2011佐渡ロングライド210kmに出場してみた。

今年年初の自転車的な目標として考えていたのが、ブルベ出場、佐渡ロングライド出場、銚子センチュリーラン出場(残念ながら今年は別の距離の短いイベントになりました)の3つでした。その中でもっとも優先順位が高かったのが佐渡ロングライドです。5/14,15は面白そうなブルベもたくさん開催されるのですが、そっちは見送って土日とも佐渡に行ってきました。

結果から言うと、ブルベの癖でついつい休憩少なめでバビューンと走っていたらあっという間に終わってしまって勿体なかったかな。サイコンのログを見ると7時間22分でゴールしてまして、凄く景色とかが良かったのに味わう暇が無かったです。ラスト5km地点でミスコースしてしまい、25分近くタイムロスしたんですが、これが無ければ7時間切れたかと思いますが、順位とかタイムを競うイベントじゃないんで意味ないですね。

とはいえ、150km地点あたりで沿道の応援の人が「あなたで通過したの4人目だよ」と教えてくれてくれた時には「うそぉーーー!」とテンション上がったのも事実でございます。でも、後から考えれば考えると、もっとゆっくりと景色と沿道の応援やエイドステーションを楽しむべきだったなぁと思います。

ちなみにサイコンの記録を見ると止まっていた時間が17分しかない!。信号は数えるぐらいしかないし、両津のエイドステーションではお弁当が出るので、殆どの参加者はここで休憩すると思います。自分の場合、ここをうっかりスルーしたんで全然休憩してない(笑)。っていうか、これじゃいつものブルベと同じだよ ヽ(;´Д`)ノ

まず土曜日の6時の新幹線で上野から新潟に向かいます。上野で乗った時点で新幹線のデッキは輪行袋で一杯です。大宮でも自転車持った人が一杯乗ってきたけど、置く場所大丈夫だったのかな? 流石に参加3500人というビッグイベントだと、首都圏からもたくさん行くんでしょうなー。

朝8時過ぎに新潟駅に到着。タクシーとかで佐渡汽船乗り場まで行く人が多いようですが、駅から佐渡汽船乗り場までは2kmぐらいなんで歩いて行けない距離じゃないです。多分、駅前で自転車を組んで,佐渡汽船乗り場でまた袋に詰めるより歩いた方が早いです。もっとも重い輪行袋を持ったまま歩くのは大変でした(風凄く強かったし)。

9時半のフェリーでお昼ぐらいに佐渡入りです。自転車はテラス席に収納されていましたが、とにかく台数が凄い。この日は風が強くて船がかなり揺れまして、船酔いした人も多数居たようです。個人的には地震を思い出して少々怖かったです。

佐渡に着いたら、両津からシャトルバスでメイン会場である佐和田へ。自走出来ない距離じゃないけど、面倒だったので普通に大会側が用意したシャトルバス泥層します。輪行袋も別なトラックに積んでバスと一緒に移動して運んでくれます。写真は前夜祭の様子で、Mavicのホイールやらフレームなどがもらえるイベントがありました。結構豪華だっったんだけど、トータルの参加者が3500人も居るんで当たる気はしなかったですが。

各メーカーのブースがあり、シマノブースでは持ち込まれる自転車の整備をしてくれます。他にもGIANTやFeltなどのブースが出てました。

サーベロ乗っている外人さん多かったなぁ。かっこいいなぁー。

マビックのサポートバイクと車。ちなみに輪講して着いたら前輪がパンクしてました。ラテックスチューブは乗り心地いいけど、パンクが多いような気がするし、1日で適正空気圧を切っちゃうぐらい空気が抜けるので、遠征の時に使いにくいなぁ。幸い現地で予備チューブが500円で売っていたので、安心して手持ちと交換しました。

土曜日は前夜祭を18時まで見て、そこからシャトルバスで宿に入ります。今回はJTBツアーで佐渡グランドホテルを相部屋で取りました。なかなか快適な宿でして、値段も安いのにありがたい。明日の朝のシャトルバスのお迎えは3時ですから、早く寝ないとーーーってな感じでビール飲んで酔っぱらって21時ぐらいにサッサと寝ました。

さて、翌朝ですが2次昨日預けた自転車を受け取って早めにスタートの列に並ぶ。寒いんだけど、日中の事を考えて荷物少なめで来たので半袖ジャージ+ビブしかないのでひたすら耐える。何しろ15時ぐらいにはゴールしないと16時のシャトルバスに間に合わないし、これに間に合わないと予約したジェットフォイルや新幹線に間に合わないんで、出来るだけ前からスタートしたかったんだ。何しろAコース(210km)の参加者が2000人強も居るから、後ろからスタートだとタップリ時間かかるからね。

スタートは5:45から12台を5秒ずつ送り出す。タイムはバイクのフォークにとりつけたセンサーが勝手に計測してくれるのであります。サイコンみたら3分後ぐらいにスタートしてたからかなり前の方でしたね。

とりあえず速そうな列車に合流したくて、しばらくは飛ばして前の方にいる集団に追いつくようにする。追い風基調だったので35km/hぐらいから40km/hで巡航可能でございました。っていうか、景色楽しめよ>俺

まぁ、集団に合流してスイスイと40km/hぐらいで巡航出来て楽ちんでした。なんだかんだで登りが来ると集団がバラけてきたり、70km地点のエイドステーションに入る人もいたんで、最終的には5人ぐらいのグループだけ残った。名物のZ坂のあたりからはこの5人の集団で先頭交代しつつ進む。オフィシャルの人が「前が3人ぐらい先にいったよ」とか言ってたんで、結構前の方にいたんだな。

