今日は休養もかねてマッタリと今治から道後温泉に移動するだけにしましょう。幸い海沿いの平坦路を50km強走るだけですし。
ホテルをチェックアウトしたら来島海峡大橋たもとのサンライズ糸山の中にある風のレストランに島の朝ご飯を食べに行きましょう。時間は8時半ぐらいでしたが、ここに泊まっている人たちは既に出発したようなので、一人で貸し切りモードなのです。レストランではゆっくりとさせて頂きました。
島の朝ご飯(600円+フリードリンク180円)。アジの干物ってうめぇ、野菜も美味しい、味噌汁も……やっぱり日本人っすな。そして何歳になっても牛乳でお腹を壊さない大人で居たいモノです。
館内にはGIANTの自転車などが展示してます。今日も平日だけど、大勢がレンタサイクルで出かけていきました。今日も暑そうだけど、いいサイクリングになるといいねぇ。
さて、俺の予定ですが松山に予約したホテル泰平のチェックイン時間は14時。ここから50kmで到着するから、途中のお昼ご飯を計算に入れても3時間半ぐらいってことか。うーん、ちょっと大島見学でもしてくるか。
可能なら道の駅から出ている急流観測船に乗りたいもんだが、平日10時の便はどうも乗る人が居なくて11時からになるようだ。45分のクルージングだから12時まで掛かったとするとそれじゃちょっと遅すぎるので諦めめましょう。
とりあえず時間つぶしで大島観光でもするかーと、朝、コンビニで3冊目を購入したサイクリングチケットで来島海峡大橋をまた渡る。
今度はしまなみ海道の誘導ルートは外れて島を外周沿いに回ってみましょう。人が殆ど来ないし、車もあまり通らないので静寂の世界です。うーん、こっちの方がいいかも…距離は長くなるけどな。
またもや今治造船のタンカーでテンションが上がってきます(笑)
結局20kmほど島の中をダラダラと走って、10時半ぐらいから松山・道後温泉に向けて出発します。
途中、こんなスクリューが街のモニュメントとして飾ってありました。ほんと造船が一大産業なんですな。
急ぐ必要はないので、まったりと道程を楽しみます。今度は四国の左上の端あたりを移動なので、何かすると右手側が海ですね。
道の駅で休憩ー。天気は非常に良いので水分補給は怠らないように。
お、痛ジャージのローディー発見。俺も戦闘妖精雪風の痛ジャージとか販売されたら買うのに。でも、それってあまり痛くないか?
さて、松山に近づいてきて13時ぐらいとなりました。あー、もうお昼タイムでございます。何か松山のお薦めはないか?とFacebookで質問したところ、鯛めしはどう?っていう提案があり、そこから調査してみたら丁度通り沿いに「松山の地元の人が県外からのお客様を迎えるときに使う定番のお店」というのがあるようだ。で、通り沿いだったはずなのに見落として通り過ぎたので、戻ってきたところです。
その店は海鮮北斗。どうも大きすぎて気が付かなかったんでしょうか?俺。もの凄い店構えで、カラフルなサイクルジャージで入るのは勇気いるなぁ。
カウンターならあっさりと着席できまして、目の前に大きな生け簀がドーンとあります。
日替わりは魅力ですが、炊き込んだタイプと刺身をのせるタイプの二種類の鯛飯が楽しめるという「鯛めし媛膳」をオーダーしましょう
食べ方を教えてもらって、そのようにやってみましょう。まずは玉子とタレの入った鉢にネギとゴマを入れて混ぜます。
おもむろにそこに刺身を入れて軽く混ぜます。
白いご飯の上にのせて、ワサビとノリを乗せて食します。ホフー、魂が抜けるようだ。
もう一つの鯛の炊き込みの方もあっさりと上品な味で、なんて言うかな、今日はもう走るのが嫌になってきたよ。美味しくてボーっとしてしまいまして、テンションは落ちます。宿まであと10km圏内で助かったでゴザルよ。
そんな訳で14時すぎに松山市街に入ります。なんだかんだで今日の走行距離は80kmだから、いつもの週末の朝練ぐらいの走行距離ですね。
お、路面電車にテンション復活!いいねぇ、松山。
今治もそうでしたが、歩道内に自転車走行帯があります。このタイプ、面積を食うわりには実効性はイマイチな気がします。やはり片側一方通行に徹したほうがイイと思うけど、行政がある程度自転車の事も考えているっていうのは良いことですね。
今治でもそうですが、電車があまり発達していない地域での学生の足はやはり自転車になります。東京周辺では自転車で登校する高校生とかあまり見かけないですが、地方では当たり前の風景ですね。今回は平日の朝に自転車移動が多かったので、何度も見かけましたよ。
とりあえず14時半ぐらいにホテルにチェックインして、こざっぱりとしたらサイクルジャージはコインランドリーに突っ込んで、普通の格好&メガネにノーヘルで市内観光します。
夕暮れの路面電車は絵になりますね。
ビジネス中心に回っている高松に比べると、ウチが歴史ともに四国No.1だと言わんばかりの風格がある松山です。
道後温泉駅に到着。チャリで夕涼みしながら市内を軽快に走るのは、また違った楽しみがあるんだよね。この自由さが自転車旅の良いところです。
道後温泉本館。
ちょいと坂を登って、夕暮れの階段の下で記念撮影。
おお、これが有名な男の夢のビルですな (ノ∀`)タハー
暗くなるまで自転車で回ったら宿に戻って、軽く飲んでから徒歩と路面電車で市内を散策しましょう。
いやぁ、レトロな感じでよいですね。路面電車はバス感覚で使えるので優秀な都市交通機関として世界的に見直されていると思うんですが、東京とかも上り下りが大変な地下鉄を止めて路面電車にしませんかねぇ。でも、自動車優遇がいろいろなところで極まってるから無理かな?
料金は150円。ICOCAっぽいマークがあるので、SUICAも使える?って聞いてみたらNGとのこと。一回150円なので3回乗るなら1Dayパス(400円)の方がお得ですナ。
夜の道後温泉本館。いやぁ、一杯です。混んでいる風呂が嫌いな私はホテルの大浴場で十分ですよ。
温泉の商店街もこんな感じで本当に平日か?というぐらいに湯治客が一杯です。なるほど、これが一流の観光地というものなのですな。
自転車旅は楽しいけど、一人で来るのは寂しいな…と、妙にしんみりした休養日でした。