今年で3回目となる新潟シティライドに出走して無事完走してきました。コースは昨年とほぼ同じ、エイドの運営もほぼ同じなので安心して走れますね。
昨年も直近ではあまり走っていない状態で参加したのですが、今年も2月以降では久しぶりの100km以上の走行です。
5時半にホテルのロビーに集合して、新発田のT氏、YUKI氏、モコさん、私の4人で受付&スタート地点である新潟市陸上競技場に向かいます。
もう完全に日が昇っていて、さわやかな朝の空気の中、受付に向かいます。朝の新潟市街は車も少なくて本当に気持ちよいです。
新潟シティライドの良いところ その1:参加費が安くて当日受付
新潟シティライドは当日受付のみです。6時から45分間の間に受付を済ませる必要があります。参加人数は応募多数ということで、今年は約700人がエントリーとのこと。予定では5~600人だったらしいので、過去最多です。
ぶっちゃけこういうイベントとしては、まだまだ小規模でアットホームなイベントです。参加費用も昨年から5000円になりましたが、それでも他のイベントと比べるとエイド食の豪華さを考えると、リーズナブルでしょう。
当日受付は地元のサイクリストにはありがたいでしょうね。参加記念品として、今年は布の巾着袋を頂きました。こういう実用的な景品はありがたい。
新潟シティライドの良いところ その2:手荷物預かりがある
受付を済ませたら手荷物を預けに行きましょう。着替えやら貰った景品などはリュックに入れて、ゼッケン番号を書いた荷札をつけて所定の場所に置いておけます。
スタート地点のすぐ近くで預かってくれるので、ゴール後もすぐに受け取れる事が出来ます。輪行遠征組にとっては、手荷物は必ず出るので嬉しいサービスです。
駅のコインロッカーとかに預けて会場入りすると、絶対に現地で「あ~、●●が必要なのに鞄預けちゃった!」という事が起きますので、スタート地点で預けられるのは非常に重要です。
ちなみにこの近くにトイレもあって、サクっと利用出来ます。新潟市の中心街がスタート地点だから、色々と便利ですよね。
スタート地点には国内の代理店がブースを出していまして、色々と魅力的な試乗車を置いてます。
出走者はなかなか試乗している時間が取れないのが残念なのですが、参加しなくてもスタート地点に遊びにくると色々と楽しめます。
写真はサーベロのディスクロードであるCシリーズ。SRAMのワイドレシオのスプロケにフロントシングルという最新のシクロクロス仕様になってました。ああ、乗ってみたかった!
ヨネックスのフレームも勢揃い。これらは新潟県の長岡市の工場で生産されていますから、新潟県内の自転車イベントでは必ず試乗できます。
2014年の越後長岡チャレンジサイクリングで試乗させてもらいましたが、良いバイクですよ、ホント(ちょっとお値段的に手が出ないけど)。
7時になったら篠田新潟市長のご挨拶、警察からの安全走行のお願いなどがあり、オープニングイベントの後、7時半ぐらいからスタートです。
オープニングイベント内で「一番遠くから参加している人に選手宣誓をお願いしてます」ということで、茅ヶ崎から参加する人が選手宣誓していました。
昨年は一般ドライバーからのクレームがあったそうなので、安全運転の配慮については強くお願いされました。まぁ、昨年も一昨年もズラーっと自転車が繋がっていたから、意識的に隊列を切るように走行をしていかないとダメですね。
ちなみにブルベなんかでもよくあるのですが、5人ぐらいトレインになっていたら、自分はその後ろにはつかずに車間を空けて隊列を分断するようにしてます。でないと、隊列が長くなりすぎて、車が一気に追い抜きが出来なくなります。
それから今回はコース内にラウンドアバウトの交差点が1カ所あるそうです。自転車で通るのは初めてなので、ちょっと楽しみですな。
そして7時半ぐらいに、ノンビリとスタートします。
スタートしたらすぐに海沿いの道を南下していきます。道幅もあって信号も少なくて非常に気持ちイイ。
ちょっと向かい風だったこともあって、走っている人も適度にバラけて、例年のように車が追い越しで苦労するという感じはなかったです。
先回りして我々がやってくるのを待ち受けていたモコさんが、撮影してくれました。
角田浜に入る手前にありました、ラウンドアバウト。といっても、車通りも殆ど無かったので、あまり緊張することもなくクリア。
信号がないので、空いている道ならば交差点はラウンドアバウトの方が無駄がないように思いますネ。
角田浜から先はコース一番の景観スポットである、越後七浦シーサイドライン。まぁ、定番ですが何度走っても気持ちいい。
シーサイドラインの終わりには唯一の登りが待ってます。坂の登場とともに晴れていた天気が一瞬どんよりと…
僅かな坂ですが、頂点には悪魔おじさんが応援に待ってました。毎年、何かしらのイベントで見かけているのですが、今年も無事クリア!
