2014 BRM102近畿400 高松 後半~帰宅まで

前半のつづきである、第一展望台(277km)地点からゴール→帰宅までの記録でございます。

道の駅 日和佐には足湯があるということでしたが、もう大混雑で全く寄れそうもない。

そうなんです、すぐ近くの薬王寺の初詣客が沢山いて、ここだけ凄いクルマが渋滞しておりました。

気をつけてクルマの脇を通って、先に進みますよ。離れた駐車場にクルマを止めた人が歩道に一杯歩いてました。

この次のPC3は行きにも寄った徳島県庁近くのローソンです。そこまでにも標高100m前後の丘をいくつも超えていかないといけません。

幸い昼間になって眠気はぶっ飛んでましたが、念のため、眠気覚ましのガムを噛みながら進みます。

徳島の市街までは50kmほどありますので、途中のコンビニに寄ってトイレで軽量化を目論みましたが、またしても和式です。

シューカバーとビブタイツを装備している状態で和式は大変手間がかかるのは前半でも書いた通り。

しかたないのでまたもや時間だけが無駄になりましたが、PC3に急ぐことにしましょう。

331km地点のPC3のローソンに到着したら、直後にきんぢさん、ぜっとさん、がんちょさんの3人組がやってきました。

16時ぐらいに到着して、さっそくトイレに行こうとしたら、なんと大きい方が故障中で利用できないとのこと。昨晩は問題なかったのに、なんか呪われてますね。

さて、ゴールまで残りが70kmだから、約4時間かかるとして、20時ぐらいに24時間でゴールかな?って予想をします。

ただ、多くの参加者が既に利用した後だから、めぼしい食べ物が非常に少ないです。

せっかく徳島に来たから徳島ラーメンを食べたい!と前述の三人組が言っていたので、自分もご一緒することに。

まぁ、深夜1時のフェリーまで時間はあるし、せっかくだから名物食べていきたいよね~ということに気持ちを切り替えます。

国道11号線沿いに確かラーメン屋があったよな~というのはみんな覚えてました。自分は往路で気になったお店があったので、かすかな記憶でそこを提案する。

4人でラーメンを求めて先を急ぎます。

行きに気になっていた店を発見!。深夜でも結構お客さんが入っていたから気になってたんだよね。

4人で入ったときは席もピッタリ空いていましたが、15分もするといきなり行列が出てきました。

ずーっと悩まされていたトイレ問題もここで無事解決。お水もたくさん飲んで、顔も洗ってサッパリ。

牛肉ダシ&牛肉が美味しい徳島ラーメン 麺堅めは500円と非常にリーズナブル。

出汁の味が濃いのでサイドメニューにご飯が欲しくなります。久しぶりの徳島ラーメンを堪能ですよ。

サイドメニューで頼んだチャーシュ丼(380円)の玉子が大変美味しゅうございました。

野生の勘で利用してみましたが、なかなか美味しくてよかったです。そんな訳で17時半ぐらいにお店を後にします。

さて、エネルギーも補給しましたし、ここからはがんちょさんが鬼引きするということなので、列車の最後尾に付かせて頂きました。

本当に400kmブルベの終盤なの?というペースで、がんちょさんが残り70kmを引き倒しました(爆)。

徳島から高松に向かう途中は完全に平坦という訳じゃなくて、ちょっとしたコブのような丘をいくつか越えないといけません。

足の調子も回復していたので、自分は何とか遅れずについて行けた感じ。ラーメン屋に寄る前までは、ちょっと膝が痛くなったりしてたんだよね。

いやぁ、素晴らしい引きっぷりに驚くばかりで、がんちょさん特急(高松行き)の乗り心地は最高でございました。

そんな訳で最終PCであるPC4 ミニストップ高松元山町店に20:46に到着しました。400kmを24時間46分で無事完走です。

最後、がんちょさん、ぜっとさん、きんぢさんの3人には大変お世話になりました~。どうもありがとうございます。

ファミレス ジョイフルで最終受付です。到着直後に、ぶる(F)さんと田村編集長が退出するところでした。お二人は今晩は高松で一泊するとのことです。

自分も最初は「ゴールした時の流れで帰るか泊まるかを決めればいいや」とか思っていたのですが、そうすると絶対に一泊しそうな予感がしてたので、あえて翌朝の新幹線とジャンボフェリーを予約しておいたんだよね。

本音は一泊して、瓦町で一杯やって眠りたかった…ああ、やっと眠気を思い出しました。ここまで2日、殆ど寝れてないんだよな。

受付では何故か主催者がブルベカードを私に渡すところを撮影しましょう、っていう事になり、わざとらしくブルベカードを提出しました(笑)

初の遠征ブルベにも関わらず親切にして頂き、素晴らしいコースをありがとうございました~>オダックス近畿の方々

最後をご一緒した東京からの遠征組3人とテーブルを囲み、チキンごぼうサラダ(398円)を食します。ジョイフルはとにかく食べ物のが凄く安いですな。

どうも私以外の3名も全部宿泊とのことで飲みに行くそうですが、うーむ、飲みに行きたいが…ちょっと自転車を片付けないことには飲めないなぁ。

4名で高松駅の方に移動して、そこで来週のブルベで再会を約束して解散しました。ここからは単独行動です。

まずは高松駅で予約していた新幹線のチケットを券売機で受け取ります。当日は有楽町での火災事故で新幹線が運休しまくった影響で、4日早朝の新神戸からの指定席は非常に貴重みたいですね。

あとはコインロッカーに預けて置いたバックパックを回収します…24時間以上経過したので追加300円取られた…。

予定では、24時まで近くの銭湯でひとっ風呂と思っていたのですが、もう22時半です。1時に出航するジャンボフェリーの乗船手続き等を考えると、銭湯はあきらめましょう。

どうせ出港すれば、フェリーの中でもお風呂は入れるんだしね。という訳で23時ぐらいにジャンボフェリー乗り場に到着。

前に一度利用したことがあるので、自転車は屋内に止めさせて頂いて、このまま乗船します。

自転車そのまま乗船でも料金2300円で神戸まで行けて、一泊の宿にもなるんだから、最高だな>ジャンボフェリー

さて、トイレでサイクルジャージから移動用の普通のジャージに着替えて、顔を洗ってサッパリします。

待合室でまったりしていると、ブルベ参加したライダーが次々とやってくるではないですか!

