我が家にあるロードのクランクがシマノからROTORになりますた。
きっかけはMERLINにて、ROTORの3D30というクランクのOEM品とおぼしきものが、52-36のチェーンリングをセットで24000円ぐらいで販売されていたのです。普通に買ったら、こんな値段で入手することは不可能です。
そんな訳で入手してみました。クランク+チェーンリングと圧入用のBBがセットで付属してきました。クランク軸はBB30と同じく30mmであり、シマノのクランクの24mmとは異なります。
CerveloのフレームはBBRightというBB規格を採用しているが、これはCerveloとROTORが提唱した規格である。という訳でCerveloのフレームにはROTORクランク&チェーンリングがよく似合う。
S5に取り付けてみた。このS5にはセラミックベアリングのROTOR純正のBBRight用の30mm軸のBBが取り付けられていたのだが、シマノのクランクを使うために24mm軸のクランクを取り付けられるBBを圧入していたのである。
という訳でBBを元に戻してシマノの7900デュラのクランクから、調達したROTORの52-36チェーンリング付きのクランクに交換してみた。うむ、やはりCerveloにはROTORがよく似合う。
これまで50-34のコンパクトクランクを付けていたのだが、S5はどうせ平地しか乗らないだろうから52-36にしても問題はないだろう。実際に最近では、大井埠頭や皇居周回の練習でしか乗ってなかったし。
乗り始めてみて、最初はクランクの堅さを感じた。私の体重で踏み込むと、79デュラのクランクとROTORの3D30とでは踏んだときの感じがかなり異なる。乗り始めてしばらくは膝に違和感が出たが、あっという間に慣れてしまった。
次にどうしても楕円リングを試してみたくなり、夏に組んだばかりのCervelo S5も9000デュラのクランクからROTORのクランクに変更することにした。という訳で2個目のクランクをMERLINさんからポチっとな。
オマケに付いてくる52-36の真円チェーンリングは売却することにして、BIKE24から楕円リングの50Tのアウター、34Tのインナーを手配した。お値段的にも重量的にも写真に写っているエアロタイプより肉抜きしているモデルの方が安くて軽いが、見た目と剛性を重視してエアロ対応の楕円リングを注文した。
24mm軸のBBを圧入したフレームからBBをぶっ叩いて外して、クランクに付属していたROTORのBBを圧入する。
これまで取り付けていた9000デュラのクランク(172.5mm)の重さを測ってみると618gであった。流石デュラエースっていう感じの軽さだ。外したクランクはマキノ号に取り付けている6800アルテのクランクと交換である。
楕円リングとクランクの一式の重さを量ると692gである。ROTORの中では3D30というモデルはローエンドで、もっと軽い3D+というモデルもある。チェーンリングもエアロタイプはちょっと重いこともあって、少々の重量増である。
取り付け完了の図。Q-Ringはシマノ9000系の4本アームに対応したものもあるが、やはりROTORクランクに取り付けた方が似合う。
ぶっちゃけ変速性能は落ちます。インナーからアウターに持ち上げる時の変速ポイントが少ないのか、変速してから「よっこらせ」とワンテンポ遅れて変速が完了する感じ。シマノ純正だとスパっとアウターに切り替わるので、この辺は純正には敵わない。
ちなみにS5の方に取り付けた真円のチェーンリングは電動変速という事もあって、あまり変速に違和感を感じません。
ROTORクランクと楕円チェーンリングについては、まだまだ語り尽くせないです。という訳で、この後もレポートをしていく予定です。