三連休の3日目である月曜日。朝は雨でしたが、午後には天候も回復しました。昨日まで3日連続で自転車トレーニングでしたので、本日は休養日として自転車を洗車&メンテナンスを実施しました。
Mavicのジクラルスポークが廃盤!
我が家のCervelo R3 Diskには2017年の秋に購入したMavicのKsyrium Pro UST Diskを履かせてメインで使っていました。一時期はフルクラムのRacing4でブルベを走っていたのですが、新潟に移住してからはキシリウムを贔屓にしています。
アルミリムの上位モデルであるKsyrium Proにはアルミのジクラルスポークが使われています。これに対して当時の普及モデルであるKsyrium Eliteにはステンレススポークが使われていました。ジクラルスポークはステンレススポークよりも若干太くて剛性が高いので、自分ような過体重だけどパワーはあるという人間にはあっていたようです。
この黄色いスポークがProモデルのシンボルでして、これが格好いいんですよね。このホイールを購入したのが5年も前ですが、あまり距離を乗ってなかったこともありまして、ついこの前まではトラブルはありませんでした。しかし、この前の日記に書いた通り、ホイールにブレが発生したので修正が必要になりました。無事に直したのですが、他にも気になるところはあります。フリーボディの中もかなり汚れているでしょうし、近いうちに修理や買い替えが必要になりそうです。
リムもかなり傷が入っていまして、これは他の人の案内でツーリングに行ったとき、砂利道を通ったときに出来たものです。見た目が残念なだけで実用上の問題ないのですが、Mavicはアルマイト処理が弱いですよね。新品に近い時に砂利道を通って傷が入ってショックだったので、それ以来、砂利道は通らないようにしています。
ぶれ取りをしていた時の印象として、スポークも弱ってきているでしょうし、リムのニップルのネジ穴がバカにならないか?も少々心配です。現行モデルへの買い替えも視野に入れて、色々と調べました。どうも現行ではアルミリムの上位モデルはKsyrium SLというモデル型番になっているようです。
たまたまBaruさんのBlogでレビューされているのを見つけましたが、やはり今のKsyrium SLは以前ならKsyrium Eliteの後継にあたるモデルのようです。スポークの材質がステンレススポークですしね。
Ksyrium Eliteも使っていた時期もあるのですが、自分としてはステンレススポークよりもアルミスポークのProの方が進む感じがして好みなのです。しかし、現行のMavicのKsyriumのラインナップからProという名前も、アルミのジクラルスポークを使っているモデルも見当たりません。情報を更に集めてみると、どうも残念なことにジクラルスポークは廃盤になってしまったようです。
Ksyrium Pro Diskの中古を漁る
すでにKsyrium Pro Diskの新品在庫は市場にはありません。後継モデルであるKsyrium SL Diskは値上げもありまして、実売が8万円を越える値段になっております。海外通販も円安で高値安定で、国内で買うのとあまり価格差もありません。
あまり好みでないステンレススポークのSLを9万円近い価格で買うのも癪ですし、それならKsyrium Proの中古を探してみようと、しばらくオークションに貼り付いていました。このホイール自体は2024年現在、かなりオークションに出品されていて選択肢は多かったです。
チューブレスバルブや専用工具の有無がハッキリしない出品が多かったのですが、TLタイヤを使うならバルブを後から調達すると数千円かかりますし、専用工具もないと難儀します。もしKsyriumを中古で狙うなら、それらの付属品の有無はよく確認した方がよいでしょう。
色々と物色しましたが、その中でそして使用歴が1000kmほど走行、プロショップにメンテしてもらったというKsyrium Pro UST Diskをチューブレスタイヤ付きで65000円(送料込み)で落札しました。
既に我が家のバイクに取り付けた状態の写真しかないのですが、ホイールにTLタイヤが取り付けられた状態で箱に入って送られてきました。ニップル回しなどの専用工具は欠品でしたが、我が家には1セットありますので問題ありません。
