田村編集長から「大洗まで走りに行くから来ません?」とお誘い。集合地点は7時ぐらいに柏駅前である。
前日はクラブの交流会向けに夜遅くまでWebページの更新をしたり、GPS講習会の資料を作ったりして深夜まで作業をしていたので自走で行くのは諦める。
柏まで常磐線で輪行して、柏駅の丸井前で自転車を組み立てる。大洗までは100km以上あるが平坦基調だし、ルートも大体知っているので不安はない。気楽なロングライドだ。
輪行となるとやっぱりカーボンバイクが楽なのでCervelo R3を持っていく。11月に入ってグッと冷え込むようになったので、朝のウチは指切り手袋は辛かった。
そういえばメンバーは田村さん以外は自分は知らない人ばかり。初めてお会いするトシさんとは柏駅で事前に合流し、田村さんともう一人のM君がやってくるのを待つ。
トシさんのバイク。見事なロングライド仕様である。スピナジーのホイールの赤いスポークが非常に目立つ。このスポーク、繊維素材なんだそうな。
大洗ということは田村編集長的にはガルパンとあんこう鍋なんでしょう。今回のメンバー的にオッサン3人と若者1人なのですが、オッサン3人の方はオタ話OKである(笑)
7時過ぎに田村編集長とM君が柏で合流である。M君のパンクで少し遅れたそうだが、都内から自走お疲れ様です。自分も自走しようかな?と思っていたんですが、やはり都内から柏方面は自転車に走るのに良いルートがないので、あまり好きではない。
M君は田村編集長のBlogでも紹介されていたが、富山から出て来て東叡社に入社した21歳の若者である。見事なフロントバッグは自分の手作りだという。
あまり歴史的なツーリング車の事は自分は詳しくないが、この自転車は渋い、シブすぎる。21歳にして達観した感じがある。テレビも見ないし、SNSもやらないんだそうな。
M君にはとても感銘を受けた。翌日、SNSで
TV見ない、SNSもやってないという純朴な青年とご一緒したんだけど色々と新鮮だった。 情報に溢れた日常で、誰かとやりとりしていないと不安な自分。 今、一緒に居る人とのやりとりに集中した方が結果的に深い付き合いが出来そうだなぁ、と思った
とか、呟いてしまった。それ以来、Blogをちゃんと更新するようにしてSNSに色々と呟く頻度が減った。まぁ、仕事忙しいってのが主な理由なんですけどね。
久しぶりの手賀沼CRを通って、茨城県側の交通量が少なめの道を通って進んでいく。田村さんが引いたルート、なかなか走りやすくて良かったです。
所々で休みながら、4人でダベりながらダラダラと進む。天気もよく風もなく非常によいサイクリング日和でした。今日は試走がメインで、来週は参加者多数の本番だそうで、天気がよいと良いですな…
残念ながら本番は本降りの雨で、連続参加を誘われていた自分も流石に萎えてしまって見送ったのですが、タフな参加メンバーは満喫されていたようです。
お昼はセイコーマートに寄りましょうという計画だったので、柏から80kmほど走ったところにあるお店に立ち寄る。ホットシェフとイートインが併設されたお店で良かった。
今年の夏の宗谷600に出走した時は立ち寄ったセコマでホットシェフ併設店が少なくて、堪能できなかった。セイコーマートがあるだけで北海道の気分が味わえるのだから、安上がりなサイクリストである(笑)
宗谷600の時に地元サイクリストに「セコマは豚丼よりカツ丼!」と言われていたので、豚丼フェアの登りに叛して大盛りカツ丼を頂く。時間は11時半ぐらいだったので、ちょうど昼飯時である。
このエリアから先にはセコマがちょこちょこあって、正直羨ましいと思った。なんで茨城のこのエリアにはセコマが多いのか?うーん、謎だ。
北海道の人のアドバイス通り、カツ丼は絶品だった。半熟っていうか完全に火が通っていない玉子が柔らかくて、これは店内調理のホットシェフでないと出せない味だと思う。
オッサン3人がセコマの味で盛り上がる脇で、M君は自作のおにぎりを食べていた。「ずーっと山の中ばかりでコンビニとか無かったので、ご飯は持ち歩くんですよ」との事である。ああ、M君、21歳にして、その落ち着きぶりはどこから来るのか?「四十にして惑わず」と言われるが、年齢半分のM君の方がよっぽど落ちついている。
大洗鹿島線を脇にあぜ道を進む。今日はチューブレスなので、パンクしたら修理が面倒だな~と重いながら進んでいたが、特に問題は無し。
普段、ロードバイクなら走らなそうな道を沢山走れて楽しかった。平坦基調なら100kmぐらい走るのは全然問題ないな。
大洗の街が近づいてくると、田村さんとトシさんがにわかに元気になってくる。15時半ぐらいに市街に到着したので、たっぷりと市内のガルパン登場スポットを田村さんが案内してくれて、予定より早い時間の列車で輪行して帰る事になりそう。
市外に入って最初のコンビニにもガルパンの立て看板が。そういえばもうすぐ映画公開なんで盛り上がっていますね。
自分はちょっと予習不足だったので、帰宅してから復習しなおしました(笑)
大洗のアウトレットのガルパンコーナーを見学した後は、神社にお参りに行きましょう。
坂を登っている途中でギアのトラブル。この前、ディレイラーハンガーを交換した後の調整が甘かったのか、インナーの最もローに入らない。強引に登り切って、ケーブルのテンションを調整して事なきを得る。
秋の夕暮れは綺麗ですな~。とりあえず絵になる。
田村編集長のBlogにも書かれているように、ハシャぐオヤジ3人に付き合ってくれるM君に感謝だ。
トシさんの「むせる」という言葉以外になにもない。オヤジ大受けw
強いて言えば、もみあげが長いのでオリジナルのキャラデザの塩山さんのキリコではなく、後にSPTレイズナーのキャラデザで頭角を現す谷口さんの書くキリコに近い。
こ、これは…その筋では大変有名な小林源文先生の絵馬!
ひとしきり堪能して、大洗駅の近くの居酒屋であんこう鍋を頂くこととなりました。お店の前で輪行袋に自転車を詰めたら、あんこう鍋を頂きましょう。
4人であんこう鍋を囲んで、自転車談義に花が咲きます。トシさん、M君、田村編集長、お疲れ様でございました。
あんこう鍋は大変おいしゅうございました。締めの雑炊までボリューム満点で頑張って食べましたが、雑炊が少し残ってしまった。
帰りは大洗から水戸に出て「ひたち」で戻ります。なんとひたちが品川まで走っているというのは、常磐線を長らく利用していた自分には驚きです。水戸を出ると次が上野というのも驚きますねw
松戸まで帰るトシさんは水戸からは普通列車で、残り3人はひたちで帰りました。上野で解散して、楽しい大洗サイクリングは終了です。やはり輪行スタート、輪行ゴールが都心のサイクリストには一番楽しいと思ってしまいますね。
前述しましたが、翌週の本番は朝起きたら本降りの雨に萎えてしまい、ついドタキャンしてしまいました。田村編集長、スミマセン!