この120kmのロングコースで悪魔おじさんの出番のある坂はここしかありませんが(笑)
40kmほどで第一エイドである、岩室温泉の「いわむろや」に到着。時間は9時ちょっと過ぎなので、例年よりちょっと早めの到着でした。
早速、引き替え用の食券を渡してエイド食を頂きます。冷え冷えのドリンクもボトルに詰めさせてもらいます。
新潟シティライドの良いところ その3:充実のエイド食
新潟シティライドといえば、120kmのほぼフラットなコースというだけではなく、とにかくエイド食が豪華です。
第一エイドでは、おやつっぽい感じのものですが、小腹を満たすには十分なスイーツが提供されます。
例年おなじみの岩室温泉の温泉まんじゅう、そして豆腐プリンです。そして笹に包まれたおこわ、パリパリと美味しいあられなどが提供されます。
この豆腐プリンとおこわは非常に好きなんですよねぇ。まだ40kmぐらいしか走ってないので、カロリー収支はオーバーだな。
ちなみに今年はCervelo R3で参加。2014年がKestrel、2015年がCervelo S5で参加でしたので、毎年違う自転車で走ってるなぁ。来年はマキノ号で走るか(笑)
パワーメーターが付いているから乗っていて色々とデータが取れるとか、軽くて輪行が楽ということで現在のメインバイクになってます。
そういえばCervelo S5があまりにも乗ってなくて不憫なので、ZONDA+電動アルテ10速付きで手放そうと思ってますが、興味ある人いたらコメントください(マジ)
新潟シティライドの良いところ その4:レガーロさんのジェラートが食べられる
いわむろやの第一エイドの先にジェラートのレガーロさんがあります。営業時間前なので時間を潰して、開店待ちです。
大丈夫、ここで開店待ちしてジェラートを食べてからでも十分ゴールには間に合います。今年は少し早めの9時半に到着したので、流石にまだ開店準備中でした。
例年に比べると、寄り道してくる方が今年はチラホラといましたが、エイドで甘い物を食べたばかりということもあって、殆どの参加者はスルーしていきます(T-T)
とはいえ、今年は自分達がいるときには10人ぐらいがコースを外れてレガーロにジェラートを食べにやってきました。2年前にココでお会いしたMOSAIC.WAVのジャージを着た参加者の方とも再会です。
9時50分ぐらいにちょっと早めにお店が開店しました。魅惑のジェラート群に何を食べるか悩みます。糖質制限はどうした?という感じの甘い物の連続摂取(笑)
このレガーロさんに立ち寄るのも新潟シティライドの楽しみです。
ラムレーズンのジェラートとマンゴーシャーベットの2種類を頂きました。相変わらず自転車とジェラートの組み合わせは最高ですね。
食べたら、次のエイドがある小須戸に向けて出発でございます。
ここから先は内陸の水田地帯を抜けて行きます。この新潟シティライドは、周囲の市町村を合併して政令指定都市になった新潟市の外縁を走るコースになってます。
前半は海沿い、後半はずーっと平野を走るんですが、新潟市内には殆ど山と言えるようなところが無いので、超フラットなコースになるのです。
平坦なんであっと言う間に、お昼ご飯ポイントである「うらこすど」の総合体育館に到着です。ここは12時半が関門になるのですが、ジェラートを食べるのに30分以上ロスしましたが、それでも11時過ぎには到着したので余裕です。
距離的にはここまでで120kmの約半分ぐらいです。
丁度ピークの時間に当たったので、人が一杯です。ここではしっかりとお昼を食べられるので、休憩時間も自然と長くなります。
列に並んでエイド食を受け取ります。ここのエイドでは毎年カレーが出てくるのですが、給食のカレーっぽい懐かしい味が楽しみです。
ここでいきなり名前を呼ばれて声を掛けられたので、誰かと思ったら高校の同級生のT田君でした。一昨年の越後長岡チャレンジサイクリングでバッタリと再会して以来です。彼はCOGというキャノンデール乗りの自転車チームに所属しているようですね。
