2014 BRM102近畿400 高松 スタート~前半

受付の列に並んで20時に高松駅をスタートします。お見送りのえーじ紅さん、ありがとうございました~。

そういえば準備で作ったA5サイズのキューシートとコマ図はやっぱり大きすぎて邪魔でした。出走はいつも通りハガキサイズのキューシートを使います。

それから直前にGPSで試行錯誤した影響か、eTrex20がコースデータを認識しません。コースを開こうとすると30分以上経っても処理待ちが終わらないのです。

仕方がないのでeTrexのコース案内&最高最低点表示はあきらめて、edge800でコース表示をさせることにしました。

あちらこちらから「今日は暖かいな~」という声が出るぐらい。ダウンジャケットは置いていきますが、念のための雨具を防寒具も兼ねて持って行く事に。

スタートから高松市街を抜けるあたりまで田村編集長について行きます。ちょっと心配してた膝の変な筋肉痛は何とか大丈夫そう。

高松市街を抜けると、回りは一気にスピードアップ。いやぁ、1/2にブルベに出走するようなヘンタイさんはやっぱり凄いです。

暖かいから心拍もあがって、運動しやすいコンディションなのでしょう。調子に乗って飛ばして、編集長の後ろをついて行きます。

この区間、後でみると自分的には完全にオーバーペースで、平均心拍が全区間で一番高めになってました(笑)

edge800はやっぱり地図表示じゃなく、サイコン表示させておかないと心拍をチェックしてないとダメだな~と後で反省。

スタートから25km地点ぐらいにちょっとした丘があって、ここでもうあっさりと心拍的に限界を迎えました(笑)

ちぎれたのをキッカケに編集長についていくのは止めて、マイペースに落とすことにしたのですが、汗をガッツリかいた影響もあってしばらく汗冷えに苦しみます。

香川と徳島の境目あたりは真っ暗ですね。昔、徳島のホテルに泊まって讃岐うどん行脚した時があったのですが、クルマで山道を走ったなぁ。

途中で自販機がズラ~~っと並んでいるところがあって、壮観でした。

R11はバイパス的な道だったのでかなり飛ばせますが、本線維持のための車線変更がちょっとやっかいです。

往路は深夜なので交通量も少なく問題なかったのですが、復路は夕方のラッシュ時間に通過するときは気を遣いました。

徳島市街が見えてきたところで、左端に寄ってちょっと写真撮影をしていたら、後ろから来た方を驚かせてしまったようです。

交通マナー的には私の方がゴメンナサイですね、大変失礼しました。

えーじ紅さんから頂いたチョコバーを食べて先に進みます。

PC1のローソンまでは76km地点にありますので、スタートから途中は休憩はしません。なので補給だけはしっかりしておかないとね~。

徳島市街に入ってくると、徳島ラーメンのお店が目に入るようになります。なんかこの店は美味しそうな予感。

この先で、ぶる(F)さんと合流したので一緒にPC1を目指します。

PC1 徳島県庁近くのローソン(76km地点)に23時半ぐらいに到着。まだまだみんな元気元気。

ここまでは「いやぁ、暖かくて最高ですね~」というコメントが多かったような。速い人が多いので、コンビニのオニギリとかの棚は空っぽ。

ここでちょっとゆっくりして、先に着いていた田村編集長とぶる(F)さんと一緒にPC1をスタート。汗冷え回避のため、ここでジャケットを一枚羽織ります。

今度は30kmに満たない巡航ペースでございましたが、前半飛ばしたツケから足がまだ回復してません。

ちょっとした登りとかにくると、また汗が出てきてしまい、汗冷えで調子を崩すのもアレなので、登りに入ったところでお二人からちぎれて単独走に切り替え。

ちょうどがんちょさん、ぜっとさんと一緒になったところで、右側のLEDの里へようこそ!というような大変綺麗なLEDによるライトアップポイントが出現。

そうか、徳島といえば青色LED、白色LEDで有名な日亜化学工業がありますもんね~。

この後は単独走行で淡々と進みます。0時を回って気温も急に下がってきました。100km地点ぐらいになってくると、氷点下に近いぐらいの気温になります。

PC1までの暖かさと比較すると、ちょっと山の方を通るだけで気温がズドンと下がりますね。

ハブダイナモからのUSB出力の接続先はモバイルバッテリーにしてます。

バッテリーからedge800やスマホへの給電に着替えたり、ダイナモからバッテリーへの充電に切り替えたりの切り替えでたまに停車します。

星越峠を越えてから、こういう短めのトンネルが至るところにありました。

そしてトンネルがあるような山道は、標高200mに届かないぐらいにもかかわらず寒いです。

手袋の中にインナー手袋を重ねたり、口をフェイスカバーで覆ったりしてしのぎます。

つま先に巻き付けるように張ったカイロ+シューズカバー、そして分厚いメリノウールソックスのおかげで足は大丈夫でした。

下りに入ると大変眠くなってきます。やはり仮眠失敗の影響が出てきました。またも歌を歌って眠気を飛ばします。

Garminがトンネルで「オフコース警告」をしてくるたびに、小田和正の歌声が頭に響き渡ります。

それに釣られて、オフコースの名曲「秋の気配」とかを口ずさみます(全然、秋じゃないし)。

他にも色々と歌ったなぁ。年末にカラオケに行っておいて良かったです。こういうのがあるので単独走でないと恥ずかしいんです(笑)

