最後のガラケーと噂されるP-01Hとスマホの二台持ちでMNVO白ロム運用のデメリットをカバーする

2015年の3月にいわゆる携帯キャリアの契約を全部止めてMVNO回線に一本化しました。その時に書いた記事がこれなんですが、それから1年以上経過しましたが、やっぱりデメリットもありました。

そんな訳で上の画像にもある通り、キャリアのガラケーとの二台持ちにしました。このデメリットですが、よく考えれば分かる話にも関わらず自分の身に降りかかってこないと実感できないです。

白ロムは壊れたらキャリア契約なしでは修理できない

白ロムをMVNOで運用するのであれば、ドコモ系のMVNO業者を選ぶのが一般的ですよね。SIMフリーの端末を買うという手もありますが、おサイフケータイ機能がどうしても欲しい自分の場合には、やっぱりドコモのスマホを白ロム業者で買ってきて運用するわけです。

Xperia Z3 Compactは一度、おサイフケータイ機能が動作しなくなりました。この時、ドコモショップに持ち込むものの「保証期間が残っているといっても、それはドコモの顧客でなければ保証されない」ということで修理代金を聞くと、白ロムで未使用品が買えてしまう修理代(約4万円)がかかるとのこと。

ガラケーでもいいからドコモとの契約があれば、メーカー保証で直せるので新しく回線を引いても結局は安くあがりますよ、という話も伺いました。なるほど、何かしら契約があれば修理は出来たようです。

その後、現在まで使っているXperia Z4もイマイチ不調でして、これも壊れちゃったらどうしよう…という不安を抱えてました。

ちなみにiPhoneは白ロムでもAppleストアに持ち込めば修理してくれるそうです。テザリングもデフォルトで可能ですし、キャリアのAndroid端末より白ロム運用向きですね。

MVNOの音声プランは通話料金が高い

ドコモ系のMVNOは大体どの業者でも通話は30秒20円(税込21.6円)でして、これはドコモの音声通話プランでいうと一番高いプランと同じ金額です。

なのでMVNOのユーザーはIP電話を併用している人もいるでしょう。IP電話だと固定電話は3分8円、携帯へも1分16円と大変安くなりますが、相手に通知される電話番号が050から始まる番号になっちゃうのです。私用ならともかく仕事でも使うとなると、ちょっと心配です。

自分は携帯料金がガッツリ掛かるほど仕事の電話をする事はないんで、私用の回線で済ませていました。最近、仕事で電話をする機会が増えてきて、月に1000円~2000円ぐらいの通話料金がかかるのが地味にしんどくなってきます。

今、改めてガラケーとの二台持ちが安くて便利

実はドコモの契約の約4割が未だにガラケーと言われるフューチャーフォンなんだそうです。ガラケーとスマホの二台持ちのメリットは以下のページで知りました。

ガラケーのMNPはdocomoの2円とSoftBank 501SHのガラケーのりかえ割159円が狙い目 | すまコジ

結果からいうと通話無料分1000円が付いたガラケーが2年間、ユニバーサル料金だけで持てちゃうという事です。更に6月に入って新規かMNPで一括ならば、端末は0円で買える場合があるという情報も耳にしました。

という訳でガラケーとスマホの二台持ちにすることを決意。1年以上愛用したOCNモバイルOneの音声SIMからMNP転出を申し込むと、2営業日でMNP予約番号が発行されました。

狙いは2015年12月に発売された最新のガラケーであるPanasonicのP-01Hです。防水、おサイフケータイ、Bluetoothに対応しつつ電池も1000mAと大きな容量ですし、液晶も高精細な最新スペックのガラケーです。地味に歩数計とかがあるのが嬉しい。

色々と回ってベストな条件でP-01Hをゲット!

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まずは一括でP-01Hを売っているお店を探さなければなりません。普通にドコモショップに行くと一括では3万円ぐらいの端末ですから、一括0円っていうのを堂々と謳っているお店は少ないです。

まずはTwitter検索で漁ってみると、都内近郊のドコモショップでいくつか見つかりますが、よく条件を見ると実質0円とか、カケホーダイプランのみとか、月々サポートなしという付帯条件が付いているお店が殆どです。これらは除外ですね。

6月末でこの条件が出るのは終わりという噂もあり、6月最終週の週末だとガラケーのセールをやっているお店は僅か。電話して条件を聞いたりしたり、足を運んだりとウロウロしていたら、やっと条件に合うドコモショップが見つかりました。

早速、希望のP-01Hのホワイトの取り置きを電話でお願いして、MNP一括で端末0円、契約はFOMAプラン タイプSSバリュー(2年縛り)、その他のオプションや縛り無し、という好条件でP-01が入手出来たのでした。

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最後にガラケーを使っていたのは震災の年である2011年です。思えば震災で品川から我孫子までの歩いて帰ったのですが、その時もauのガラケーとSoftbankのiPhone3GSの二台持ちだったなぁ。ガラケーの電池の持ちっぷりが非常に頼もしく感じたのは、あのときが初めてでした。

期せずしてまたガラケーを持つ事になるとは思いませんでした。ちなみに購入後にFOMAの充電器がなく、ケーブルを探しに100円ショップを回ったのですが、既に多数の100円ショップでFOMAのアダプタやケーブルは置いてないとは思いませんでした。

スタンダートな折りたたみ式ですが、堅牢だし防水だし、電池はスマホとは比べものにならないぐらい持つ。久々のガラケーですが、小気味よくサクサクと動くのは久々に触ると快感ですな。

テンキーをポチポチと押すガラケー打ちを指が覚えていたりと懐かしさに浸ると共に、電話もしやすいし、おサイフケータイも使いやすしし、電話としてはこれで十分だよなぁ、と思いつつも、もう2015年12月に出たこの機種以降、新しいガラケーはドコモからは発売されていません。

これが最後のガラケーになる?という噂もありますが、何だかんだでまだ発売されそうな気もします。いずれにせよ大事に使いたいと思います。

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重さは121gです。現在のスマホと重さ的には同じぐらいありますが、ポケットへの収まりは良好です。スマホよりバイブレーションが強く動作するので、マナーモードにしてバッグに入れていても着信が分かります。

これまでスマホで使っていたモバイルSUICAのアカウントも、無事P-01Hに移し替え完了です。モバイルSUICAはキャリアのメールでなくGMailのアカウントでもユーザー登録出来るのがよいですね

自分は定期を持たずに、その日の気分でバスや電車に乗ったりしますし、会社の自販機が電子マネー対応だったりします。自分の場合、自転車で出かけるときにコンビニで小銭を出す手間から解放してくれたモバイルSUICAは手放せません。

モバイルSUICAを使うためにiモード契約しましたが、メールは使わないのでビューカードとかみたいなオートチャージ可能なカード契約に切り替えて、iモードを一時的に外すのもアリかなぁ。

ちなみに今回の乗り換えに掛かった費用ですが、MNP転出でOCNに3000円(税抜)、ドコモの事務手続きに3000円(税抜)の合計6,000円(税抜)が手数料として掛かりました。

二台持ちにしたメリットとは?

  1. 毎月掛かる料金が3000円から2000円に下がった。
  2. おサイフケータイ機能に縛られずにスマホが選べるようになった
  3. 故障時にドコモショップに頼れるようになった。

大きくは上の3つですが、そもそも二台持ちって面倒くさくない?っていう根本的な疑問もあると思います。

自分の場合には実はこれまでもほぼ普段は2台持ちしていたのです。それが整理出来た、というお話はまた後日…

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