フリーボディのトラブルに対して暫定対応

何か最近は機材トラブルの話ばっかり書いてますが、これを解決するのも一つの楽しみです(笑)。

※3/27 追記 この暫定対応は効果無しでした。現在の対策はこちら

今日はフリーボディーにスプロケットのツメが食い込むというトラブルの解決についてのお話。この状態だとツメに食い込んで取り付け位置がずれたギアの変速時に、ここだけスムーズにシフトダウンしません。実走してチェーンに駆動力がかかっている状態だと5段目のシフトダウン時にチェーンがなかなか移動せず、ガラガラガラと異音がしばらくしてからやっと変速が終わるという状態です。

ワイヤーだとそのときのSTI操作でのレバーの引き方が不足でダウン変速がうまく行かない事もありますが、電動アルテだと変速作業は機械任せなので必ず再現します。仕方がないので、もう一段シフトダウンして変速してからアップして戻して使っていました。

もう一回バラして状態を確認すると、5段目はこんなに食い込んでしまっていてギアの位置がずれてます。このズレが原因で、チェーンにテンションが掛かっていると変速不良が出る原因なのでしょうね。

そんな訳で一旦デュラのスプロケットは全部外しましょう。フリーボディ単体は日本国内では4000円強で購入出来るので、交換するのが手っ取り早いのでしょう。しかし、このハブで組み直して半年しか経ってないので消耗品と考えるにはあまりに高いので、もっと安くフリーボディが手に入らないか?とか他の選択肢はないか?と考えちゃいますね。

しかし、調べている間、このホイールが使えないのは辛いので暫定的な解決策として

ティアグラグレードのカセットを買ってみました。2000円台で買えますし、12-28とデブでも安心なワイドギアです。

105グレード以上のカセットは今回問題が出た5段目以降が軽量化のために、ギア一枚+スペーサーを重ねていく構造になっています。上の写真の右側に移っているのは外したのはデュラエースのカセットですが、材質は違いますが105、アルテグラグレードも構造自体は一緒です。

これに比較するとティアグラのギアは7枚ものギアが一体化されており、この一体化されている方のギアはフリーボディに食い込まないハズです。しかし、308gと非常に重いのがネックですが、お値段も十分安いから割り切って使いましょう。これまでついていたデュラのCS-7900は170gぐらいと軽量ですが、お値段は5倍ぐらい違いますからね。

このカセットを付けると、ホイールは持った感じで「あ、重いな」と分かる変化でしたが、自分の体重の方がもっと圧倒的に重いので差には目をつぶりましょう。

早速、電動アルテグラで組んであるS5で80kmほど走ってきましたが、グレードの差による変速性能の低下はとりあえず許容範囲。これまでシフトダウン時に変速が引っかかっていたあたりがスムーズに変わるようになりました。電動コンポだとこういうトラブルは確実に再現出来るので、ベンチマークとしても優秀だわ(笑)

フリーカセットの交換はいずれすることになりますが、28Tのギアがあるカセットも欲しかったので、しばらくはこれでしのぐ予定です。