深夜に23番霊場である薬王寺の前を通ります。ライトアップされた瑜祇塔が大変綺麗だったので、足を止めて撮影してたら2人ほど通っていきました。

この山の中のパートは星が綺麗で、一人で走るのがとっても楽しかったです。

道路標識と気温表示が出てきました。氷点下ですので、登りで汗冷えしないようにインナーローでノタノタと進みます。

やはり前半の汗冷えで落ちた調子が戻るまで2時間ほどかかりましたので、心拍は140を越えないようにして汗は避けます。

この辺はずーっと寒くて、平坦なところだと心拍が120に届きません。とても眠いこともあって、一番辛いのがこの区間でした。

同じタイミングでedge800の温度計を見ると、走行風がある分、若干低めのマイナス3度を指しておりました。

積算距離はこのマキノ号のものですが、このBRM中に2000kmは越えそうです。まだまだ走行距離少ないですね。

コンビニに立ち寄るところで、ぜっとさん&がんちょさんの編隊とお会いすることもありましたが、とても今の私の調子だと2人について行くのは厳しい感じ?

140km走って牟岐町のあたりからは海岸線がメインになるので、調子もあがってくるでしょう。

海沿いに南下していると、朝5時半ぐらいに先頭が折り返してたのとすれ違います。圧倒的な速さには驚くばかりです。

6時半ぐらいになってくると夜も明けてきました。明らかに気温も上がってきて、調子もあがってきます。

スタート前から引きずっていた変な筋肉のハリとか膝の違和感は、この辺ではあまり感じずに快調に走れるようになってきました。

下ハンドルを握って加速して、200km折り返しの室戸岬の日の出に間に合うべく飛ばします。

四国といえば弘法大師ですな。この辺は得意な完全平坦区間ということもあって、快調に走れてました。

そろそろ室戸岬が見えてきますよ~。そういえばなにげに初の高知県上陸だったような。これで四国は全て制覇です。

スタッフのお二人がフォトポイントの室戸岬に来ておりました。通過証明という事で風見鯨のところで記念撮影。

もう8割の人が折り返していったとのことです Σ(゚д゚lll)ハエーー

「この時間ならばPC2のコンビニ向かいのホカ弁が開いてるかも。ただ正月休みの可能性あるよ」という情報を得ました。

残念、8時になっても正月休みのようで営業はしておりませんした(泣)

ちょっと先のポイントで記念撮影。正直、もっと良い室戸岬の撮影ポイントがあったのですが、すっかりスルーしてしまいました。

折り返しのPC2に向かいます。うーん、久しぶりの市街地が新鮮に感じますわ。

折り返しのPC2であるスリーエフ室戸店には8時前に到着しました。貯金は2時間あるから、完走は大丈夫だとは思うけど。

遥か前に到着したと思われる田村編集長がまだ居りました。ぜっとさん&がんちょさんともここで再会しました。

ここではカップラーメンとかをガッツリと食べていくことにしましょう。

シンプルな造形が美しいVIVALOのクロモリフレームのオーナーの方に自転車がカッコイイので、お願いして撮影させて頂きました。

この先のPC3でもお話させて頂きましたが、私のマキノ号はラグ回りのヒゲが長くてオシャレですね~と、お褒め頂いて嬉しくなりました。

まぁ、この辺のラグ仕上げが綺麗なのは私も大変気に入ってるところです。

VIVALOは関西のフレーム工房ですし、MAKINOは関東中心ですよね。こういう地域性が出るのが遠征ブルベ&オーダーバイクの楽しみです。

これまた大変な工夫が至るところに見られるBIKE FRIDAYのバイク。

ハブダイナモ+E3Tripleライトに上方への光をカットする庇が追加されていたり、至る所で見所一杯の大変愛情の注がれたバイクです。

いいなぁ、BIKE FRIDAY…折りたたみとか小径車も一台欲しいんだよな~とか言ってると、すぐに回りが唆してくる環境なものですから、うっかりと呟くことも出来ません(笑)