最終的には主催者もやってきて、ブルベ参加者が10名以上乗船するという賑やかな船旅に…といっても、みんなすぐ寝るでしょうが(笑)

0:30ぐらいから乗船手続きが始まります。自転車に乗ってフェリーにそのまま乗船です。

自転車そのまま持ち込み組は積んだら、そのままカーペット敷きの区画を素早く場所を確保しにいけるので有利ですね。

自転車持ち込み組がかなりの数いましたので、輪留めに停車したら後は係員が係留してくれます。

他のブルベライダーと協力して、カーペット敷きの区画を1つ押さえました。1区画全部がブルベライダーという濃い区画でしたが、みんなもう眠くて眠くて…出港を待たずにバタンキューです。

自分も気がついたら夢の世界に旅立ってました。ああ、ちゃんと寝るのは48時間ぶりです。

出港して1時間半後の2時半ぐらいに目が覚めました。このタイミングでお風呂に入ってきます。私の他には1名だけという貸し切り状態。

サッパリしたらお腹が減ってきたので、フェリーの食堂できつねうどんを食べました。深夜に「いりこダシ」の味がしみるわ~。

お土産にくつわ堂の瓦せんべいもゲットして言うことありません。こんな深夜でも営業しているジャンボフェリーの売店、おそるべし。

1/3の深夜便という事もあって、フェリーは大変混雑しておりましたが、非常に快適で素晴らしい乗り物だな~と再認識しました。

さて、朝までぐっすりと寝て、5時前にフェリーが神戸に近づくと「ジャンボフェリーの歌」で起こされます。

主催者にお礼のご挨拶をしつつ、他のブルベ出走者にも「またブルベでお会いしましょう~」と声を掛け合って、夜明けの神戸港で解散です。

まだ暗い神戸港から神戸三宮の駅を通って、新神戸の駅に向かいます。新神戸からの新幹線始発は6:09に出る。

30分前に駅に着けば輪行袋に詰める時間を計算に入れてもお釣りが来るので、余裕の乗り継ぎだ。

フェリー乗り場から4kmほど走ってJR新神戸駅に到着であります。

ささっと自転車をバラして縛ります。先日の田村編集長の輪行講座を見てから、確実に輪行スキルがアップしているようで早く確実にパッキングできるようになりました。

あれは非常に良い内容だったので、また機会があったら企画したい。ついでに動画も撮影して公開したいぐらいですが、是非、生で見て欲しいと思いまする。

それから400kmを一気に走ったマキノ号、納車されたばかりの頃はちょっと振動がダイレクトに伝わってくるので体のダメージが大きく心配だったのです(その分、凄い進むけど)

今回400kmを走ってみましたが、結論から言うと今まで走った400kmよりも体は明らかに疲労していません。

おかげで完走後も高松市街を走り回って、その日のウチにフェリーで移動するような強行軍がこなせたのも、ひとえに自転車のおかげです(調子悪くてあまり急いで走ってないこともありますが)

そして走行中のメカトラブルはほぼゼロです。記憶しているような変速ミスも殆どありませんでした。確実にカチリカチリと動作してくれて、やっぱりプロの組み立ては凄いなぁ、と感心しました。

このマキノ号が手元に来て、あまりにキッチリと変速系がビシビシと決まるもんですから、電動は別に要らないよな…という気になってます(一応、電動も使ってますが)。

いやぁ、今年のブルベでの主力はこのマキノ号なわけですが、今後も色々と走るのが楽しみになってまいりました。

さて、朝6時前だというのに新神戸駅の新幹線乗り場は人が一杯。やっぱり昨日の運休の影響が非常に大きいのかな?

事故の詳細は全然分からないのですが、自由席が満席で乗れない可能性があるのでご了承ください、というアナウンスが出ていたぐらいなので、かなり深刻だったのでしょう。

新幹線のデッキに自転車を置いて、席についたらフェリー乗車前に購入して置いたビールを飲んで、再び夢の世界に…

あっという間に品川に9時前に到着して、乗り継いで9時半には自宅に到着です。

家に帰るまでがブルベですよ、というスローガンの通り、今回のBRMは完走後の移動も含めて、印象深いものとなりました。

鬼門の400kmを年始のこの時期に完走出来たっていうのが色々と大きいです。

さて、最後にお礼など…

  • 一緒に出走した方(特に東京方面から参加の方)、
  • ランドヌール誌に掲載された私の記事を読んで声がけして頂いた方、
  • このBlogの読者の読者の方、
  • Twitterで応援頂いた方、
  • 楽しい年始ブルベを企画して頂いたオダックス近畿の主催者の方

皆様が今年も楽しく自転車の乗れることを祈りつつ、BRM102のレポートを終わりにしようと思います。ありがとうございました。

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