やっぱり地元だとこういう知り合いとの再会も嬉しゅうございますわ。
チキンカツが乗ったカレー、サラダ風の浅漬け、梨のシャーベット(この辺は梨の産地です)、バナナとボリューム満点でございます。
一昨年はこれに笹団子がついてきたので、食べきれない人が続出していたような。カレーの量も心なしか少なめになってまして、エイド食の分量としてはピッタリです。
昨年も出走していた昔懐かしの自転車。新品のようにピカピカなコンディションで、レーシーなハンドルのポジションになってます。
自転車はパーツの互換性が高いので、ちゃんと手を入れれば未だにキッチリ乗れるんですねぇ、スゴい。
お昼をタップリ食べたので、後はノンビリと走って腹ごなし。午後になったら天候も更に良くなって、キッチリ晴れて来ました。
新潟は雨が多い土地柄ですが、毎年梅雨入りする前のギリギリに開催しているので天候には恵まれていますね。そういえばこの日の関東地方は朝から雨で、梅雨入り宣言されていました。
新潟シティライドの良いところ その5:多くのボランティアスタッフが支えてくれてます
横越の総合体育館のエイドでは水分補給が出来ます。新潟シティライドでは、食事やおやつが出るエイドが3つ、水分だけが補給出来るエイドが2と120kmで5カ所のエイドあります。
どこでもタップリと水分は貰えますし、ボトルに水分補給も自由に出来ます。なので、途中でコンビニに立ち寄って水分補給をする必要などはありません。
次のエイドは福島潟にあります。ここまで来れば残りは30kmぐらいです。
おやつを頂いて、ゴールを目指します。ここでもスタッフの人が沢山居て、次々におやつを受け取る参加者を捌いてます。
参加者に対してボランティアのスタッフがとても多いのも新潟シティライドのいいところ。交差点の曲がるポイントには、全て人が居てコース案内してくれます。
ちゃんと回収車も居るので、もしリタイアしてもスタート地点まで戻ってこれます。バイクのスタッフや実走スタッフも沢山走ってます。という事で初心者にも優しいイベントです。
福島潟のおやつは恒例のクレープアイス(結構大きい)、濃厚な人参ジュース、豆天。このクレープアイスが毎年楽しみだったりします。豆天もサクサクで美味しい。
残りは30kmちょっとですが、時間的には余裕なので少しノンビリしていきましょう。ここから先は川沿いを走ってから、市街地を通って新潟市の中心街に戻ります。
正直、ここから先は単なる移動っていう感じで、コース的にはあまり面白くは無いです。一昨年だと新潟みなとトンネルを通るというイベントが残っていたのですが、コース変更でトンネルは通らなくなってしまったのが残念です。
ここからは残った力を解放して、飛ばしてゴールに戻りましょう…む、いきなり空が曇ってきて、雨でも落ちてきそうな天気になりましたよ。
15時過ぎに新潟の中心街に戻ってくる頃には、すっかりと曇ってきました。ゴールしたら女池のスーパー銭湯で汗を流してから新幹線で帰京しようかと思ったのですが、雨が降ってくると移動で濡れてしまいます。
とりあえずゴールしてから、ゴール後のことを考えることにして先を急ぎます。久しぶりの100km越えライドですが、お尻が少し痛くなった程度であまり疲れもなく楽しく走れました。
そして120kmを走りきって15時50分ぐらいにゴール。関門は17時なので、1時間ほど余裕を持ってのゴールです。早い人は13時ぐらいには帰ってくるみたいですが、ノンビリと走ったらこんなもんでしょう。
既にゴールして帰った人の方が多いぐらいの時間帯かな?。ブルベの時みたいにさっさと補給して、あまり休憩しないで走れば14時ぐらいにはゴール出来るでしょうが、それじゃつまらないですよね。
新発田のT氏も3年連続の無事完走です。お疲れ様でした!