PC2を出て折り返しますが、それなりに調子も回復していてコース的にもほぼ平坦ですから、編集長にも何とかついていけそう、ってな訳で2人で海岸線を進みます。

暖かくて天気もよく、恐れていた向かい風にも殆ど出会いません。こりゃ、天候的には非常に恵まれたブルベだな~。

夫婦岩のところで停車して写真を撮る合間に、ジャケットやインナー手袋、フェイスカバーなどを外して軽装になります。

海沿いはほぼ日向ですが、暖かくて最高に気持ちよいです。ツーリングはこうありたいものです。

普通の400kmブルベの場合、折り返しからが真っ暗で気持ち的には大変なのです。

でも、夜20時スタートだと前半のナイトランを越えてしまえば、折り返しコースでも明るいので風景が違って見えて新鮮です。

編集長を待ち構えて後ろからパチリと一枚。いやぁ、絶景でございますわ。

この海岸線沿いにある休憩場所にて、きんぢさんが日向で気持ちよさそうに仮眠しておられました。

道の駅 宍喰は9時半ぐらいに立ち寄ったら、レストランや温泉はまだ営業してないとのこと、残念。

とりあえずどこかでご飯食べましょう!ということになり、先に進んで徳島県に戻ってきました。ここまでで250kmほど走行かな?

香川、徳島はローソンばっかりでセブンイレブンが珍しいので、セブンイレブン海陽町宍喰店に立ち寄ります。

ブリーフィングでも説明がありましたが、ここが室戸まで向かう場合の最後のコンビニになります。この先の室戸まで50kmはルート上にコンビニはありませんでした。

スイーツ要素が欲しかったので、シュークリームとか青リンゴ水とかヨーグルトを補給します。久しぶりなんでセブンカフェも。

コンビニの裏手がこんな海岸になっていて大変綺麗です。ブルベで無ければここでのんびりしたかったw

さて、宍喰から先はまたちょっとした丘越えもありますし、唯一の往路と復路で異なるルートを通る南阿波サンラインの勾配区間が待っています。

そんな訳でオールマイティに速い編集長とはとは、ここでお別れでございます~。

単独走になった直後から、お腹の調子がイマイチです。急を要する感じではないですが、トイレを求めてコンビニに駆け込みます。

しかし、なんと和式のみでございました。えっと、ビブタイツを着用していて、シューズカバーを付けた状態だとちょっと…無駄なタイムロスをしました。

坂の前に焼け石に水な軽量化をしたかったのですが…南阿波サンラインに入ります。

直前にシューズを脱いでつま先にセットしたカイロを取り出します。Twitterで様子を見てみましょう。

ぶる(F)さんは1時間前にローソンのイートインでうどんを食べてるので、既に勾配区間を抜けて余裕で先行してるっぽい。

ぜっとさん&がんちょさんペアはいま、そのローソンでうどんを食べているところのようなので、私がちょっとだけ先行かな。

とりあえずぜっとさん&がんちょさんコンビに追いつかれない事を目標に唯一の山岳ポイント(といっても標高200mほど)を走って、フォトポイントの展望台を目指します。

全般的に傾斜はゆるやかで走りやすい。たまに走り屋っぽいクルマが凄い勢いで飛ばしていくのを除けば、快適な道路でした。

ところどころにサルが一杯居ました。注意して近づいて、何とか1匹を写真に納めることに成功!

このルートは絶景に継ぐ絶景で、まさに「絶景の国、四国 (c)水曜どうでしょう」って感じ。交通量も少なくて記念撮影はしやすかったです。

しばらくボーっとしていたい気持ちに駆られますね。しかし、まだ140kmは走らないといけないのですよ~。

目指す通過チェックの展望台は第一展望台です。上の写真は第二展望台だったかな。どこも南国雰囲気でした。

第一展望台の直前には唯一ともいえる10%勾配が現れます。ここを越えれば、あとはしばらく下りです。

第一展望台に無事到着。スタッフの方に記念撮影スポットを教えてもらって、通過チェック記念撮影(277km地点)。ずっと出走者にクルマで随伴している主催者には本当に感謝でございます。

ちなみにマキノ号、今回のブルベ出走に合わせてバーテープをDedaの柔らかいものに交換してました。このクッション性と25Cタイヤの乗り心地のおかげでずーっと快適でした。

それから400km以上のブルベで付きものだった、お尻の痛みがあまりありません。メンタームを塗ったのは道中で2回で済みました。

理由はよく分からないんですが、その後の体のダメージもたいしたことありません。ようやく、この自転車の乗り方にも慣れてきたって事ですかね。

看板の案内図にあるように、海岸線にジグザグに走っている赤いのが今通ってきた南阿波サンラインです。

昨晩はやや内陸よりの鉄道添いに通っている道を通りました。このコース選択は流石ですね。サンラインを夜中に通っても真っ暗過ぎて怖いし、海も見えないですし。

展望台から下を見るとプライベートビーチ状態の湾が見下ろせます。

自分の中では山場だった277km地点の通過チェックを越えて、さてさて完走目指して残りも走りますよ。


 

ブルベ・自転車イベントの最新記事8件