
という訳でTG-4とは長い付き合いになりそうな予感です。