ゴール後には屋台が沢山出ているので、参加者には300円の食券が配られるので、それを軽食が食べられるようになっています(不足分は勿論現金で払います)。
3つのエイドでのオヤツや食事、そしてゴール後の屋台での食べ物の食券300円がついて参加費5000円はホント良心的だと思います。
どんどん参加費が高騰しているサイクルイベントが多いですが、新潟シティライドの参加費は出来れば維持して欲しいなぁ。初心者にもベテランにも、それぞれの楽しみ方があるアットホームなイベントです。
ゴールでもう少しノンビリしたかったのですが、天気がどうにも心配で今にも雨が落ちてきそうです。雨にやられる前に新潟駅前に移動しましょう。今年はお風呂に入るのは見送りですね。
信濃川沿いのサイクリングロードを通って、新潟駅の方に向かいます。私とYUKI氏は新幹線、新発田のT氏も最寄り駅まで輪行して帰るとのこと。
新潟シティライドの良いところ その6:ゴール後に余裕で東京まで戻ってこれます
新潟駅に着いたらお土産を買うために、駅の連絡通路にある「ぽんしゅ館」の前まで自転車を運んで、そこで輪行袋に自転車を詰めます。お土産もサクっと買えるし、コンビニもあるし、屋根もあるし、電車の改札も近いという便利な場所です。
ちなみに新潟はこういうイベントが何かしら開催されています。新潟出身の漫画家とかアニメ関係者はとても多いのですが、オタクの層が厚いんですよね>新潟
輪行袋に詰めたら、新幹線の座席を取りに行きます。帰りは金券ショップで買った回数券を「みどりの窓口」に持っていって、座席を押さえます。
16時にゴールして駅前に移動して輪行袋に自転車を詰めて、お土産を買って17時44分の新幹線に乗って東京に戻ります。お土産は勿論、新潟の日本酒でございますヨ。
新幹線に乗れば約2時間で東京なので、20時前には都内まで戻ってこれます。ちなみに自分は東京駅から山手線で目黒まで出て、目黒の駅前で自転車を組み立てて自走して20時半には自宅に着いてました。
新幹線ならあっと言う間に東京まで戻ってこれる新潟はやっぱり便利です。来年もきっと参加するでしょう(前夜祭も楽しいし)
ちなみに新幹線の輪行袋入れとしてピッタリなのが、上越新幹線にある上記のスキー置き場。夏場は使う人が居ませんが、輪行袋がすっぽりと入ります。荷物置き場は二階建てのMaxのデッキにはありません。
という訳でラクに輪行したい人は、本数は少なくなりましたが一階建ての「とき」を選ぶのがポイントです。
前夜祭も含めて今年も満喫した新潟シティライド。年々エントリー峠が高くなって、今年もエントリーから1時間もせずにスポーツエントリーは一杯になってましたが、このマッタリとした感じが続く限り、出走しつづけたいと思います。
ご一緒した皆様、前夜際で一緒に飲んだ皆様、ホントにありがとうございました。夏場までにもう一回ぐらい新潟には帰りますね。