チューブレス化&リアハブとスポークを交換したEASTON EA90AEROのその後ですが、すこぶる快調なので600kmブルベで使ってみようかと思います。
付いているカセットは1世代前の105グレードのものが投げ売りしてた時に買った物で、11-25と一般的なヤツでございます。組んだ後、何度か走ってなじみが出たところで振れが出てないか再チェックしましたが、特に問題はなかったです。やはり何となく平地での巡航が32hの手組ホイールとかよりも快適な気がします。
クリンチャー用のホイールをチューブレス化したときにありがちなのが、シーラントを入れても1日ぐらいで明らかに空気が抜けているのが分かるような状態になること。これは大体バルブ周りの気密が保たれていないです。一度、組んだ後に水をつけたり石けん水で空気漏れを確認してみるとバルブの根本から出ていることが多いです。
NoTubesのチューブレス化バルブにはOリングが付属していないので、ここに輪ゴムを巻いてしっかりと締めます。後はバルブに石けん水を掛けて空気の漏れを確認しつつ、タイヤ内部からバルブ周りにシーラントが行き渡るようにタイヤを傾けたり揺すったりして、空気漏れで出来る石けん水の泡が出ないようになればOKです。
以前、チューブレス化していたときはこの辺が甘くて2日ぐらいで空気が明らかに抜けているという状態で運用してました。まぁ、日帰りぐらいなら十分持つんで「こんなもんかなー」と思って使っていたんですが、クリンチャーのリムはチューブレス用のリムに比べるとビードの引っかかりが浅く、十分な空気圧が保たれていないとビードが維持できなくなります。これは大変に危険な状態で、下り坂で横方向の力が掛かってタイヤが寄れてリムから外れたら落車確実の大事故になります。
以前、前輪の空気圧が下がってきた時に信号待ちとかでフロントタイヤにグイーっと加重を掛けたら、リムの隙間からシーラントがシャーっと吹き出るということがありました。そのときは空気を足したらその症状は出なくなったので、明らかに空気圧不足でビードの密着度が下がっていたという状況です。この時はバルブ周りの気密が不十分だったのでしょうね。
バルブの気密をちゃんとしたらチューブレスのホイールであるWH-6700と同じぐらいのエア抜けとなりました。具体的には1週間ぐらい放置しない限りは空気が抜けているのが分からないぐらいです。
こちらのタイヤにはHutchson Intensiveを履かせているのですが、日曜日に江ノ島方面まで走りに行くのに境川CRを南下していたら、リアタイヤからプシューっていうシーラントが吹き出る音が聞こえます。見てみたら、上記の様な穴が空いてしまっていて、ここからシーラントが吹き出てサドルバッグやフレームが白く汚れてしまってます。ちょっと様子を見つつ走っていたら数分でシーラントが漏れなくなり、何とか内部から穴を塞いでくれたようです。その後、80kmほど走ったけどタイヤの空気圧は維持出来てました。
こういう目に見える大きな穴はシーラントでは塞がらないことが多いので、今回はラッキーでした。そういえば香川でも同じような穴が空いたけど、この時はシーラント不足で穴が塞がらなかったんだよね。これでシーラントに救われたのは4回目ぐらいか?
とりあえず自宅に帰ってからタイヤの裏からチューブレス用のパッチを貼って修理しときました。チューブレスで面倒なのが、タイヤを外した後にポンプでビードが上がるかどうか?ですが、ちょっと格闘して石けん水を使ってみても脈がなさそうならCO2ボンベで一気に空気入れてビードを上げてます。結局、長い間格闘するより手っ取り早いんですよね。
CO2ボンベだと全く苦労なく一発でビードが上がるのが便利なんですが、1回の作業で250円のボンベがパーになるんだよね。ポンプでビードが上がるかどうかは五分五分ってところかな。