BRM416 埼玉400km 九十九里 無事完走

BRM416埼玉400kmを無事完走してきました。結果から言うと、土曜日の8時スタートで深夜2時前にゴールなんで18時間弱で走りきりました。

朝は写真だと曇ってますね。写真がないんですが、これが昼間になると晴れてきてグングン気温があがって今年初の日焼け。既に顔の皮は一度脱皮しましたし、腕の皮は脱皮中でございます。サイコンの温度記録を見てみると、最低気温がゴール直前の深夜で6℃、最高気温が昼間に海沿いに南下していた時の31℃でした。デジカメ持って行ったんですが、止まるとペース落ちるんで写真撮ったのはチェックポイントでFacebookに投稿するために携帯で撮影したぐらいでした。

今回の装備はこんな感じ。2回目のブルベ参加なので必要な装備は前回でだいたい分かりました。持って行った装備で使わなかったのは着替えのTシャツぐらいかな(パンク修理系も出番無し)。1月に導入したGARMINのEDGE800にルートラボで作ったルートをインポートしておいたので、それだけを参考に走りきれるぐらい今回のルートは簡単でした。

多くの参加者がコマ図をハンドル回りに工夫して取り付けていますが、自分の場合はコマ図を小さな手帳に貼り付けて、普段はポケットに入れておいて見るときだけ取り出してます。今回のブルベではスタート2日前にコース訂正があって、データの登録し直しが大変でしたが、こういうこともあるので直前まで主催者のサイトは見ておくべきですね。

取り付けてあるバッグは3つで、トップチューブバッグはサイクルベースあさひの新製品。以前の物より幅が狭くなっていてダンシングの時に膝に当たらないのが良い感じです。サドル下にはパンク修理道具と携帯ツールがかろうじて入る程度の小型のサドルバッグを常時取り付けてます。ブルベの場合、他にも必要な装備があったりしますので、シートポストに取り付けるタイプのバッグ(リクセンカウル マグナム 6L)を取り付けてます。

リクセンカウルのマグナムはブルベで使用者多いですねー。輪行時に取り外して手で持ちやすいんで自分もお気に入りですが、マウントの強度がちょっと心配です。ブルベ中に破断するとどうにもならなくなるので、600kmのブルベの時には予備のマウントと取り付けに必要な普通サイズのアーレンキーが要るかも。

それから今回はリアのライトを2つにしてみました。このくらいじゃないと、遙か後ろの車から見つけて貰えないような気がします。もっとも、取り付けが甘くて利根川沿いの追い風ゾーンで40km/h越えの巡航時に路面の荒れでマウントがゆるんで2回ほど取り付けしなおす必要がありました。ブルベだともれなく懸念が現実のものとなるので、この辺は経験して備えていくしかないのでしょうね。

フロントのライトは汎用のLEDライトを2本付けで、暗い場所はLASERの200ルーメンのライト(電池持ち悪いけど凄く明るい)、市街地など街灯があって明るい場所ではGentosの汎用LEDライト(100ルーメンぐらい)を使ってました。Gentosのライトはすぐ明るさが落ちてしまうので、600km走るときには予備電池を沢山持参するとともに、ライトを2本とも明るいものにしたいですね。

スタート前の受付の様子です。

7時に到着してればOKだったので、自宅から自走はせずに輪行でスタート地点の川口まで向かいました。スタートが7時までならば、輪行で自宅から十分間に合いますね。前回は朝6時出発のコースを申し込んでしまって、自走しないと時間までにたどり着けなかった事を考えるとやっぱり楽ですな。

自分は自転車初めて1年未満&通販で自転車を買って、自分で整備しているのでブルベを走るような自転車友達はいません。なので、ブルベのスタートで自転車好きがこれだけ集っているのを見ると、それだけで嬉しくなりますね。他の参加者のBlogなど見てみると「今回は女性の参加者多かった」というレポートを見かけましたが、確かにそうなのかも。いやぁ、みんな速そうです。