前半、グループを組んでいた5人が前の方に写ってます。ちなみにオールスポーツが所々で撮影していたんで、撮影ポイントではピースサインなど出しつつペダルを回す。いやぁ、景色最高ですが、なんか妙に「早くゴールして早く帰ろう」という考えに取り憑かれて、写真は乗車したまま撮影したものが数枚あるだけです。

100km地点の両津には弁当が支給されるエイドステーションがあるんですが、自分の計画ではここだけは休憩して、あとのエイドステーションはスルーの予定だったんです。でも、先頭のチームカチューシャのジャージの人がピットインせず、それに釣られて自分もついついスルーしちゃいました。他の人は全員ピットインしていたし、前に居たと思われる人も休憩してましたので、この辺も後から大きく反省しました。

そんな訳でハンガーノック対策で130km地点と170km地点のエイドステーションには寄って、水分とオニギリ、バナナ、パンなんかを食べました。地元ボランティアの人の笑顔で癒されたんで、後からの感想としては「全部寄るぐらいマッタリと楽しめば良かった」です。

海は綺麗だし、沿道で「頑張ってーー」という声がかかるとテンション上がります。これはブルベでは体験できないのですが、応援はものすごく力が出ます。ブルベだとコンビニの店員さんが丁寧にレシート渡してくれるのだけが楽しみだもんな(笑)

後半の小佐渡に入ってからいきなり左足が攣りそうになるのが3回ほどありましたが、止まるほどの状態には至りませんでした。これから夏場になると足の攣りは増えるんで注意しないといけないですね。懸念していた腰ですが、少々張りはあったんですが最後まで持ちました。ゴール後にマッサージを受けてほぐしたんでその後の悪影響は無し。

後半の登りの連続でヘトヘトになって、後ろからやってきた3人組に合流。170km地点のエイドステーションで「いやぁ、一人でえらい逃げてたけど凄いね」とお褒め頂いたのが嬉しゅうございました。まぁ、登りだと遅いんでついて行けず、沿道の人からの情報で通過7人目ということだから、頑張ってゴールするぞと妙にテンション上がってしまいました。これがまずかったなぁ。

まぁ、このまま200km地点を越えてゴールまであと5kmぐらいのところで思いっきりミスコースしました。ちょっとおかしいな?と思ったところで引き返したんですが、同じようにミスコースしてきた人が居たんで「やっぱり合ってるのかな?」と間違った方に更に進んだのが大きなミスでした。ゴールまで7時間を切れるかな?と思ったんだけど、残念ながらここで25分のロスで達成ならず。ちょっとモヤモヤした感じでゴールしたのでありました(笑)

後になって考えると「やっぱり不安なら止まって確認」が原則だたなぁと思った。ブルベなら普通に出来ていることなんだけどね。道の心配せずに走れるイベント初めてだったから過信しすぎたかも。

そんな訳で13時過ぎに無事ゴールでした。センサーでゴールした人のNoが分かるようで、ゴールの瞬間に名前を呼んでもらえます。Aコースで一番速かった人は12時台にゴールだったようで、ああ、ミスコースしなきゃ俺も12時台ゴールだったのに…というモヤモヤ感でイマイチすっきりせず。

とはいえ、予定では15時ぐらいにゴールして、16時のシャトルバスで両津に戻って17時半のジェットフォイル、20時過ぎの新幹線という計画だったのでそれまで何をしようか?って感じ。こんなに早くゴールしちゃってバカじゃん?って自己嫌悪。まぁ、会場近くのコダマ薬局で冷たい物を買って着替えてちょっとモチベーション回復。ゴール地点をちょっと見て回って、1時間早いシャトルバスで両津に戻ります。

ジェットフォイルは1時間早い便に振り替え可能でした。これは非常にありがたい!勝手知ったる新潟駅周辺なら時間つぶすのに困ることはないし、お風呂でも入ってノンビリしたいです(新幹線のチケットは割引のやつだったので時間変更不可)。

新潟の佐渡汽船乗り場で自転車を組み立てる。タクシーの運ちゃんに自転車のことを色々と聞かれる。絶対に聞かれるのは自転車の値段ですね(笑)

GWに新潟に帰ったときにも寄った万代島のところで一枚記念撮影する。

万代シティに移動。夕方の新潟市街を自転車で走るのは最高に気持ちいいかも。自動車より自由だし、移動も早いし、何よりもこの時期の夕方の風が気持ちよいのです。

弟に電話して聞いた女池ICのところにあるスーパー銭湯に寄る。タオル無しなら650円で利用出来るんで、新潟駅から輪行するときには定番にしても良いかもネ。

新潟駅の南口のところで再び自転車を袋に詰める。このGWから何度も輪行しているので、自分でも随分手際が良くなったなぁ。

20時19分発の新幹線なので、少々時間に余裕がありますんでフレンドでイタリアンを買います。これが晩ご飯(笑)

二階建ての「Maxとき」はデッキが狭くて輪行袋を置く場所が少ないです。という訳で避けられるときは普通の新幹線を選んだ方がよさそう。これで無事その日のうちに我孫子まで帰ってこれました。

少々お金は掛かりますが、沿道の応援と素晴らしい景色を味わうために来年も行きたいかな? 終わったときには「自分にはブルベの方が向いている」と思ったんですけど、お仲間とワイワイ走るにはよさそうです。210kmぐらいを走るのがチャレンジングなレベルの人ぐらいの参加が一番楽しいと思いますネ。

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