3M 表面保護用テープ #331 でフレームを保護する

2015年の7月以来乗っているCervelo R3の2015年モデルですが、フレームを保護するためのテープを貼って運用してました。おかげで1年半経過した現在もフレームは綺麗なままです。

コンポ載せ替えの際して、全部バラして保護テープを剥がしてみました。フォークのあたりは綺麗なままです。

保護テープを剥がすとダウンチューブもご覧の通りの輝きです。ちょっとしたスリ傷などで光沢が失われていくのが常ですが、保護テープのおかげで綺麗な状態を維持できています。

そんな訳で保護テープを張り直していきましょう。まずはフレームは綺麗に脱脂します。表面を綺麗にしておかないとテープがきっちり貼れません。

保護テープは3M スコッチの表面保護用テープっていう製品を使います。左が薄手のものが#332、右がフレーム保護に丁度良い厚みの#331です。

#331は厚さ0.07mmで塩化ビニルのフィルム、#332は厚さ0.065mmでポリエチレンのフィルムです。厚さでは大差なさそうですが、実感としてはもっと差があるように思います。

素材の特性としてもコシのある塩化ビニルの#331は作業性がよいのですが、ペナペナのポリエチレンの#332は作業しにくいです。という訳でロードバイクのフレーム保護なら#331がオススメです。

この保護テープですがAmazon以外では東急ハンズに置いてますが、ホームセンターなどではあまり見かけないです。

作業は大きな面積の部分を覆うようにテープを引っ張りだしてハサミでカット。粘着面にゴミなどが付着してなければ、何度も貼り直しが可能です。

気泡が入らないように均等に貼り付けていくんですが、これが非常に難しい。黒いフレームだと気泡がどうしても目立ちます。上の写真はある程度貼った状態ですが、拡大してみてみると気泡があちこちに入っていることが分かります。

各チューブに貼り付けていくのですが、慣れていれば2時間ぐらいで全部貼り終える事が出来るでしょうか。適度にハサミを入れてフレームに巻き付けていきます。

このテープの粘着力ですが、表面が綺麗な平坦であればぴっちりと張り付きますが、糊は弱くて剥がしても糊が残るということはまずありません。むしろ粘着力が弱くて、曲面などには上手く沿わせないと剥がれてきます。

フォークおよびフレーム全体に保護テープを巻いた状態。写真だとアラが目立たないのですが、全体に気泡が入っちゃうのはどうしても避けられません。

正直、見た目はあんまり良くないです。止まっている状態で見るとフレームの美しさはスポイルされちゃってますが、走っている時ならまず気がつかないでしょう。

気泡は馴染んでくると抜ける場合もありますが、どうしても気泡が抜けない部分もありますので最初の貼り方が肝心。特にアウターケーブルが擦れるヘッド回りは念入りに貼りましょう。

ここまでバラしておいて作業性がよい状態じゃないと、保護テープはキッチリ貼れないと思います。落ち着いて丁寧に作業しましょう。

フレームを綺麗に保つためのテープを貼ったらフレーム自体の美しさがスポイルされるのは本末転倒な気もしますが、白いフレームとかだとテープの気泡が目立たないと思うので、自分の自転車のカラーを考えて施工するのがよいかと。

ダウンチューブの下側とかチェーンステーだけとか、フォーク、ヘッド回りなど傷が付きやすい部分にだけ貼るってのもよいですね。

バーテープも剥がして巻き直しをするのですが、剥がした後の糊がハンドルにびっしりと。こんなに糊が強いバーテープは初めてだった。ラベル剥がしを噴射して、指でこすってようやく落としました。

使っていたバーテープはデダのミストラルっていうバーテープ。見た目が良くてお気に入りだったんですが、剥がしてみてビックリ。次も使いたかったんだけど、これじゃ躊躇しちゃうなぁ。

自転車の最新記事8件