さて、車検を受けて8時ちょっと前にスタートとなりました。越谷市街→野田の利根川CRまでは市街地が続くんで、上の写真みたいに自転車が信号で連なってしまします。こうなってしまうと自動車が追い抜くのも大変になるので、出来るだけバラけるように配慮しないと行けないようです。私の場合、集団で走るのに慣れていないんで、マイペースで走るようにしてました。折り返し当たりからは同じようなペースで走るお二人が居られましたので、声掛けて一緒に走れば良かったかな?(結局、ゴールまでなんとなく緒に走った感じでした)

さて、写真があるのはここまでです。あとはひたすらこぎ続けました。

80km地点のコンビニでは携帯が緊急地震速報を受信してビックリしました。ここでアームウォーマーやニーウォーマーは外して、半袖短パン状態になります。良い天気で気持ちいいですねぇ。130km地点のPC2までは利根川沿いで追い風だったので、スピードが出る出る。ちょうど前にAudax埼玉のジャージの方とサイクルベースあさひのジャージの方が居られましたので、後ろに付かせて貰いまして40km/h以上でしばらく巡航させてもらいました。

さて、私の場合にはまだブルベ参加は2回目ですから、400kmを走るというのがどのくらいの時間がかかるのかピンと来なかったんですヨ。んで、当初のもくろみでは頑張って23時までにゴール出来たら終電で輪行して帰れるなーと思ってましたが、これがもう全然甘い。130km地点までに掛かった時間を考えるとそんなのは無理だ!とハッキリ分かりました(23時ゴールなんて一番速い人でも無理っぽい)。

PC2のコンビニを出た当たりでEDGE800のGPSの記録がいきなりおかしくなります。なんか地図上で日本じゃない場所に居ることになってます。GPSの記録を後で見てみたら、PC2出発してしばらくしたら南極に一瞬移動したことになってました。これが原因でPC2まで平均速度30km/hとか出ていたのが、いきなり平均速度3500km/hとかになります。マッハ2越えてますよ!

しかたないのでここでGPSはリセット。走行距離はここで分からなくなりますが、コマ図で適当なポイントからラップ距離を算出して対応しました。うーん、新しい製品は不具合多いなー。だけどファーム当てると日本語出なくなるしナーということで、だましだまし使っていくことになりそう。やっぱりGPSだけに頼るのは危険で、バックアップとしてコマ図とキューシートは必須ですね。

PC2から先は九十九里の海岸線に沿って南下ですが、やや向かい風になって折り返し70kmまでを淡々と走ります。この辺だとみんな速い&休憩しないので、全然前にも追いつかないし、後ろからも追いついてきません。そんな中でも淡々と足回していたら、180km地点ぐらいでハンガーノック&水分不足で足が廻らなくなります。急遽自販機ピットインでオニギリとコーラ補給して復活しましたが、あと20kmで折り返し休憩だ!と無理しすぎましたね。

PC3折り返しが近づいてきても先頭はまだ折り返してきません。おおー、これなら誰ともすれ違わずに折り返し出来るかも?と色気だしたら、折り返しまで残り2kmのJA長生の入り口のところでトップの人とご挨拶。速すぎるーと感動しつつ、結局すれ違いしたのはこの人だけでPC3に16時に到着しました。まだ10人居るか居ないかぐらいの感じだったかな?。

折り返しの直前までは「2Lのアクエリと冷たいうどんとアイス」と念仏のように唱え続けてペダルを回していたので、PC3のセブンイレブンで春の冷やしうどんフェアで冷たいうどんが50円引きだったのは嬉しかったな。2Lのアクエリもボトルと携帯水筒に詰めて、残りを飲み干して水分補給も完了です。いやぁ、うどんは良いです、力出ますね。

しかしここまで8時間掛かってます。残りも8時間かかるとして(実際は夜なんで同じペースで走るのは無理ですが)、ゴール出来るは24時だから電車はもう動いていません。となると、輪行で帰るのは無理で自宅まで約30kmを自走ということになりそうです。まぁ、終電に間に合わせるのは無理だなぁ、というのはもっと手前から分かっていたんですが・・・ということでPC3ではガッツリと45分休憩しました。いっそのこともっとゆっくり走って始発で帰ろうと思うぐらいで、ここから先は休憩時間がどんどん長くなります(笑)

