痛みが出てから半年、治療開始から3ヶ月でようやく足の親指の裏に出来たウイルス性のイボが取れました。ようやく痛みから解放されてうれしい限りです。
※治療している時の患部の画像が出て来たので貼ってみました。苦手な人も居ると思うので注意!(2018年6月)
これまでの治療に至る経緯について、まとめておきましょう。
【初期:魚の目と勘違いしてた!】
足の親指の裏の真ん中ぐらいのところの皮膚が堅くなって、違和感を感じたのが最初です。これがだんだんと歩くときに気になるようになってきて、ついには痛みを伴うようになりました。
過去にこういう症状を経験したことが無かったので、これが世に言う魚の目って奴だな、と思い込んでました。この頃はたいして痛くもなかったので、特に治療しようとか考えずに数か月が経過したのであります。
夏になったあたりで、歩いている時の痛みがだんだんと気になるようになってきたきました。こりゃ治療したほうがよさそうだ、とネットで魚の目のことを調べてみたら、イボコロリという塗り薬やスピール膏という貼り薬で、魚の目の周囲の皮膚を柔らかく削り取る事で自分で治療が出来そうだと判断する。
【自己治療:生兵法は怪我の元】
さて、痛みも気になるので薬局でスピール膏を買ってきて魚の目に貼ります。2日ぐらいで皮膚が真っ白にふやけて柔らかくなりましたので、皮膚をカミソリで削いでいきます。これを繰り返して魚の目の芯が取れれば治療完了らしいのですが、なかなか芯らしき所に到達しません。ちなみにふやけた皮膚なので削いでも痛くはないです。
結局、繰り返しスピール膏を張って3週間ぐらい自分での治療を試みますが全く効果はありません。痛みも増すばかりなので、ここで自己治療は諦めて皮膚科に通う事に。
医者の初診にて、この痛みが魚の目ではなくウイルス性のイボであることが判明しました。しかも、自己治療で柔らかくなった皮膚を削ったことで、イボのウイルスを拡散させてしまったようで、親指の付け根にも小さいイボが沢山出来かけていることが判明。
この小さいイボが5個増えたことで、この後の痛みはより厳しいものになるのでした。
【皮膚科通院:イボを液体窒素で凍らせる】
まず魚の目ってのは、足に合わない靴などで足の皮膚が擦れて固く角質化し、それが大きくなってくると痛覚を刺激して痛くなるものです。なので靴を変えたりすると治ったりしますし、少し削ることで対処出来るようです。
ウイルス性のイボはウイルスの働きで皮膚が角質化して痛みが出るものです。当然、足以外にも出来ますが、圧迫されない場所のイボならば痛みもありません。問題は足の裏など圧迫される場所に出来るとウイルスが奥深くに潜り込むため、非常に治療がやっかいなんだそうです。
これを直すには、患部を液体窒素で定期的に凍らせてウイルスを皮膚毎削り取るという治療法を繰り返し実施します。足の裏の場合にはウイルスがなかなか表面に出てこないので何度も何度も根気よく通院する必要があります。
液体窒素のマイナス200度で患部を凍らせる(焼く)のはあまり痛くありませんが、増えてしまったイボを毎週のように焼いて皮膚を削るというのを繰り返していると、以前よりイボは痛むようになりました。ついには歩くのがしんどいぐらいの痛みになり、何もしなくてもズキズキする事もありました。
この治療を初めて二か月が経過しても状態は良くならず、医者には「絶対良くなるから諦めずに」と何度も言われました。保険適用されない治療法としてイボをレーザーで焼き切るとか、抗がん剤を注射してウイルスを殺すという手段がありますが、ここまで大変なら保険適用されなくても他の治療の方が良かったか?と思うようになりました。
【最終段階:自分で更に皮膚を削る】
痛みがなかなか良くならないので、少しでも早く治療が進むように液体窒素で焼いて堅くなった皮膚を自分で可能な限り削って、ウイルスの層が早く表面に出てくるようにしました。皮膚科でも焼く前にカミソリで患部の表面は削ってくれるんですが、もっと削った方がウイルスの層に早く届くんじゃないか?という判断です。
で、上の写真が皮膚を削った後の写真。固く角質化していた皮膚を削いでます。別に痛くはないですが、患部は化膿止めの軟膏を塗って清潔にしておきましょう。
これが効果てきめんだったようで、二回ほど自分で削るようにして医者で液体窒素で焼いて貰ったら劇的に良くなりました。自分で削るようになって二回目の液体窒素治療後に痛みがピタリと止まりました。やっと液体窒素がウイルスに届いて細胞ごと殺せたようです。最終的には かさぶたと一緒にイボの残骸である固くなった皮膚がポロっと取れて完治しました。
上がウイルス性のイボがボロっと撮れたときの写真。これは2018年に追記してますが、6年経った現在、全く再発していません。綺麗に治りました。
自分で再び皮膚削るときにはウイルスを広げる失敗を再び起こさないように、処方された化膿止めの軟膏は毎日ちゃんと塗り込んでました。風呂上りなど皮膚が柔らかくなっているときには入念に塗りなおしたのが良かったようですね。
今回のイボの教訓は、自分の経験のない症状が出たら最初からおとなしく医者にかかるようにしないとダメ!ってことですね。