11月の休日出勤の振休として金曜日にお休みを取ってサイクルモードに行ってきました。Kankuso氏もお休みという事なので、一緒に回ってきました。やっぱり自転車に詳しい人とあーでもないこーでもないと言いながら回るのが楽しいですね。一人だとどうしても「ふーん」と見て回るだけで、あっという間に帰る感じになるのですよ。
大手メーカーではGIANTやTREKなどが出てませんでしたが、コルナゴ、リドレー、ピナレロあたりは大ブースを構えてました。
リドレーのビルトインブレーキ。構造はVブレーキっぽい? 空力&軽量化として有効なのかしら。
ホイールはこんな感じでハブの回る感じを試せるように展示しているところが多かったです。
コルナゴの鉄フレーム。パイプに独自の潰しを入れて強度を上げている、というのは「のりりん」の5巻の蘊蓄に語られてましたな。よく見たらカーボンフレームでも同様の断面になっている感じでした。
縦にするのが面倒なので横のまま。ピナレロブースはツール制覇したTeam SKYが全面的にPushされてました。バイク自体にはあまり興味ないので、さらっと眺めて終了。
こーぢ倶楽部は東京サンエスのブースでデモをずーっとやってましたが、凄い肉体でしたよ。三本ローラーに乗りながらハーモニカ拭いたり、ラッパ吹いたりと、相変わらず器用だ。東京サンエスでは総合カタログを入手。眺めているだけで楽しいカタログだ。
Panasonicにあった豊岡選手のシクロクロス。いやぁ、可愛いですが実際に使われていたものの凄みがありますナ。
Panasonicの自転車の伝統的カラーリング。
なんでこんなカラーリングになっちゃったの?という2013年モデルのサーベロ S5。東商会の人と「Cervelo増えてますよね?、売れてますか?」と聞いたら「うーん、皆さん海外から直接入れているんじゃないですか?」ってオイ(俺もそうだが…)。東商会がもう少し内外格差を縮める努力をして欲しいなぁ。Feltとかリドレーはあんまり内外格差ないのになぁ。
ジロ勝利記念のR5Ca。もの凄く軽そう。東の人の話だとR5が出たおかげで、今のR3はCerveloとしてはコンフォート寄りになっているんだそうな。カンチェラーラが在籍してたころのCSCに供給していたR3は、軽いのにもの凄くガチガチで剛性過剰なモデルだったそうです。
2013年モデルのR3。白とか黒のソリッドな色がこれまで多かったのでシルバーってのは見た感じ違和感あるなぁ。なんかフォーク周りのデザインが変わっているっていうか、3TのFUNDAフォークじゃなくなっているような。BB周りのボリュームアップは更に凄い事になってますね。
深海魚っぽいとか言われつつ格好いいなーと思うP5。使い道ないから買うことはないと思いますが、こういう奇抜な感じが良いです。
昨年、フースホフトが乗っていたS5のアルカンシェルカラーのS5。昨年のツールでデビューしたS5はいろいろな意味で衝撃的でしたな。フースホフトはBMCに移籍して今年は全く鳴かず飛ばずでございましたが、昨年のツールにてS5で山岳ステージを勝ったのはもの凄く印象に残ってます。
さて、自分的には今回のメインとも言えるマキノブース。最近はパナチタンではなくクロモリのネオコットに入れ込んでいるKankuso氏も興味津々で来場したとのこと。今回はカーボンフレームのバイクを全面に押し出してました。
一番手前が競輪の武田豊樹選手(ATOK偉い!一発変換)のピスト。真ん中のクロモリもラグの加工が凄い事になってました。色々と話を聞かせて貰いましたが、マキノではラグあり、ラグレスは見た目の好みの問題で性能には関係ないという事のようです。ラグレスにしても、その分ロウを盛るから軽量化には繋がらないとのことらしい。
あとてカーボンフォークを使うためにヘッドをオーバーサイズにするのは、対応する材料(?)が限られてしまうのでオススメしないとのこと。クロモリフォークなら細くても十分に剛性は確保出来るということのようだ。まぁ、自分はカーボンフォークの部分だけ色が違うのが嫌いなのでオーダーするとしたらクロモリフォークにするつもりだから問題ないかな。
マキノの試乗車。Kankuso氏が乗車しましたが、普段乗っているアンカーのクロモリと比較すると、剛性は高いという印象だったそうな。ばんざい氏とも色々と話をしましたが、氏曰く「アンカーのネオコットはかなり柔らかいのであれでクロモリを語るのは少し残念」という事らしい。この試乗車、このあとしばらくして落車があったそうでトップチューブにへこみがはいったそうな。