たっぷり休憩したおかげで、随分多くの人が先に行ったようです。ゆっくりとスタートして、折り返しに向かってやってくるブルベ参加者とすれ違いで挨拶します。これが完全折り返しの楽しみの一つですな。挨拶はなんか元気が出ますね。

さて、復路が始まってしばらくして、行きもこの区間は向かい風だったから追い風だろう、と思っていたのに思いっきり向かい風なってしまいました。往路の人が快調に飛ばしていくのを傍目に見て、ううー、俺が走った時間帯は往路は向かい風だったんだよー(泣)。後ろに居られた男女の2人組の方も向かい風で辛そうです。私は合わないサドル(アリオネ)が200kmを越えるとお尻の痛みが出てくるので、ダンシングで漕ぐ回数が増えてきました。こうなるとペースが嫌でも上がって足パンパンで翌日の筋肉痛がひどくなるんだよね。

俺、このブルベ終わったらサドル交換するんだ…と堅く誓いました(すでにWiggleに発注済み)。

270km地点のPC4に到着した頃にはすっかり夜です。ここから川沿いの暗い道をずーっと一人でこぎ続けることになります。気温も下がってきたのでウォーマーを取り付けて、ライトも万全で利根川を上流に向かっていきます。ここから最後のチェックポイントであるPC5までは80kmもあるので、途中で休みをいれる予定で一人でペダルを回し続けます。このままのペースだと深夜2時ぐらいにゴールかなぁ、と。正直、ゴールしてから自宅まで30kmの自走が辛いので、ファミレスで時間つぶそうか?とかマックで朝待つか?とか、途中まで走って朝を待つか?とか考えるのはそんなことばかり。

残り80kmを切ると余裕も出てきて、残っている足でグイグイ進みます。ただ、辛いのは取手とか谷和原、野田あたりを通った時ですね。ここでリタイアすれば自宅まですぐなんだもん(特に取手だと2駅で自宅ですからね)。その誘惑を断ち切って、最後のチェックポイントであるセブンイレブンのある茨城源谷和原市に到着したら、珍しくブルベ組が誰もいません。

ここでゆっくり休憩していたら、折り返しのころから同じようなペースで走っておられる男女2人組の方がやってきました。ちょっとお話を聞いてみたら、女性の方はたぶん女性でおそらく一番速いペースでここまできてるようです。男性の方は幕張まで自走らしく、いやぁ、すごい体力です。

ここから先はお二人とだいたい同じようなペースで淡々と進みます。野田-越谷となじみのある土地なので安心ですねぇ。そして、深夜1時52分、所要時間17時間52分で無事ゴールしました。3人一緒にゴールで、我々の前に10人ほど既にゴールしていたようです。折り返しで長々と休憩したときに抜かれた人達には追いつかなかったなぁ。まぁ、それでもゴールの手続きやら、一緒に走った人と雑談などしている30分ほど誰もゴールしてこなかったですね。

2月の300kmはパンクがありましたが、今回はチェーン外れとリアライトの取り付け直しがあったぐらいで殆どノントラブルだったこともあり、思ったより早くゴール出来たようです。ただ、トップは15時間ちょっとという驚異的なタイムだったようで、恐るべきという感じですねぇ。まぁ、ブルベは速さを競うものではありませんので、今回も楽しかったんでそれが一番ですね。

ゴール後のモツ入り豚汁を美味しく頂いて、30分ぐらい休憩して意を決して自走で帰路につくことに。途中まではブルベのコースと同じだったので、ゴールに向かってくる参加者に「おつかれさまですー」と挨拶して帰ります。ヘロヘロになって自宅に着いたのは朝4時。風呂で日焼けが痛みに耐えつつ泥のようにネタのでありました。

本当は今週末に600kmのブルベが待っていたんですが、コースに震災の被災地が入っているため5/7に変更になり、コースも日本海方面に変更になりました。可能であれば出たいのですが、スタート地点が川口から入間に変更になる上に、5/7はちょっと予定が入っているためDNSとなりそうです。出場しやすそうなブルベは7月まで無いので、次の自転車イベントは5月の佐渡ロングライドになります。


 

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