鳥坂まんじゅう

連続でうどんばかりを食うのもアレなので、水曜どうでしょうの四国八十八ヶ所巡り3で藤村Dが「甘気を感じる」と立ち寄った鳥坂まんじゅうに行くことに。場所は国道11号を西に向かって走って、弥谷寺のあたりの三叉路の角にあります。目立つのですぐに分かります。

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お店の外見はこんな感じ。普通のまんじゅう屋であり、水曜どうでしょうの甘味魔王の藤村Dが感じたという甘気は私には分からず。藤村Dが「35個買っちゃった」と車内に戻ってきて、5人で一気に食べつくすというシーンがあるのですが、なぜに35個? 35個ってお値段はいかほど?

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なんと35個で1000円! ヽ(´ー`)ノ

小ぶりな酒まんじゅうでありますが、非常に安いといえよう。14時半ぐらいに行ったのですが、蒸して暖かい饅頭が出てきました。同行者が10個、俺が17個を購入し、車に戻ると先に食べていた同行者が、めちゃくちゃ美味いッスよ、これ!とモリモリ食べている。

ここにくるまでにうどん屋を4軒回っているんでお腹は一杯なのですが、暖かくフカフカな饅頭を見ると食べないわけにはいかない。皮からは酒種のいい香りがして、中は甘みを抑えたこしあんである。まだ暖かくて少々塩気のある皮がフカフカで、サラリとしたこしあんが絶品である(´?`)

藤村Dの四国紀行文にも触れられているのだが、このまんじゅんは全然日持ちしないのである。出来立てのフカフカを食べるのが基本で、それが冷めてしっとりする3時間後ぐらいまでが限界。それを超えるとどんどん硬くなってしまうらしい。

個人的には「こんな美味い饅頭は初めて食った!」というぐらいに感動したので、店に戻って店員さんに「お土産にしたいんですが、どのくらい持ちます?」と聞いてみる。店員さん曰く、買ったその日が限度ということです。東京に帰るのは明日だから、冷めるにしても少しでも出来立てのが欲しいのが人情である。

そんなわけで「明日また来ます」と店員さんに営業時間を確認する。土日になると午前中で売り切れてしまうこともあるそうだ。これだけ美味くて安いなら納得だ。

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そんな訳で翌日に35個入りを購入。このつやつやとした輝く饅頭は食べ始めると止まらないんですヨ。これは東京に持ち帰ってきてから撮影したので皮が硬くなってます。蒸せば復活するかな?

うどんは流石にもう何回も来ているので衝撃は受けないのですが、この饅頭にはビックリ。しかも真の美味さを知るには、出来立てでないとダメというあまりに厳しい食べ物なのだ。香川といえばサラリとした甘さの和三盆糖という上質な砂糖がありますが、この饅頭のさりげない美味さはそれと関係あるのかな?

まぁ、理屈はともかく、とにかく美味しいので香川に行ったときは是非足を運んで、現地にて出来立ての美味さを体験してくださいまし。


 

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