2月のコミティアでばんざい氏と雑談させて頂いて色々と参考になりましたが、今回もためになるお話を色々と聞けました。9000系デュラと電動アルテとどっちがいいか?など、今が旬の話題も聞けて楽しゅうございました。やっぱりオーダーするならマキノが良いなぁ、という訳で冬のボーナスが沢山出る事を祈りつつ、どんな仕様にするか考えておこう。
やっぱりボーナス時期は注文増えます?って冗談で聞いたら、ウチのお客さんは95%は競輪選手なんで、ボーナス時期とか関係ないですねー、とのこと(笑)
さて、今回のお目当てのもう一つがシクロツーリスト編集部の出店。ここで前述のばんざい氏が編集長のために作ったブルベ用自転車をじっくり見るために来たのです。とりあえず最新刊を購入してマキノの缶バッチをゲット。
マキノで作成された編集長のブルベ号。コロンバスの異形大口径チューブが個人的にツボ。ばんざい氏に伺ったら「異形大口径チューブにするとラグレスになっちゃうから、とりあえず10万円Upなんですよ」とのこと。うーん、でも格好いいなぁ。
ライトがフォークとクイックのところに固定されているのでハンドル周りがスッキリしている。他人のキューシートをマジマジと見るのはあまり無い機会ですが、やっぱりこのくらいの大きさの文字にしないと、走行中にサッと読めないですねぇ。
編集長にも色々とお話させて頂きましたが、電動がイマイチ苦手なばんざい氏と比較して、やっぱり電動は楽ですよーとの事。増設されたばかりのサテライトスイッチもあり、上ハン握ったまま変速出来るのはいいです。
ダウンチューブ下にボトルゲージを増設するのはブルベ専用フレームとしては非常に重要。Di2専用フレームということでワイヤーではなくケーブル受けが付いてました。他にもフォークにライトのマウントなど、ブルベ向けの加工が一杯ありました。
Kankuso氏と一緒に編集長に色々お話出来ましたが「ブルベ出て居られるなら是非今後記事を」なんて冗談交じりに言われましたが、俺が書ける記事といったら「デブでも走れるブルベ」ぐらいだな(笑)。Kankuso氏のレポートの方がきっと興味深いかも。
ブルベでお見かけした時にはよろしくお願いします、とご挨拶して、来年のランドヌールVol.2を楽しみにしております。
さて、サイクリストの聖地、しまなみ海道のPRブース。パンフ配っているミス尾道に「今年の夏行ってきました!、最高でした!」というと嬉しそうにしておりました。
ケルビムはハンドメイドコーナーでも目立っておりました。今野さんはひっきりなしに来るお客さんと色々と話してましたねぇ。
Keepleftブースにあった弱虫ペダルの渡辺航氏のイラスト。金曜日はトークショウがないのが残念ですなぁ。とりあえずチャリティーのサコッシュは買ってきた。
あら、意外と良いかも?と思ったSQ Labのサドル。海外通販だと比較的安い。レール後部のところにエラストマーのゲルを挟むことでサドルの左右のしなりを調整出来るっぽい。個人的には試してみたい。
ガーミン純正のサイコンマウントも展示されてましたが、自分が買ったK-Edgeのマウントの方が格好いいので一安心。こういう小物はサイクルモードとかでないと実物が見れないので貴重です。
実際、自転車以外のパーツ類を見て回るのが結構楽しくて、Gentosブランドの自転車用ライトが結構良さそう。ヨドバシで買えると伺ったので、土曜日に通販で手配しようとしたらWeb上の在庫があれよあれよと減っていくので慌ててオーダー。先ほど届いたので今度レビューします。
SIDIのブースでは新製品のワイヤーモデルを試させて頂きました。今はエルゴ2を使っているのですが、ワイヤーモデルの方が締め付けが緩やかなのに足に馴染む。これは良い物ですが、高いので中々買い換えできないよねぇ。
一番左の白いのがSPEEDPLAY専用のワイヤーモデル。色が白しかないのが残念ですが、汎用モデルよりソールが薄くて100gも軽いらしい。やっぱり選ぶならこれかな。
クリンチャーとチューブレスが使えるアルミリムとしてはかなり軽いNO TUBESのALPHA400が展示されてました。確かに軽いんですが、リム1本が1万円を越えるのが悩ましい。
こんな感じで色々なブースを見て回って、あっという間の5時間でした。やはり平日は空いていて、いろいろなところでゆっくり話が出来たのが良かったです。来年も来るとしたら平日が良いですし、出来れば自転車マニアな人と一緒に来た方が楽しいですね。
おまけ。昨年のツール仕様のジャージを来たデビッド・ミラー。今年のツールでもガーミンにかろうじて1勝をもたらしたベテランのイケメンですな。ドーピングやらランスの告発がらみで色々とありましたが、個人的には好きな選手です。