タイヤはヴィットリアのCORSAのTLタイヤが付いてました。ごらんの通りリムもスポークもとても綺麗でして、走行1000kmは信用出来る数値のようです。自分はTLタイヤはIRCを愛用してますが、最近はタイヤ2本で1万円超えも当たり前の状況なので、愛用品ではないとはいえTLタイヤが付いているのはありがたい。タイヤの気密もちゃんと維持されていました。
全く同じホイールが2組になりましたので、もし何かあって破損しても、お互いの部品を寄せ集めて修理することも可能です。今年に入ってからの自転車で大きな買い物はしてなかったのですが、これはお買い得で買って良かったと素直に喜んでいます。
調達したKsyrium Proを乗れるようにする
新しいKsyrium Proに余剰品のディスクローターと調達したカセットを取り付けて、しばらくは新しく調達したホイール&タイヤを使う事にしましょう。
今回はカセットは105グレードの11-32Tにしました。アルテグラグレードのカセットは11-34Tの価格が1万円を超えてしまうので、とても手が出ません。以前は6000円ぐらいで買えた記憶があるので、シマノのここ数年のパーツの値上がりはなかなかエグいものがあります。105グレードでも34Tにすると2千円ぐらい高いので32Tで妥協しました。
うちのCervelo R3はフロントが160mm、リアが140mmのディスクローターを取り付けています。新潟だと平坦ばかりで信号が少ない事もありまして、ブレーキローターを5年使っているにも関わらずローターが全然摩耗しません。予備に取っておいたディスクローターが5年越しでやっと出番です。
タイヤは変わりましたが、カセットもローターもほぼ同じなので見た目の差がありません。しばらくはこの新しいホイールセットを使ってみて、その間に古いKsyrium Proをゆっくりとメンテすることにします。
使い古したKsyrium Proをバラしてみる
ホイールを綺麗に洗ってから、カセットを外してフリーハブボディを引っこ抜きます。Ksyrium ProはInstant Drive 360というフリーでして、これは手で引っ張るだけで引っこ抜けます。購入してから5年間、使ってなかった時期があるとはいえ全く分解したことがありませんでした。
でろーん、という効果音が似合うぐらいにデロデロになっておりました。Instant Drive 360専用のグリスは調達済みなので、完全にバラして綺麗に洗浄して組み直す事にします。その作業は今日は着手してませんので、気が向いたら後日やって記事にします。
取り外した部品類。割と簡単な構造です。あとでシャフトも抜いてベアリングも打ち替える予定です。ちなみにKsyrium Proのリアのベアリングは17×28×7mmというNTNやNSKなどでは存在しないサイズでして、Mavicからベアリングだけ販売してますが、これが高くて入手困難なんですよね。ちなみにフロントは10×22×6mmでして、これは規格品なので普通に買えます。
Mavicのこれらのホイールのベアリングをセラミック化するなどのチューニングがあるようでして、この変なサイズのリアのベアリングもAmazonであっさりと見つかってしまいました。流石にセラミックベアリングは要らないと思うので、普通のスチールベアリングを購入です。まだシャフトも抜いてないのでベアリングの状態も確認しておりませんが、無事に新しいベアリングに打ち替え出来るのか?は今後のお楽しみです。
フリーハブボディのラチェット側を確認。洗浄前なので見事にドロドロです。洗浄して爪に問題ないか?を確認するのが怖かったので、今日はこの状態で放置です。
まだ作業途中ではありますが、久しぶりに自転車のパーツの記事を書きました。なにせ円高でパーツが安かった時に買いだめしたものの備蓄が沢山ありまして、あまり新しいパーツを買ってないのです。11速のデュラのチェーンとか、自分が買いだめしてから3回も値上げしていますが、まだ1本残ってます(当時15本ぐらい買いだめした)。
ホイールやコンポも高値安定ですから、おいそれと新しいパーツを買う気になれないのです。今回のKsyrium Pro USTは本当に出物で買えてラッキーでしたが、物置には使ってないDiskブレーキ対応のホイールがまだ2組あるんだよなぁ。やっぱり気に入らないものって、結局は使わなくなるんだよね。